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*戦極姫3 ~天下を切り裂く光と影~ 【せんごくひめすりー てんかをきりさくひかりとかげ】 |ジャンル|本格戦国シミュレーション恋愛アドベンチャー|&amazon(B005QJ6L3U)|&amazon(B005QJ6LGM)| |対応機種|プレイステーション・ポータブル|~|~| |発売・開発元|システムソフト・アルファー|~|~| |販売元|イエティ|~|~| |発売日|2012年3月29日|~|~| |定価|通常版:5,800円&br()限定版:7,800円|~|~| |判定|なし|~|~| |>|>|CENTER:''戦極姫シリーズ(家庭用)''&br()[[初代>戦極姫 ~戦乱に舞う乙女達~]] / 2 / ''3'' / 4 / 5 / 7| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 日本史女性化SLG『[[戦極姫>戦極姫 ~戦乱に舞う乙女達~]]』シリーズ第三弾のCS移植版。その後要素を追加してPSVitaにも移植された。~ シナリオやキャラ設定が大きく刷新され、前作までとはかなり違った物語が展開する。~ また、CS移植に伴ってメディアミックスも広く行われた。中には「萌え大吟醸酒・熟成純米酒」などという珍品((「萌え二次」でも萌え梅酒という企画があった。))も。 //**ストーリー //力が全ての下克上~ //~ //『応仁の乱』に端を発する足利将軍家の衰退により~ //朝廷の権威が失墜し、武力がすべてとなった戦乱の時~ //代、全国各地の群雄が割拠し、天下統一を目指して覇~ //権を争い鎬をけずる。~ //室町幕府まで続いた貴族主義の伝統と価値観は崩れ去り、"武略と知略があるものが天下に名を上げる"~ //世の中で、人々は強者に付き従うようになっていく~ //~ //(公式サイト「あらすじ」より) // //**戦極姫とは!? // 戦国時代の世界を舞台としたシミュレーションゲーム(SLG)と、個性豊かなヒロイン達が登場するアドベンチャーゲーム(ADV)が一つになった、本格派戦国SLG+美少女恋愛ADVです。 // // 60を超える勢力と覇権を争い天下を掌握せよ!! // // プレイヤーは「織田信長」「武田信玄」「上杉謙信」といった名将の軍師として全国67国に立ち塞がる数多の戦国大名や豪族達と合戦を繰り広げ、天下統一を目指します。 // // 治水開墾や楽市楽座などの内政で領国を豊かにして兵力を蓄え、軍団を編制し敵国へと攻め込み、また、時には他国と同盟を締結し自国の領土を広げていきます。 // // 敵となる他勢力の行動は独自の思考を搭載したCPUによって制御され、戦況に応じた的確な判断は、まるで意思を持った他のプレイヤーと戦っているような手ごたえが味わえます。 // // 「どの城を攻め、どの城の守りを固めるか?」、プレイヤーの思い通りに遊べるシミュレーションゲームならではの自由度の高さが、飽きること無いゲームの面白さを与えてくれます。 // //(公式サイトより) //公式サイト丸写しは不要だと思うので一旦アウトにさせてください **特徴 前作までと同様に天下統一を基にした歴史シミュレーションパートと恋愛アドベンチャーパートからなる。 -歴史シミュレーションパート --ターンは1年4回で四季単位に行われる。1ターンは更新フェイズ、軍備フェイズ、政略フェイズ、作戦フェイズ、合戦フェイズの5フェイズからなる。各フェイズで行えるコマンドは必要CPが決まっている。 ---更新フェイズは武将の登場、災害、季節のイベント、疫病などのほかアドベンチャーパートが始まりシナリオの進行が行われることもある。 ---軍備フェイズは徴兵、鉄砲購入、俸禄ができる。徴兵できる兵の数は石高によって決まる。 ---政略フェイズは城の普請、治水開墾、楽市楽座、臨時収入、武将移動といった内政と同盟、武将の引き抜きが行える。「武将に会う」ことでサブキャラのイベントを起こすこともできる。 ---作戦フェイズで計略や作戦命令を決定し、合戦フェイズで野戦や攻城戦が行われる。 --コマンドの実行は、ターン開始時に与えられるCPのポイント数の内で行われる。