「めがみめぐり」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

めがみめぐり - (2021/04/08 (木) 17:52:50) のソース

''このページはVer.2.1.0を基準にしています。''~
----

*めがみめぐり
【めがみめぐり】
|ジャンル|育成ボードゲーム|CENTER:&amazon(B01LZH1XIE)※画像はコレクターズパッケージ|
|対応機種|ニンテンドー3DS&br;(ニンテンドー3DSダウンロードソフト)|~|
|メディア|ダウンロード専売ソフト|~|
|発売・開発元|カプコン|~|
|発売日|2016年12月8日|~|
|定価|基本無料|~|
|判定|なし|~|
|ポイント|覚えさせた言葉を利用したシステム&br;交通系ICカードとの連動要素(現在は終了)&br;全体的にスローテンポ|~|
----
#contents(fromhere)
----

**概要
2016年秋頃のニンテンドーダイレクトで発表された基本プレイ無料ソフト。~
主人公のICカードに宿ったヒロイン「ツクモ((デフォルトネーム、変更可能))」に様々な言葉を覚えさせて成長させ、立派なめがみに育てていくのが目標のコミュニケーションゲーム。

----
**特徴・システム
-めがみを目指す女の子「ツクモ」と、ナビゲーターである大めがみ「アマテラスオオミカミ」と共にサイコロを振って電車に乗って日本中を移動し、ステータスを上げて「神格試験」を受け昇段する、というのが大きなゲームの流れ。
--マップのマスは実在の駅が元になっており、数は9000駅以上にのぼる。試験を受けるのに必要になるお供え物、試験を担当するめがみは日本各地に点在しているのでそこにたどり着くのが基本的な目的。
---マップ上には他にミニゲームをしたりアイテムがもらえたりする場所がある。
--神格50段で一通りストーリーが終わりエンディングを迎えるが、旅は続けることはできる。
---後のアップデートで、ムナカタ三女神編のストーリーが追加され、神格80段まで拡張された。
--ゲーム内通貨「おさい銭」や課金アイテム「宝玉」を消費すると、移動が楽になったりアイテムが手に入ったりする。

-ツクモの声はVOCALOIDやSofTalkのような''合成音声「めがみスピークエンジン」によるフルボイス''である点も大きな特徴。
-駅マスに止まるとツクモから「好きな趣味は何ですか?」といった質問を受けることがあり、その時に入力した単語はツクモが覚えてくれ、後の会話やミニゲーム等でその単語が登場する。『[[どこでもいっしょ]]』等と同じシステム。
--単語の読みや発音はプレイヤーが選択することができる。アクセントはツクモが挙げた3つの候補から選択する形になり、確認のために聞き直したり、候補になければ別の候補を挙げてもらうことも。

-おしごと
--ランダムで抽選された絵馬の願いごとを叶える、おしごとをすることもできる。指定された駅へ行ったり、指定した駅にお供え物をする、などといったバリエーションがある。
--成功させると絵馬の色に応じた能力が大幅に上がり、指定回数分こなすことでおさい銭のボーナスももらえる。
---途中で破棄してもペナルティはなし。おしごとは何度も選び直せるので、達成が難しいものはパスすることもできる。
--また、神格試験を受けるにはアマテラスから出される金の絵馬を3つこなす必要がある。それぞれ能力が三分咲き、五分咲き、七分咲き(+お供え物獲得)((ツクモの能力は桜の花を模したグラフで表される。))に達したときに出現するようになる。

-旅
--Ver.2.0.0以降に追加された要素。ツクモと一緒に各地の観光地を巡る。巡るスポットはあらかじめ旅行プランとして決められていて、その中から選択する方式。旅の最後には記念撮影ができ、取った写真はSDカードに保存できる。
--1つの撮影スポットにつき2つのプランがある。当初は各都道府県に2プランずつだったが、Ver.2.1.0の更新で一部都道府県にプランが追加。追加された数は都道府県によって差があり、4つ以上追加された県も。

-交通系電子マネーのICカードを読み込むことで、さらに楽しみことができる。
--利用した内容に応じておさい銭のボーナスが貰えたり、利用した駅に関する会話が展開されることも。
--各種タイアップも行われており、特定の駅や施設を利用したICカードを読み込むとアイテムがもらえることがある。
---ただし、2018年9月30日でICカードとの連動が終了し、現在ではこれらの利用はできない。

