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*ちゃおドリームタッチ! ハッピーあにばーさりー 【ちゃおどりーむたっち はっぴーあにばーさりー】 |ジャンル|ふれあいアドベンチャー|&amazon(B000J452AU)| |対応機種|ニンテンドーDS|~| |発売元|マーベラスインタラクティブ|~| //|開発元||~| |発売日|2006年12月7日|~| |価格|5,040円(税込)|~| |判定|なし|~| |ポイント|歴代のちゃおマスコットが20キャラ登場&br()非常にわかりやすいお使いゲー&br()クロスオーバー路線ではない|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -かつて存在したマーベラスインタラクティブがリリースしたニンテンドーDSソフトであり、同社がマーベラスエンターテイメント(現:マーベラス)に合併される前の末期発売でもある。 -大御所少女漫画雑誌『ちゃお』の生誕30周年記念として製作されたお祭りゲーとなっており、歴代のちゃおマスコットキャラクターが多数登場する。 -大方は一人プレイ専用だが、一部のミニゲームに関してはDSワイヤレス通信による二人対戦プレイも可能。 **ストーリー とあるウチューのホシに「ハカセ」と「デシ」が住んでいました。~ ハカセは色んなホシの"おはな"を育てる仕事をしていましたが、"おはな"を探す為にウチューセンで飛行中の2人の前に流れ星が衝突してしまいます。~ 流れ星の衝突によりハカセの大切なたくさんの"たからもの"が近くにあったチキューというホシに散らばっていきました。~ 「"たからもの"がないと研究ができない」と困惑するハカセは、デシにチキューへ散らばった"たからもの"の回収を命令します。~ こうしてたくさんのちゃおキャラクターが自由気ままに遊んでいるチキューを舞台に、デシの前途多難な"たからもの"回収作業の幕が開けました。 (以上、公式サイトのストーリーを若干改変、及び漢字を含めた表現で表記したストーリー) **出演ちゃおキャラクター一覧 -チキュー内には9箇所のエリアに分かれており、そこに生息するちゃおキャラクターが歩き回っている。 --本作に出演するちゃおキャラクターは以下の20キャラがいる。なお、全員がマスコット系のキャラであり、人間サイズのキャラは一切出演していない。 #region(出演ちゃおキャラクター一覧) |キャラクター|出現エリア|原作| |||| |ぷくぷく|てんねんタウン|ぷくぷく天然かいらんばん| |クロさん|~|~| |みけねーさん|~|~| |ミルモ|まじかるタウン|ミルモでポン!| |ムルモ|~|~| |リルム|~|~| |ヤシチ|~|~| |ちま|ワクワクもり|はぴはぴクローバー| |メル|~|~| |ガク|~|~| |ハル|~|~| |天津|ラッキータウン|Dr.リンにきいてみて!| |七尾|~|~| |シンシア|~|~| |半額|やすうりモール|ボクのプラチナレディー| |ニャン蔵|カラクリむら|くのいち生徒会 こいき七変化!!| |うさっち|はごろもクラス|エンジェル・ハント| |テモテモ|もてもてクラス|極上!! めちゃモテ委員長| |プリン|おかしなクラス|恋するプリン!| |キャンディ|~|~| #endregion **ゲームのルール ***セーブデータ作成 -ゲームを始める前にセーブデータを作成する必要がある。 --セーブデータは全部で3つあり、好きなものを選んだ後に「デシの名前入力」「右利きか左利きかの選択」の設定を行う。 ---利き腕選択に関しては、下記の操作説明の項を参照の事。 ---設定に関してはセーブデータを選ぶ際に設定のし直しが可能となる。 --セーブデータを初めて使用したプレイではチュートリアルが始まり、ゲームの大まかなプレイルールを知る事ができる。 ---また、次回プレイ時にセーブデータを選ぶと、任意でのチュートリアルプレイが可能。 ***ゲーム進行 -デシを操作して、たからものをすべてを回収するのが大きな目標となる。 --たからもの回収までの大まかな流れは以下の手順となる。 --''ステップ1 エリアの移動'' ---ゲーム開始時のデシはウチューセンで待機しており、ここから9箇所あるエリアから好きな場所に移動する。 ---移動後はそのエリアにワープするので、自由に移動探索を行い次のステップへ。 ---移動エリアに用がなければウチューセンに戻る事が可能。そこからまた好きなエリアを選んで「ウチューセン ⇔ エリア」の行き来を繰り返していく。 --''ステップ2 ショクブツの収集'' ---各エリアの道ばたには「ショクブツ」という素材アイテムが無造作に放置されているので、それを拾っていく。 ---一度拾ったショクブツは一度ウチューセンに戻った後に再びエリアへワープすると復活しているので、事実上は無制限に拾う事が可能。 ---ショクブツには複数の種類があり、多く集めていると下記のアイテム交換で多くのアイテムが入手しやすくなる。 --''ステップ3 アイテムの入手'' ---入手したショクブツはそれを消費して「アイテム」と交換できる。 ---アイテムには複数の種類があり、可能な限りのアイテムを持っておけば下記のプレゼントがスムーズに行いやすくなる。 ---交換できるアイテムによっては必要なショクブツの量には個人差がある。&br()少ないショクブツで交換できるものから、結構なショクブツが必要になるものまで様々であり、もちろん後者ではより多くのショクブツを集めないと交換するのが難しくなる。 --''ステップ4 アイテムのプレゼント'' ---各エリアにいる噴出し表示がされたキャラに会話すると「○○○が欲しい」という要望が聞ける。噴出し表示のないキャラは特に要望は持っていない状態である。 ---会話をヒントにその欲しいと思われし上記で入手したアイテムをプレゼントすれば、キャラが喜び親密度が深まっていく。当然ながらプレゼントしたアイテムは消滅する。 ---欲しくないアイテムを渡してしまうとプレゼントを拒否されてしまうが、アイテムは消滅せずに済み、これといった明確なペナルティは発生しない。 ---何度もエリアに行き来しているのに一行に噴出し表示がされないキャラがいる場合は、同じエリアにいる他のキャラのプレゼント渡しフラグが立っていない可能性がある((各エリアに複数いるキャラの会話はプレゼントを渡すにつれて話題が変わってくる。よって、キャラの会話に矛盾が生じない様に、プレゼントを渡しすぎたキャラには噴出しが出ない(話題がずれない)仕様となる。なお、各エリアに1キャラしかいない「半額」「ニャン蔵」「うさっち」「テモテモ」には噴出し制限はない。))。&br()よって、噴出し表示を見つけ次第にかったぱしからプレゼントを渡しておいた方が順調に事が進められやすい。 --''ステップ5 たからものの入手'' ---キャラ達は何度もアイテム要求をしてくるので、その都度に欲しいアイテムを渡してプレゼントしていくと、「○○○を拾ったからあげる」との理由でお礼としてたからものをくれる。 ---すなわち、ひたすらにキャラ達にプレゼントをし続ければ、おのずとたからものが順々に入手できるという仕掛けとなっている。 ***操作系統 -以下の操作でデシを操作できる。 --十字ボタンでデシの八方向移動。 ---本作はすべてトップビュー視線でゲームが進行するので、縦スクロールアクションと同じ感覚での移動ができる。 ---十字ボタン操作はセーブデータで右利きを設定した場合に適応される。左利きの設定の場合はABXYボタンで移動操作を行える。 --タッチペンで画面内のオブジェや歩行中のキャラをタッチすると、何かの反応が起きる場合がある。 --同じくメニューなどのアイコンをタッチすると、何かしらの効果が発生する。 ***アイコンメニュー -常に画面端に表示されているメニューアイコンにタッチすると、以下のメニューウインドウが開かれる。 --ウチューセン待機時 ---「おでかけ」…9箇所のエリアを選び、そこに移動する。 ---「おともだちカード」…おともだちカードの鑑賞と、入手しているおともだちシールと友好度の状況が確認できる。 ---「みらくる」…エリア内で起こしたみらくるの一覧が確認できる。 ---「もちものをみる」…所持アイテム、及びたからものの一覧を確認できる。 ---「アイテムかう」…ショクブツを消費してアイテムに交換できる。売品アイテムはウチューセンやエリアによってランダム性のある品揃えとなており、必ず5種類しか売られていない。 ---「タイトルにもどる」…ゲームを終了しタイトル画面に戻る。 --エリア探索中 ---「いえにかえる」…ウチューセンに戻る。 ---「おともだちカード」「もちものをみる」「アイテムかう」…上記と同じ効果。 --エリア探索中にてデシをキャラやショクブツに接触させると、以下のアイコンが出現しタッチする事で効果が起きる。 ---「会話アイコン」…キャラに接した状態でこのアイコンをタッチすればキャラと会話できる。 ---「プレゼントアイコン」…キャラに接した状態でこのアイコンをタッチすればアイテム選択ウインドウに移項し、アイテムを選ぶとそれをキャラにプレゼントできる。 ---「虫眼鏡アイコン」…落ちているショクブツに接した状態でこのアイコンをタッチすればショクブツが拾える。 ***やり込みに関する詳細 -本作をやり込む為の情報を以下に示す。 -''おともだち関係'' --「おともだちカード」 ---ゲーム序盤で20キャラ全員と会話すると、おともだちカードを1枚づつ貰える。 ---入手したおともだちカードはメニューウインドウの「おともだちカード」に登録される。 ---全部で20枚のおともだちカードが存在する。 --「おともだちシール」 ---キャラにプレゼントを渡したり、ポケットイベント(下記)に付き合うたびに1枚貰える。 ---入手したおともだちシールはメニューウインドウの「おともだちカード」にてカードと一緒に表示される。 ---各キャラに8枚のおともだちシールが存在し、全20キャラ × 8枚の総計160枚のおともだちシールが用意されている。 --「友好度」 ---デシと各キャラとの友好がどの位あるのかを示したハートマークの値。プレゼントを渡したりする事で増加していく。 ---友好度はメニューウインドウの「おともだちカード」にてカードと一緒に表示される。 ---各キャラにおけるハートマークの最大友好度は5となっている。 -''みらくる'' --「みらくる」 ---各エリアにある花やマンホールなどをタッチする事で「みらくる」と呼ばれるミラクルなリアクションが発生する場合がある。 ---みらくるによってはどこからかショクブツが出現する事もあり、ショクブツ入手のチャンスとなる。 ---発生したみらくるはメニューウインドウの「みらくる」に登録される。 ---全部で30種類のみらくるが存在する。 -''アイテム関係'' --「アイテム」 ---メニューウインドウの「アイテムかう」にてショクブツと引き換えに入手できる。&br()また、たからものを入手する度にボーナスとして、ハカセから何かのアイテムが1つだけランダムでくれる場合もある。 ---アイテムは消耗品だがプレゼント以外での使用用途はなく、そこまで執拗に集めなくてもゲームが足止めする心配は少ない。 ---入手したアイテムはメニューウインドウの「アイテムみる」に登録される。 ---全部で100種類のアイテムが存在し、各アイテムは最大で9つまで所持できる。 --「たからもの」 ---各キャラに何回かのプレゼントをすれば1つづつ貰える最重要アイテム。これをすべて集めるとエンディングとなる。 ---入手したアイテムはメニューウインドウの「アイテムみる」に登録される。 ---全部で20種類のたからものを集めるのが当初の目標なのだが実は…。 --「ショクブツ」 ---エリア内で拾えるアイテムを入手する為に必要なもの。 ---「タネ」「はなびら」「こえだ」「はっぱ」「きゅうこん」「きのみ」の6種類があり、各ショクブツは最大で99つまで所持できる。 ---ショクブツの所持数を確認するには「アイテムかう」を利用する以外に方法はない。 -''ポケットゲーム'' --「ポケットゲーム」 ---各キャラにプレゼントを何個か渡して親密になった状態で話しかけると、「ポケットゲームで遊ぼう」との誘い(ポケットイベント)が発生する時がある。 ---イベント後は「ふうせんパズル」「タッチクッキング」「ロボットヒット」「クイックキャリー」の4種類のミニゲームのどれかをプレイする事になる。 ---プレイ結果に関わらず話しかけたキャラから、必ずおともだちシールが貰えるボーナスがある。なお、貰えるシールは各キャラにつき1回のみである。 ---プレイした事のあるポケットゲームはセーブデータにて単体でプレイ可能となる。&br()その内の「ロボットヒット」と「クイックキャリー」はDSワイヤレス通信による対戦プレイができる。対戦プレイではDS本体が2台が必要となるが、本ソフトは1本だけでOKである。 -''デジの成長'' --「デシの成長」 ---何かしらのやり込みを達成すると、ご褒美としてデシの外観が変化するイベントが発生する。 ---単にデシの色が変化するだけで何かゲーム的な意味での見返りがある訳ではないが、やり込みプレイヤーには見過ごせない要素となるだろう。 **評価点 -キャラの会話のやり取りが楽しい。 --デシとちゃおキャラクターとのゆるゆるほんわかとした会話が面白く、次の会話を聞きたくなってくる魅力がある。 ---最初はデシに対して「あんた誰?」的な反応で警戒してくるちゃおキャラクターだが、プレゼントを渡す度に警戒が解けて仲良くなってくる様が素敵である。 ---ゲーム後半になってくると多くのちゃおキャラクターが「プレゼント持ってるんでしょ?」と当たり前の如く要求してくるのがなかなか現金であり、&br()プレゼント後に「あんたいい人だな」と褒めてくれるのがツンデレ可愛い次第である。 -非常に可愛らしいキャラのアニメーション。 --このゲームはすべてドット書きによるグラフィックであり、独特の味わい深い外見となっている。 ---登場するキャラ全員の表情は豊かで見ているだけでもほんわかしてくる可愛らしさを持っており、コミカルさを強調したドット書きのレベルは非常に高い。 ---ちゃおキャラクターのデザイン再現度も高く、原作ファンならば納得のできるものとなっているのではないだろうか。 -わかりやすいゲーム性。 --上記のステップ通りの手順を踏んでいけば確実にエンディングに近づく、わかりやすさ重視の内容となっておりお子様プレイヤーにも安定したプレイが望めると思われる。 --エリア内の地形はシンプル一徹な構造となっているおかげで、迷う事なくキャラ達のやり取りができる。 --「キャラがどういうプレゼントを欲しがっているのか」というヒントがさりげなく会話内で示されるので、直感的に何のアイテムを渡せばいいのかが理解しやすくなっているのも優しいところ。 ---但し、下記の問題点で述べた罠会話もあるので、完全に優しいとはいい難い面もあるが…。 -快適なプレイ環境。 --メイン操作は十字ボタン(左利きプレイヤーはボタン)とタッチペンのみと、使わせる操作が少なくて複雑さとは無縁である。 --親切なチュートリアルも完備されているので、すぐにゲームルールを理解できるのも優しい配慮である。 --アイコンなどが大きめに表示されている影響で、タッチの誤爆といった心配が少なく、仮にミス操作をしても後戻りできるアイコンも用意されているので大したストレスにはならない。 **問題点 -かなり直球なお使いゲーである。 --このゲームにおけるプレイは「アイテムを入手してキャラに渡す」事に八割以上の行動が要される、''超が付く程にお使い要素の強いゲーム''となっている。 ---よって、お使いゲーに苦痛を感じるプレイヤーにとっては、本作のゲーム性は大分つまらなく感じる恐れが高いだろう。 ---お使いの先に待っているキャラのリアクションに楽しみを見出せないと、残念ながら本作に面白みを感じるのは相当きついのは必至である。 -行動範囲が非常に狭い。 --全部で9つのエリアが用意されてはいるが、どのエリアも数画面分の行動範囲がなく、''即効ですべてのエリアを探索し尽せてしまう位に狭い''。 ---何かの条件を満たせば行動範囲が広がるなんてギミックは用意されていないので、狭い行動範囲をひたすらに歩きまわされるハメになるのは絶対に避けられない。 ---この辺が上記のお使い感に拍車をかけ、ゲームとしての地味さが大幅に増強されている有様となっている。 -あってない様なポケットゲーム。 --用意されているいポケットゲーム(ミニゲーム)はたったの4種類しかなく、ミニゲーム目的で本作を購入するのは無謀以外の何物でもない。 ---そのポケットゲームに関しても格別面白いのかといわれるとそんな事はなく、「軽くプレイすればもういいや」的な薄いものばっかりである。 ---これを購入する位ならば他のDSのミニゲーム集ソフトを手に入れた方が確実に楽しめるであろう。 -謎のウエイト現象。 --キャラと会話するとメッセージを飛ばす度に、''何故か1~2秒間程度のウエイトが頻繁にかかる''。 ---これのせいで会話中のテンポ感がややもっさりとなってしまっている。会話自体は過剰に引き伸ばされない軽快な語りなのが救いだが…。 ---演出というには不自然な間であり、かといってロード時間というには特に読み込んでいる気配がなく、何のウエイトなのかがよくわからない。 -一部のプレゼントに関する会話ヒントがわかりにくい。 --「相手に嫌がらせしたいので"口の中にいれるとびっくりするもの"が欲しい」というキャラの会話ヒントを一例にする。 ---常識的に考えて、口中にいれるとびっくりするものとして「辛いもの」「酸っぱいもの」「石鹸などの口中に容易に入れられるもの」などのアイテムを想像する方も多いだろうが、それらは全部不正解である。 ---実はこれの答えは「サボテン」である。理由は「口中に入れればトゲが刺さって痛いから」らしいが、そんな大惨事になりかねないブツを想像するプレイヤーは常識的にはいないだろう。 ---サボテンのアイテム説明にも「触ると痛い観賞用植物」としか表記されておらず、特にヒントになる様な表記が全くされていないのもわかりにい要因となっている。 -ハカセとデシのデザインセンス。 --本作のおける唯一のオリジナルキャラクターの2人だが、レビューサイトでは「なんかデザインセンスが悪い」と悪評が聞かれる。 ---実際、ハカセとデシは遠い星の宇宙人という設定のキャラであり、地球出身のちゃおキャラクターの面々に比べると明らかにデザインが浮いている節はある。 ---その辺は「デザインが浮いてて気持ち悪い」ととるか、「キモカワイイデザインで愛着が沸く」ととるかの賛否が分かれるかもしれない。 -電波ボイス付きの会話。 --キャラ同士が会話すると文章表示と一緒に「言葉で表現するのは困難な独特の電波ボイス」が流される。 ---ボイスといっても会話を読み上げるものではなく、効果音の一種に近い短いものである。これは直接プレイすれば分かるとしかいい様がない。 ---これに関しても「会話表示がされる度に電波ボイスが入って煩わしい」という意見も聞かれるが、慣れてくるとそこまで酷いものでもないと思われる。 -クロスオーバー路線のお祭りゲーではない。 --各作品のキャラ達は地球内の別々のエリアに生活しているという設定であり、ゲームがどう進もうが他作品のキャラが交わる様な展開にはならない。 ---そもそも本作は「デシが様々なエリアに行き来する」という視線で話が描かれている為、ちゃおキャラクター全員と交わるのはデシしかいない。 ----- **総評 清々しいほどのお使いゲーであり、限られた場所を行き来しながらお使いする行為が嫌な方には間違いなくお勧めはできない。~ 『ちゃお』のキャラゲーとしてみれば、キャラが非常に可愛らしく描かれ、ほんわかとゆるい会話のやり取りが堪能できる出来であり、その評判は決して悪くない模様。
