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 *コワイシャシン ~心霊写真奇譚~
 【こわいしゃしん しんれいしゃしんきたん】
 |ジャンル|除霊アクションゲーム|&image(http://sce.scene7.com/is/image/playstation/slps03454_jacket?$pkgL$,height=160)|
 |対応機種|プレイステーション|~|
 |発売・開発元|メディアエンターテイメント|~|
 |発売日|2002年7月25日|~|
 |定価|3,300円(税別)|~|
 |判定|なし|~|
 |ポイント|特殊な題材だがあっさり味&brとあるコワイ噂あり|~|
 
 **はじめに
 巷には、オカルト的な噂・都市伝説がつきまとうゲームというものが、いくつか存在する。霊や悪魔を題材としたゲームの製作中にスタッフの身に怪現象が起こったり、あるいは特定の条件下で恐怖をおぼえるような不気味で異常な動作を引き起こしたりといったものである(中には仕様としてわざと不気味な動作を仕込んでいるゲームも実在する)。~
 そうした作品はユーザー間でもそれなりの話題となり、高い知名度を獲得することになるのだが、本作では意図的に、そのような噂・都市伝説を纏って話題性を高めるような工夫が取られている。~
 だがその具体的な方法は、''本物の心霊写真をゲームの素材として使用する''という、あまりにも大胆かつ不遜な手段であった……。
 
 **概要
 霊能者である主人公を操作して、心霊写真に宿る悪霊と戦うというゲーム。~
 サウンドノベルの様なストーリーパートと、悪霊を退治する戦闘パートからなる。~
 主人公の声は、声優・野田順子氏のフルボイスによるもので、同氏のサイン色紙の抽選プレゼントも行われた。
 
 **特徴
 文章を読み進めるADVパートと、実際に霊を倒すACTパートにわかれる。~
 ADVパートではスタートボタンでスキップが可能。~
 戦闘パートの流れは次の通り。~
 -霊査
 --画面に写真が表示され、そこに潜む霊を探し出す。
 --長時間霊査していると、それだけで蝋燭(ライフ)が減ってしまう。「いかにも」な場所を調べても反応がなかったりするので、少々コツがいる。
 --なお、最終戦では霊査パートがない。正確には、霊を見つけた瞬間に除霊パートに強制移行する。
 -除霊
 --霊が潜んでいる位置を調べ、襲い掛かってきた霊と戦う。
 --霊の動きを読み、正確に攻撃を当てるとその動きを封じる事ができる。
 --霊の動きを封じると、画面に除霊のための魔方陣(?)が表示される。外周には◯×□△の記号が配置されており、この通りにタイミングよくコントローラーのボタンを押していくと「除霊の効果があった」ということになり霊にダメージを与えられる。しかし攻撃を外して霊に接近されると、こちらがダメージを受ける。
 --ダメージはコマンドの成功数によって増加するため、何度も動きを封じてチクチク削るのは効率が悪い。一気にコマンドを完成させないと、こっちがもたなくなる。
 --1枚の写真には複数の霊が潜んでおり、その全てを退治すれば次の写真に進める。
 
 **評価点
 -「心霊写真」というあまりACT向きでない題材を、コマンドアクションという形にうまく落とし込んでいる。
 -ストーリーは鬱だが出来は良好。これで演出がもっとよければ、また評価も違ってきたのだが…。
---「死と彼女と僕」に近いイメージと言えば通じるだろうか。
+--サスペンスホラー漫画『死と彼女とぼく』に近いイメージと言えば通じるだろうか。
 
 **問題点
 //-心霊写真は、一般投稿などによるものではなく合成で作られたものだが、''あまりにも堂々と霊の顔やら手足やらが映っており''、失笑もの。
 -本作は''「正真正銘・本物の心霊写真を使用している」「しかもそれらの写真は除霊前の物であり、このゲームの中で実際に除霊を行う」''という点をコンセプト・セールスポイントとして掲げていた(雑誌上で投稿を募ったり、テレビや雑誌の心霊写真特集を制作している会社から借りてきたらしい)。~
 しかしながら、作中で除霊対象となる写真にはあまりにも堂々と霊の顔やら手足がはっきり写っており、それなりに気持ち悪くはあるのだが「本物の心霊写真」という印象は受けない。なぜこのような事になったのかというと……。~
 実は、上記の方法で集めた「本物の心霊写真」のほとんどが、このゲームの仕様に不向きなものであったのだ。~
 霊の姿が小さすぎてゲーム画面では見つけ出すのが難しすぎたり、オーブと呼ばれる光球が写っているだけでインパクトが薄かったりといった写真が多くを占めていた。またゲームシステム上、1枚の写真に2~3体の霊が写っているものが望ましいのだが、そのような写真はとても数が少なかったらしい。~
 そこでスタッフは、なんと畏れ多くも、''本物の心霊写真にCG加工して、より鮮明にわかるように改変してしまった''のだという。~
 そんなことをして大丈夫なのだろうか。製作者たちの身に何かまずい事態が振りかかるのではないかと、他人事ながら心配になってくる……。
 -更に主人公のグラフィックが[[''非常に好みの分かれそうなデザイン''>http://www26.atwiki.jp/gcmatome?cmd=upload&act=open&pageid=190&file=top.JPG]]であり、「笑える心霊写真なんかよりよっぽどコワイ」という声もある。
 --簡単に言うと「引き篭りの爆乳鬱女」。因みに、設定上は「14歳」ということになっている。
 -オマケ項目は3つ用意されており、1周するごとに1つずつオープンとなるのだが、何周してもストーリー自体は同じ。
 --分岐も何もなく、ただ攻撃時のコマンドが複雑化されるだけ。
 
 **総評
 内容自体が短く薄い上に、特に評価すべきシステムも無い、クソゲーと罵られるわけでもない……というよりそもそも話題にならないという、単なるマイナーソフトである。~
 しかし、「本作の開発にまつわる怪談」としてある奇妙なコピペが出回っていたことで、オカルト方面での知名度はそこそこある。ゲームの内容とは関係ないため割愛するので、詳しく知りたい人は「コワイシャシン コピペ」で各自検索して欲しい。
 
 この記事ではメーカー側の公式発表、および巷で流布している噂に従って、「本物の心霊写真を使用して制作したところ、本当にヤバイことが起こってしまったゲーム」として紹介した。~
 しかしそれらの話の出処はすべてメーカー社員による証言であり、ゲームの宣伝のために意図的に流布された「伝説」にすぎないという可能性もあることに留意されたい。