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Miitopia - (2024/02/27 (火) 12:04:16) のソース

この項目では3DS版の『Miitopia』(判定:&bold(){なし})と同名のSwitchリメイク版(判定:&bold(){良作})について記載する。
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#contents(fromhere)
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*Miitopia
【みーとぴあ】
|ジャンル|みまもりシミュレーション|&amazon(B01N8PFLQJ)|
|対応機種|ニンテンドー3DS|~|
|発売・開発元|任天堂|~|
|発売日|2016年12月8日|~|
|定価|4,700円(税別)|~|
|判定|なし|~|
|ポイント|Miiをすべてのキャラに使ったRPG&br()ストーリーは王道的&br()良質かつ拘りを感じるBGM&br()あくまで「みまもり」主体のゲーム|~|
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**概要
プレイヤー自身やその友人・家族にそっくりなキャラ(通称Mii)を登録し、RPG風の世界を冒険するゲーム。~
平和な島「ミートピア」に突如現れた魔王の手によって奪われたMii達の顔を取り戻すことが目的。~
公式で「普通のRPGとはちょっと違う」と謳っているが、実際プレイヤーのやることは基本的にMii達の戦いを見守ることが主となる。

**特徴
***Miiの配役
-登場するMiiは脇役から主要キャラに至るまで、全てがプレイヤー自身の手で好きな人物を選択可能。
--友達を仲間にする、先生を魔王または国王役にするなど、自由自在。ありがたいことに後から変更も可能。
--Miiたちの顔が奪われるという展開なので、敵の顔にもMiiのものが使われる。特に脇役NPCの顔はほぼ全て敵ボスの顔も兼ねる。
--また、3DS版のMiiと違い、選べる色が大幅に増えた上に各パーツそれぞれ別々に色を設定出来るようになった。
-普通に作る以外にも、3DS版は「[[トモダチコレクション 新生活>トモダチコレクション#トモダチコレクション 新生活]]」「Miitomo(スマホアプリ)」「本体のフレンドリスト」「Miiスタジオ」「インターネット」「QRコード」と、あらゆるソフトから連れてくることができる。いつの間に通信で他のプレイヤーが作成したMiiが自動的にストックされていることも(『[[真・三國無双6 Empires]]』の来訪武将のようなシステム)。
--なおPTメンバー用のMiiはストーリークリア後、最大で100人まで作ることが出来るようになる。

***性格と職業
-各Miiには「げんき」「てんねん」「がんこ」「やさしい」「マイペース」「クール」「しんちょう」の7種類の性格を割り当てることができ、これはMiiのキャラ設定と同様、後から変更も任意にできる。~
各性格にはそれぞれ他にない固有行動があり、特定のタイミングにて一定確率で発動する。
--例えば「やさしい」は倒されそうな味方キャラを高確率で庇うが、まれにHPの減った敵を逃してしまうことがある、「げんき」は味方キャラを応援してMPを回復するが、たまに通常攻撃で反動ダメージを負うなど、性格毎にメリットとデメリットが有る。
-職業は12種類の中から好きな物を選ぶことができる。「戦士」「魔法使い」といったオーソドックスなものもあれば、「戦車」「花」といった珍妙なものも。
--初期から選ぶことが出来るのは「戦士」「魔法使い」「僧侶」「盗賊」「アイドル」「料理人」の6種類で、残りの「科学者」「小悪魔」「ネコ」「戦車」「花」「姫」はストーリーを進めることにより3種類ずつ解放されていく。
---性格と違い、転職はストーリーを進めていくと出来るようになる。ただしレベルは職業毎の管理となるため、全く新しい職業に転職した場合は1からの上げ直しとなる。
---新職業が解禁されるタイミングでは仲間が離脱し主人公も強制的に転職することになるため、序盤ステージはいずれもレベルリセットを前提に難易度が設定されている。
---隠し職業も2種類ある。これらを手に入れるためには強力なボスを倒す必要がある。

***コミカルな行動
-各Miiには好感度が設定されており、冒険中に特定の行動を取ることで他のMiiとの''好きレベル''が上昇する。
--仲良くなることによって「''好き行動''」を取るようになり、他のMiiをサポートしてくれるようになる。
---主に与えるダメージや回復量が増える他、倒されそうになったMiiをかばってダメージを肩代わりする、''戦闘不能となったMiiの敵討ちとして大ダメージを与える''ことなどもあり、仲良くなればなるほどどんどん戦闘を有利に進められるようになる。
---好き行動やサポート技の使用によって戦闘中にも好きレベルが上がることがあり、その場合はお互いのHPが全回復する。~
好きレベルはどれだけ上がっても上昇値が一定でありゲーム全体を通してコンスタントに発生する。そのため、この好きレベルによるHP回復は重要な戦闘テクニックにもなる。