このCPは、君主の智謀の値によって割り当てられる。そのため有能な君主なら多くのCPが与えられ様々なコマンドが実行できる。逆に智謀の値が低い君主ではCPが少なく、あまり多くのことができない。「武将に会う」にもCPを消費するので、君主によってはサブキャラのイベントを見るのが大変かもしれない。 --野戦システム --- -恋愛アドベンチャーパート --SLGパートの進行がフラグになりADVパートが進行する。途中の選択肢によりルート分岐するシナリオもある。 ---- **前作までとの違い -シナリオ・設定の一新 --2は初代のバージョンアップに近かったが、今回の3は全勢力のシナリオが変更されている。 --新シナリオ「三好家」「足利家」が追加。 --新キャラの追加、一部キャラの削除。 --登場武将のキャラ設定やグラフィックが変更。毛利元就がドジなメガネっ子から三人の子の母に、武田信玄に病弱設定が追加、織田信長のデザイン変更など。 -オプションで切腹判定の有無を切り替えられるようになった。 --大名クラスの一部ユニーク武将は、捕縛しただけでは仲間にならない。その後に起きるイベントで正解の選択肢を選ぶと仲間に加わる。 -武将を強化する「アイテム」の追加。信長の野望で言う家宝のようなもの。 --アイテムはデフォルトでいくつか持っているほか、戦に勝利して城を占領すると入手出来る場合がある。 -合戦システムの変化 --大将の設定や無血開城システムなど、戦略性が増している。 -その他難度設定など細かい追加点がいくつもある。 **評価点 -前作までの不満点の解消 --テンポの悪さや戦闘バランスの改善、メディアインストールによるロードの短縮など今まであがっていた不満点をちゃんと潰していっている。 --キモとなる合戦も改善。ZOC導入や広めの戦場など、メインとなる部分として上々の出来。 -女性キャラの増加 --差し替えも含め前作から大幅に増えた。一部批判されたキャラがいたものの殆どは好評。 --特に織田信行は前作までの序盤で成敗される小悪党から小悪魔ぶりが魅力なシリーズを代表する人気ヒロインにまでなった。 **賛否両論点 -合戦の作業感。 --野戦で無血開城させれば面倒な城攻めをせずに済むが、その野戦に持ち込むには相手と同等~やや少ない兵力で攻め込む必要がある。領地が広がってくるとこれをやるのは面倒くさく、結局、兵50の武将をたくさん作って「包囲」連打、という作業になる。 -一部キャラのリストラ --村上水軍の生き残り「村上さん」やデュクシーなど、一部の武将は今回未登場(村上さんは別の男性武将に差し替え)。ネタ分の強いキャラは省いたのだろうか。 --モブ武将のパターンを増やすくらいなら、彼女らにも出番を…。 -シナリオの増加 --こちらも前作から隠しシナリオを含めて10種類に増えたがそのせいか個々のボリュームが薄くなってしまった。 --シナリオによっては分岐の後は終盤まで全くイベントが起こらなくなる。 --その事に批判があったのか次作の4はキャラ、シナリオの数を減らしそれぞれのイベントを濃密にする方向にした。 **問題点 -ロードやイラスト表示に関し、僅かだがラグが発生する。 --PSPの作品の常でありSSα作品の常だとはいえプレイするにあたりテンポが落ちる。 -疫病が異常に発生する。 --ほぼ毎ターン疫病が発生する。敵味方問わず発生するため自分にだけ降り注がない災害だが、1400万石がクリア指定されているのに毎ターンのように戦力や国力が落ちていくのはストレス。 --オリジナル版やPSVita版では改善されており、明らかにPSP版における不具合。 -上記二つに対し些細な事だが、2箇所だけ移動出来るはずの経路が表示されていない。 --該当地域は大和国の十市城と高取城の間ならびに、大隈国の加治木城から薩摩国の長野城の間。どちらも移動可能。 **総評 初代からすると雲泥の出来だが、この水準のSLGは決して珍しくはなく、凡ゲーといったところである。~ 初代がこの出来で順調にステップアップしていったのなら、三作目四作目は確実に良作なのだが……。~ つくづくスタートでの失敗が悔やまれるシリーズである。~ なお、PSVita版は追加シナリオや武将が有料DLCになっており、ミニゲームも追加されている。
