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*ユニバーサル・スタジオ・ジャパン・アドベンチャー 【ゆにばーさる・すたじお・じゃぱん・あどべんちゃー】 |ジャンル|アドベンチャー|&amazon(B00005TODZ)|&image(USJ.jpg,width=160)| |対応機種|ニンテンドーゲームキューブ|~|~| |発売元|ケムコ|~|~| |開発元|ズーム&br()ナイアデジタルワークス|~|~| |発売日|2001年12月7日|~|~| |定価|6,800円(税別)|~|~| |プレイ人数|1~2人|~|~| //|セーブデータ|個(使用ブロック数:1)|~|~| |判定|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~|~| |ポイント|再現するところを大きく間違っている&br()力を入れるところも間違っている&br()購入層にあっているか疑わしいクイズ&br()''「お前はもっと映画を見ろ!」''&br()ユニバーサルスタジオ%%アドベンチャー%%''クリーナー''|~|~| |>|>|>|CENTER:''ユニバーサル・スタジオ・ジャパン'' : ''GC'' - [[PS2>ウェルカム・トゥ・ユニバーサル・スタジオ・ジャパン]]| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 実在するテーマパークである『[[ユニバーサル・スタジオ・ジャパン>https://www.usj.co.jp/]]』での1日を擬似的に体験することができるアドベンチャーゲーム。~ アトラクションはミニゲーム形式になっており、クリアするとスタンプがもらえる。各アトラクションを回ってスタンプカードを埋めるのが目的となっている。~ 海外では『Universal Studios Theme Parks Adventure』というタイトルで発売された((内容自体は日本版とほぼ同じ。ちなみに北米版は日本版の発売から約10日後に発売されたが、欧州版は翌年の3月に発売された))。 **システム -行列と帽子 --待ち行列がある場合、&font(b,red){アトラクションに入ることが不可能}。 ---行列は待っていても引くことはないため、アトラクションを楽しむには各アトラクションごとに用意されている帽子(行列を無視して遊べるようになるアイテム)が必要になる。 --帽子をもらうには「ポイント」が必要であり、「アトラクションをクリア」「パーク内にいるユニバーサルキャラと握手」「スタンプカード用の文字を拾う((場内に”UNIVERSAL STUDIOS”の各文字が落ちているのでそれを拾う。))」「ゴミ拾い」という行為を行うことによってポイントを貯めていく。 **問題点 ***根本的な問題点 -ポイントを溜めて帽子を手に入れるのが苦行でしかない。 --「ゴミ拾い」以外は運が絡んだり、回数制限があるものがあるため結局''「ゴミ拾い」''を最初に行うことになる。 ---何故USJに来て清掃員の疑似体験をしなければならないのだろうか。 -園内でのカメラワークが悪いため、奥の通路がわかりにくく迷いやすい。 --そもそも初期の[[BIOHAZARDシリーズ]]のような、フィックスのみの(一部パンあり)カメラにしたのが問題。画面奥の方となると通路はおろかゴミも非常に見づらい。 ---これが360度カメラ操作可能で自由に見渡せるものであれば、評価はかなり違ったかもしれない。 --最初の内はゴミ拾いによるポイント稼ぎをしなければならないという相乗効果もあり移動しにくくストレスが貯まる。 -ゲーム開始時に名前の入力を求められるが、入力できる文字はなんとアルファベットのみ。ひらがなやカタカナ入力は一切できない。 //この時代のゲームなら平仮名カタカナも入力できるのが普通なのに。 //問題は問題だが、これだと書いた人の主観が入っているように感じられてしまうため書き方を少し変更 ***アトラクションについて -アトラクション(ミニゲーム)は10種類と少なく、良いものはあるが全体的に安っぽく質が悪い。実際(当時)のアトラクションと比べても差異が大きい。 --なお、「スヌーピー・サウンド・ステージ・アドベンチャー」「ターミネーター2:3D」が収録されていないが、版権の都合である可能性が高い。 --内容はUSJ開園当時((USJの開園は2001年3月31日))のものをベースにしているため、現在では終了・休演となったアトラクションも多い。 --''アニメ・セレブレーション''は特に厄介。詳しくは後述。 -''ジュラシック・パーク・ザ・ライド'' --自動で走行するジープに乗りながらこちらに迫ってくる恐竜をロックオンレーザーで倒すガンシューティングゲーム。 --的が小さいために連射しても当たりにくい。かといっていちいちロックオンしていると時間がかかり、敵が捌ききれないという適当な調整であるため難易度が高く爽快感がない。恐竜や背景のグラフィックもやる気がないため、原作映画や『[[ディノクライシス]]』のようなスリルもない。 -''バックドラフト'' --消防士となり火災現場から生存者を救出する。操作性とカメラワークが悪く非常にやりづらい。更にステージを進めていくと火災の規模がカオスになっていき、ただでさえ高い難易度が更に上昇する。まさに『[[死ぬがよい>怒首領蜂大往生]]』状態である。 -''ザ・ワイルド・ワイルド・ワイルド・ウエスタン'' --3人の[[ガンマン>星のカービィ 夢の泉の物語]]と画面内の的を撃ちぬき、ポイントが多いほうの勝ちとなる、単純なガンシューティングゲーム。 --リロードによるスキがないため、ショットボタンとリロードボタンの同時押しをしていれば無限に連射できる。そのため難易度は低くストレスはないが、撃つとポイントが下がるものがあるので乱射は避けた方がいい。 --これはまずまず面白い。短いためポイント稼ぎにはもってこいのミニゲーム。 ---原作となったショーは2005年に休演し、西部劇のエリア自体も2006年にすべて撤去され、ワンダーランドへと生まれ変わっている。現在となっては知らない人もいるかもしれない。 -''バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド'' --奥スクロールシューティングのようなゲーム。映画に登場するデロリアンを駆って、ビフに逃げ切られる前に体当たりして時間内に一定のダメージを与えればクリアとなる。 --実際のアトラクションの進行を踏襲しており、オムニマックスのスクリーンに美麗な映像が投射されるアトラクションの迫力には遠く及ばないものの、こちらもまた面白い。 --原作となったアトラクションは2016年に終了している。((現在は、「ミニオン・ハチャメチャ・ライド」になっている。)) -''ETアドベンチャー'' --自転車に乗り、時間制限内にジャンプ台やダッシュプレートを駆使して車や落石や地崩れをかわしつつ宇宙船までにたどりつくレースアクション。何か色々間違ってる気がするが、率直に言うと『[[エキサイトバイク]]』の劣化パクリである。一応最後にETと自転車で飛ぶシーンはある。 --原作となったアトラクションは2009年に終了している。 -''ウォーターワールド'' --5つの方向から水上飛行機の着水シーンを見学できる''だけ''。アトラクションに入場すると、5秒程度の着水ムービー(プリレンダで変に画質がいいためゲームから浮いている)が流れ、それで終了。これもポイント稼ぎにはもってこいである。いくつかミニゲームをクリアすると入場できなくなる。これはスタンプをもらえない。 -''ジョーズ'' --プレイヤーは船の上で、四方から襲ってくるジョーズに船上にある樽などをぶつけ撃退する。船が破壊されたらゲームオーバー。 --特にこれと言って言うこともないゲーム。子供向けゲームということで仕方がないかもしれないが、映画のウリであった鮫のグロテスクな暴れぶりや海上で孤立する恐怖感は一切ない。オルカ号の再現もかなりやる気がない。 ***地獄のアトラクション「アニメ・セレブレーション」 映画知識の問題に答える四択クイズ。制限時間のあいだ3問間違えるまでに10問正解すればクリアとなるのだが… -主演男優や監督等を問う普通の問題もあれば、マニアックすぎる問題まで混じってくる。 --例えば~ 「映画グラディエーターで最初の戦いは何日間続いたか?」~ 「バックドラフトの主人公の父親の仲間で配属先の隊員の名前は?」~ 「ツイスターでショーが小さい頃竜巻にあったのは何年?」~ 「ジョーズの人食い鮫の重さは?」~ 「ハムナプトラのセティ1世は第何王朝の国王か?」~ など、映画を見たりネットで検索したりしてもわかるかどうか怪しい。 -出題される映画の範囲も広く、購入層に合っているかも疑わしい。