-しかし、時には他のMiiに嫌われるような行動をとってしまうこともあり、その場合は''ムカムカ度''が上昇する。一定のムカムカ度が溜まり堪忍袋が爆発すると''ムカムカ行動''を取るようになる。
--大半のムカムカ行動は仲間の足を引っ張ったり、いらぬ行動をするなどマイナス要素ばかり。解消する条件は基本的に好感度を上げる要素を一定数与えることのみ。
---拗ねたり手を抜いたりして与えるダメージが減ってしまう他、相手に気を取られて受けるダメージが増えてしまうなど戦闘が不利になるような行動を取るようになる。
---一方、対象のMiiのターンに割り込んでターン消費無しに自分も攻撃したり、敵に強烈なやつあたり攻撃で大ダメージを与えたり、''Mii同士の大ゲンカに敵を巻き込み大ダメージを与える''といったメリット行動もあり、これを狙ってわざと不仲のままゲームを進行するという戦略もある。

-その他、RPGお約束の状態異常も存在する。当然これらの要素もMii達の行動に影響を及ぼす。敵に付与させられるものが大半だが、中には味方の技や好き行動、ムカムカ行動などでも発生するものもある。
--その種類は非常に多岐にわたり、行動不能になる「笑い」、攻撃の命中率が下がる「泣き」といった一般的なものから味方の行動をジャマする「イジワル」、どこかに飛ばされて一時的に戦闘から外れる「吹き飛び」といった変わったもの、中には''洗脳されて敵に回復グッズを与える、不安のあまり味方にすがりついて行動を止める、老化して攻撃力を半減させられる''等このゲームならではの状態異常まで存在する。
---状態異常もまたデメリットばかりという訳ではなく、例えば「怒り」状態は攻撃技しか出せなくなる代わりに2回行動が可能になる、「眠り」は行動できないが体力が回復するなどメリットを持つものも存在する。性格や職業、好き行動などによって起こる状態異常もあるため、うまく活用することが出来れば戦力として期待できる。


***神の力
-プレイヤーは基本的に主人公Mii以外は操作できず、戦いを見守ることが主だが、ピンチのMiiを助けることも可能。
-冒険が進むと「''ふりかけ''」「''安全地帯''」という能力を得る。任意のタイミングで使用でき、Miiをサポートすることができる。
--ふりかけの主な使用用途はHP・MPを回復させること。任意に1ポイントずつ回復させることができる。クエストごとに使用できる量は限られているが、魔物を倒しMiiの顔を救出した数が一定数に達する毎に増量していく。
--また1回だけ蘇生できる「命」、通常攻撃しかできなくなる代わりに攻撃力が倍増する「ノリノリ」、どんな攻撃も1回だけ防げる「守り」のふりかけも入手できる。いずれもストック数は極めて少ないが、使うタイミングを見極めればピンチを切り抜けるのに役立つもの揃い。
--安全地帯はMiiを後方に下げて休ませることができる。安全地帯にいるMiiは一切の攻撃を受けない・状態異常がすぐ治る・HPとMPが回復するという恩恵を得られるが、一人しか入れることができない上にそのMiiは攻撃や仲間への支援はおろか他の仲間からのサポートすら受けられなくなる。安全地帯使用中は事実上戦闘メンバーが一人減ることになるので、おいそれと多用はできない。

***宿屋でサポート
-本作における宿屋はただの回復スポットではなく、クエスト終点にてMii達の冒険の拠点となる場所でもある。
-一つの部屋には2人のMiiを入れることができ、同室のMiiは好感度が上昇する。割り当てはいつでも入れ替えが可能。
--たまに何かしら好感度やムカムカ度が上昇するイベントがランダムで発生することも。
--部屋の数は五つあるので最大で10人まで宿屋に宿泊させることが出来る。11人目以降のMiiはストーリークリア後に解放される「別荘」に入れられることになり、いつでも宿屋にいるMiiと入れ替え可能。
---ただし別荘に入れられているMiiには装備や料理を与えることは出来ず、好感度に関するイベントも発生しない。
-魔物を倒すとたまに「料理」を落とすことがある。これらの料理はMiiに食べさせることができ、食べた料理によって各種ステータスを上昇させられる。
--多くの料理には「並・上・特上」の3種類があり、レアな料理ほど上昇率が高い分ドロップ率は低い。中には戦闘以外のイベントで手に入る物も。
--各Miiにはランダムで好き嫌いが決められ、好きな料理だと上昇しやすいが、嫌いな料理だと上昇しにくいうえ1クエストごとに1個しか与えられない。このためMiiによってあげやすい・あげにくいパラメーターが異なる。
-戦闘によって入手した資金はプレイヤーが管理する。Miiが何かをほしがっている場合、「おこづかい」としてあげる形になる。
--新しい武器・服(防具)は基本的にこの手段で入手する。しかし、確率で回復アイテムを買う羽目になることもあり、その場合はお釣りは返してくれる。
--また、ストーリーを進めると「カタログ」が使えるようになり、(一部のものを除き)一度手に入れたことのある武器や服をいつでも購入し好きなMiiに与えることが出来るようになる。新しく作ったMiiにいきなり最強の武器や服を装備させることも可能。
---なお「アイドル」に限り性別によって手に入れられる服が異なるが、「カタログ」を使えば異性用の服を着せることも出来る。ただし、カタログ登録は男女で別なので注意。