*戦極姫3 ~天下を切り裂く光と影~ 【せんごくひめすりー てんかをきりさくひかりとかげ】 |ジャンル|本格戦国シミュレーション恋愛アドベンチャー|&amazon(B005QJ6L3U)| |対応機種|プレイステーション・ポータブル|~| |発売・開発元|システムソフト・アルファー|~| |販売元|イエティ|~| |発売日|2012年3月29日|~| |定価|通常版:5,800円&br()限定版:7,800円|~| |判定|なし|~| |>|>|CENTER:''戦極姫シリーズ(家庭用)''&br()[[初代>戦極姫 ~戦乱に舞う乙女達~]] / 2 / ''3'' / 4 / 5 / 7| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 日本史女性化SLG『[[戦極姫>戦極姫 ~戦乱に舞う乙女達~]]』シリーズ第三弾のCS移植版。その後要素を追加してPSVitaにも移植された。~ シナリオやキャラ設定が大きく刷新され、前作までとはかなり違った物語が展開する。~ また、CS移植に伴ってメディアミックスも広く行われた。中には「萌え大吟醸酒・熟成純米酒」などという珍品((「萌え二次」でも萌え梅酒という企画があった。))も。 //**ストーリー //力が全ての下克上~ //~ //『応仁の乱』に端を発する足利将軍家の衰退により~ //朝廷の権威が失墜し、武力がすべてとなった戦乱の時~ //代、全国各地の群雄が割拠し、天下統一を目指して覇~ //権を争い鎬をけずる。~ //室町幕府まで続いた貴族主義の伝統と価値観は崩れ去り、"武略と知略があるものが天下に名を上げる"~ //世の中で、人々は強者に付き従うようになっていく~ //~ //(公式サイト「あらすじ」より) // //**戦極姫とは!? // 戦国時代の世界を舞台としたシミュレーションゲーム(SLG)と、個性豊かなヒロイン達が登場するアドベンチャーゲーム(ADV)が一つになった、本格派戦国SLG+美少女恋愛ADVです。 // // 60を超える勢力と覇権を争い天下を掌握せよ!! // // プレイヤーは「織田信長」「武田信玄」「上杉謙信」といった名将の軍師として全国67国に立ち塞がる数多の戦国大名や豪族達と合戦を繰り広げ、天下統一を目指します。 // // 治水開墾や楽市楽座などの内政で領国を豊かにして兵力を蓄え、軍団を編制し敵国へと攻め込み、また、時には他国と同盟を締結し自国の領土を広げていきます。 // // 敵となる他勢力の行動は独自の思考を搭載したCPUによって制御され、戦況に応じた的確な判断は、まるで意思を持った他のプレイヤーと戦っているような手ごたえが味わえます。 // // 「どの城を攻め、どの城の守りを固めるか?」、プレイヤーの思い通りに遊べるシミュレーションゲームならではの自由度の高さが、飽きること無いゲームの面白さを与えてくれます。 // //(公式サイトより) //公式サイト丸写しは不要だと思うので一旦アウトにさせてください **特徴 前作までと同様に天下統一を基にした歴史シミュレーションパートと恋愛アドベンチャーパートからなる。 -歴史シミュレーションパート --ターンは1年4回で四季単位に行われる。1ターンは更新フェイズ、軍備フェイズ、政略フェイズ、作戦フェイズ、合戦フェイズの5フェイズからなる。各フェイズで行えるコマンドは必要CPが決まっている。 ---更新フェイズは武将の登場、災害、季節のイベント、疫病などのほかアドベンチャーパートが始まりシナリオの進行が行われることもある。 ---軍備フェイズは徴兵、鉄砲購入、俸禄ができる。徴兵できる兵の数は石高によって決まる。 ---政略フェイズは城の普請、治水開墾、楽市楽座、臨時収入、武将移動といった内政と同盟、武将の引き抜きが行える。「武将に会う」ことでサブキャラのイベントを起こすこともできる。 ---作戦フェイズで計略や作戦命令を決定し、合戦フェイズで野戦や攻城戦が行われる。 --コマンドの実行は、ターン開始時に与えられるCPのポイント数の内で行われる。このCPは、君主の智謀の値によって割り当てられる。そのため有能な君主なら多くのCPが与えられ様々なコマンドが実行できる。