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らき☆すた ネットアイドル・マイスター」(2024/04/03 (水) 05:30:26) の最新版変更点

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//クソゲーまとめからの移転 *らき☆すた ネットアイドル・マイスター 【らきすた ねっとあいどるまいすたー】 |ジャンル|育成シミュレーション|CENTER:&amazon(B002FL43D2)| |対応機種|プレイステーション・ポータブル|~| |発売元|角川書店|~| |開発元|ブリッジ|~| |発売日|2009年12月23日|~| |定価|通常版:6,090円&br()DXパック版:8,190円|~| |判定|なし|~| |ポイント|キャラゲーとしてみれば光る点あり&br()あまりにオタク向けのネタ&クイズ&br()ゲームとしては出来や構成に粗が目立つ&br()自重しないパロディ|~| |>|>|CENTER:''らき☆すたゲームリンク''&br;萌えドリル / 萌えドリル 旅立ち / [[桜藤祭>らき☆すた ~陵桜学園 桜藤祭~]] / 桜藤祭 Portable / ''ネットアイドル''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 『らき☆すた』を題材にしたゲームの4作目。前作『[[桜藤祭>らき☆すた ~陵桜学園 桜藤祭~]]』とは異なり、パロディ要素を前面に押し出している。~ タイトルからして『[[アイドルマスター]]』をもじっていたり、シナリオ冒頭でこなたが「似たようなゲーム」の話を出すなど、故意犯的なネタ多数。~ 他にもゲーム内容やプロローグなどは『[[クイズマジックアカデミー>クイズマジックアカデミーシリーズ]]』のパロディを含む。 こうしたパロディ&版権要素主体、超展開上等のノリは、アニメによるブレイク以前に発売された『萌えドリル』に近く、こちらも当時ブームであった脳トレのパロディであった。ただし、度合いとしてはさらに極端で、少なくとも前作『桜藤祭』の方向性とは大きく異なっている。 //---萌えドリルはストーリーラインがしっかりしているわけでもないため、同列とは言えないが。また萌えドリルシリーズが出た際には脳トレブームの関係で他の版権物でも多数同種のものが出ている。 //↑あくまで「“ノリ”が近い」と言っている文のようなのでCO **システム ''ゲームの流れ''~ システムは概要に示したとおりアイマス風である。ネットアイドル候補のらき☆すたキャラを、オーディションで勝たせるべく育成する。 -活動場所をこなたの街、アキバ、ブクロ、ネットから選択し、トレーニングやファンサービスなど一日の仕事をミニゲーム形式でこなすと、得点に応じてパラメータやファン数が変動。 --ミニゲームだけ見ると、PSP屈指のバカゲー『[[バイトヘル2000]]』を髣髴とさせる内容。 -ネットアイドルへの登竜門である「ネットアイドルオーディション」はクイズ形式で進む。 --ネットアイドルオーディションを一位通過でエンディングとなり、その時点のファン数に応じてエンディング内容が変わる。 --一位を取れなかった場合はゲームオーバー。オーディションはかなりの難関なので、地方オーディションで練習しておこう。 ''その他の特徴'' -1日の行動を終えると、ファンとの「シンクロ率」が上昇する。この値が高いとファンが暴走しやすくなり、実際に暴走されてしまうとこれもゲームオーバー。 --シンクロ率はPVを配信すると大きく減少するが、それにはイベントやセールなどで台本を入手する必要がある。 --また、ミニゲーム「ファン暴走」をクリアする事でもゲームオーバーを一応回避できる(これについては、問題点として後述)。 -オーディションのクイズでは、時々画面上に「にゃもー」が登場する。 --ゴールドにゃもーはプレイヤーを有利に、黒にゃもーは不利にするような補正がつく。オーディションのレベルよりもアイドルレベルの方が高い場合はゴールド、低い場合は黒にゃもーが出るが、アイドルレベルが高すぎても黒にゃもーが出る点に注意。 ---- **問題点 -ミニゲームはどのゲームも判定やシステムにクセがあり、慣れるまではしょっちゅうゲームオーバーになる。 --ファン暴走に至っては''鬼畜難易度+運ゲー''というひどさ。 ---もっとも本作は暴走を起こさないように進めることが前提であり、そうしたプレイは充分可能。