-冒険中「ゲーム券」というアイテムを入手することがある。このゲーム券は宿屋でミニゲームがプレイでき、何らかの見返りがある。
--「じゃんけん」ではお金を賭けて勝負。勝つ毎に賞金が倍々に増えていくが、負ければ取り分は0。
--「ルーレット」はハズレ無し。武器or服・経験値or料理・旅行券(好感度上昇)・回復アイテム1個のうちどれか一つが必ず手に入る。当選範囲は毎回異なり、たいていは完全な1/4ではない。

***旅人
-道中には6人の旅人(特殊NPC)が現れ、ストーリーには関係ない様々なイベントを起こす。いずれも役立つアイテムをくれたりするので、出会って損はないだろう。
--どこでもポストマン:救出したNPCからの手紙を届けてくれる。手紙にはアイテムが添えられている。なお、手紙は宿屋に到着した際やゲームを起動した際にも届くこともある。
--ミスタークイズマン:様々なクイズを3問出題し、全問正解するとアイテムが貰える。
--旅する写真家:特定のボスを倒すと出現。バトル中の面白いリアクションシーンの写真を20Gで売ってくれる。
--旅する美食家:レアな料理を3品貰える。
--任天堂ファン:対応しているamiiboを使うことにより特別な服を手に入れることが出来る。
--なやむ探検家:暗号などについてのヒントをくれる。
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**評価点
-Mii達のコミカルな戦い・やり取りと幅広い姿
--仲間と協力し合ったり、助け合い、時にはケンカをするなど、馬鹿馬鹿しくも思わず微笑んでしまう行動が多い。
--新しく今作オリジナルの表情が追加されている他、これまでのMiiには無かった「瞳の動き」が追加されたことにより、よりMiiに愛嬌やキャラクター性が増した。
--偶然とは思えないほど"らしい"言動が飛び出したり、意外なコンビの仲が深まったり、Mii一人ひとりにキャラクターとしての愛着が湧いてくるのは「みまもり」というシチュエーションだからこその魅力。
--Miiの行動はかなり細かく作りこまれており、例として待機画面でのモーションやバトル中の掛け声等は7種類の性格で全て異なるものが用意されている。

-取っつきやすい難易度
--ボス戦を除いて、攻略中はいつでも撤退可能。戦闘中でも必ず成功し、全滅によるデメリットもなし。
--RPGでは一般的な属性相性なども存在しないため、あまり深く考えずに戦える。
--ふりかけや安全地帯を駆使すれば、色々とごり押しがきく。そのためクリアまでの難易度は低く、どんなパーティー編成でもほぼ問題なく進行できる。
--かといって徹頭徹尾ぬるいかと思えばそんなことはなく、中ボス・大ボス系の魔物は序盤から2~3回連続で攻撃してくるものが多いため、単純に職業レベルを上げているだけではあっという間に全滅寸前に追い詰められやすい。
---そこで重要になってくるのがMii同士の好きレベル。好きレベルを上げていれば好き行動の種類はもちろん効果・発動確率も上昇するため、レベルが低くても案外どうにかなることも多く、難易度のバランスはしっかり取れている。
---また、クリア後にはやりこみ派向けの高難度マップが解放される。これらのマップでは編成をある程度工夫する必要が出てくるので、なかなか歯ごたえのあるプレイが楽しめる。
---救済処置としてHP回復アイテムである「バナナ」とMP回復アイテムである「MPアメ」を無限回収することが出来るポイントもしっかりと用意されている。またこのポイントでは運次第にはなるがレアな料理やたくさんの経験値を稼ぐことも出来る。
--また、手軽さに反してストーリークリアのみでもかなりのボリュームを誇る。勲章という実績要素も存在するため、上述の高難度マップと合わせるとかなりのやりこみ要素を持つ。