-宝玉
--課金要素として「宝玉」と呼ばれるアイテムが登場している。つづらを追加で開けたり、もののけ討伐で失敗時にその場復活できるなど、有利に進めることができる。
--宝玉は1つ90円だが、まとめ買いすることにより安く購入することができる。
--また、直接残高で購入するものとして、セット衣装というものもある。オリジナルの衣装の他、[[VOCALOID>SEGA feat. HATSUNE MIKU Projectシリーズ]]などのコラボ衣装も配信されている。
---各種キャラクターソングなどの楽曲もDLCとして配信され、すごろく画面のBGMとしても使用できる。

-めがみ詣
--Ver.2.0.0以降に追加された要素。めがみ達におさい銭や宝玉を納品すると、食材やアイテムがもらえるというもの。
---昇格すると、時々手紙とご当地食材が送られてくるようになる。
--昇格するには宝玉が必要なので、宝玉がない場合は途中で止まってしまうことになる。
---大神主まで昇格すると、該当めがみのタイトルコールが追加され、タイトル画面で時々聞けるようになる。

----
**評価点
-基本無料ソフトとしてはボリュームがある
--長めなメインストーリー、豊富な種類の衣装や旅プランが用意されており、なかなか長く楽しめる。
--基本無料ソフトにありがちなスタミナ制などもないため、好きなだけサイコロを転がしてプレイする事ができる。

-キャラクター面
--システム、キャラクター共に好評なツクモ。
---ツクモは努力家で素直と誰からも愛される性格。彼女の可愛さも、このゲームの魅力の一つだろう。
---Live2Dシステムで描かれるグラフィックは、ぬるぬる動き、表情も豊か。会話していて楽しくなる。
---ゲームを進めると様々な衣装や髪型を選べるようになり着せ替えも楽しめる。
---合成音声も自然で、自分が教えた言葉を喋ってくれる喜びがある。
--先輩めがみ達も、極度のアガリ症だったり、''(物理的に)壊すこと''が趣味だったり、果ては''ロックシンガー''、''アイドル''と各々個性が立ちまくっており、キャラ人気も高い。それでいて元とした神道の女神の要素もみられる。
--『[[ラブプラス]]』を手掛けたことで知られる箕星太郎氏のイラストはゲーム中のほのぼのとした雰囲気にあっており、ツクモだけではなく各めがみのデザインも好評。

-会話のバリエーションが豊富
--質問だけではなく、その地域に合わせた内容の会話もすることがある。
--料理を食べさせるとそれらに合わせた会話が行われる。料理1つにつき会話が2パターンほど用意されており、選択肢で分岐することもありバリエーションも豊富。
---料理を食べた時のコメントはこれまた的確で、おいしそうと思えるコメントが多く、聞いているだけで食べたくなってしまう。公式でもツクモがグルメ通と言われているほどである。
--着替えの時にはそれに合わせたコメントも一つずつ用意されている。それたけではなく、衣装に合った会話が展開されることもある。

-雰囲気・ストーリー面
--基本的な世界観は日本の信仰、伝承を元にしている。現代的な部分と神話や伝承的な部分がお互いに主張し過ぎず、丁度いいバランスに仕上がっている。
--作曲担当は『[[パワプロ>実況パワフルプロ野球シリーズ]]』で知られる北川保昌氏。曲の中に主題歌『めがみめぐり』のフレーズがよく入れられているのが特徴で、統一感がある。
---主題歌『めがみめぐり』自体も、旅の始まりを盛り上げる名曲。
--ストーリー(神格試験)の流れは、基本的に明るめでドタバタが多く、くすっと笑えるような内容が多い。
---具体的にはククリヒメに毎回名前を忘れられるアマテラス((ククリの呼び間違いの一つ、『カフェテラス様』は、その後のアマテラスの模範的なノリツッコミと共にプレイヤーの印象に残り、アマテラスのあだ名として定着した。))、アメノサグメがヘビ使い座を広めようとしてそれに健闘するストーリーなど。
--ただ、一部では真面目なものになったりすることもある。ネタバレになるので詳細は避けるが、特に神格43段や50段での会話で泣いたというプレイヤーも数多い。
--窓の背景が場所によって変化したり、ツクモが常に正面にいるため、まるで二人で旅しているような感覚を味わえる。
--実在の電車の路線図が元になっているため、路線もある程度理解できるようになる。

