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CHAOS;CHILD - (2023/11/14 (火) 22:31:07) のソース

このページでは『CHAOS;HEAD』及び『CHAOS;CHILD』とそのファンディスク『CHAOS;CHILD らぶChu☆Chu!!』を取り扱う(判定はいずれも「なし」)。
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#contents(fromhere)

*CHAOS;CHILD
【かおす・ちゃいるど】
|ジャンル|妄想科学ADV|CENTER:&amazon(B00VFC7KJ6)&amazon(B00VFC6SEY)&amazon(B00VFC7K5U)|
|対応機種|Xbox One&br;プレイステーション4&br;プレイステーション3&br;プレイステーション・ヴィータ&br;Windows 7/8.1/10&br;Nintendo Switch|~|
|開発元&br;発売元【CS各種】|5pb.(MAGES.)|~|
|発売元【Win】|パッケージ版:ホビボックス&br;ダウンロード版:DMM.com&br;Steam版:Spike Chunsoft|~|
|発売日|【One】2014年12月18日&br;【PS4/PS3/PSV】2015年6月25日&br;【Win】2016年4月28日&br;【Steam】2019年1月23日&br;【Switch】2022年2月24日|~|
|定価|【One/PS4/PS3/Win】7,800円/限定版:9,800円(Win除く)&br;【PSV】6,800円/限定版:8,800円|~|
|レーティング|BGCOLOR(crimson):''&font(#ffffff){CERO:Z(18才以上のみ対象)}''|~|
|~|【Win】15歳以上推奨|~|
|配信|Steam版以外それぞれパッケージ版と同日&br;【One】ゲームオンデマンド:7,000円&br;Playstation Store:【PS4/PS3】7,000円/【PSV】6.000円&br;【Win】DMM.com:6.800円&br;【Steam】3.480円&br;【Switch】3,300円|~|
|判定|なし|~|
|>|>|CENTER:''[[科学アドベンチャーシリーズ]]''|

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#center(){{
 &big(){''そして。&br僕は、このくそったれなゲームをクリアーした。''}
}}
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**概要

5pb.(MAGES.)とニトロプラスがタッグを組んで制作する、科学ADVシリーズの第4作目。~
舞台は2015年の渋谷であり、2009年の渋谷を舞台にした科学ADVシリーズ第一作目『[[CHAOS;HEAD]]』(以下、前作)の設定を強く引き継いでいる。

**ストーリー

渋谷地震、ニュージェネレーションの狂気…6年前の2つの大事件の爪痕を消すかのように、渋谷の復興は信じられないほど早かった。&br;
2015年、かつての活気を取り戻した渋谷に新設された私立高校『碧朋学園』。&br;
新聞部を設立し様々な事件を追う、好奇心旺盛な青年''宮代拓留''は、渋谷に起きた猟奇殺人事件に着眼。&br;
義姉の''来栖乃々''が反対するものの、幼馴染の''尾上世莉架''、親友の''伊藤真二''と共に事件の真相を追い求める。&br;
しかしそれが、「ニュージェネレーションの狂気の再来」と呼ばれる連続殺人事件の序幕であることを、拓留は予想もしなかった…
(公式サイトより)

**特徴
''恐怖と妄想が織りなす狂気''
-『CHAOS;HEAD』から多くの設定や舞台を引き継いで制作された。
--これまでの科学ADVシリーズは同じ世界観という点は明かされており、作品と作品の間でリンクする要素はあったものの、疑似科学設定を引き継いだ作品は初となる。
-前作で中心的な要素であったギガロマニアックス((妄想を用いる一種の超能力者。))も登場しており、作品間の繋がりはかなり強いものとなっている。
--『[[STEINS;GATE]]』『[[ROBOTICS;NOTES]]』関係の用語も登場するが、こちらはお遊び程度である。
-メインキャラクターデザインは引き続きささきむつみ氏が担当しており、氏の可愛らしいキャラクターと猟奇事件という組み合わせは健在。
--一方で、『CHAOS;HEAD』を含む科学ADVシリーズの既存キャラクターはほとんど登場しない。主人公たちの協力者として前作のあるサブキャラクターが登場するが、それ以外で登場するキャラクターは約一名を除いて居ない。&br本作が『CHAOS;HEAD』シリーズの続編ではなく、科学ADVシリーズの第四作目である''新シリーズ''とされているのは、キャラクターの継続性がないためである。

''妄想トリガー''
-『CHAOS;HEAD』から引き継がれた分岐システム。
-前作同様に特定の場面でポジティブ/ネガティブを選択し、選択によって妄想シーンが変化する。
--2周目以降は個別ルート分岐にも影響するため、妄想とはいえ慎重な選択にならざるを得ない。