-「トモコレ」に通じるおバカな点
--どのマップもステージの最後には必ず宿屋がある。''火山地帯や氷山''はおろか、''魔物が巣くうはずの敵の塔や魔王の城の中''にすらも。
--魔物が落とす料理は例外なく全て調理済み。
---その魔物に合わせたメニューであり、見た目や食器もかなり凝っている料理が多いので美味しそうに見えてしまう。
---中には''クモの巻き寿司や美容サプリ、石にされたチョコ''といった妙なものまで出てくる。全メニューに説明テキストが設定されており、その文章も『トモコレ』譲りのユーモアを感じさせる。
--装備品はMiiにおこづかいをあげれば買ってくるのだが、最終的には伝説の装備品だろうとお金で買ってくる((そのため本作はRPGでは珍しく装備のドロップという概念がなく、全ての装備品を資金で購入することが可能。))。
---装備品自体もクセが強く、画用紙や新聞紙で作られた防御力が無さそうなものや学生服などコスプレ同然なもの、''性別・職業問わず問答無用で身体がムキムキになるマッチョ装備''などかなり自由。装備品の能力は見た目を問わず上がり続けるようになっているので、''銀のナイフより魚で殴る方が強い、かっこいいアーマーより全身スイカコーデのほうが耐久がある''といったシュールな現象も。~
ただし装備に関しては見た目をそのままに性能のみ最新装備にする見た目装備機能があるため、ビジュアルに凝るユーザーへの配慮は行き届いている。
--Mii同士で行われる会話やイベントも『トモコレ』を彷彿とさせるようなユルいものが多い。が、時にはRPGらしく熱くなったり考えさせられるような深いセリフが登場することも。

-魅力的なストーリーとMiiの配役
--序盤のパーティーキャラは途中で離脱と参戦を繰り返すため、数人のキャラクターだけで話が進むということはない。そのため、育成を主人公以外に集中させると一辺倒にすると後々困ることに。
--敵やNPCとなる人物は、Miiを決めた後に意外な立ち位置の人物だと発覚することも。
---身近な人物をモチーフとしてMiiを決めると、想像の真逆の性格のキャラ・ボスで登場することもあり面白い。
---特にラスボスまでの展開はコミカルな道中とは対照的に熱いものがある。

-バラエティに富む良質なBGM
--国ごとにマップや戦闘BGMが異なり飽きを感じさせない構成となっている。また、全ての戦闘BGMはふりかけ選択画面やMii達の状態などに応じて細かくテンポや曲調が変化する任天堂らしいインラタクティブな仕掛けも。~
特に全てのMiiにノリノリふりかけを使った際のハイテンポっぷりは興奮するMii達のビジュアルも含めてある意味圧巻。
---ただしこれらのテンポの変化したBGMはあくまで戦闘時限定であり下記のサウンドテストでは聴くことは出来ない。
---ボス・中ボス戦にも複数の曲が用意されており、特にラスボス戦BGMはこれまでの展開や物語を思い起こさせ気持ちを高ぶらせるようなとても熱く燃えるものとなっている。
--一度聴いた曲はいつでもメニュー画面からサウンドテストで聴くことが出来る。また、曲を再生した際上画面にMiiが現れ''満面の笑みをこちらに向けながら曲に合わせて踊り出す。''
---ただし曲送りやランダム再生などの機能は無くただひたすらBGMだけを聴きたい場合はやや不便に感じてしまう。
--ちなみに最後にセーブした場所によってタイトル画面の背景やBGMも変化する。また、その際に流れる歌声は主人公Mii達のものである。

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**問題点
-性格のバランスが悪い。
--具体的には「げんき」と「クール」が仲間のイライラを溜めづらく、戦闘で強すぎる。
--「げんき」はハッスルで敵に大ダメージを与える、応援で味方のMPを回復できる、致命的なダメージもHP1で耐えることがある、と、メリットが非常に多い割に、デメリットはハッスル時ではHPに2ダメージ入る他、全体攻撃でも単体攻撃になる事ぐらいで、それ以外のデメリットがほぼない。
--「クール」は確率ではあるが攻撃回避・弱点を突く(通常より大ダメージ)・受け流す(一部の状態異常無効)と、やはりボス戦ほど有効なメリットが多い。デメリットはせいぜいピンチの味方を庇わない((後半では複数のMiiが即死攻撃から庇って纏めて全滅、などということもあるため、庇わないことの方が良い場合もある。))・穴掘りイベント((マップ攻略中ランダムで発生。ランダムで小銭か回復アイテムが出る。))を途中で諦める・敵の攻撃を避けるためある隠し職業のスキルを活かしにくいことぐらいしかない。
--上記2つ程ではないが、「しんちょう」も通常攻撃時に即死攻撃を出す、最後に行動する代わりにダメージや回復量が2倍になる、回復アイテムを持っていなくても1回だけ回復アイテムを使用できるといったメリットがあり、デメリットである行動順も素早さが遅い職業と組み合わせれば気にならない。
--「がんこ」は味方からの回復を断ることがある((全体回復や状態回復、また自身のHPが1でも関係なく、ランダムで発生。断った場合は回復しようとしたMiiのイライラがたまる。特に瀕死の状態で起こった場合はほぼ確実に自分のHPバナナを使う流れとなるため、クリア後マップに存在する、バトル数が非常に多いステージでは特に厄介。))、「やさしい」は弱った敵を見逃す((逃がした敵は倒したことにならず、経験値・料理ドロップや図鑑登録などがなくなる。失敗するとダメージを受ける上に仲間のイライラがたまる他、この現象はボス以外ならレア敵に対しても発生する。))、「マイペース」は味方を盾にしてランダムな味方にダメージを肩代わりさせるなど、他の性格は仲間のイライラに影響する明確なデメリットが戦闘中に存在するため、余計に「げんき」と「クール」の強さが目立つ。
--とは言え「マイペース」はMP消費をそのままに魔法・ワザの威力がアップすることがある、「やさしい」は好きレベルが低くても自分の回復アイテムを味方に分け与える、「がんこ」は攻撃に納得がいかずもう一度同じ行動を行う(実質1ターンに2回行動できる)といったように、他の性格にも有用なメリットがある。「げんき」と「クール」以外でも活用のチャンスは十分に存在するのである。