-その他、凝っている点
--すごろくマップの背景の地図も何気に凝っている。
---市街地に当たる場所は建物が立ち並び、そこから離れると段々木々が増えてくる。電車が通っていない離島(淡路島、佐渡島など)もしっかり描かれている。
---それに加え、付近の特産品、観光名所のイラスト((例えば、静岡県静岡市の辺りには、特産の茶のものと思しき畑が『茶』の字を描いている。))がある。
--各めがみの聖地((神道には神ごとの聖地を定めていない。このゲームにおいては、各めがみを祀る有名な神社を『聖地』と呼んでいる。))の最寄り駅に止まると、該当するめがみに出迎えられる。神格試験以外では数少ないめがみが喋る場面でもある。
--通過した駅にはマークが付けられ、マークが付いていない駅に止まると駅メロ風のSEが鳴る。また、県境を越えると『〇〇県→△△県』という表示が出る。どちらもテンポが削がれる点を除けば好評。
--カプコンネタも、本編の雰囲気の邪魔にならない程度に登場する。
---会話では「[[一狩り行こうぜ!>モンスターハンターシリーズ]]」や「[[異義あり!>逆転裁判シリーズ]]」が登場。
---前述の地図においても、田んぼアートに[[ロックマン>ロックマンシリーズ]]や[[ナビルー>モンスターハンター ストーリーズ]]など、カプコンキャラのイラストが紛れている。残念ながら[[カプコンの別のアマテラス>大神]]のご登場は叶わなかった模様。
---カプコンのみならず「[[念願の武器を手に入れました!>ロマンシング サ・ガ]]」と言った他社ネタも存在する。

----
**問題点
-全体的にテンポが悪い
--まず、ロードが全体的に少し長い。長すぎるほどでは無いが、下記の仕様と合わさり、プレイヤーのストレス要因となっている。
--ソフトの起動に時間がかかり、遊べるまで長い。起動しても「注意書き2つ表示→社名ロゴなど3つ表示→データ読み込み→タイトル画面→ロードを終えてようやく操作可能」と10~30秒弱ほど時間を取られる。
---社名ロゴなどはボタンを押して飛ばせるが、それを考慮しても長め。通常の3DSではそれに加え、システムの再起動が最初に行われるので、その分長くかかってしまう。
--着替えのコーディネートが登録できないので、その都度着直す必要がある。着替え時のツクモのコメントも飛ばせないので時間もかかる。もののけ討伐イベントでこの問題が顕著になりがち。
--「おしごと」のアマテラスとの会話だけは早送り不可能。そのため、おしごとを選び直すのに時間がかかる。下手に連打していると選択肢を押し間違える弊害も。
--ボイス付きのセリフはボイスを言い切るまでAボタンで送れない。R,Lボタンで早送りはできるものの、もちろんボイスは聞けないし、下手すると文を見逃す可能性もある。
---特に問題になるのが、全編フルボイスのツクモ。フルボイス自体は嬉しいのだが、この仕様のせいでストレス要素となってしまっている。
--都道府県を跨いてシンボルや駅に泊まると、下画面上の表示(〇〇県→〇〇県)が消えるまで操作できない。
--ソフトリセットもないので、セーブ&リセットを使ったつづら厳選やめがみ詣での大成功狙いなどに時間がかかってしまう。

-移動がしづらい
--サイコロ一回ごとの行き先指定が、出た目の分だけフルに進んだ到達駅か、その途中で路線の交差している乗換え選択駅しか選べない。
--一歩ずつでの移動ができず、方向キーを押すたび「行ける場所」の候補がポンポンポンと切り替わる。出発点の駅や経路も分かりにくいので、実際の土地勘がないと、自分が何の路線に乗ってどこへ向かっているか混乱しがち。
--なまじ本物の路線図を利用している都合上、北を目指したつもりが東へ迂回してしまったなんてトラブルも頻発する。

-目的地や行き先がわかりづらい
--方角と最短マス数が確認できる目的地へのガイドはあるのだが、最短マス数はある程度近くにいないと表示されず、ガイドとしては不便。
---そのため、間違った路線に行ってしまったり、別方向へ移動してしまうことが多い。桃太郎電鉄のような、わかりやすい目的地へのガイドは表示されない。
---特に都市圏の路線は、現実同様もはや迷路。交差しているが乗り換えできないなどの罠も多い。
--ガイドが表示されるのはめがみ、お供え物、おしごとと旅の目的地。その内最短マス数が表示されるのはめがみ、お供え物のみ。周囲のつづらなどのガイドが表示されないものを探すときは、あまり表示範囲が広くない地図を延々とスクロールすることになる。
--表示される最短マスについても、マス数と、おおざっぱな方向を示す矢印だけが頼り。前述した移動操作の分かりにくさとも相まって、路線の入り組んでいる都市部などでは、プレイヤー自身の知識が深くなければ迷子になってしまいやすい。
--オリジナルのマップだったならもっと問題だっただろうが、幸い、現実の路線図を頼るという手はある。

