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ASTEROIDS」(2023/02/28 (火) 12:43:13) の最新版変更点

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このページでは、『ASTEROIDS』と、そのリメイク作『SuperLite1500シリーズ アステロイド』の2作品を紹介しています。 ---- #contents ---- //こっちもかなり筆者の記憶が曖昧で、情報に誤認があるかもしれないので、知ってる方は修正を求めます。ちなみにゲームそのものはプレイ経験ありです。 *ASTEROIDS 【あすてろいど】 |ジャンル|シューティング| |対応機種|アーケード| |発売元|アタリ| |稼動開始日|1979年| //|プレイ人数|人| |判定|なし| |ポイント|クセの強い操作性をこなせるか否か| **概要 米国においてはタイトーよりリリースされた『[[スペースインベーダー]]』をも凌ぐ人気を誇り((米国における基板出荷数は、本作は約6万、インベーダーは約5万。))、70年台のアーケードゲームを語る上で欠かせない存在。アタリを象徴する作品の一つ。 80年代前半までの米国のACゲームでよく使われていた「ベクタースキャン((ブラウン管の輝点やレーザーなどを、直接図形の形状に沿って振り動かし、図形を描画する方式のこと。))」方式のモニタを採用し、当時としては非常に美しいワイヤーフレームで描かれたグラフィックにてプレイヤーを惹きつける事に成功している。 //ベクタースキャンに関しては[[Wikipedia>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3]]の項を参照の事(本作の情報も掲載されている)。 //別のゲームの記事にて「Wikipediaのリンクは不要」との意見があったため、この部分はCOしました。 **基本ルール -ゲームシステムは、「自機を操作し。画面内に浮遊する複数の隕石(敵)をショットにてすべて破壊すればステージクリア」という、いわゆる「インベーダー方式」を採用している。 -隕石、及び自機の邪魔をするUFOや敵弾に触れればミスの途中復活、すべての残機がなくなればゲームオーバーとなる。 **操作体系 -使用コントローラーはレバー+3ボタン。 --レバーにて自機の向き調整、ボタンは各自、「自機の向き前方にショットを放つショットボタン」「自機の向きに前進する加速ボタン」「画面内のどこかに自機がランダムにワープするワープボタン」に使用する((『DeLUXE』ではワープボタンが廃され、代わりに押している間は敵弾ダメージを無効化してくれるシールドボタンが追加されている。))。なお、どのボタンも使用回数制限はない。 -国産ではあまり見かけない操作方法だが、このゲームをレースゲームに例えるならば、レバーの向き調整はハンドル、加速ボタンはアクセルに該当し、それに加えてショットやワープといった要素を取り入れたゲームといえばわかりやすいと思われる。 -本作は完全固定画面で一切のスクロールはしない。 --画面端と対向の端のつなぎ目はループとなっており、例えば自機が画面上端に加速すれば下端に、画面右端にて加速すれば左端に出現する。 --これは隕石にもいえる事で、端から端へのループ移動にて隕石がたむろする形となる。 ---- **評価点 -当時としては斬新なゲーム性。 --当時のアーケードゲームでは自機は画面の下にあるものが多かったが、本作では、自機を360度に回転することができたり、画面内を自由に動き回ることができた。当時としては斬新であった。 **問題点 -クセの強い自機の動作。 --自機の加速にはかなり強烈な慣性が働き、ただ適当に加速させようものなら、自機の位置把握がままならないまま隕石などに衝突してミスするのはお約束である。 --あまりにも加速ボタンを押しすぎると、自機が恐ろしいスピードで猛突進してしまい一瞬で死ねる。よって、本作の攻略のコツは「できるだけ加速させずにその場で隕石を破壊していくか」という静の行動が重要となる。この慣性による独特の浮遊感は後の『[[エクセリオン]]』に通ずるものがあるかもしれない。 ---- **総評 上記の通り、操作性に相当なクセがあるゲームであり、慣れてしまえば面白いが、慣れないと楽しみを見出すのが難しい。そういう意味ではプレイヤーを選ぶ作品かもしれない。~ 本場である米国では驚異的なヒットを飛ばした作品ではあるが、日本では知名度が高いとはいい難く、知る人ぞ知る的な存在で落ち着いている模様。~ 実際、国産の家庭用ゲーム移植は消極的であり、日の目を見る機会はあまり多くないのが現状である。もっとも、最近は本作を収録したレトロゲーム集が発売されているので、もし興味があるならば購入してみるのもいいかもしれない。 ---- **その後の展開 -本作の1年後、敵の種類が増加するなどの新要素が加わった『ASTEROIDS DeLUXE(アステロイド デラックス)』がリリースされた。 -実は意外にも国産プレイステーションの『SuperLite1500シリーズ』(後述)にて、本作がリメイク移植された事はある。が、やはり知名度は低く、知っている人はあまりいないと思われる。 -近年ではSwitch/PS4/One/Win/Macにて『Asteroids: Recharged』が発売されており、往年のアーケードをリメイクした他に様々なシチュエーションに挑戦できるチャレンジモードを遊ぶ事ができる。これらの各種モードは個別にオンラインランキングが実装されており、世界中のプレイヤーとスコアやクリアタイムを競う事が可能だ。 **家庭用移植 下記のPS版以外では、今現在家庭用で本作をプレイできる環境に恵まれていると思われるソフトとして以下が存在する。 -国内版 --DS『アタリミックス:ハッピー 10 ゲームズ』 --Win『ATARI 50:The Anniversary Celebration』 ---Steam/Oneで配信されているアタリ作品のオムニバスソフト。海外ではSwitch/PS4/PS5/Atari VCS((アタリが2021年に一般発売した家庭用ゲーム機。国内では販売されていない。))でも発売されている。 ---海外版であるCS機のカセット/ディスクは、国内の本体でも起動可能となっている。 -海外版 --GBA『Atari Anniversary Advance』 --DS『Atari Greatest Hits Volume1』 --PSP『Atari Classics Evolved』 --Switch『Atari Flashback Classics』 ---- *SuperLite1500シリーズ アステロイド 【すーぱーらいと1500しりーず あすてろいど】 |ジャンル|シューティング|#amazon(B000092P9G)| |対応機種|プレイステーション|~| |発売元|サクセス|~| |開発元|Syrox Developments|~| |発売日|1999年7月1日|~| |定価|1,500円|~| |プレイ人数|1~2人(同時プレイ)|~| |判定|なし|~| |ポイント|3Dポリゴンによるリメイク&br;隠しで原作版も収録|~| |>|>|CENTER:''[[SuperLite1500シリーズ]]''| **概要(1500) 元々はActivisionが北米地域で1998年にリリースしたリメイク作。~ 今作はそれを日本に輸入、販売したローカライズソフトにあたる。 **システム及び変更点 -基本的なゲームシステムはそのままだが、グラフィックが3Dポリゴンで描かれた今風路線となり、アイテムやボス戦などの新要素も付け加えられた、当時のPSソフトでは割と多く見かける手法のリメイクとなっている。 -リメイクプレイ中に一定条件を満たすと、本家の『ASTEROIDS』もプレイ可能。 ---- **総評(1500) 好意的に解釈すれば昔の良さを損なわずに今風の外見でプレイできる原作尊重なリメイクといえ、悪くいえばあまり昔と代わり映えのしない発売時期を考えると古臭いだけのリメイクともいえる模様。~ 今のところ、ゲームアーカイブスには配信されておらず、プレイするには現物を購入する以外に方法はない。幸いにも通販などでは安価で入手しやすい。 ---- **余談(1500) -当リメイク版は海外ではWin/Mac/GBC版も発売されている。また、同内容のN64版が『Asteroids Hyper 64』のタイトルで発売されている。 ----