このクイズはスタンプ集めのためにクリア必須であり、ここで挫折した人もいるだろう。 --しかも''ゲームオーバー時に流れる声「You need watch more movies!(訳:お前はもっと映画を見ろ!)」''が挫折へトドメを刺す。''映画見てもわからないものはわからないんですが…'' --というか''本来のアトラクションや元の作品とは無関係''((申し訳程度にウッディー・ウッドペッカーのキャラが出てくるので完全に無関係ではないが))であり、わざわざここでやるような内容ではない。 -ただし、このクイズは間違えたら正解を教えてくれるので、根気と記憶力(またはメモ用紙)さえあればクリアはできる。 --また、制限時間もポーズを取ると止まるのが救い。とはいえクイズの問題数が多いので、クリアするのにかなり時間がかかる事には変わりはない。 -ちなみにこの地獄のクイズを苦労してクリアすると、15パズル(LEVEL 3×3、4×4、5×5)、マッチゲーム(神経衰弱)が解放されるが割に合っていない。 **評価点 -疑似体験するという内容だけに、パーク内は非常に良く再現されている。 --発売から20年近く経って当時のUSJとの差異もだんだんと大きくなっているゆえ、かつてのUSJに訪れた気分に浸れなくもない。 ---- **総評 ''再現するところと力を入れるところを間違っていた''と言わざるを得ない。~ 一言で言うと完全に運ゲーである。こんなゲームを買うぐらいなら実際にUSJに行ったほうがはるかに良い。~ クイズをマニアックにしてゴミ拾いを強制させるくらいなら、ミニゲームの方にもっと力を入れて欲しいところである。~ ~ 家でもUSJを楽しんでくれという事なのか、USJの物販コーナーにも陳列されていたが、来場した人が帰りに買って家で思い出にひたろうとしたとしても、楽しかった記憶が残念な感じに汚されるだけだろう。~ ---- **余談 -後にPS2で『[[ウェルカム・トゥ・ユニバーサル・スタジオ・ジャパン]]』というゲームが発売された。 --内容は本作と同じく「ユニバーサルスタジオを疑似体験できる」というアドベンチャーゲーム。開発はコナミ。本作に比べるとアトラクション(ミニゲーム)の出来が良く、それなりには楽しめるようになっている。
*ユニバーサル・スタジオ・ジャパン・アドベンチャー 【ゆにばーさる・すたじお・じゃぱん・あどべんちゃー】 |ジャンル|アドベンチャー|CENTER:&amazon(B00005TODZ)&image(USJ.jpg,width=160)| |対応機種|ニンテンドーゲームキューブ|~| |発売元|ケムコ|~| |開発元|ズーム&br()ナイアデジタルワークス|~| |発売日|2001年12月7日|~| |定価|6,800円(税別)|~| |プレイ人数|1~2人|~| //|セーブデータ|個(使用ブロック数:1)|~| |判定|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~| |ポイント|再現するところを大きく間違っている&br()力を入れるところも間違っている&br()購入層にあっているか疑わしいクイズ&br()''「お前はもっと映画を見ろ!」''&br()ユニバーサルスタジオ%%アドベンチャー%%''クリーナー''|~| |>|>|CENTER:''ユニバーサル・スタジオ・ジャパン'' : ''GC'' - [[PS2>ウェルカム・トゥ・ユニバーサル・スタジオ・ジャパン]]| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 実在するテーマパークである『[[ユニバーサル・スタジオ・ジャパン>https://www.usj.co.jp/]]』での1日を擬似的に体験することができるアドベンチャーゲーム。~ アトラクションはミニゲーム形式になっており、クリアするとスタンプがもらえる。各アトラクションを回ってスタンプカードを埋めるのが目的となっている。~ 海外では『Universal Studios Theme Parks Adventure』というタイトルで発売された((内容自体は日本版とほぼ同じ。ちなみに北米版は日本版の発売から約10日後に発売されたが、欧州版は翌年の3月に発売された))。 **システム -行列と帽子 --待ち行列がある場合、COLOR(red){''アトラクションに入ることが不可能。''