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アクトフェンサー

【あくとふぇんさー】

ジャンル アクションシューティング
対応機種 アーケード
発売・開発元 データイースト
稼動開始日 1989年
判定 なし
ポイント 『ダーウィン』シリーズのアクションシューティング化
曰く付きの最終ボス


概要

1989年にデータイーストからリリースされたアーケードゲーム。ジャンルとしては横画面アクションシューティングにあたる。
『進化型電脳兵器(Cybernetic Hyper Weapon)』と呼ばれる自機を操作し、得体の知れないグロテスクな敵キャラがひしめくグロテスクなステージを攻略していく。

同社のシューティング『ダーウィン』シリーズを元にした、自機の進化システムが特徴。
但し本作では突然変異/特殊進化や分岐などの要素は無くなってしまっている。


特徴・システム

  • 交互プレイ。無限ループ。全5面。
  • 操作はレバーとショット・ジャンプの2ボタン。
    • レバーで自機の移動。下レバーを入れるとしゃがむ。
    • ショットボタンで攻撃。進化形態によってエフェクトが異なる。
    • ジャンプボタンでジャンプ。ジャンプ中はレバー下で、急降下。レバー上で落下速度を遅くできる。
  • 進化システム。
    • アイテムを取る事により進化できる。
      • 青色の玉:自機の形態を1段階進化させる(第6形態時に取得した場合は形態を維持出来る)。
      • 赤色の玉:自機の退化を遅延させる。
      • 進化は時間制で、一定時間が経つと1段階落ちる。
    • 進化した状態で被弾・衝突等のダメージを受けた場合、形態に関わらず初期形態に戻る。
  • 各形態。
    • 初期形態『ナッツ』:前方へのショットのみ。この状態でダメージを受けるとミス。
    • 第1形態『シス』:前方へ跳ね返る弾を放射状に発射。
    • 第2形態『シフォン』:地面に着弾すると火柱が発生する弾を発射。
    • 第3形態『イクス』:上方へ着弾すると爆発する弾を扇状に発射。
    • 第4形態『ベネブ』:後方から発射され、前方に一斉に飛んでいく弾を発射。
    • 第5形態『アレス』:斜め方向に飛んだ後8方向に飛び散る弾を発射。
    • 第6形態『ザクロス』:上方に誘導弾を発射し、ロックオンマークの演出も。

評価点

  • オープンングデモの自機の眼が光り出すシーンが映える。
  • 進化に比例して見た目が颯爽としたものとなり、攻撃も派手になる自機。
    • 初期形態ではワラビーのような縮こまった姿が、進化と共に人型となり、身体も大きく堂々としたものとなる。最終形態はアニメ「聖戦士ダンバイン」を思い起こさせる風貌。
      • 形態の変化も滑らかで、見栄えするもの。
    • 攻撃も範囲が広がり、派手になっていく。溢れる弾で敵の殲滅してく様子は、なかなかの爽快感がある。
  • ミスした場合、初期形態からではなく第1形態からプレイ開始となるのは助かる。

問題点

  • 難易度が高い。
    • ジャンプ中の操作に難がある。落下速度を変化させる操作を多用しないといけないなど、空中での制御にコツが必要。
    • 進化すると攻撃力も上がるが、判定も大きくなり、敵の攻撃をかわすのが難しくなる。しかも一発被弾すれば、最終形態だろうが初期形態に戻ってしまうため、そこからの復帰はなかなか厳しい。
    • 敵自体も大き目で、接触しやすい。
    • 進化に時間制限があるため、常にアイテムを取りに行かねばならない。しかもアイテムは、画面中央から下には降りて来ずジャンプを強いられる。無理にアイテムを取りに行き、ミスと言う状態になりやすい。
    • 中でも最終ボスの誘導ミサイルがきつい。長期戦の末に初期形態まで退化してしまう挙句、撃破してもまだ自機の方に飛来してくるミサイル…。自機は戦闘兵器として生み出され、破壊される運命なのだろうか。
      • 因みにそのボスだがどう見てもR-9Aである。

総評

アイテムによる進化というパワーアップシステムを装備した本作。見た目が変わり、攻撃力が増し、敵を蹴散らしていく姿は恍惚感すらある。
一方でシステムはかなり癖があり、ミスが起こりやすい要素多数。特に時間制限制の進化は、追い立てられているようなプレイをさせられる。チグハグさを感じるゲームだ。
自機のフォルムは結構スタイリッシュなのだが、前述のようなかなりの難易度でプレイヤーを選んでしまう作品とも言える。


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最終更新:1970年01月01日 09:00