-おしごとの問題点
--能力値の上昇は高いものの、基本的に面倒でミニゲームや料理で能力を上げていった方が効率が良い場合が多い。遠くに移動することもあるため、目的地から遠ざかることも。
---難易度にも差があり、特に「指定された3つの駅に行く」という紫の絵馬(うつくしさが上昇)が最も面倒。逆に「指定回数のミニゲームを遊ぶorもののけを倒す」という赤の絵馬(つよさが上昇)は場所に関係しないため、比較的簡単なものになっている。
--おしごとは、今いる都道府県以外の絵馬も選ばれる。出来れば近い場所の絵馬を狙いたいのだが、前述のように選び直すのに時間がかかるため、面倒である。
--豊作祈願の絵馬で「コーラが笑うほど、採れますように」といった、文章的におかしいものもある。おしごとの内容は特に変わりはないが、気になる人は多い。
---「牛肉が豊作になりますように」などのパターンもあったりする。食べ物をざっくりと指定しているのでおかしくなっても仕方ないといえば仕方ないが。
--指定回数こなすことでもらえるおさい銭ボーナスは50~100枚と、苦労に見合った枚数ではない。
--ある条件を達成することで出現する、めがみの絵馬が非常に出にくい。出る時はあっさりと出る場合が多いが、酷いときには数十分もかけても出ない時がある。
---また、各めがみに該当する能力を一定以上を上げていると、該当めがみの勾玉や神衣のレベルを上げることができる((該当能力が5割以上で勾玉、8割以上で神衣のレベルが上がることがある))。しかし、レベル上昇することが気付きにくい上に条件がわかりづらく((量に応じて、めがみの反応は変化するので一応判別は可能。))、さらに条件を満たしていても上がる確率は低く、おさい銭の報酬になることが多い。

-会話での問題点
--教えさせる言葉の記入が強制になっており、空白のまま決定しても「何か言葉を教えてください」と言われ、必ず何か教えることになってしまう。
---前に教えた言葉を入れても問題なく、面倒な場合は「あ」など適当な言葉で対処することはできるが、後で「単語帳」のメニューから消さないとそれに関する会話が展開される場合もあるため注意が必要となる。
---特に問題になっているのが「一発ギャグを教えてください」と言うもの。サイコロを振るときに高い頻度で喋るようになり、同じものを入力しても、その分多く使われるようになってしまう。
---また、旅においては、一番初めのスポットで教えた言葉が最後の写真撮影の際に引き合いに出されるという展開上、最初のスポットで教えた言葉はその後単語帳で消しても写真撮影の時には必ず登場する。(それ以降は登場しない)
--一部登録できない言葉がある。「ゲーム」や「アニメ」などといった、質問で聞かれるジャンルの言葉は「その言葉は アマテラス様から 教えてもらいました。」と言われて教えられないことがある。
---「趣味は何ですか?」と聞かれて「インターネット」や「ゲーム」と答えても、その言葉で拒否されてしまう。「ゲーム機」等にすれば回避はできるが、後に展開される質問でおかしくなる場合が多い。
--基本的に会話は飛ばすことができない。
---Ver.2.0.0以降でめがみ詣が登場したことにより、会話が行われず「各めがみから手紙とご当地食材を送ってくることがある」が、それらは一定回数のみで終わってしまう。
--同じ質問を何度もされることもあるので、答えが尽きてしまうこともある。
---そもそも教えた言葉にまつわるイベントはあまり多くないので、せっかく沢山言葉を教えてもゲームとして意味が薄い。
--正しい発音を教えるのが面倒
---基本的には一発で正しい発音をしてくれるのだが、万が一発音が間違ってしまったら、正しい発音をしてくれるまで試行錯誤するツクモの声を聞いてやる必要がある。ボイスを飛ばしてしまうため早送りは使えない。