-むしろ性格以上にバランスがとれていないのが、この手のゲームでお約束の職業。
--特に格差が顕著なのがヒーラー職。「僧侶」「料理人」「花」の3つが該当するが、回復技の回復HPが固定値のためレベルが上がるにつれて頼りにならなくなる上、全体回復技も発動が必ずターン最後のせいで扱いづらい、更に高威力の攻撃技が味方のイライラをためるものしかなく、おまけにAIだとその技の使用頻度が高い「料理人」はほぼ地雷と言っていいほど使いづらい。全体回復技は攻撃力依存で回復HPが上昇するため、通常回復も同じ仕様にすればそれだけで十分戦力になったはずだが…
--その一方で「僧侶」は素早さが高く''確定蘇生技''を持ち、バリエーション豊富な回復技を使い分けられ、回復以外の技をほとんど持たない(特に攻撃技に関しては最大レベル50の内33で習得可能な1つのみ)ためAIでも非常に優秀なヒーラーとして動かせる。
--「花」は2職の中間的な魔法攻撃をこなせるヒーラーの立ち位置だが、こちらも蘇生技が確率のため瀕死の味方がいると蘇生を優先し回復をしてくれない、回復に徹さず中途半端に攻撃に参加してしまう、味方を怒り状態にする技をサポーター職に使い補助行動を封じてしまうなどの問題が多くAIでの運用が難しい。
---しかし「料理人」は「僧侶」と違い物理の攻撃技も使える他、即死技にアイテム獲得の効果が追加されているため、回復や蘇生までこなせると「僧侶」の立場がなく差別化のため仕方のないこととも取れる。~
事実、僧侶が数値不足で頼りない序盤においては高い防御力と最大HP以上の固定値回復を持つ料理人はかなり優秀であり、全体回復も他のヒーラー職よりも早いレベルで修得可能なため、中盤まではアタッカー兼ヒーラーとして、終盤は料理ドロップ要員として活躍できる。
---「花」にも言えることだが扱いが難しい職業の多くはAI運用が不安定な点が多いため、主人公が使うことである程度は弱点をカバーできる。
--素早さが0で固定の上攻撃する度MPを消費し(一部の敵に武器を奪われると反撃できなくなる)更にこちらもAIだと味方のイライラをためる攻撃技の使用頻度が高い「戦車」も同様に地雷級の扱いづらさを誇る。
---その他、MP消費の激しい魔法攻撃職にMP回復として興奮状態となる技をかけて魔法攻撃を封じてしまう「こあくま」や、アタッカーにもかかわらず低確率の蘇生技を持つために味方が倒れていると蘇生技を連打する「せんし」なども状況次第ではかなり扱いづらい。
--前述のように本作のエンディングまでの難易度は低めであり、そこまでなら職業バランスもあまり問題になりにくい。

-本作では''行動を選べるのは自分のMiiだけで、仲間は必ず自動操作''になっている。そのため職業によっては「やってほしい行動をやってくれない」「やってほしくない行動をやる」といったプレイヤーの意に反した行動を取ることがある。
--味方のイライラをためる技を高確率で平然と使う、厄介な敵を真っ先に倒したいのに弱った敵を優先して攻撃する、どうでもいい特技ばかり行ってロクに攻撃してくれないなど。ドラクエなどである「作戦」といったものもなく、''こういった行動に制限をかけることは一切できない''((ノリノリのふりかけや「小悪魔」の「ゆうわく」で通常攻撃強化&特技使用不可の状態にできる。))。
--またストーリーのラスボス戦はやや特殊な仕様となっており、前座2体と戦ったパーティメンバー3人×2組はラスボス本体とのバトルに参加できなくなる。しかしあろうことかこの前座戦に主人公を選出することができてしまう為、''主人公不在かつほぼオートで最終決戦が進行してしまう''というストーリー的にも締まらない事態が発生することになってしまう。せめて主人公は最終戦に固定選出となる仕様になればよかったのだが……

