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*ノイギーア ~海と風の鼓動~ 【のいぎーあ うみとかぜのこどう】 |ジャンル|アクションRPG|CENTER:&image(http://ecx.images-amazon.com/images/I/41CMtm7xriL.SL160.jpg)[[高解像度で見る>http://g-ec2.images-amazon.com/images/G/09/ciu/88/f8/2d3ba1909fa06b5cccabb110.L.jpg]]&br()[[裏を見る>http://ec2.images-amazon.com/images/I/61zoUIxJadL.jpg]]|&image(http://www.super-famicom.jp/pic/data/list/no_0001_00.png)| |対応機種|スーパーファミコン|~|~| |メディア|8MbitROMカートリッジ|~|~| |発売元|日本テレネット&br()サンソフト(Project EGG)|~|~| |開発元|ウルフチーム|~|~| |発売日|1993年3月26日|~|~| |定価|9,800円(税抜)|~|~| |プレイ人数|1人|~|~| |セーブデータ|2個(バッテリーバックアップ)|~|~| |配信|[[プロジェクトEGG>https://www.amusement-center.com/project/egg/]]:2012年7月10日/540円|~|~| |判定|なし|~|~| |ポイント|非常に短いストーリー&br()快適な操作性|~|~| //amazonのパッケージサムネイルがうまくいかないので、修正をお願いします ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -ウルフチームによる見下ろし型ARPG。 -音楽プロデュースにYMOの高橋幸宏氏、ストーリー監修に脚本家の會川昇氏、キャラクターリファインにアニメーターの菊池通隆氏、デザインワークスにデザイナーの森木靖泰氏を起用している。 -アイテムを引き寄せたり、自分を運んだり、敵を遠ざけたりすることのできる「鎖によるアクション」が本作最大のポイント。 **ストーリー 豊かな海と穀倉地を持ったマルドロール王国ノイギーア領。領主ウェイン伯と補佐官ギュンターによって治められていたこの地に、海賊が出没するようになる。事態を重く見た国王は、ウェイン伯に原因の究明を命じる。しかし、原因はようとして知れず、状況は悪化の一途をたどる。そんなある日。領主の一子デュークが、旅先でこの話を耳にする。彼は故郷へ帰る決意をするのだった。 **システム -基本的には『[[ゼルダの伝説]]』と同じ見下ろし視点のARPG。 --高低差があり、ジャンプによる移動が可能。 //攻撃レベルの上昇で攻撃範囲は広がらないようです。 --通常攻撃とジャンプ攻撃の2種類があり、それぞれにレベル(SA LEVELとJA LEVEL)がある。現在のレベルは画面右上に表示される。 ---敵に攻撃を当てることを繰り返すとレベルが上がる。敵を倒す必要はない。 ---レベルが上がると攻撃力が上がるほか、エフェクトも派手になっていく。最大で9まで上昇する。 --体力の最大値は特定の敵を倒したり特定のブロックを壊すことで出現するハートを取ることで上昇する。 //攻撃レベルの上昇で攻撃範囲は広がらないようです。 -最大の特徴、チェーンアクション。 --チェーンは物に引っかけると、引きずる事ができる。それを敵などにぶつけられる。 --壁に引っかけると、プレイヤーが壁に引き寄せられる。これにより、ジャンプでは越えられない距離を、チェーンを使い越える事ができるようになる。 --敵にチェーンを当てると、押し返す。ただしダメージは与えられない。 **問題点 -ストーリーが非常に短く、こぢんまりとしている。慣れたプレイヤーは20分ほどでクリアできてしまう。 --作品によっては1章分程度の内容。 --エンディングも、とりあえずの解決策を示した程度で、今一つパッとしない終わり方である。 --ただし、ゲームの短さは意図的に行っているものと思われる。というのも、ゲームのクリア後にクリアタイムとタイムに応じたランクと称号が表示されるという仕様がある。 -高低差のあるマップもあるのだが、見下ろし型ゆえ非常に分かりにくい。 --加えて微妙な精度でのジャンプが要求される場面も多くやや操作に難がある。後述の操作とはやや相反する要素ではある。 -探索型といえば聞こえはいいのだが、マップは存在していないので迷いやすい。 -ゲーム中盤、浮遊している足場の上に乗った状態でチェーンを壁に向かって使い、乗っている足場の位置を移動させるというノーヒントの謎解きが存在する。 -アクションRPGなのだが、RPG的要素は攻撃のレベル上げくらい。お金の概念もなく((作中の会話で通貨自体は登場する。))、アイテムの種類も乏しい。 --装備アイテムも3種類と少ない。武器の変更の概念もない。 --通常攻撃とジャンプ攻撃のレベル上げが、どちらの攻撃を当てたかによる。このため、使用頻度の低いジャンプ攻撃のレベルが上がりにくい。 -ラスボスが弱い。残り体力に応じて形態を変化させてくるのだが、どの形態も適当に攻撃を当て続けるだけで倒せてしまう。 --以前のステージで戦う「G SPIDER」や物語冒頭からの因縁の敵の方が攻撃のチャンスが少なく手強い印象を受けやすい。 **評価点 -キャラの操作性は非常に快適。少なくとも戦闘に関して言えはの話であるが。 --ただし、たまに当たり判定が妙な敵も存在している。 --チェーンアクションは、悪くない出来。 -ボス戦も単純なごり押しでは勝てない作りである。相手の行動をよく読まないと勝ちにくい。 -YMOの高橋幸宏氏によるBGMや桜庭統氏によるサウンドということもあり、そちらに関しては評価が高い。 **総評  アクションゲームとして操作性が快適であるのは大きな利点のはずだが、高低差の導入によりそこまで機能しているとは言いがたい。また、繰り返しプレイしてもらってやり込んでほしいのではあろうが、約10,000円もするゲームでそれを行うのは疑問が残る。操作は快適なだけに、むしろストーリーを長くしてじっくり遊んでもらう作品にするべきだったのではないかという惜しい作品といえるだろう。 ---- **余談 -本作にはデバッグモードが存在し、ステージセレクトやサウンドテストが可能になっている。 -本文の通り、本作はクリア後にクリアタイムとタイムに応じたランクと称号が表示されるのだが… --最速クリア時(19分未満)の称号が「''GOKUTSUBUSHI(穀潰し)''」とプレイヤーを罵倒するようなものになっているが ---元ウルフチームのNOSTALGIC PHANTASIAN管理人がBBSの質問に答えた所によると''GOKUTSUBUSHI(穀潰し)''とはゲーム制作時早いタイムでクリアしたサウンドスタッフのあだ名で内輪ネタとのことである。 なのでゲーム上手いゲーム製作スタッフばりのタイムと言うことになる。ユーザー目線じゃ罵倒されたようにしか見えないが
*ノイギーア ~海と風の鼓動~ 【のいぎーあ うみとかぜのこどう】 |ジャンル|アクションRPG|CENTER:&image(http://ecx.images-amazon.com/images/I/41CMtm7xriL.SL160.jpg)[[高解像度で見る>http://g-ec2.images-amazon.com/images/G/09/ciu/88/f8/2d3ba1909fa06b5cccabb110.L.jpg]]&br()[[裏を見る>http://ec2.images-amazon.com/images/I/61zoUIxJadL.jpg]]|&image(http://www.super-famicom.jp/pic/data/list/no_0001_00.png)| |対応機種|スーパーファミコン|~|~| |メディア|8MbitROMカートリッジ|~|~| |発売元|日本テレネット&br()サンソフト(Project EGG)|~|~| |開発元|ウルフチーム|~|~| |発売日|1993年3月26日|~|~| |定価|9,800円(税抜)|~|~| |プレイ人数|1人|~|~| |セーブデータ|2個(バッテリーバックアップ)|~|~| |配信|[[プロジェクトEGG>https://www.amusement-center.com/project/egg/]]:2012年7月10日/540円|~|~| |判定|なし|~|~| |ポイント|非常に短いストーリー&br()快適な操作性|~|~| //amazonのパッケージサムネイルがうまくいかないので、修正をお願いします ---- #contents(fromhere) ---- **概要 ウルフチームによる見下ろし型ARPG。~ 音楽プロデュースにYMOの高橋幸宏氏、ストーリー監修に脚本家の會川昇氏、キャラクターリファインにアニメーターの菊池通隆氏、デザインワークスにデザイナーの森木靖泰氏を起用している。~ アイテムを引き寄せたり、自分を運んだり、敵を遠ざけたりすることのできる「鎖によるアクション」が本作最大のポイント。 **ストーリー 豊かな海と穀倉地を持ったマルドロール王国ノイギーア領。領主ウェイン伯と補佐官ギュンターによって治められていたこの地に、海賊が出没するようになる。事態を重く見た国王は、ウェイン伯に原因の究明を命じる。