-めがみたちの会話シーンで勝手に言葉を覚えるが、一部ミニゲームで障害となる。
--めがみたちとの会話が終わると、時々会話に出てきたワードをツクモが覚えることがある。具体的には「神格試験」や「アイスのてんぷら」、「13星座占い」などといったもの言葉なのだが…。
--「時は点なり ハイあんどロー((1~3つの言葉の文字の合計数が、ツクモより大きいか小さいかを答えるミニゲーム))」ではヒントからは連想できないような言葉が多く((例えば「七柱のめがみ様」がグループ、「クマリン」は武器に分類されているなど))、不利になりやすい。
--もののけ討伐のミニゲーム「たてよこコトバサーチ((制限時間以内に枠内に入っている言葉を、3つ探すミニゲーム))」では、見慣れない言葉が隠れて、なかなか見つけられない場合が多い。
---覚えた言葉は単語帳で任意のタイミングで自由に消して、出ないようにすることはできる。

-ツクモの機嫌
--空白のマスに止まったり、ミニゲームやもののけ退治をしなかったりすると、ツクモの機嫌が少しずつ下がっていく。
---都市部では駅マスが密集しているため不機嫌になりにくい。逆に地方は駅が少ないためイベント時の弊害になってしまう。
--機嫌が悪くなると、良くなるまで会話でスタータスが上昇しなくなってしまう。プレイヤーにとってはデメリットしかない。
---機嫌が悪い時の専用会話は用意されているため、それを見る価値は十分にある。また、Ver.2.0.0以降は機嫌が悪くなりにくくなり、料理や着替えで簡単に機嫌は上がるので、そこまで問題ではない。

-地域による限定アイテム獲得の格差
--特定の施設や駅に関するタイアップキャンペーンがあるが、どれも都心部が多いため、田舎や対象の駅の近くに住んでいないプレイヤーが不利になってしまっている。
--各ご当地おみやげ品やお祭りTシャツの獲得も、特定の駅の利用したICカードが必要になってくる。非対応地域には痛い仕様である。

-基本的にセーブは手動で行う必要がある
--基本無料のゲームとして珍しく、基本的に手動でセーブを行うことになる。
---自動セーブが殆ど無いのでエラーで強制終了してしまうと、それまでの苦労が水の泡になってしまう場合が多い。
--一応自動セーブはあるのだが、「各種宝玉消費時」「通常つづらを開いた後」「イベントもののけの討伐後」などといった特定の部分のみ。

-つづら
--つづらマスに止まったり、メニュー内の「高級つづら」からつづらを開けることができるが、9つのつづらの中身を確認した後、&bold(){ランダムで高速回転して入れ替わる}。
//普通のソシャゲのガチャにあたる要素なので、完全に運で一つだけ手に入る形式よりは優しいと思います。
--なので自分が欲しい衣装・アクセサリを確実にゲットできるわけではない。宝玉を払えば引き続きつづらを開けることができるが、開ける数に比例して宝玉の必要数も上がるので基本は1個開けるだけとなってしまっている。
---それが問題になるのは、高級つづら限定の期間限定衣装。最初に中身を確認できる時に選ばれないことがあり、せっかく宝玉やおさい銭を払って開けようとしたら期間限定衣装が入ってない、ということも十分あり得る。
--特に顕著なのは、もののけ討伐イベントでもののけが落とす「ごほうびつづら」。イベント限定の衣装が入っているのが、基本的に9つの中の1つだけしか入っておらず、つづらが手に入る確率も高くはない((ただし、Ver.2.1.0以降は入手率が上がり、金のもののけは確定で落とすようになっている))。
---イベント衣装を確実に入手したい場合、事前につづらマスのつづらから手に入る衣装を全て入手してイベント衣装だけしか出ないようにする必要がある。
--既に持っている衣装・アクセサリが出てもレベルアップすることで能力が上がるので全くの無駄にならないのが救いか。

-あまり意味がない課金要素
--前述の通り、宝玉1つで高級つづらを開けることができるが、おさい銭でも10000枚と多少高額だが開けることができるので、開けたいときに使われるケースは少ない。ただし、追加でつづらを開けたい場合は宝玉が必要になる。
--もののけに負けた時や神格試験で不合格になった場合は、宝玉を使用することで、その場復活や再試験を受けることができる。ただし、これらは事前セーブの方が効率がよく、これらの目的で使われるケースは少ない。
--宝玉は無料で手に入ることはなく、購入することでしか入手することができない。
--Ver.2.0.0以降はめがみ詣、Ver.2.1.0では下記の「指定駅ジャンプ」にも必要となり、使い道に関しては改善している。