*ちゃおドリームタッチ! ハッピーあにばーさりー 【ちゃおどりーむたっち はっぴーあにばーさりー】 |ジャンル|ふれあいアドベンチャー|&amazon(B000J452AU)| |対応機種|ニンテンドーDS|~| |発売元|マーベラスインタラクティブ|~| //|開発元||~| |発売日|2006年12月7日|~| |価格|5,040円(税込)|~| |判定|なし|~| |ポイント|歴代のちゃおマスコットが20キャラ登場&br()非常にわかりやすいお使いゲー&br()クロスオーバー路線ではない|~| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -かつて存在したマーベラスインタラクティブがリリースしたニンテンドーDSソフトであり、同社がマーベラスエンターテイメント(現:マーベラス)に合併される前の末期発売でもある。 -大御所少女漫画雑誌『ちゃお』の生誕30周年記念として製作されたお祭りゲーとなっており、歴代のちゃおマスコットキャラクターが多数登場する。 -大方は一人プレイ専用だが、一部のミニゲームに関してはDSワイヤレス通信による二人対戦プレイも可能。 **ストーリー とあるウチューのホシに「ハカセ」と「デシ」が住んでいました。~ ハカセは色んなホシの"おはな"を育てる仕事をしていましたが、"おはな"を探す為にウチューセンで飛行中の2人の前に流れ星が衝突してしまいます。~ 流れ星の衝突によりハカセの大切なたくさんの"たからもの"が近くにあったチキューというホシに散らばっていきました。~ 「"たからもの"がないと研究ができない」と困惑するハカセは、デシにチキューへ散らばった"たからもの"の回収を命令します。~ こうしてたくさんのちゃおキャラクターが自由気ままに遊んでいるチキューを舞台に、デシの前途多難な"たからもの"回収作業の幕が開けました。 (以上、公式サイトのストーリーを若干改変、及び漢字を含めた表現で表記したストーリー) **出演ちゃおキャラクター一覧 -チキュー内には9箇所のエリアに分かれており、そこに生息するちゃおキャラクターが歩き回っている。 --本作に出演するちゃおキャラクターは以下の20キャラがいる。なお、全員がマスコット系のキャラであり、人間サイズのキャラは一切出演していない。 #region(出演ちゃおキャラクター一覧) |キャラクター|出現エリア|原作| |||| |ぷくぷく|てんねんタウン|ぷくぷく天然かいらんばん| |クロさん|~|~| |みけねーさん|~|~| |ミルモ|まじかるタウン|ミルモでポン!| |ムルモ|~|~| |リルム|~|~| |ヤシチ|~|~| |ちま|ワクワクもり|はぴはぴクローバー| |メル|~|~| |ガク|~|~| |ハル|~|~| |天津|ラッキータウン|Dr.リンにきいてみて!| |七尾|~|~| |シンシア|~|~| |半額|やすうりモール|ボクのプラチナレディー| |ニャン蔵|カラクリむら|くのいち生徒会 こいき七変化!!| |うさっち|はごろもクラス|エンジェル・ハント| |テモテモ|もてもてクラス|極上!! めちゃモテ委員長| |プリン|おかしなクラス|恋するプリン!| |キャンディ|~|~| #endregion **ゲームのルール ***セーブデータ作成 -ゲームを始める前にセーブデータを作成する必要がある。 --セーブデータは全部で3つあり、好きなものを選んだ後に「デシの名前入力」「右利きか左利きかの選択」の設定を行う。 ---利き腕選択に関しては、下記の操作説明の項を参照の事。 ---設定に関してはセーブデータを選ぶ際に設定のし直しが可能となる。 --セーブデータを初めて使用したプレイではチュートリアルが始まり、ゲームの大まかなプレイルールを知る事ができる。 ---また、次回プレイ時にセーブデータを選ぶと、任意でのチュートリアルプレイが可能。 ***ゲーム進行 -デシを操作して、たからものをすべてを回収するのが大きな目標となる。 --たからもの回収までの大まかな流れは以下の手順となる。 --''ステップ1 エリアの移動'' ---ゲーム開始時のデシはウチューセンで待機しており、ここから9箇所あるエリアから好きな場所に移動する。 ---移動後はそのエリアにワープするので、自由に移動探索を行い次のステップへ。 ---移動エリアに用がなければウチューセンに戻る事が可能。そこからまた好きなエリアを選んで「ウチューセン ⇔ エリア」の行き来を繰り返していく。 --''ステップ2 ショクブツの収集'' ---各エリアの道ばたには「ショクブツ」という素材アイテムが無造作に放置されているので、それを拾っていく。 ---一度拾ったショクブツは一度ウチューセンに戻った後に再びエリアへワープすると復活しているので、事実上は無制限に拾う事が可能。 ---ショクブツには複数の種類があり、多く集めていると下記のアイテム交換で多くのアイテムが入手しやすくなる。 --''ステップ3 アイテムの入手'' ---入手したショクブツはそれを消費して「アイテム」と交換できる。 ---アイテムには複数の種類があり、可能な限りのアイテムを持っておけば下記のプレゼントがスムーズに行いやすくなる。 ---交換できるアイテムによっては必要なショクブツの量には個人差がある。&br()少ないショクブツで交換できるものから、結構なショクブツが必要になるものまで様々であり、もちろん後者ではより多くのショクブツを集めないと交換するのが難しくなる。 --''ステップ4 アイテムのプレゼント'' ---各エリアにいる噴出し表示がされたキャラに会話すると「○○○が欲しい」という要望が聞ける。噴出し表示のないキャラは特に要望は持っていない状態である。 ---会話をヒントにその欲しいと思われし上記で入手したアイテムをプレゼントすれば、キャラが喜び親密度が深まっていく。当然ながらプレゼントしたアイテムは消滅する。 ---欲しくないアイテムを渡してしまうとプレゼントを拒否されてしまうが、アイテムは消滅せずに済み、これといった明確なペナルティは発生しない。 ---何度もエリアに行き来しているのに一行に噴出し表示がされないキャラがいる場合は、同じエリアにいる他のキャラのプレゼント渡しフラグが立っていない可能性がある((各エリアに複数いるキャラの会話はプレゼントを渡すにつれて話題が変わってくる。よって、キャラの会話に矛盾が生じない様に、プレゼントを渡しすぎたキャラには噴出しが出ない(話題がずれない)仕様となる。なお、各エリアに1キャラしかいない「半額」「ニャン蔵」「うさっち」「テモテモ」には噴出し制限はない。))。&br()よって、噴出し表示を見つけ次第にかったぱしからプレゼントを渡しておいた方が順調に事が進められやすい。 --''ステップ5 たからものの入手'' ---キャラ達は何度もアイテム要求をしてくるので、その都度に欲しいアイテムを渡してプレゼントしていくと、「○○○を拾ったからあげる」との理由でお礼としてたからものをくれる。 ---すなわち、ひたすらにキャラ達にプレゼントをし続ければ、おのずとたからものが順々に入手できるという仕掛けとなっている。 ***操作系統 -以下の操作でデシを操作できる。 --十字ボタンでデシの八方向移動。 ---本作はすべてトップビュー視線でゲームが進行するので、縦スクロールアクションと同じ感覚での移動ができる。 ---十字ボタン操作はセーブデータで右利きを設定した場合に適用される。左利きの設定の場合はABXYボタンで移動操作を行える。 --タッチペンで画面内のオブジェや歩行中のキャラをタッチすると、何かの反応が起きる場合がある。 --同じくメニューなどのアイコンをタッチすると、何かしらの効果が発生する。 ***アイコンメニュー -常に画面端に表示されているメニューアイコンにタッチすると、以下のメニューウインドウが開かれる。 --ウチューセン待機時 ---「おでかけ」…9箇所のエリアを選び、そこに移動する。 ---「おともだちカード」…おともだちカードの鑑賞と、入手しているおともだちシールと友好度の状況が確認できる。 ---「みらくる」…エリア内で起こしたみらくるの一覧が確認できる。 ---「もちものをみる」…所持アイテム、及びたからものの一覧を確認できる。 ---「アイテムかう」…ショクブツを消費してアイテムに交換できる。売品アイテムはウチューセンやエリアによってランダム性のある品揃えとなており、必ず5種類しか売られていない。 ---「タイトルにもどる」…ゲームを終了しタイトル画面に戻る。 --エリア探索中 ---「いえにかえる」…ウチューセンに戻る。 ---「おともだちカード」「もちものをみる」「アイテムかう」…上記と同じ効果。 --エリア探索中にてデシをキャラやショクブツに接触させると、以下のアイコンが出現しタッチする事で効果が起きる。 ---「会話アイコン」…キャラに接した状態でこのアイコンをタッチすればキャラと会話できる。 ---「プレゼントアイコン」…キャラに接した状態でこのアイコンをタッチすればアイテム選択ウインドウに移項し、アイテムを選ぶとそれをキャラにプレゼントできる。 ---「虫眼鏡アイコン」…落ちているショクブツに接した状態でこのアイコンをタッチすればショクブツが拾える。 ***やり込みに関する詳細 -本作をやり込む為の情報を以下に示す。 -''おともだち関係'' --「おともだちカード」 ---ゲーム序盤で20キャラ全員と会話すると、おともだちカードを1枚づつ貰える。 ---入手したおともだちカードはメニューウインドウの「おともだちカード」に登録される。 ---全部で20枚のおともだちカードが存在する。 --「おともだちシール」 ---キャラにプレゼントを渡したり、ポケットイベント(下記)に付き合うたびに1枚貰える。 ---入手したおともだちシールはメニューウインドウの「おともだちカード」にてカードと一緒に表示される。 ---各キャラに8枚のおともだちシールが存在し、全20キャラ × 8枚の総計160枚のおともだちシールが用意されている。 --「友好度」 ---デシと各キャラとの友好がどの位あるのかを示したハートマークの値。プレゼントを渡したりする事で増加していく。 ---友好度はメニューウインドウの「おともだちカード」にてカードと一緒に表示される。 ---各キャラにおけるハートマークの最大友好度は5となっている。 -''みらくる'' --「みらくる」 ---各エリアにある花やマンホールなどをタッチする事で「みらくる」と呼ばれるミラクルなリアクションが発生する場合がある。 ---みらくるによってはどこからかショクブツが出現する事もあり、ショクブツ入手のチャンスとなる。 ---発生したみらくるはメニューウインドウの「みらくる」に登録される。 ---全部で30種類のみらくるが存在する。 -''アイテム関係'' --「アイテム」 ---メニューウインドウの「アイテムかう」にてショクブツと引き換えに入手できる。&br()また、たからものを入手する度にボーナスとして、ハカセから何かのアイテムが1つだけランダムでくれる場合もある。 ---アイテムは消耗品だがプレゼント以外での使用用途はなく、そこまで執拗に集めなくてもゲームが足止めする心配は少ない。 ---入手したアイテムはメニューウインドウの「アイテムみる」に登録される。 ---全部で100種類のアイテムが存在し、各アイテムは最大で9つまで所持できる。 --「たからもの」 ---各キャラに何回かのプレゼントをすれば1つづつ貰える最重要アイテム。これをすべて集めるとエンディングとなる。 ---入手したアイテムはメニューウインドウの「アイテムみる」に登録される。 ---全部で20種類のたからものを集めるのが当初の目標なのだが実は…。 --「ショクブツ」 ---エリア内で拾えるアイテムを入手する為に必要なもの。 ---「タネ」「はなびら」「こえだ」「はっぱ」「きゅうこん」「きのみ」の6種類があり、各ショクブツは最大で99つまで所持できる。 ---ショクブツの所持数を確認するには「アイテムかう」を利用する以外に方法はない。 -''ポケットゲーム'' --「ポケットゲーム」 ---各キャラにプレゼントを何個か渡して親密になった状態で話しかけると、「ポケットゲームで遊ぼう」との誘い(ポケットイベント)が発生する時がある。 ---イベント後は「ふうせんパズル」「タッチクッキング」「ロボットヒット」「クイックキャリー」の4種類のミニゲームのどれかをプレイする事になる。 ---プレイ結果に関わらず話しかけたキャラから、必ずおともだちシールが貰えるボーナスがある。なお、貰えるシールは各キャラにつき1回のみである。 ---プレイした事のあるポケットゲームはセーブデータにて単体でプレイ可能となる。&br()その内の「ロボットヒット」と「クイックキャリー」はDSワイヤレス通信による対戦プレイができる。対戦プレイではDS本体が2台が必要となるが、本ソフトは1本だけでOKである。 -''デジの成長'' --「デシの成長」 ---何かしらのやり込みを達成すると、ご褒美としてデシの外観が変化するイベントが発生する。 ---単にデシの色が変化するだけで何かゲーム的な意味での見返りがある訳ではないが、やり込みプレイヤーには見過ごせない要素となるだろう。 **評価点 -キャラの会話のやり取りが楽しい。 --デシとちゃおキャラクターとのゆるゆるほんわかとした会話が面白く、次の会話を聞きたくなってくる魅力がある。 ---最初はデシに対して「あんた誰?」的な反応で警戒してくるちゃおキャラクターだが、プレゼントを渡す度に警戒が解けて仲良くなってくる様が素敵である。 ---ゲーム後半になってくると多くのちゃおキャラクターが「プレゼント持ってるんでしょ?」と当たり前の如く要求してくるのがなかなか現金であり、&br()プレゼント後に「あんたいい人だな」と褒めてくれるのがツンデレ可愛い次第である。 -非常に可愛らしいキャラのアニメーション。 --このゲームはすべてドット書きによるグラフィックであり、独特の味わい深い外見となっている。 ---登場するキャラ全員の表情は豊かで見ているだけでもほんわかしてくる可愛らしさを持っており、コミカルさを強調したドット書きのレベルは非常に高い。 ---ちゃおキャラクターのデザイン再現度も高く、原作ファンならば納得のできるものとなっているのではないだろうか。 -わかりやすいゲーム性。 --上記のステップ通りの手順を踏んでいけば確実にエンディングに近づく、わかりやすさ重視の内容となっておりお子様プレイヤーにも安定したプレイが望めると思われる。 --エリア内の地形はシンプル一徹な構造となっているおかげで、迷う事なくキャラ達のやり取りができる。 --「キャラがどういうプレゼントを欲しがっているのか」というヒントがさりげなく会話内で示されるので、直感的に何のアイテムを渡せばいいのかが理解しやすくなっているのも優しいところ。 ---但し、下記の問題点で述べた罠会話もあるので、完全に優しいとはいい難い面もあるが…。 -快適なプレイ環境。 --メイン操作は十字ボタン(左利きプレイヤーはボタン)とタッチペンのみと、使わせる操作が少なくて複雑さとは無縁である。 --親切なチュートリアルも完備されているので、すぐにゲームルールを理解できるのも優しい配慮である。 --アイコンなどが大きめに表示されている影響で、タッチの誤爆といった心配が少なく、仮にミス操作をしても後戻りできるアイコンも用意されているので大したストレスにはならない。 **問題点 -かなり直球なお使いゲーである。 --このゲームにおけるプレイは「アイテムを入手してキャラに渡す」事に八割以上の行動が要される、''超が付く程にお使い要素の強いゲーム''となっている。 ---よって、お使いゲーに苦痛を感じるプレイヤーにとっては、本作のゲーム性は大分つまらなく感じる恐れが高いだろう。 ---お使いの先に待っているキャラのリアクションに楽しみを見出せないと、残念ながら本作に面白みを感じるのは相当きついのは必至である。 -行動範囲が非常に狭い。 --全部で9つのエリアが用意されてはいるが、どのエリアも数画面分の行動範囲がなく、''即効ですべてのエリアを探索し尽せてしまう位に狭い''。 ---何かの条件を満たせば行動範囲が広がるなんてギミックは用意されていないので、狭い行動範囲をひたすらに歩きまわされるハメになるのは絶対に避けられない。 ---この辺が上記のお使い感に拍車をかけ、ゲームとしての地味さが大幅に増強されている有様となっている。 -あってない様なポケットゲーム。 --用意されているいポケットゲーム(ミニゲーム)はたったの4種類しかなく、ミニゲーム目的で本作を購入するのは無謀以外の何物でもない。 ---そのポケットゲームに関しても格別面白いのかといわれるとそんな事はなく、「軽くプレイすればもういいや」的な薄いものばっかりである。 ---これを購入する位ならば他のDSのミニゲーム集ソフトを手に入れた方が確実に楽しめるであろう。 -謎のウエイト現象。 --キャラと会話するとメッセージを飛ばす度に、''何故か1~2秒間程度のウエイトが頻繁にかかる''。 ---これのせいで会話中のテンポ感がややもっさりとなってしまっている。会話自体は過剰に引き伸ばされない軽快な語りなのが救いだが…。 ---演出というには不自然な間であり、かといってロード時間というには特に読み込んでいる気配がなく、何のウエイトなのかがよくわからない。 -一部のプレゼントに関する会話ヒントがわかりにくい。 --「相手に嫌がらせしたいので"口の中にいれるとびっくりするもの"が欲しい」というキャラの会話ヒントを一例にする。 ---常識的に考えて、口中にいれるとびっくりするものとして「辛いもの」「酸っぱいもの」「石鹸などの口中に容易に入れられるもの」などのアイテムを想像する方も多いだろうが、それらは全部不正解である。 ---実はこれの答えは「サボテン」である。理由は「口中に入れればトゲが刺さって痛いから」らしいが、そんな大惨事になりかねないブツを想像するプレイヤーは常識的にはいないだろう。 ---サボテンのアイテム説明にも「触ると痛い観賞用植物」としか表記されておらず、特にヒントになる様な表記が全くされていないのもわかりにい要因となっている。 -ハカセとデシのデザインセンス。 --本作のおける唯一のオリジナルキャラクターの2人だが、レビューサイトでは「なんかデザインセンスが悪い」と悪評が聞かれる。 ---実際、ハカセとデシは遠い星の宇宙人という設定のキャラであり、地球出身のちゃおキャラクターの面々に比べると明らかにデザインが浮いている節はある。 ---その辺は「デザインが浮いてて気持ち悪い」ととるか、「キモカワイイデザインで愛着が沸く」ととるかの賛否が分かれるかもしれない。 -電波ボイス付きの会話。 --キャラ同士が会話すると文章表示と一緒に「言葉で表現するのは困難な独特の電波ボイス」が流される。 ---ボイスといっても会話を読み上げるものではなく、効果音の一種に近い短いものである。これは直接プレイすれば分かるとしかいい様がない。 ---これに関しても「会話表示がされる度に電波ボイスが入って煩わしい」という意見も聞かれるが、慣れてくるとそこまで酷いものでもないと思われる。 -クロスオーバー路線のお祭りゲーではない。 --各作品のキャラ達は地球内の別々のエリアに生活しているという設定であり、ゲームがどう進もうが他作品のキャラが交わる様な展開にはならない。 ---そもそも本作は「デシが様々なエリアに行き来する」という視線で話が描かれている為、ちゃおキャラクター全員と交わるのはデシしかいない。 ----- **総評 清々しいほどのお使いゲーであり、限られた場所を行き来しながらお使いする行為が嫌な方には間違いなくお勧めはできない。~ 『ちゃお』のキャラゲーとしてみれば、キャラが非常に可愛らしく描かれ、ほんわかとゆるい会話のやり取りが堪能できる出来であり、その評判は決して悪くない模様。

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