} ---行列は待っていても引くことはないため、アトラクションを楽しむには各アトラクションごとに用意されている帽子(行列を無視して遊べるようになるアイテム)が必要になる。 --帽子をもらうには「ポイント」が必要であり、「アトラクションをクリア」「パーク内にいるユニバーサルキャラと握手」「スタンプカード用の文字を拾う((場内に”UNIVERSAL STUDIOS”の各文字が落ちているのでそれを拾う。))」「ゴミ拾い」という行為を行うことによってポイントを貯めていく。 **問題点 ***根本的な問題点 -ポイントを溜めて帽子を手に入れるのが苦行でしかない。 --「ゴミ拾い」以外は運が絡んだり、回数制限があるものがあるため結局''「ゴミ拾い」''を最初に行うことになる。 ---何故USJに来て清掃員の疑似体験をしなければならないのだろうか。 -園内でのカメラワークが悪いため、奥の通路がわかりにくく迷いやすい。 --そもそも初期の『[[バイオハザードシリーズ]]』のような、フィックスのみの(一部パンあり)カメラにしたのが問題。画面奥の方となると通路はおろかゴミも非常に見づらい。 ---これが360度カメラ操作可能で自由に見渡せるものであれば、評価はかなり違ったかもしれない。 --最初の内はゴミ拾いによるポイント稼ぎをしなければならないという相乗効果もあり移動しにくくストレスが貯まる。 -ゲーム開始時に名前の入力を求められるが、入力できる文字はなんとアルファベットのみ。ひらがなやカタカナ入力は一切できない。 //この時代のゲームなら平仮名カタカナも入力できるのが普通なのに。 //問題は問題だが、これだと書いた人の主観が入っているように感じられてしまうため書き方を少し変更 ***アトラクションについて -アトラクション(ミニゲーム)は10種類と少なく、良いものはあるが全体的に安っぽく質が悪い。実際(当時)のアトラクションと比べても差異が大きい。 --なお、「スヌーピー・サウンド・ステージ・アドベンチャー」「ターミネーター2:3D」が収録されていないが、版権の都合である可能性が高い。 --内容はUSJ開園当時((USJの開園は2001年3月31日))のものをベースにしているため、現在では終了・休演となったアトラクションも多い。 --''アニメ・セレブレーション''は特に厄介。詳しくは後述。 -''ジュラシック・パーク・ザ・ライド'' --自動で走行するジープに乗りながらこちらに迫ってくる恐竜をロックオンレーザーで倒すガンシューティングゲーム。 --的が小さいために連射しても当たりにくい。かといっていちいちロックオンしていると時間がかかり、敵が捌ききれないという適当な調整であるため難易度が高く爽快感がない。恐竜や背景のグラフィックもやる気がないため、原作映画や『[[ディノクライシス]]』のようなスリルもない。 -''バックドラフト'' --消防士となり火災現場から生存者を救出する。操作性とカメラワークが悪く非常にやりづらい。更にステージを進めていくと火災の規模がカオスになっていき、ただでさえ高い難易度が更に上昇する。まさに『[[死ぬがよい>怒首領蜂大往生]]』状態である。 -''ザ・ワイルド・ワイルド・ワイルド・ウエスタン'' --3人の[[ガンマン>星のカービィ 夢の泉の物語]]と画面内の的を撃ちぬき、ポイントが多いほうの勝ちとなる、単純なガンシューティングゲーム。 --リロードによるスキがないため、ショットボタンとリロードボタンの同時押しをしていれば無限に連射できる。そのため難易度は低くストレスはないが、撃つとポイントが下がるものがあるので乱射は避けた方がいい。 --これはまずまず面白い。短いためポイント稼ぎにはもってこいのミニゲーム。 ---原作となったショーは2005年に休演し、西部劇のエリア自体も2006年にすべて撤去され、ワンダーランドへと生まれ変わっている。現在となっては知らない人もいるかもしれない。 -''バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド'' --奥スクロールシューティングのようなゲーム。映画に登場するデロリアンを駆って、ビフに逃げ切られる前に体当たりして時間内に一定のダメージを与えればクリアとなる。 --実際のアトラクションの進行を踏襲しており、オムニマックスのスクリーンに美麗な映像が投射されるアトラクションの迫力には遠く及ばないものの、こちらもまた面白い。 --原作となったアトラクションは2016年に終了している。