しかし、原因はようとして知れず、状況は悪化の一途をたどる。そんなある日。領主の一子デュークが、旅先でこの話を耳にする。彼は故郷へ帰る決意をするのだった。 **システム -基本的には『[[ゼルダの伝説]]』と同じ見下ろし視点のARPG。 --高低差があり、ジャンプによる移動が可能。 //攻撃レベルの上昇で攻撃範囲は広がらないようです。 --通常攻撃とジャンプ攻撃の2種類があり、それぞれにレベル(SA LEVELとJA LEVEL)がある。現在のレベルは画面右上に表示される。 ---敵に攻撃を当てることを繰り返すとレベルが上がる。必ずしも敵を倒す必要はない。 ---レベルが上がると攻撃力が上がるほか、エフェクトも派手になっていく。最大で9まで上昇する。 --体力の最大値は特定の敵を倒したり特定のブロックを壊すことで出現するハートを取ることで上昇する。 //攻撃レベルの上昇で攻撃範囲は広がらないようです。 -最大の特徴、チェーンアクション。 --チェーンは物に引っかけると、引きずる事ができる。それを敵などにぶつけられる。 --壁に引っかけると、プレイヤーが壁に引き寄せられる。これにより、ジャンプでは越えられない距離を、チェーンを使い越える事ができるようになる。 --敵にチェーンを当てると、押し返す。ただしダメージは与えられない。 **問題点 -ストーリーが非常に短く、こぢんまりとしている。慣れたプレイヤーは20分ほどでクリアできてしまう。 --作品によっては1章分程度の内容。 --エンディングも、とりあえずの解決策を示した程度で、今一つパッとしない終わり方である。 --ただし、ゲームの短さは意図的に行っているものと思われる。というのも、ゲームのクリア後にクリアタイムとタイムに応じたランクと称号が表示されるという仕様がある。 -高低差のあるマップもあるのだが、見下ろし型ゆえ非常に分かりにくい。 --加えて微妙な精度でのジャンプが要求される場面も多くやや操作に難がある。後述の操作とはやや相反する要素ではある。 -探索型といえば聞こえはいいのだが、マップは存在していないので迷いやすい。 -ゲーム中盤、浮遊している足場の上に乗った状態でチェーンを壁に向かって使い、乗っている足場の位置を移動させるというノーヒントの謎解きが存在する。 -アクションRPGなのだが、RPG的要素は攻撃のレベル上げくらい。お金の概念もなく((作中の会話で通貨自体は登場する。))、アイテムの種類も乏しい。 --装備アイテムも3種類と少ない。武器の変更の概念もない。 --通常攻撃とジャンプ攻撃のレベル上げが、どちらの攻撃を当てたかによる。このため、使用頻度の低いジャンプ攻撃のレベルが上がりにくい。 -ラスボスが弱い。残り体力に応じて形態を変化させてくるのだが、どの形態も適当に攻撃を当て続けるだけで倒せてしまう。 --以前のステージで戦う「G SPIDER」や物語冒頭からの因縁の敵の方が攻撃のチャンスが少なく手強い印象を受けやすい。 **評価点 -キャラの操作性は非常に快適。少なくとも戦闘に関して言えはの話であるが。 --ただし、たまに当たり判定が妙な敵も存在している。 --チェーンアクションは、悪くない出来。 -ボス戦も単純なごり押しでは勝てない作りである。相手の行動をよく読まないと勝ちにくい。 -YMOの高橋幸宏氏によるBGMや桜庭統氏によるサウンドということもあり、そちらに関しては評価が高い。 **総評  アクションゲームとして操作性が快適であるのは大きな利点のはずだが、高低差の導入によりそこまで機能しているとは言いがたい。~ また、繰り返しプレイしてもらってやり込んでほしいのではあろうが、約10,000円もするゲームでそれを行うのは疑問が残る。~ 操作は快適なだけに、むしろストーリーを長くしてじっくり遊んでもらう作品にするべきだったのではないかという惜しい作品といえるだろう。 ---- **余談 -本作にはデバッグモードが存在し、ステージセレクトやサウンドテストが可能になっている。 -本文の通り、本作はクリア後にクリアタイムとタイムに応じたランクと称号が表示されるのだが… --最速クリア時(19分未満)の称号が「''GOKUTSUBUSHI(穀潰し)''」とプレイヤーを罵倒するようなものになっている。 ---元ウルフチームのNOSTALGIC PHANTASIAN管理人がBBSの質問に答えた所によると、GOKUTSUBUSHIとはゲーム制作時、デバッグがてらに早いタイムでクリアしたサウンドスタッフのあだ名で内輪ネタとのことである。~ なのでゲームが上手いゲーム製作スタッフばりのタイムと言うことになる。事情を知らないユーザー目線では結局罵倒されたようにしか見えないが…

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