''マッピングトリガー''
-今作から登場した新システム。渋谷の地図に写真やメモを貼って、事件を推理する。元ネタは刑事ドラマの捜査シーンだという。
--ストーリー的にはキャラクターたちが推理している体ではあるが、プレイヤーの思考整理にもなっている。
---ただし周回プレイ時にも飛ばせないため、若干不親切である。
-基本的に推理を間違えてもペナルティは無いが、あるシーンの推理では失敗し続けるとバッドエンドとなってしまう。
--マッピングトリガーがルートを決定するのはこれと、個別ルートの1つしかない。マッピングトリガーが活かせる場面がもっと欲しかったような…。

&b(){その他}
-『ROBOTICS;NOTES』までの科学ADVシリーズ作品で多用されていた、オタク向けのインターネットスラングが極めて少ない。
--全く出ないというわけではないが、主要キャラクターにアニメやゲームにどっぷりのキモオタが居ない((ネトゲ廃人なら一人だけ居るのだが、かなり無口。))こともあって、その手のスラングは多用されない。

**評価点
''心を蝕む恐怖''
-次第に事件が近づいてくるという恐怖は、ジワジワとプレイヤーと拓留の精神を蝕んでいく。終盤ではもはや誰を信じていいのか分からなくなってしまう。
--前作にも増して猟奇性の上がった事件は、プレイヤーの想像を嫌でも掻き立てる。特に第6の事件は多くのプレイヤーが衝撃を受けた。
-前半では前作同様に妄想トリガーによるギャグシーンやちょっとエロスな展開もあるが、かなり控えめである。前作のキモオタぶりに引いていた人もやりやすいだろう
--ただ、中盤以降はそういった笑える妄想も殆ど無くなりシリアス一辺倒なため、逆に「清涼剤の無い状態できつい話を読み進める」ことになる。
-また、事件を起こしている犯人や拓留の周辺人物以外の第三者による言動も、プレイヤーと拓留を追い詰めていく。

''巧妙に隠された謎''
-何気ない事が伏線になっていたり、意外な人物が事件に関わっていたりといった、科学ADVシリーズの伝統を受け継いでいる。
--特に今作では体験版の範囲以外「何を話してもネタバレになる」と言われるほど様々な謎が隠されており、ある意味で『STEINS;GATE』以上に事前情報なしでのプレイが求められる。
-伏線は前シリーズよりもかなり張られており、後々見返すと巧妙な台詞回しに脱帽する。
-終盤で次々と謎が明かされるのもまた前作同様である。
--前作のように謎をばらまくだけばらまいて終盤まで整理しないというわけではなく、マッピングトリガーのおかげで謎を適切に段階的に整理していく。謎ときへのモチベーションは前作よりも保ちやすい。
--そのうえで、推理した内容がひっくり返されるという展開が続くため、最後の最後まで油断できない緊張感を伴う物語となっている。

''大ボリュームのシナリオ''
-開発者インタビューによると、シナリオの文量は全体で3MB、およそ150万字の大ボリュームとなっている。
--参考として、同じ科学ADVシリーズの『STEINS;GATE』の文量は全体で約2MBである。
--結構削った末に3MBとなったそうで、元は4~5MBほどの量だったという。
-うまく緩急が付けられており、プレイしていてダレてくることはあまりない。
--特にヒロイン毎の個別ルートについては『NOAH』と比べると質・量ともに凄まじい向上がされている。

''良質な音楽''
-BGMは科学ADVシリーズで多くの曲を担当する阿保剛氏、OPにいとうかなこ氏、EDに「FES」を起用しており、科学ADVシリーズお馴染みの面子である。&br科学ADVシリーズファンにとってはかなり安定感のある布陣であり、BGMは今作でも場面を思い起こさせるような印象的な使われ方をしている。
--そして、楽曲歌詞がネタバレになっているのもお約束である。
-特にトゥルーエンドで流れる曲「silent wind bell」は最後までプレイしたプレイヤーの涙腺を刺激する曲となっており、高く評価されている。
--いとうかなこ氏の作詞した歌詞によりド直球でネタバレを含むので、プレイしたことないプレイヤーはまず聞かない方が良い。

''迫真の演技''
-声優陣の迫真の演技は科学ADVシリーズの過去作同様、作品を構成する大きな要素となっている。
-特に、主人公・宮代拓留役の松岡禎丞氏とヒロイン・尾上世莉架役の上坂すみれ氏に関しては制作陣からも高く評価されている。
-脇を固めるサブキャラクター達も、声とキャラ絵が良くマッチしていると好評である。

**賛否両論点
''主人公・拓留のキャラクター''
-もはや科学ADVのお約束ではあるが、主人公・拓留のキャラクター性は人によって意見が分かれる。
--容姿は悪くないが結構なコミュ障なうえ、ナチュラルに親しくない相手を見下したり、情強ぶっている割には物を知らなかったりと、キモオタ全開でいかにもな二次元キャラクターだった前作主人公の拓巳と比べ、拓留は実際に現実世界で居そうなキャラクターをしており、人によっては受け付けないということも。
--追い詰められきった末に覚醒した拓留は前作における拓巳同様カッコイイため、ちょっと苦手程度ならストーリーを読み進める価値は十分にある。

