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ゲットバス - (2020/04/10 (金) 18:22:12) のソース

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*ゲットバス
【げっとばす】
|ジャンル|釣りシミュレーション((ドリームキャスト復刻プロジェクト公式サイトでのジャンル表記))|&amazon(B000062YCP)|
|対応機種|アーケード (MODEL3)&br;ドリームキャスト&br;Windows XP/7&br;プレイステーション3 (PlayStaion Store)&br;Xbox360 (Xbox LIVE ARCADE)|~|
|発売・開発元|セガ|~|
|稼働開始日|1998年|~|
|発売日|【DC】1999年4月1日&br;【Win】2001年12月20日&br;【Win/Steam】2011年3月4日&br;【PS3/360】2011年10月5日|~|
|価格|【DC】&br;通常版:5,800円&br;つりコン同梱版:9,800円&br;【Win】6,800円(以上、税抜)&br;【Win/Steam】3,112円((『Dreamcast Collection』での価格。))&br;【PS3】1,000円(税込)&br;【360】800マイクロソフトポイント|~|
|判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|

*ウチ釣りッ! バスフィッシング
【うちつりっ ばすふぃっしんぐ】
|対応機種|Wii|&amazon(B000Z1HCK0)|
|発売・開発元|セガ|~|
|発売日|2008年2月28日|~|
|価格|5,040円(税込)|~|
|判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|
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**概要
セガが当時ブームとなっていたブラックバスフィッシングを題材に制作したアーケードゲーム。~
アーケード版では筐体に釣りコントローラーが備え付けられており、セガ体感ゲームの系譜を受け継いだタイトルとなっている。~
稼働当時はダイワ精工とのタイアップ大会が開かれる人気タイトルであった。

翌年にドリームキャスト、2001年にはWindowsへ移植され、2008年には改題されWiiへ移植、2011年にはドリームキャスト復刻プロジェクトの一作としてHDリマスター版がSteam/PS3/360へ移植された。

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**特徴
-基本ルールは、規定の重量を釣り上げるとステージクリアという単純なもの。
--ステージは当初3つあり、好きな順番で攻略出来る。全てのステージをクリアすると最終ステージが出現し、全てクリアすればエンディングとなる。
---最終ステージは超巨大バスのみの特殊ステージで、このバスを釣り上げればクリアとなる。
--アーケードゲーム故プレイには制限時間があり、バスがかかった時にフックする、釣り上げるなどで延長される。

-釣り部分は簡略化されており、ロッドやリール、ラインは固定で変更できるのはルアーのみ。
--その分、ルアーの数や挙動には力が入っており、ステージをクリアすると新たなルアーが使用可能になったりもする。なお、ルアーは適宜選択し直すことが出来る。
--ルアーを選択し、投げたいポイントを指定してキャストする。あとはリールを巻いてバスを誘い、釣り上げるだけ。

-家庭用版では大会に出場して優勝を狙うトーナメントモードが追加されている。
--このモードではプレイヤーネームを登録し、順番に大会を勝ち進んでいく事になる。ステージや時間帯は固定されており、時間内に釣り上げた合計重量が一番なら次のトーナメントへ進める。
--条件を満たすと新しいルアーが入手出来、家庭用版オリジナルルアーも存在する。
--もう一つのモードとして、ステージや時間帯、天候を自由に設定してプレイ出来るプラクティスモードが用意されている。

-DC版では釣りコン、Wii版ではWiiリモコンとヌンチャクを使い、AC版に近い操作性でプレイ出来る。

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**評価点
-誰でも簡単に釣りの雰囲気、爽快感を味わえる
--本来重要となるロッド選びやライン選びといった手間を省き、ルアーを選ぶだけなので気軽に釣りの雰囲気を味わうには最適。
--釣り上げる際は画面右のラインゲージに注意し、バスの動きに合わせてリールを巻いたりロッドを動かすが、画面中央に指示が出るので非常にわかりやすい。
--制限時間はあるものの初心者でも1匹以上は釣る事が可能なほど釣りゲーとしては難易度が低めに調整されている。それでもブラックバスとの格闘の末に釣り上げた時の爽快感は高く、短い時間でも手軽に楽しむことが出来る。

-迫力のある画面、プレイ感
--当時としては背景も美麗で、釣り場の雰囲気もよく出ている。ルアーやブラックバスの動きもリアル。
--キャストした後はルアー視点になるため、水中のルアーの動きやブラックバスが寄って来て食いつく姿、振り切ろうともがく姿も大迫力に描写される。
---もちろんバスのサイズもグラフィックに反映され、特に巨大バスを釣った際にはプレイヤーキャラが抱えるように持ち上げるほどの大きさで描かれ迫力がある。
--しかしながらプレイヤー側が常に下になるようにカメラが動くため、プレイ感も良好。AC版や釣りコンを使用してのプレイならさらに臨場感が出てなお良い。
--リマスター版では16:9画面に対応し、現在の環境でも見劣りしないよう調整されている。

-ステージ数、ルアー数もちょうど良い数
--AC版では最終ステージを入れて4つだが、ロッジ周辺や沈没船、水門付近などロケーションも豊富。時間が限られやすいACとしてはちょうど良い数と言える。
---自由にプレイ出来る家庭用版ではもちろんステージ数が増えており、さらに豊富なロケーションを楽しめる。
--ルアーの数も豊富で、クランクベイトやミノー、バイブレーションなど基本的な種類は揃っている。かつ同じ種類でも性能が異なるルアーが用意されているので狙いをつけやすい。
---家庭用版では隠しとしてユカワ、セガタ、ソニックというセガをネタにした3種類のルアーが追加。性能はかなり極端でお遊び要素に近い。

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**問題点
-制限時間が短すぎる
--ステージ選択後にカウントが始まるが、この時点で''2分間''しか時間がない。もちろんルアーやポイントの選択中も時間は進む。
--フック時や釣り上げた時の時間延長も数秒程度で焼け石に水。
--ステージが進めばリセットされるが、そのたびに時間が短くなるため1コインでの攻略は実質不可能。料金とプレイ時間が見合わないと感じやすい。

-アーケード版はコントローラーと筐体内部の荷重装置が実際に紐で繋がれており、摩耗で切れるとエラーで停止してしまう。
--内部で所定の場所に紐を通し直さなければならないがこの作業が意外と面倒だったようで、メンテナンスを行える店員がいないと何日も故障中のままにされている事もしばしばあった。

-家庭用版ではややロードが長め。

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**総評
通常なら釣りゲームとして重視される要素を簡略化し、アーケードらしく手軽に爽快感を得られる調整が人気を博した良作。~
ライト寄りのタイトルで、初心者でも楽しめる一作に仕上がっている。~
現在ではリマスター版がダウンロード販売で値下げされており手軽に購入可能。360版はXbox Oneの互換にも対応しているので、360版かWin版が一番手軽か。

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**余談
-続編として『ゲットバス2』(DC)、対戦プレイに対応した『ゲットバス バトル』(PS2)が発売されている。

-Steam配信のWindows版は本来は日本から購入出来ないおま国タイトルになっているが、2016年より配信されたバンドルセット『Dreamcast Collection』に本作が収録されており、これのみ何故か国内からも長らく購入可能になっていた。ただし通常は英語版のみで、レジストリを書き換えることで強引に日本語化は可能。
--残念ながら2020年4月7日より日本ストアでは購入不可になった。詳細は『[[ナイツ NiGHTS into Dreams...]]』の項目を参照。