-&u(){これらの問題点・不満点は特にクリア後ダンジョンでの戦闘で露呈する}。しかし元々「見守ること」が主なコンセプトとなっているので、ある程度好き勝手に動かれるのは割り切っている範疇といえる。
---ちなみに仲間のMiiはプレイヤーが全体攻撃を行った場合は体力が最も減っている敵を狙い、プレイヤーが単体攻撃を行った場合は同じ敵を優先的に狙う特徴がある。
---よって、攻略に際しては戦士や僧侶など技や行動が比較的シンプルな職業を味方に任せるのが定石となっている。
---ムカムカ度が溜まることにより発生するケンカ対策として、唯一ムカムカを取り除くワザを持つ「アイドル」を一人パーティに入れておくと安定したケアが可能になる。ただし「アイドル」がケンカをしてしまった場合、相手から「アイドル」へのムカムカは取り除けても「アイドル」から相手へのムカムカは取り除けないので注意。

-取り返しがつかなくなる要素がある。
--終盤に登場するとあるボスが呼ぶ2種類のお供を先述の「やさしい」性格の「みのがす」で見逃してしまうと図鑑に登録されず、実質かいぶつ図鑑のコンプリートが不可能になってしまう((そのボス自体は後に再戦機会があるのだが、再戦する際は初回で戦ったお供とは違うお供を呼ぶため戦う機会は一度しかない。))。
--ボスが倒れない限り何度でもお供を呼ぶので一度でも倒せばいい上、最悪セーブが入る前にリセットをすればいいが、そのことに気づかずにセーブをしてしまうともうそのデータではどうしようもなくなってしまう。
---かいぶつ図鑑で確認できないことと勲章のコンプリートが不可能になる程度でストーリー進行に直接的な影響はないのがまだ幸いか。

-風邪ハプニングの存在
--ある程度ストーリーを進めると宿屋に入った際にランダムで「宿泊しているMiiのどれかが風邪を引く」というハプニングイベントが発生するようになるのだが、おそらくこれが最も厄介なアクシデント。主人公が風邪を引く事もある。
--風邪を引いてしまったMiiは治るまでの間冒険に出したり料理を食べさせることが出来なくなる。一定量の経験値を稼ぐと治すことが出来る他、風邪を引いているMiiは誰かとの好きレベルが上がるとその場で即復帰する。
---復帰に必要となる経験値の量はレベルの高いMiiほど多くなる上、運が悪いと他のMiiも続いて風邪を引いてしまうことも。
--対策・予防法などがまったくないのも問題。場合によっては同じMiiばかり風邪を引いてしまうことも…。
---ストーリークリア後であれば「別荘」が避難場所となるが、装備を整えたり冒険に出す際に一々宿屋に呼ぶ手間がかかるためやはり面倒であることに変わりはない。せめてすぐに治すことの出来る「風邪薬」のようなものがあれば良かったのだが…。

-ケンカの仲裁イベント
--道中のイベントの一つに2人のMiiがケンカを始めてしまうイベントがあるのだが、その際に別のMiiが仲裁に入り2人をなだめようとすることがある。
--大抵は仲直りして互いの好感度が高まるものの、稀に''仲裁に入ったMiiがとばっちりを受けてケンカしていた2人からムカムカ度を溜めてしまう''という報われない展開になってしまうことがある。
--その上仲裁に入ったMiiに対して、改まって謝罪するイベントは無い。それどころか堪忍袋を爆発させてしまった場合、''何の落ち度も無い仲裁に入ったMiiの方から謝罪に行く''という、人によっては胸糞悪ささえ感じかねない展開にもなり得ることがある。

-ミニゲームのうち「じゃんけん」が明らかに不要。
--ゲームを進めるにつれて入手できる金額も増えてくるが、所詮じゃんけんなので勝率はランダム。安定して稼ぐのには運が絡むため全く不向き。
--後半ではむしろ「ルーレット」で強力な装備品を入手し、売却して金に換えた方が効率よく稼げる(''売却価格は半額にならず、100Gの物は100Gで売れる'')。特に装備品の当選確率が高い時は稼ぐチャンス。これも最終的には運次第だが、ハズれてもHPバナナ等が貰えるため、リスクを負って運次第では全てを失うじゃんけんを続けるよりははるかに確実。
---プレイするにはゲーム券が必要となるが、いざというときの金稼ぎの手段にもなる。
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**総評
-好きなMiiで好きなようにプレイでき、誰にでも気軽に遊べるようにした佳作。
--たかがMiiと侮るなかれ、職業や性格、仲良し度が絡み合い、&bold(){バトル漫画並みに熱い展開}も起きうる。
--そのおかげでライト層からの評価は高いものの、より高度なゲーム性を求めるヘビーユーザーからは不満の声がチラホラ見られる。
-ちょっとした空き時間にゲームを楽しみたいという人や、身近な人物や好きなキャラクター、所謂「うちの子」等をRPGに登場させてプレイしたいという人にとってはかなり楽しく遊べる作品だろう。
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**余談
-本作が発売されるよりも前に、「好きなMiiで見る Miitopia (ミートピア) 予告編」という体験版が無料で配信された。
--全ての登場人物の配役を自由に選べるなど、予告編にしては作り込まれており、本作の世界観を手軽に楽しむことが出来る。