逆に智謀の値が低い君主ではCPが少なく、あまり多くのことができない。「武将に会う」にもCPを消費するので、君主によってはサブキャラのイベントを見るのが大変かもしれない。 --野戦システム --- -恋愛アドベンチャーパート --SLGパートの進行がフラグになりADVパートが進行する。途中の選択肢によりルート分岐するシナリオもある。 ---- **前作までとの違い -シナリオ・設定の一新 --2は初代のバージョンアップに近かったが、今回の3は全勢力のシナリオが変更されている。 --新シナリオ「三好家」「足利家」が追加。 --新キャラの追加、一部キャラの削除。 --登場武将のキャラ設定やグラフィックが変更。毛利元就がドジなメガネっ子から三人の子の母に、武田信玄に病弱設定が追加、織田信長のデザイン変更など。 -オプションで切腹判定の有無を切り替えられるようになった。 --大名クラスの一部ユニーク武将は、捕縛しただけでは仲間にならない。その後に起きるイベントで正解の選択肢を選ぶと仲間に加わる。 -武将を強化する「アイテム」の追加。信長の野望で言う家宝のようなもの。 --アイテムはデフォルトでいくつか持っているほか、戦に勝利して城を占領すると入手出来る場合がある。 -合戦システムの変化 --大将の設定や無血開城システムなど、戦略性が増している。 -その他難度設定など細かい追加点がいくつもある。 **評価点 -前作までの不満点の解消 --テンポの悪さや戦闘バランスの改善、メディアインストールによるロードの短縮など今まであがっていた不満点をちゃんと潰していっている。 --キモとなる合戦も改善。ZOC導入や広めの戦場など、メインとなる部分として上々の出来。 -女性キャラの増加 --差し替えも含め前作から大幅に増えた。一部批判されたキャラがいたものの殆どは好評。 --特に織田信行は前作までの序盤で成敗される小悪党から小悪魔ぶりが魅力なシリーズを代表する人気ヒロインにまでなった。 **賛否両論点 -合戦の作業感。 --野戦で無血開城させれば面倒な城攻めをせずに済むが、その野戦に持ち込むには相手と同等~やや少ない兵力で攻め込む必要がある。領地が広がってくるとこれをやるのは面倒くさく、結局、兵50の武将をたくさん作って「包囲」連打、という作業になる。 -一部キャラのリストラ --村上水軍の生き残り「村上さん」やデュクシーなど、一部の武将は今回未登場(村上さんは別の男性武将に差し替え)。ネタ分の強いキャラは省いたのだろうか。 --モブ武将のパターンを増やすくらいなら、彼女らにも出番を…。 -シナリオの増加 --こちらも前作から隠しシナリオを含めて10種類に増えたがそのせいか個々のボリュームが薄くなってしまった。 --シナリオによっては分岐の後は終盤まで全くイベントが起こらなくなる。 --その事に批判があったのか次作の4はキャラ、シナリオの数を減らしそれぞれのイベントを濃密にする方向にした。 **問題点 -ロードやイラスト表示に関し、僅かだがラグが発生する。 --PSPの作品の常でありSSα作品の常だとはいえプレイするにあたりテンポが落ちる。 -疫病が異常に発生する。 --ほぼ毎ターン疫病が発生する。敵味方問わず発生するため自分にだけ降り注がない災害だが、1400万石がクリア指定されているのに毎ターンのように戦力や国力が落ちていくのはストレス。 --オリジナル版やPSVita版では改善されており、明らかにPSP版における不具合。 -上記二つに対し些細な事だが、2箇所だけ移動出来るはずの経路が表示されていない。 --該当地域は大和国の十市城と高取城の間ならびに、大隈国の加治木城から薩摩国の長野城の間。どちらも移動可能。 **総評 初代からすると雲泥の出来だが、この水準のSLGは決して珍しくはなく、凡ゲーといったところである。~ 初代がこの出来で順調にステップアップしていったのなら、三作目四作目は確実に良作なのだが……。~ つくづくスタートでの失敗が悔やまれるシリーズである。~ なお、PSVita版は追加シナリオや武将が有料DLCになっており、ミニゲームも追加されている。

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