このページでは、『ASTEROIDS』と、そのリメイク作『SuperLite1500シリーズ アステロイド』の2作品を紹介しています。 ---- #contents ---- //こっちもかなり筆者の記憶が曖昧で、情報に誤認があるかもしれないので、知ってる方は修正を求めます。ちなみにゲームそのものはプレイ経験ありです。 *ASTEROIDS 【あすてろいど】 |ジャンル|シューティング| |対応機種|アーケード| |発売元|アタリ| |稼動開始日|1979年| //|プレイ人数|人| |判定|なし| |ポイント|クセの強い操作性をこなせるか否か| **概要 米国においてはタイトーよりリリースされた『[[スペースインベーダー]]』をも凌ぐ人気を誇り((米国における基板出荷数は、本作は約6万、インベーダーは約5万。))、70年台のアーケードゲームを語る上で欠かせない存在。アタリを象徴する作品の一つ。 80年代前半までの米国のACゲームでよく使われていた「ベクタースキャン((ブラウン管の輝点やレーザーなどを、直接図形の形状に沿って振り動かし、図形を描画する方式のこと。))」方式のモニタを採用し、当時としては非常に美しいワイヤーフレームで描かれたグラフィックにてプレイヤーを惹きつける事に成功している。 //ベクタースキャンに関しては[[Wikipedia>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3]]の項を参照の事(本作の情報も掲載されている)。 //別のゲームの記事にて「Wikipediaのリンクは不要」との意見があったため、この部分はCOしました。 **基本ルール -ゲームシステムは、「自機を操作し。画面内に浮遊する複数の隕石(敵)をショットにてすべて破壊すればステージクリア」という、いわゆる「インベーダー方式」を採用している。 -隕石、及び自機の邪魔をするUFOや敵弾に触れればミスの途中復活、すべての残機がなくなればゲームオーバーとなる。 **操作体系 -使用コントローラーはレバー+3ボタン。 --レバーにて自機の向き調整、ボタンは各自、「自機の向き前方にショットを放つショットボタン」「自機の向きに前進する加速ボタン」「画面内のどこかに自機がランダムにワープするワープボタン」に使用する((『DeLUXE』ではワープボタンが廃され、代わりに押している間は敵弾ダメージを無効化してくれるシールドボタンが追加されている。))。なお、どのボタンも使用回数制限はない。 -国産ではあまり見かけない操作方法だが、このゲームをレースゲームに例えるならば、レバーの向き調整はハンドル、加速ボタンはアクセルに該当し、それに加えてショットやワープといった要素を取り入れたゲームといえばわかりやすいと思われる。 -本作は完全固定画面で一切のスクロールはしない。 --画面端と対向の端のつなぎ目はループとなっており、例えば自機が画面上端に加速すれば下端に、画面右端にて加速すれば左端に出現する。 --これは隕石にもいえる事で、端から端へのループ移動にて隕石がたむろする形となる。 ---- **評価点 -当時としては斬新なゲーム性。 --当時のアーケードゲームでは自機は画面の下にあるものが多かったが、本作では、自機を360度に回転することができたり、画面内を自由に動き回ることができた。当時としては斬新であった。 **問題点 -クセの強い自機の動作。 --自機の加速にはかなり強烈な慣性が働き、ただ適当に加速させようものなら、自機の位置把握がままならないまま隕石などに衝突してミスするのはお約束である。 --あまりにも加速ボタンを押しすぎると、自機が恐ろしいスピードで猛突進してしまい一瞬で死ねる。よって、本作の攻略のコツは「できるだけ加速させずにその場で隕石を破壊していくか」という静の行動が重要となる。この慣性による独特の浮遊感は後の『[[エクセリオン]]』に通ずるものがあるかもしれない。 ---- **総評 上記の通り、操作性に相当なクセがあるゲームであり、慣れてしまえば面白いが、慣れないと楽しみを見出すのが難しい。そういう意味ではプレイヤーを選ぶ作品かもしれない。