-本作の大半の部分において、特定のボタンを押すと早送りが可能になる。これは3DS標準搭載ソフト「すれちがい広場」に搭載されていた機能である。
--本作はもともとすれちがい広場の「すれちがい伝説」の続編として開発された経緯があり、その名残とも言える。
--経験値稼ぎやアイテム集めなどダレがちな作業工程をある程度加速させられる他、一部のMiiや敵の動きが加速することで面白くなるなどRPGとしてもバカゲーとしても本作の魅力を高めるものとして機能している。

-同作は「任天堂純正のターン制RPG」だが、実はこれは極めて貴重なタイトルである。
--任天堂のRPG不足はかつての90年代後半におけるゲームハードシェア争いの敗北原因でもあると言われている程有名なもの。「ポケモン」「ペーパーマリオ」などはいずれも子会社や関連会社などの開発であり、直接任天堂が製作している訳ではない。
---本作のRPGとしては奇抜な要素の数々は、任天堂のRPGジャンルに対するスタンスのひとつとも捉えられる。
--フィットネスとRPGを融合させた異色タイトル「[[リングフィット アドベンチャー]]」にも本作のスタッフが関わっている。アイテムであるスムージーが本作のふりかけ同様ターン消費をしないなど、本作の難易度調整などで培われたノウハウが活用されている。

-2021年のニンテンドーダイレクトにてNintendo Switchでのリメイクが発表され、2021年5月21日に発売された(下記参照)。
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*Miitopia (Switch)
【みーとぴあ】
|ジャンル|みまもりシミュレーション|&amazon(B08WX5VCX4)|
|対応機種|Nintendo Switch|~|
|発売・開発元|任天堂|~|
|発売日|2021年5月21日|~|
|定価|5,478円(税込)|~|
|判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|
|ポイント|&bold(){ゲーム史上屈指の自由度を誇るメイク機能}&br()強力な「馬」が仲間に&br()続編ではなくあくまでリメイク移植&br()難易度は3DS版より上がった|~|
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**3DS版からの追加・削除要素 (Switch)
-メイク・ウィッグ機能の追加
--Miiの顔に様々なパーツを配置するメイク機能と、前髪、後髪、あほ毛の組み合わせで新しい髪型をセットするウィッグ機能が登場。

-馬が新しく仲間に
--パーティーの一員として役立つ。見た目も自由にカスタマイズ可能。

-デート券の追加
--様々な場所でMii同士や馬とMiiをデートさせ、好きレベルを上げる事が出来る。様々な会話イベントが用意されている。

#region(クリア後のネタバレ)
「恐怖の塔」に次ぐ新たな高難易度ダンジョン「絶望の塔」が追加される。それに伴いかいぶつ図鑑や勲章のコンプリート総数も増加。
#endregion

-「みんなのMii」は削除され、[[パワナンバー>実況パワフルプロ野球シリーズ]]のように「アクセスキー」を公開してMiiを取得する形となった。
--一応、3DS版でDL数の多かったMiiは「人気のMii」として収録されており、そこから引き出す事が可能。
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**評価点 (Switch)
-メイク・ウィッグ機能の圧倒的な自由度の高さ
--パーツは大きさや角度はもちろん色や透明度も自在に調整できるため、きわめてメイクの自由度が高い。
--しかもベースはデフォルメされたMiiなので漫画・アニメ・他ゲームのキャラも似せやすいという長所がある。[[仮面ライダー>仮面ライダーシリーズ]]や実在の芸能人をリアルタッチで再現した猛者も登場。
--パーツは「目(瞳)」「チーク」などの部位に分かれているため、表情が不自然になるという事はない。
--ウィッグの前髪と後髪を組み合わせるシステムも好評。グラデーションヘアーすら可能。
---デフォルトのMiiにないツインドリルや編み込みといったゴージャスな髪型の他に、&bold(){どう見ても[[某変身ヒロイン>プリキュアシリーズ]]専用}のものや&bold(){大銀杏}((髷部分に目を瞑れば外ハネヘアーとしても使える。))まである。
--セーブデータに保存できるMiiは500人にも及ぶ。前述の通りアクセスキーでの取得が可能なため、キャラクター作成ツールとしても優秀。

-配役が最初から選べるようになった
--3DS版では重要人物以外は全世界で作られたMiiが勝手に配置される問題があり、中にはアニメキャラや実在人物が置かれる可能性もあってカオス成分が苦手な人には問題が多かった。
--しかし今作から全て自由に配役を設置できるようになったので、多少のネタバレはあるが強制的にイメージ崩壊させられるようなシーンも無くなった。

-Mii作りが苦手な人からの配慮
--プレイヤーの中には早く遊びたい、凝ったMiiを作れない、そもそもMiiを作るのが苦手という人も存在する。
--その問題に応えてか、各配役となるデフォルトMiiとデフォルト名が用意された。テンポ良く、さらに存在感も適度で愛着も湧きやすくなったと好評。
---例えば、頼れない村長は『ヘターレ』。サイショーの国の王様は『ジョバンニ』((ささえる兵士はミギテ・ヒダリテ))。大賢者は『インテロ』等々、名前と見た目が端的な表現になっており、想像を膨らませてくれる。

