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''本稿では、同じくパソコンで発売されたシリーズ作品である『BEST打!!』、『pop'n music打!!』についても併せて解説します。'' #contents ---- *beatmania打(だ)!! 【びーとまにあだ】 |ジャンル|タイピング音楽ゲーム|#amazon(B005RDYYPW)| |対応機種|Windows、Macintosh|~| |発売元|ハンズオン・エンタテインメント|~| |開発元|イニス|~| |発売日|2000年2月17日|~| |定価|4,800円(税別)|~| |判定|なし|~| |ポイント|実質27鍵の超難度音ゲー&br;タイピングソフトとしても中途半端|~| |>|>|CENTER:''[[beatmaniaシリーズ]]''| **概要 コナミの音楽ゲーム『[[beatmania]]』をモチーフにしたタイピングソフト。~ タイピング練習が行える他、「Master打!!」モードではキーボードを使って音楽ゲームのように曲を演奏することができる。 **特徴 -本作で演奏に使うキーは、最大でアルファベット26字+スペースキーの計27つ。 --それらが音ゲーのノートのように上から落下してくる。音楽に合わせているため降ってくるキーの配置は一文字ずつの単発で、単語にはなっていない。 --Q・A・Zなどのように同じ縦列を使うキーは''同じラインに落下してくる''。 ---ASD→ZXC→QWEのような連続で横列をずらして弾くフレーズなどもある。 --低難易度の譜面では使用するキーが中央一列だけや二列のみに制限される場合もある。 -曲途中では突然タイピングモードに入り、普通のタイピング練習ゲームのように意味のある言葉のフレーズを数回打つことになる。 --こちらもフレーズのバーが上から降ってきて、素早く打ち切るほど獲得スコア+グルーヴゲージ上昇が多い(3段階のバーで判定)。 ---- **問題点 -音ゲーモードの難易度が非常に高い。 --同時押しこそ無いが、実質的には『[[KEYBOARDMANIA]]』のシングルプレーに匹敵する''27鍵の音ゲー''であり、低難易度のキー制限曲ですら普通の音ゲーよりキーが多い。 --フレーズの入力も厳しい ---高難度ではフレーズが非常に長くなり、BPMの早い曲など場合によってはCOOL判定までに全ての文字を打ちきれないことも。 ---降ってくるフレーズは曲に合わせてるのか合わせていないのか妙な文章になっているものが多い。 -判定ラインの位置もいまいち合っていない --ノートと重なるよりもかなり早く打鍵しなくてはならない。音ゲーとしては大きな欠点である。 -タイピング練習ソフトとしての問題 --練習モードで学べるのはホームポジションなど本当にタイピングの基礎のみ(さらに、アルファベットのみで数字や記号には未対応)。 ---それなのに本編ではまるで「既にブラインドタッチがある程度できる」ユーザーを対象にしたかのような高難易度のため、ちぐはぐ感がある。 **評価点 -全曲を3分程度のロングバージョンにアレンジ。 --収録曲は本作オリジナルのアレンジが施され、曲の長さが引き伸ばされている他、一部の曲は原曲とは違うアレンジになっている。 --ただし音源元はそれぞれのショートバージョンに準ずるため、多少強引なアレンジもある。 -収録曲自体は元々音楽ゲームの曲のため、楽曲の質は高い。 -オリジナル新曲「Beauty and The KUMA-SAN (Synth Junkie Mix)」も収録。童謡「もりのくまさん」を元にしたジャングルアレンジで、こちらも他の収録曲に遜色ない出来。 ---- **総評 当時のタイピングソフトブームに乗り、人気音楽ゲームとタイピングを組み合わせたゲームだったが、降ってくるにノートに合わせて鍵盤を叩くというシステムと、数の多いアルファベットとの組み合わせの相性が良くなく、あまりにも難易度とハードルが高い作品になってしまった。 ---- **余談 -発売当時は既存有名ゲームとタイピングソフトを組み合わせたゲームが数多くリリースされており、これもそのブームに乗った1本だった。 --例えば『[[THE HOUSE OF THE DEAD 2]]』を元にした『THE TYPING OF THE DEAD』も、この時期の作品である。 //以下はその例。 //--『THE TYPING OF THE DEAD』(元ゲーム:『[[THE HOUSE OF THE DEAD]]』) //--『タイピングファイターII』(元ゲーム:『[[ストリートファイターII]]』) //--『たいぷdaぷよぷよ』(元ゲーム:『[[ぷよぷよ]]』) //これ以外にもいくらでもあるし、具体例を上げて言ったらキリがない **その後の展開 -後に本作のシステムを流用したシリーズ作品がPCで2つ発売されたほか、PS2でも『[[beatmania打打打!!]]』として決定版が登場した。 --本作の楽曲もほとんどがそちらに収録されている。 ---- *シリーズ作品 **beatmania BEST打!! |ジャンル|タイピング音楽ゲーム|#amazon(B00007F7YX)| |対応機種|Windows、Macintosh|~| |発売元|通常版:ハンズオン・エンタテインメント&br;廉価版:NECインターチャネル|~| |開発元|イニス|~| |発売日|2000年9月28日|~| |定価|4,800円(税別)|~| |廉価版|PCHOMEシリーズ:2002年7月5日/2,980円(税別)&br;備考:廉価版は曲数減少|~| |判定|なし|~| -収録曲はPS版『beatmania BEST HITS』の上位曲をLONG化。 -譜面の難易度選択(NORMAL・EXPERTの2種類)が可能になった。 --NORMAL譜面は難易度が抑えめになっている(それでも初心者には厳しいが)。一方でEXPERT譜面は自重せずかなり難しいものが多い。 -「WordChanger打!!」として一部の曲のプレー中の出題問題のテキストも編集可能になった。 -インターネットランキングに対応していた(現在は閉鎖)。 -後に発売された廉価版では収録曲が11曲から5曲に減っている。 **pop'n music打!! |ジャンル|タイピング音楽ゲーム|#amazon(B001EAAAZ0)| |対応機種|Windows、Macintosh|~| |発売元|通常版:ハンズオン・エンタテインメント&br;廉価版:NECインターチャネル|~| |開発元|イニス|~| |発売日|2000年9月28日|~| |定価|4,800円(税別)|~| |廉価版|PCHOMEシリーズ:2002年9月6日/2,980円(税別)&br;備考:廉価版は曲数減少|~| |判定|なし|~| |>|>|CENTER:''[[ポップンミュージックシリーズ]]''| -収録曲は『ポップンミュージックシリーズ』よりセレクト。勿論LONG化。 -ゲームシステムは上記の『BEST打!!』とほぼ同じもので、同様にNORMAL・EXPERTが存在、テキスト編集やインターネットランキングにも対応。 -キャラは本家のキャラアニメを使ったムービー形式。本家と違い判定に連動しないが、曲の展開に合わせたアニメーションになっている。 -キーの表示はポップ君になったが、数が多いため色の配列が一部本家ポップンとは違っている。縦列が同じ色なのもそのまま。 --中央のスペースキーは赤色なのだが、これのみ何故か本家のオジャマ時の変形ポップ君(カニ型等)が割り当てられている。 -後に発売された廉価版では収録曲が11曲から5曲に減っている。
''本稿では、同じくパソコンで発売されたシリーズ作品である『BEST打!!』、『pop'n music打!!』についても併せて解説します。'' #contents ---- *beatmania打(だ)!! 【びーとまにあだ】 |ジャンル|タイピング音楽ゲーム|#amazon(B005RDYYPW)| |対応機種|Windows、Macintosh|~| |発売元|ハンズオン・エンタテインメント|~| |開発元|イニス|~| |発売日|2000年2月17日|~| |定価|4,800円(税別)|~| |判定|なし|~| |ポイント|実質27鍵の超難度音ゲー&br;タイピングソフトとしても中途半端|~| |>|>|CENTER:''[[beatmaniaシリーズ]]''| **概要 コナミの音楽ゲーム『[[beatmania]]』をモチーフにしたタイピングソフト。~ タイピング練習が行える他、「Master打!!」モードではキーボードを使って音楽ゲームのように曲を演奏することができる。 **特徴 -本作で演奏に使うキーは、最大でアルファベット26字+スペースキーの計27つ。 --それらが音ゲーのノートのように上から落下してくる。音楽に合わせているため降ってくるキーの配置は一文字ずつの単発で、単語にはなっていない。 --Q・A・Zなどのように同じ縦列を使うキーは''同じラインに落下してくる''。 ---ASD→ZXC→QWEのような連続で横列をずらして弾くフレーズなどもある。 --低難易度の譜面では使用するキーが中央一列だけや二列のみに制限される場合もある。 -曲途中では突然タイピングモードに入り、普通のタイピング練習ゲームのように意味のある言葉のフレーズを数回打つことになる。 --こちらもフレーズのバーが上から降ってきて、素早く打ち切るほど獲得スコア+グルーヴゲージ上昇が多い(3段階のバーで判定)。 ---- **問題点 -音ゲーモードの難易度が非常に高い。 --同時押しこそ無いが、実質的には『[[KEYBOARDMANIA]]』のシングルプレーに匹敵する''27鍵の音ゲー''であり、低難易度のキー制限曲ですら普通の音ゲーよりキーが多い。 --フレーズの入力も厳しい ---高難度ではフレーズが非常に長くなり、BPMの早い曲など場合によってはCOOL判定までに全ての文字を打ちきれないことも。 ---降ってくるフレーズは曲に合わせてるのか合わせていないのか妙な文章になっているものが多い。 -判定ラインの位置もいまいち合っていない --ノートと重なるよりもかなり早く打鍵しなくてはならない。