~ 本場である米国では驚異的なヒットを飛ばした作品ではあるが、日本では知名度が高いとはいい難く、知る人ぞ知る的な存在で落ち着いている模様。~ 実際、国産の家庭用ゲーム移植は消極的であり、日の目を見る機会はあまり多くないのが現状である。もっとも、最近は本作を収録したレトロゲーム集が発売されているので、もし興味があるならば購入してみるのもいいかもしれない。 ---- **その後の展開 -本作の1年後、敵の種類が増加するなどの新要素が加わった『ASTEROIDS DeLUXE(アステロイド デラックス)』がリリースされた。 -実は意外にも国産プレイステーションの『SuperLite1500シリーズ』(後述)にて、本作がリメイク移植された事はある。が、やはり知名度は低く、知っている人はあまりいないと思われる。 -近年ではSwitch/PS4/One/Win/Macにて『Asteroids: Recharged』が発売されており、往年のアーケードをリメイクした他に様々なシチュエーションに挑戦できるチャレンジモードを遊ぶ事ができる。これらの各種モードは個別にオンラインランキングが実装されており、世界中のプレイヤーとスコアやクリアタイムを競う事が可能だ。 **家庭用移植 下記のPS版以外では、今現在家庭用で本作をプレイできる環境に恵まれていると思われるソフトとして以下が存在する。 -国内版 --DS『アタリミックス:ハッピー 10 ゲームズ』 --Win『ATARI 50:The Anniversary Celebration』 ---Steam/Oneで配信されているアタリ作品のオムニバスソフト。海外ではSwitch/PS4/PS5/Atari VCS((アタリが2021年に一般発売した家庭用ゲーム機。国内では販売されていない。))でも発売されている。 ---海外版であるCS機のカセット/ディスクは、国内の本体でも起動可能となっている。 -海外版 --GBA『Atari Anniversary Advance』 --DS『Atari Greatest Hits Volume1』 --PSP『Atari Classics Evolved』 --Switch『Atari Flashback Classics』 ---- *SuperLite1500シリーズ アステロイド 【すーぱーらいと1500しりーず あすてろいど】 |ジャンル|シューティング|#amazon(B000092P9G)| |対応機種|プレイステーション|~| |発売元|サクセス|~| |開発元|Syrox Developments|~| |発売日|1999年7月1日|~| |定価|1,500円|~| |プレイ人数|1~2人(同時プレイ)|~| |判定|なし|~| |ポイント|3Dポリゴンによるリメイク&br;隠しで原作版も収録|~| |>|>|CENTER:''[[SuperLite1500シリーズ]]''| **概要(1500) 元々はActivisionが北米地域で1998年にリリースしたリメイク作。~ 今作はそれを日本に輸入、販売したローカライズソフトにあたる。 **システム及び変更点 -基本的なゲームシステムはそのままだが、グラフィックが3Dポリゴンで描かれた今風路線となり、アイテムやボス戦などの新要素も付け加えられた、当時のPSソフトでは割と多く見かける手法のリメイクとなっている。 -リメイクプレイ中に一定条件を満たすと、本家の『ASTEROIDS』もプレイ可能。 ---- **総評(1500) 好意的に解釈すれば昔の良さを損なわずに今風の外見でプレイできる原作尊重なリメイクといえ、悪くいえばあまり昔と代わり映えのしない発売時期を考えると古臭いだけのリメイクともいえる模様。~ 今のところ、ゲームアーカイブスには配信されておらず、プレイするには現物を購入する以外に方法はない。幸いにも通販などでは安価で入手しやすい。 ---- **余談(1500) -当リメイク版は海外ではWin/Mac/GBC版も発売されている。また、同内容のN64版が『Asteroids Hyper 64』のタイトルで発売されている。 ----

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