-非常に強力な仲間・馬
--騎乗しての攻撃はもちろん、自操作かつMP全消費で繰り出せる技「人馬一体」は職業ごとに効果が異なるがどれも非常に強力。
--馬の好き行動により、安全地帯での回復を高める効果もある。

-高解像度に描かれたHD画質
--3DS版の時点で一貫してプリレンダリングムービーは存在せず、全てリアルタイムレンダリングで行われたため、どの重要な場面を高画質に描かれた事によって恩恵を受けた。
--リアルタイムレンダリングはMiiの顔がランダムに描かれてるため、HD画質化は細部がはっきりしやすい。

-楽しいデート券
--目的地やイベントが豊富にあり、同じイベントでもNPC((セーブデータ保存しているMiiからランダムに選ばれる。))が変化したりするので飽きる事がない。
--手っ取り早く好きレベルを上げるだけでなく、ムカムカ状態も治せるというメリットも。もれなくHPバナナや料理といったお土産も付いてくる。

-ロードが短い
--3DS版の時点で十分短かったロードが更に短くなりテンポが改善された。
--例えば宿屋から去った4体のMiiが画面内にいなくなった後が2秒、タイトル画面から効果音が流れ終わるまでのゲーム画面に切り替わるまでの時間が3秒だったがswitch版は何方も0.5秒に短縮された。
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**賛否両論点 (Switch)
-「みんなのMii」の削除
--Miiverseという地盤がなくなったためか、SNSに頼らずMiiを取得する事がままならなくなってしまった事を残念がる声が多い。「人気のMii」も[[某ガキ大将>ドラえもんシリーズ]]や[[某弾幕STG>東方Projectシリーズ]]のMiiばかりが多く並ぶという惨事になっており、メイクを施した質の高いMiiと比較され不評。
--公序良俗に反するメイクが蔓延る危険があるという点で仕方ないという意見もある。

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**問題点 (Switch)
-あくまで続編ではなく「リメイク」という形のため、性格・職業格差や風邪といった3DS版の問題点はそのまま。なんと&bold(){[[3DS版と全く同じバグが発生した>めざせ!甲子園]]}という報告もある。
--懐かしさを感じる人もいるがやはり問題は据え置き。特に風邪ハプニングはテコ入れが行われるばかりか、風邪をひいている間はデート券の使用も不可能なため、より厄介な問題になってしまった。

-タッチ操作の廃止に伴う操作性の劣化
--3DS版は目的地をタッチすれば一瞬で向かう事が出来たが、本作は携帯モードでのタッチパネル操作に対応しておらず、逐一十字ボタンかスティックで向かわなければならない。
--戦闘も然り、下画面に据えられていたメニューがXボタンを押して出す形になったため、ふりかけや安全地帯が間に合わない事も起こり得る。最悪メニューを出しっぱなしにしなければいけない場合も。
--写真家に撮影してもらう写真にメニューが写って見栄えが悪くなる事があるが、これは幸いリプレイ機能があるためそれほど気になることはない。
--ちなみにタッチイベントはAボタンで操作する。

-メイク・ウィッグ周りの問題点
--部位ごとにパーツを最低2個配置しなければパーツのコピーができない。
--パーツの部位がいまいち分かりづらい。「目」の部位で白目の部分を作ってしまったため瞳とともに白目の部分が動くという報告が相次いだ。
--男性向けのウィッグ(特に後髪)が少なく、少年漫画風のスポーツ刈りと上記の大銀杏ぐらいしかない。
--いわゆるエクステの部位が存在しない。他の部位で前髪やつけ毛を妥協すると&bold(){顔を奪われた際にそのパーツごとスッ飛んでいく}。
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**総評 (Switch)
3DS版の不満点を解消したリメイク作。~
全配役の自由配置やSwitchのスペックを利用した新要素のメイクや新たなパーツでMii作りが細かく再現できるようになった。~
戦闘システムも馬の登場でランダム要素は多少あるが攻略や職業の弱点を補え、攻略も優しいバランスへ~
ただ、続編ではなくリメイクのため3DS版の問題点は多々引き継がれ、新たに難易度上昇やメイクでの弊害もやや増えてしまった。~
メイク機能や馬の登場によってゲーム性においては3DS版より確実にパワーアップしており、より誰でも楽しめるようになった。
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**余談 (Switch)
-本作も先立って体験版が配信された。
--序盤をまるごとプレイ可能・Miiを500人保存し製品版に引き継ぎ可能とかなり太っ腹であり、この体験版でキャラメイクの「沼」にハマった人も多く見られた。

-『[[TETRIS 99]]』とのコラボ祭が開催されていた。