普通のゲームで言うなら救済措置の位置づけに当たるゲームだが、本作は仕様上「ファン暴走をクリアして続行しよう」という方が例外ケースである。これはこれでゲームとしてどうなのだろう。 -最初育成できるのはこなたのみで、好きなキャラを出すには何度も繰り返さなくてはならないので、作業になりがち。 --「最初はキャラ限定、条件で開放」はらき☆すたのゲームではお約束だが、当初はゲームオーバーが基本になりがちなこのゲームではかなり手間がかかり面倒。 --2~3周ほど稼ぎプレイを交えれば攻略に必要なアイテムや資金(AP)も集まるので、そこまで頑張れれば、あとは後述のPV配信を楽しむ片手間作業程度で済む。ただしそこまで耐えられずに挫折する人も多い。 -クイズはこのゲームのメイン要素と呼べるものだが、いわゆる「常識問題」はほぼ皆無で、殆どのネタが「漫画・アニメ・ゲーム」「2ちゃんねる」「ニコニコ動画」といったマニア向けのもの。 --らき☆すたのゲームらしく、キャラクターのプロフィールや画像を使った問題もある。難易度的にはこちらのほうが低いが、それでも難問が多い。「らき☆すたの原作漫画もアニメ版も全部見た」というだけでは的外れもいいところな上に土俵にすら満足に立てない。本格的に勝ち進むつもりなら、それこそこなたばりにオタク度を極めるくらいの覚悟が求められる。 --クイズで対戦するCOMの強さはキャラ次第。みさおのように''自信満々に間違えるアホの子''もいれば、みゆき&ゆかり親子にひなたといった、問題を覚えていてもかなり手強い相手も。特に''全く自重する気のない''ゆかりの鬼畜ぶりは多くのプレイヤーに絶望を与えた。全体的にはかなり強い。 **賛否両論点 -らき☆すたのゲームにパロディ要素は昔からつきものであり、前作がむしろ「らき☆すたらしさ」という面では薄い部類だったと考えれば、プラス要素と言えなくもない。ただ当のパロディ内容に関しては質・量の関係で賛否両論ある。 --作中のネタが有名動画サイト絡みなどに偏っているのは、アニメ版の人気に影響された部分がある。そのせいで、分かりやすいネタばかりで作品のエッセンスとして作用していた旧作に比べて賛否が出る結果となったのは、皮肉な話ではある。 **評価点 -キャラゲーとしての要素は十二分に組み込まれている。 --登場キャラクターは20人以上フルボイス。かがみ・つかさ以外の柊一家とかなた以外は原作登場のほぼ全キャラが使えるという大盤振る舞い。 --PV配信で流れるミニドラマは質・量ともに充実している。 ---複数人ユニット専用のキャラにまで各個人の台本が用意されており、総数は400を軽く超える。当然全てフルボイス。 ---同じドラマでも、選択肢によってシリアスからギャグまで展開を変えられるのもらき☆すたらしい。選択肢によるゲームへの影響はないので、好きに選べる。 ---ゲームの仕様上、クリアにはPV配信が必須と言うことも含めて考えると、''むしろこれを見せるのが主目的で、他の要素はそのためのオマケと割り切っているのではないか''とすら思える。 ---ただし、そこにいたるまでにミニゲームを繰り返して貯めたポイントでらきポンといわれるガチャガチャを回し運よく台本を入手してやっと、とかなり手間がかかる。 ---- **総評 キャラ数、作品らしさ、ミニドラマの出来映えなど、キャラゲーとしての要素は十分に揃っている。~ 一方でゲームとしては単調かつ理不尽な面も多く、パロディネタが自重しなさすぎることもあり、楽しむところまで行く前に挫折した人、パロディネタを受け付けない人、ゲームとしての面白さを求める人などからは不満も多い。~ 単に「漫画やアニメで見て面白かったから」という気軽なノリで買ってしまうと、そのあまりのオタク特化ぶりを受け入れるのは難しいだろう。元々オタク向け色の濃い原作ではあるのだが、ネットネタに走ってしまうなど、その度合いや方向性があまりにもディープすぎた。~ 兎にも角にも、アクの強いゲームではある。序盤の作業に耐え、過度のパロディや超展開を笑って流せるコアなキャラファンであれば、PV配信ネタで楽しめる。正式な攻略本などは無いが、粘り強く取り組む気力があるのであれば、攻略Wikiなどを参考にしてプレイしてみるといい。 ---- **余談 -売り上げ的には初週30000弱、発売翌週の時点でワゴン周りという店もちらほら出てしまった。 -ファミ通におけるレビュー評価は8/8/6/6と、キャラゲーとしてはまずまず。 -声優は『桜藤祭』同様アニメ版の配役。 --前々作の『真・らき☆すた 萌えドリル~旅立ち~』では、発売当時はすでにアニメによる声優変更後だったのだが、ドラマCDや初代『萌えドリル』の声優を起用していた。