-「八地方ジャンプ」の消滅(Ver.2.1.0以降)
--使用すると、指定した地方にある駅マスにランダムで飛べる「八地方ジャンプ」がVer.2.1.0のアップデートにより、宝玉1つ使用で指定駅に飛べる「指定駅ジャンプ」と入れ替えで消滅した。
--おさい銭300枚で使用でき、事前セーブすれば1000枚使用の「都道府県ジャンプ」より節約して飛べる。そのため、神格試験やもののけ討伐イベントで便利な機能であった。
---最も問題となったのは「Ver.2.1.0への更新の告知で、消滅したことを告知していなかった」こと。Miiverseの告知では批判のコメントが多く寄せられていた。
--前述のこともあり「八地方ジャンプ」のせいで「都道府県ジャンプ」の存在意義を奪ってしまったため、変更されたのは仕方がなかった部分もある。

-持っていない神衣が表示されることについて(Ver.2.1.0以降)
--Ver.2.1.0のアップデートで、神衣の所持に関係なく全ての神衣が見えるようになり、持っていない神衣は黒く塗りつぶされるように変更された。それ自体はいいのだが…。
--問題は、現在未解禁となっている神衣ですら全て公開された事。季節限定の高級つづらで出てくるものや課金DLCコスチュームなど、全て公開された状態になっており、今後の楽しみが減ったというプレイヤーも多かった。
---一応利点もあり、持っていない神衣の効果やステータスが確認できるようになっている。また、神衣を持っていれば専用会話がその場で聞けるようになったことは評価された。

----
**総評
覚えた言葉を使ったシステムや、タイアップや交通系ICカード連動などを取り入れた意欲作。~
それ故か少し荒削りな面はあるが、試験はもちろんのこと、着せ替えや旅とゆっくりと楽しめる要素もあり、無料でもかなり遊べるゲームとなっている。~
この機会に、ツクモと一緒に電車の旅に出てみるのはいかがだろうか。

----
**余談
//-アマテラス役・尾崎由香の出世作となったアニメ『[[けものフレンズ>ピクロスSシリーズ#id_21247efb]]』が放送されたのは、配信からわずか1ヶ月後のことであった。
//関連が無さ過ぎると思ったのでcoにしました

-公式が、ツイッターやMiiverseなどでキャンペーンを行っている。過去には、旅の思い出写真のコンテストや、登場キャラクターの人気投票などが行われた。

-2017年2月3日から『[[バッジとれ~るセンター]]』でバッジが配信されている。当時はアップデート前だったので、ツクモ+アマテラス+七柱のめがみののバッジが登場している。
--ちなみに「コノハテングがしら」は、2017年4月のもののけ討伐イベントより先にバッジが登場した。
---ただ、登場以降の新規追加がなく、バッジの追加更新も後に終了したため、アップデート後に追加されたムナカタ三女神などのバッジが追加されなかった点は悔やまれる。
--同時に3DS本体のテーマショップでは、ツクモの3DSテーマが配信されている。また、2017年1月には『ぷよぷよクロニクル』とのコラボテーマも配信された。

-公式ガイドブックやノベライズ、キャラクターCDなどメディア展開を積極的に行っている。
--各種シリアルコードが付いているものが多く、おさい銭や食材が手に入るものが多い。

-「イラスト交換日記」に本作のスクリーンショットが対応している。任天堂以外で発売しているソフトでは、本作が唯一の対応ソフトとなっている。

-本作の登場キャラクター「ツクモ」が「音声合成声優」として作品の枠から飛び出して現実の声優として、2017年2月9日に声優事務所「響」に登録された。
--だが、外部作品とのコラボや出演などは無く、所属事務所と関連会社での仕事以外に目立った活動も特に無いまま2017年12月7日に退所することとなった。

-2018年9月30日でICカードとの連動が終了したため、会話を楽しんだり、地域限定のお祭りTシャツをもらうことができなくなってしまっている。
-2020年9月30日にサービス終了となり、新規ダウンロードが出来なくなるが2020年07月15日に告知された。前もってダウンロードしておけばサービス終了後も遊ぶことは出来るが有償アイテムの購入や限定衣装の獲得などは出来ない((ただし、サービス終了前に購入していたアイテムなどに関しては引き続き使用可能。))。