((現在は、「ミニオン・ハチャメチャ・ライド」になっている。)) -''ETアドベンチャー'' --自転車に乗り、時間制限内にジャンプ台やダッシュプレートを駆使して車や落石や地崩れをかわしつつ宇宙船までにたどりつくレースアクション。何か色々間違ってる気がするが、率直に言うと『[[エキサイトバイク]]』の劣化パクリである。一応最後にETと自転車で飛ぶシーンはある。 --原作となったアトラクションは2009年に終了している。 -''ウォーターワールド'' --5つの方向から水上飛行機の着水シーンを見学できる''だけ''。アトラクションに入場すると、5秒程度の着水ムービー(プリレンダで変に画質がいいためゲームから浮いている)が流れ、それで終了。これもポイント稼ぎにはもってこいである。いくつかミニゲームをクリアすると入場できなくなる。これはスタンプをもらえない。 -''ジョーズ'' --プレイヤーは船の上で、四方から襲ってくるジョーズに船上にある樽などをぶつけ撃退する。船が破壊されたらゲームオーバー。 --特にこれと言って言うこともないゲーム。子供向けゲームということで仕方がないかもしれないが、映画のウリであった鮫のグロテスクな暴れぶりや海上で孤立する恐怖感は一切ない。オルカ号の再現もかなりやる気がない。 ***地獄のアトラクション「アニメ・セレブレーション」 映画知識の問題に答える四択クイズ。制限時間のあいだ3問間違えるまでに10問正解すればクリアとなるのだが… -主演男優や監督等を問う普通の問題もあれば、マニアックすぎる問題まで混じってくる。 --例えば~ 「映画グラディエーターで最初の戦いは何日間続いたか?」~ 「バックドラフトの主人公の父親の仲間で配属先の隊員の名前は?」~ 「ツイスターでショーが小さい頃竜巻にあったのは何年?」~ 「ジョーズの人食い鮫の重さは?」~ 「ハムナプトラのセティ1世は第何王朝の国王か?」~ など、映画を見たりネットで検索したりしてもわかるかどうか怪しい。 -出題される映画の範囲も広く、購入層に合っているかも疑わしい。このクイズはスタンプ集めのためにクリア必須であり、ここで挫折した人もいるだろう。 --しかも''ゲームオーバー時に流れる声「You need watch more movies!(訳:お前はもっと映画を見ろ!)」''が挫折へトドメを刺す。''映画見てもわからないものはわからないんですが…'' --というか''本来のアトラクションや元の作品とは無関係''((申し訳程度にウッディー・ウッドペッカーのキャラが出てくるので完全に無関係ではないが))であり、わざわざここでやるような内容ではない。 -ただし、このクイズは間違えたら正解を教えてくれるので、根気と記憶力(またはメモ用紙)さえあればクリアはできる。 --また、制限時間もポーズを取ると止まるのが救い。とはいえクイズの問題数が多いので、クリアするのにかなり時間がかかる事には変わりはない。 -ちなみにこの地獄のクイズを苦労してクリアすると、15パズル(LEVEL 3×3、4×4、5×5)、マッチゲーム(神経衰弱)が解放されるが割に合っていない。 **評価点 -疑似体験するという内容だけに、パーク内は非常に良く再現されている。 --発売から20年近く経って当時のUSJとの差異もだんだんと大きくなっているゆえ、かつてのUSJに訪れた気分に浸れなくもない。 ---- **総評 ''再現するところと力を入れるところを間違っていた''と言わざるを得ない。~ 一言で言うと完全に運ゲーである。こんなゲームを買うぐらいなら実際にUSJに行ったほうがはるかに良い。~ クイズをマニアックにしてゴミ拾いを強制させるくらいなら、ミニゲームの方にもっと力を入れて欲しいところである。~ ~ 家でもUSJを楽しんでくれという事なのか、USJの物販コーナーにも陳列されていたが、来場した人が帰りに買って家で思い出にひたろうとしたとしても、楽しかった記憶が残念な感じに汚されるだけだろう。~ ---- **余談 -後にPS2で『[[ウェルカム・トゥ・ユニバーサル・スタジオ・ジャパン]]』というゲームが発売された。 --内容は本作と同じく「ユニバーサルスタジオを疑似体験できる」というアドベンチャーゲーム。開発はコナミ。本作に比べるとアトラクション(ミニゲーム)の出来が良く、それなりには楽しめるようになっている。

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