音ゲーとしては大きな欠点である。 -タイピング練習ソフトとしての問題 --練習モードで学べるのはホームポジションなど本当にタイピングの基礎のみ(さらに、アルファベットのみで数字や記号には未対応)。 ---それなのに本編ではまるで「既にブラインドタッチがある程度できる」ユーザーを対象にしたかのような高難易度のため、ちぐはぐ感がある。 **評価点 -全曲を3分程度のロングバージョンにアレンジ。 --収録曲は本作オリジナルのアレンジが施され、曲の長さが引き伸ばされている他、一部の曲は原曲とは違うアレンジになっている。 --ただし音源元はそれぞれのショートバージョンに準ずるため、多少強引なアレンジもある。 -収録曲自体は元々音楽ゲームの曲のため、楽曲の質は高い。 -オリジナル新曲「Beauty and The KUMA-SAN (Synth Junkie Mix)」も収録。童謡「もりのくまさん」を元にしたジャングルアレンジで、こちらも他の収録曲に遜色ない出来。 ---- **総評 当時のタイピングソフトブームに乗り、人気音楽ゲームとタイピングを組み合わせたゲームだったが、降ってくるにノートに合わせて鍵盤を叩くというシステムと、数の多いアルファベットとの組み合わせの相性が良くなく、あまりにも難易度とハードルが高い作品になってしまった。 ---- **余談 -発売当時は既存有名ゲームとタイピングソフトを組み合わせたゲームが数多くリリースされており、これもそのブームに乗った1本だった。 --例えば『[[THE HOUSE OF THE DEAD 2]]』を元にした『THE TYPING OF THE DEAD』も、この時期の作品である。 //以下はその例。 //--『THE TYPING OF THE DEAD』(元ゲーム:『[[THE HOUSE OF THE DEAD]]』) //--『タイピングファイターII』(元ゲーム:『[[ストリートファイターII]]』) //--『たいぷdaぷよぷよ』(元ゲーム:『[[ぷよぷよ]]』) //これ以外にもいくらでもあるし、具体例を上げて言ったらキリがない **その後の展開 -後に本作のシステムを流用したシリーズ作品がPCで2つ発売されたほか、PS2でも『[[beatmania打打打!!]]』として決定版が登場した。 --本作の楽曲もほとんどがそちらに収録されている。 ---- *シリーズ作品 **beatmania BEST打!! |ジャンル|タイピング音楽ゲーム|#amazon(B00007F7YX)| |対応機種|Windows、Macintosh|~| |発売元|通常版:ハンズオン・エンタテインメント&br;廉価版:NECインターチャネル|~| |開発元|イニス|~| |発売日|2000年9月28日|~| |定価|4,800円(税別)|~| |廉価版|PCHOMEシリーズ:2002年7月5日/2,980円(税別)&br;備考:廉価版は曲数減少|~| |判定|なし|~| -収録曲はPS版『beatmania BEST HITS』の上位曲をLONG化。 -譜面の難易度選択(NORMAL・EXPERTの2種類)が可能になった。 --NORMAL譜面は難易度が抑えめになっている(それでも初心者には厳しいが)。一方でEXPERT譜面は自重せずかなり難しいものが多い。 -「WordChanger打!!」として一部の曲のプレー中の出題問題のテキストも編集可能になった。 -インターネットランキングに対応していた(現在は閉鎖)。 -後に発売された廉価版では収録曲が11曲から5曲に減っている。 **pop'n music打!! |ジャンル|タイピング音楽ゲーム|#amazon(B001EAAAZ0)| |対応機種|Windows、Macintosh|~| |発売元|通常版:ハンズオン・エンタテインメント&br;廉価版:NECインターチャネル|~| |開発元|イニス|~| |発売日|2000年9月28日|~| |定価|4,800円(税別)|~| |廉価版|PCHOMEシリーズ:2002年9月6日/2,980円(税別)&br;備考:廉価版は曲数減少|~| |判定|なし|~| |>|>|CENTER:''[[ポップンミュージックシリーズ]]''| -収録曲は『ポップンミュージックシリーズ』よりセレクト。勿論LONG化。 -ゲームシステムは上記の『BEST打!!』とほぼ同じもので、同様にNORMAL・EXPERTが存在、テキスト編集やインターネットランキングにも対応。 -キャラは本家のキャラアニメを使ったムービー形式。本家と違い判定に連動しないが、曲の展開に合わせたアニメーションになっている。 -キーの表示はポップ君になったが、数が多いため色の配列が一部本家ポップンとは違っている。縦列が同じ色なのもそのまま。 --中央のスペースキーは赤色なのだが、これのみ何故か本家のオジャマ時の変形ポップ君(カニ型等)が割り当てられている。 -後に発売された廉価版では収録曲が11曲から5曲に減っている。

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