//クソゲーまとめからの移転 *らき☆すた ネットアイドル・マイスター 【らきすた ねっとあいどるまいすたー】 |ジャンル|育成シミュレーション|CENTER:&amazon(B002FL43D2)| |対応機種|プレイステーション・ポータブル|~| |発売元|角川書店|~| |開発元|ブリッジ|~| |発売日|2009年12月23日|~| |定価|通常版:6,090円&br()DXパック版:8,190円|~| |判定|なし|~| |ポイント|キャラゲーとしてみれば光る点あり&br()あまりにオタク向けのネタ&クイズ&br()ゲームとしては出来や構成に粗が目立つ&br()自重しないパロディ|~| |>|>|CENTER:''らき☆すたゲームリンク''&br;萌えドリル / 萌えドリル 旅立ち / [[桜藤祭>らき☆すた ~陵桜学園 桜藤祭~]] / 桜藤祭 Portable / ''ネットアイドル''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 『らき☆すた』を題材にしたゲームの4作目。前作『[[桜藤祭>らき☆すた ~陵桜学園 桜藤祭~]]』とは異なり、パロディ要素を前面に押し出している。~ タイトルからして『[[アイドルマスター]]』をもじっていたり、シナリオ冒頭でこなたが「似たようなゲーム」の話を出すなど、故意犯的なネタ多数。~ 他にもゲーム内容やプロローグなどは『[[クイズマジックアカデミー>クイズマジックアカデミーシリーズ]]』のパロディを含む。 こうしたパロディ&版権要素主体、超展開上等のノリは、アニメによるブレイク以前に発売された『萌えドリル』に近く、こちらも当時ブームであった脳トレのパロディであった。ただし、度合いとしてはさらに極端で、少なくとも前作『桜藤祭』の方向性とは大きく異なっている。 //---萌えドリルはストーリーラインがしっかりしているわけでもないため、同列とは言えないが。また萌えドリルシリーズが出た際には脳トレブームの関係で他の版権物でも多数同種のものが出ている。 //↑あくまで「“ノリ”が近い」と言っている文のようなのでCO **システム ''ゲームの流れ''~ システムは概要に示したとおりアイマス風である。ネットアイドル候補のらき☆すたキャラを、オーディションで勝たせるべく育成する。 -活動場所をこなたの街、アキバ、ブクロ、ネットから選択し、トレーニングやファンサービスなど一日の仕事をミニゲーム形式でこなすと、得点に応じてパラメータやファン数が変動。 --ミニゲームだけ見ると、PSP屈指のバカゲー『[[バイトヘル2000]]』を髣髴とさせる内容。 -ネットアイドルへの登竜門である「ネットアイドルオーディション」はクイズ形式で進む。 --ネットアイドルオーディションを一位通過でエンディングとなり、その時点のファン数に応じてエンディング内容が変わる。 --一位を取れなかった場合はゲームオーバー。オーディションはかなりの難関なので、地方オーディションで練習しておこう。 ''その他の特徴'' -1日の行動を終えると、ファンとの「シンクロ率」が上昇する。この値が高いとファンが暴走しやすくなり、実際に暴走されてしまうとこれもゲームオーバー。 --シンクロ率はPVを配信すると大きく減少するが、それにはイベントやセールなどで台本を入手する必要がある。 --また、ミニゲーム「ファン暴走」をクリアする事でもゲームオーバーを一応回避できる(これについては、問題点として後述)。 -オーディションのクイズでは、時々画面上に「にゃもー」が登場する。 --ゴールドにゃもーはプレイヤーを有利に、黒にゃもーは不利にするような補正がつく。オーディションのレベルよりもアイドルレベルの方が高い場合はゴールド、低い場合は黒にゃもーが出るが、アイドルレベルが高すぎても黒にゃもーが出る点に注意。 ---- **問題点 -ミニゲームはどのゲームも判定やシステムにクセがあり、慣れるまではしょっちゅうゲームオーバーになる。 --ファン暴走に至っては''鬼畜難易度+運ゲー''というひどさ。 ---もっとも本作は暴走を起こさないように進めることが前提であり、そうしたプレイは充分可能。普通のゲームで言うなら救済措置の位置づけに当たるゲームだが、本作は仕様上「ファン暴走をクリアして続行しよう」という方が例外ケースである。これはこれでゲームとしてどうなのだろう。 -最初育成できるのはこなたのみで、好きなキャラを出すには何度も繰り返さなくてはならないので、作業になりがち。 --「最初はキャラ限定、条件で開放」はらき☆すたのゲームではお約束だが、当初はゲームオーバーが基本になりがちなこのゲームではかなり手間がかかり面倒。 --2~3周ほど稼ぎプレイを交えれば攻略に必要なアイテムや資金(AP)も集まるので、そこまで頑張れれば、あとは後述のPV配信を楽しむ片手間作業程度で済む。ただしそこまで耐えられずに挫折する人も多い。 -クイズはこのゲームのメイン要素と呼べるものだが、いわゆる「常識問題」はほぼ皆無で、殆どのネタが「漫画・アニメ・ゲーム」「2ちゃんねる」「ニコニコ動画」といったマニア向けのもの。 --らき☆すたのゲームらしく、キャラクターのプロフィールや画像を使った問題もある。難易度的にはこちらのほうが低いが、それでも難問が多い。「らき☆すたの原作漫画もアニメ版も全部見た」というだけでは的外れもいいところな上に土俵にすら満足に立てない。本格的に勝ち進むつもりなら、それこそこなたばりにオタク度を極めるくらいの覚悟が求められる。 --クイズで対戦するCOMの強さはキャラ次第。みさおのように''自信満々に間違えるアホの子''もいれば、みゆき&ゆかり親子にひなたといった、問題を覚えていてもかなり手強い相手も。特に''全く自重する気のない''ゆかりの鬼畜ぶりは多くのプレイヤーに絶望を与えた。全体的にはかなり強い。 **賛否両論点 -らき☆すたのゲームにパロディ要素は昔からつきものであり、前作がむしろ「らき☆すたらしさ」という面では薄い部類だったと考えれば、プラス要素と言えなくもない。ただ当のパロディ内容に関しては質・量の関係で賛否両論ある。 --作中のネタが有名動画サイト絡みなどに偏っているのは、アニメ版の人気に影響された部分がある。そのせいで、分かりやすいネタばかりで作品のエッセンスとして作用していた旧作に比べて賛否が出る結果となったのは、皮肉な話ではある。 **評価点 -キャラゲーとしての要素は十二分に組み込まれている。 --登場キャラクターは20人以上フルボイス。かがみ・つかさ以外の柊一家とかなた以外は原作登場のほぼ全キャラが使えるという大盤振る舞い。 --PV配信で流れるミニドラマは質・量ともに充実している。 ---複数人ユニット専用のキャラにまで各個人の台本が用意されており、総数は400を軽く超える。当然全てフルボイス。 ---同じドラマでも、選択肢によってシリアスからギャグまで展開を変えられるのもらき☆すたらしい。選択肢によるゲームへの影響はないので、好きに選べる。 ---ゲームの仕様上、クリアにはPV配信が必須と言うことも含めて考えると、''むしろこれを見せるのが主目的で、他の要素はそのためのオマケと割り切っているのではないか''とすら思える。 ---ただし、そこにいたるまでにミニゲームを繰り返して貯めたポイントでらきポンといわれるガチャガチャを回し運よく台本を入手してやっと、とかなり手間がかかる。 ---- **総評 キャラ数、作品らしさ、ミニドラマの出来映えなど、キャラゲーとしての要素は十分に揃っている。~ 一方でゲームとしては単調かつ理不尽な面も多く、パロディネタが自重しなさすぎることもあり、楽しむところまで行く前に挫折した人、パロディネタを受け付けない人、ゲームとしての面白さを求める人などからは不満も多い。~ 単に「漫画やアニメで見て面白かったから」という気軽なノリで買ってしまうと、そのあまりのオタク特化ぶりを受け入れるのは難しいだろう。元々オタク向け色の濃い原作ではあるのだが、ネットネタに走ってしまうなど、その度合いや方向性があまりにもディープすぎた。~ &bold(){兎にも角にもアクの強い作品である。}&br;序盤の作業に耐え、過度のパロディや超展開を笑って流せるコアなキャラファンであれば、PV配信ネタで楽しめる。正式な攻略本などは無いが、粘り強く取り組む気力があるのであれば、攻略Wikiなどを参考にしてプレイしてみるといい。 ---- **余談 -売り上げ的には初週30000弱、発売翌週の時点でワゴン周りという店もちらほら出てしまった。 -ファミ通におけるレビュー評価は8/8/6/6と、キャラゲーとしてはまずまず。 -声優は『桜藤祭』同様アニメ版の配役。 --前々作の『真・らき☆すた 萌えドリル~旅立ち~』では、発売当時はすでにアニメによる声優変更後だったのだが、ドラマCDや初代『萌えドリル』の声優を起用していた。

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