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バミューダトライアングル

【ばみゅーだとらいあんぐる】

ジャンル シューティング
対応機種 アーケード
発売・開発元 SNK
稼動開始日 1987年2月
判定 なし
ポイント いろいろ珍しいSNKシューティング


概要

  • 旧SNKによるループレバーを用いた縦スクロールシューティング*1
  • ステージに応じて上方向へのスクロールから下方向へスクロールする事もある。
    • ループレバーとは、ダイヤルとレバーを組み合わせた特殊なレバーで、前後左右斜め以外にも、レバーを捻って操作する事が出来る。
      • これを用いた代表的なゲームとしては、同社の『T.A.N.K.』『怒』等が挙げられる。
  • タイトルのバミューダトライアングルとは、フロリダ半島沖にある航空機や船が突如行方不明になるというオカルトスポットの事。電磁波が発生したりタイムスリップが起きると言われているが、事実関係は不明。
    • 本作では様々なステージに「時代」が設定されており、タイムトラベルをしながら闘う事が主題となっている。

特徴

  • 本作の風変わりな特徴として、設定上自機は戦艦であるため、自機の大きさが画面から比較するとやたら巨大な点が上げられる。
    • この巨大さがゲームバランスの重要な要となっており、本作は回避行動よりも、ループレバーを駆使してメインショットで敵を率先して破壊する事が重要なステージ構成になっている。
  • アイテム収得により子機が搭載される。子機は敵弾を防ぐバリア代わりになってくれるが、その方面での重要性はあまり無い。
  • 自機にはエネルギーが設定されており、道中に出現するアイテムを収得する事で回復する。
    • エネルギーアイテムを収得すると自機は変形してパワーアップする。そのため、パワーアップと延命が同時に図られる。被弾するとパワーダウンしてしまう。
    • この際、渋いおっさんの声で「機体、攻撃力、パワーアップ」と声がする。
  • ゲームバランスは大味。如何せん自機が撃たれ強いので簡単には落ちない。更に残機制拠点戻り復活。

評価点

  • SNKならではの「ループレバー」と「縦方向強制スクロール」が合わさり独特といってよいゲーム性が生まれた。
    • これら二つの要素を融合させたシューティングゲームは希少であり、ゲームバランスが大味であることに目を瞑ればおそらく唯一無二のプレイが楽しめる。

難点

  • タイムトラベルを主題にしておきながら、タイムトラベル感が薄い。
  • 本作に限らず、ループレバーは相当壊れやすかったため貴重品。

総評

レアゲー。大味なゲーム性故に、インカム(アーケードゲームとして設置した際の売上)はお世辞にも良いとは言えなかった。
コンパネの耐久度が低く、値段が高いこんなゲームを設置するゲームセンターは、せいぜい基板屋直営の風変わりな店くらいである。
難易度は低めでそこそこ面白いのだが、飛び抜けた完成度を誇る傑作という訳ではない以上、本作が日の目を見て賞賛される事はないだろう。

余談

  • 同年に稼働が開始した『ワールドウォーズ』は本作の続編という位置づけで、システムが流用されている。
  • 中古市場の値段は相当なもの。
    • 取り扱い店によって異なるが、コントロールパネル込みで大体の相場が20万。
  • PSP『SNK ARCADE CLASSICS 0』に収録された事で、プレイのハードル自体は下がったが解像度と音声の再現を生かしきれず移植度が悪い。
  • その後、2018年11月に海外のSwitch用ソフトとして『SNK 40th Anniversary Collection』が発売され*2、プレイ環境としては更に容易になった。こちらには『ワールドウォーズ』も同時収録されている。

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最終更新:1970年01月01日 09:00