''相変わらずの個別ルート''
-『CHAOS;HEAD NOAH』で追加された個別ルートのシステムはそのまま受け継がれているが、今作でも事件の真相には至れない''バッドエンド扱い''である。
--個別ルートのうち一つはかろうじて救いがある終わり方になっているが、それ以外はえげつない終わり方をするものばかり。ギャルゲー成分を期待していると痛い目を見ることになる。
--ただ、上述にもあるが個別ルートのシナリオそのものは『NOAH』とは比較にならないほど出来が良い。

''ヒロイン・久野里澪について''
-公式サイト上ではヒロインと明言されている彼女だが、実際には個別ルートが''存在しない''。
--これはルートが削られたとかではなく、''プレイヤーに「澪ルート」があると誤認させるミスリード役''として配置されたキャラなのである。このゲームはあくまで「妄想科学ADV」であり「ギャルゲー」ではないので、ヒロインと紹介されたキャラに攻略ルートをつける必要はないわけである((科学ADVシリーズのファンにとってはこういう「騙し」も十分アリと思えるかもしれないが、過去作なんて知らずにただこのキャラ目当てに普通にギャルゲーだと思って買った人には納得いかない部分ではあろう。そんなわけでここはネタバレになるかも知れないが、事前購入の判断の助けになるようにあえて記載させていただいた。))。
--ただその代わりメインストーリー上での出番は多く、終盤では拓留と多く接することになる。
--また、最後までプレイすると個別ルートが無いのは単なるミスリードだけではなく、作品のテーマからして彼女にルートがない明確な理由が見えてくる。
--限定盤に彼女を主役にしたドラマCDが付属したり、彼女を主人公にしたスピンオフ漫画が連載されたりと、キャラクターとしての扱いが悪いわけではない。

''過激な展開''
-前作は移植版である『NOAH』からレーティングがCOLOR(red){''CERO:Z''}(18歳以上のみ対象)になったが((『NOAH』で追加されたシナリオが原因。))、今作は最初からCOLOR(red){''CERO:Z''}となっており、メインストーリーからかなりグロテスクな展開が繰り広げられる。胸糞的な展開もあり、人によっては辛いことになるかもしれない。
--主人公の拓留を演じた松岡禎丞氏も、あるシーンの収録では憤りを見せたという。

''ある真相''
-詳しくは大きなネタバレになるので書けないが、作中のある謎が明かされた途端、それまでプレイヤーが読み進めてきた世界がひっくり返る事となる。
--過去の科学シリーズ作品の中でよりも驚愕な展開であり、ある意味このようなゲームで禁じ手とも言える手段である。
--あまりにも影響力が大きい真相なので、一部では「心にダメージを負った」という声も。
-同様に、トゥルーエンドも賛否の分かれる結末となっている。
--ただし、伏線や設定には矛盾はなく、上記の通り構成力はシリーズ随一である。

**問題点
''『NOAH』未プレイ者への配慮''
-本作は『CHAOS;HEAD NOAH』の世界観を引き継いだ完全新作という売り方をしており、前作をやっていなくても楽しめると宣伝していた。確かにストーリーやキャラクターは前作と直接つながりがある部分が薄いが、その一方でギガロマニアックスという設定そのものはガッチリ引き継いでいるので、「世界観を引き継いだ完全新作」というのは間違いではない。
-だが、世界観の根底であるギガロマニアックスと、それに関係する設定の詳しい説明が今作ではプレイヤー向けにほとんど説明されない。実際のところ、プレイヤーは前作のプレイでそこは理解しているはずという作りになっている。前作未プレイだとよく理解できないだろう場面が多々あり、特にトゥルーエンドが関わる部分に多い。

''バグ''
-PSV版はキャラクターのボイス設定がランダムでOFFになる不具合が報告されている。何の前触れもなくOFFになるため、演出の一環と思ってそのまま進めてしまうことも。

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**総評
前作から進化した「妄想」の世界。『CHAOS;HEAD』から受け継いだ雰囲気はやや癖が強く、グロテスクな作風は人を選ぶため、&br;
『STEINS;GATE』や『ROBOTICS;NOTES』の様な万人に勧められる作品ではないが、ギャルゲー的ではないADVが好きな人には十分お勧めできる作品である。&br;
日本でのローンチから間もない時期のXbox Oneの時限独占タイトルとして最初は発売されたことや、アニメ化が発売からやや経って発表された事もあって、知名度的には科学ADVシリーズの他作品よりも弱いが、現在では多様なプラットフォフォームで展開されており、ダウンロード販売もされているため、機会があればぜひプレイしてほしい一作。

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**余談
-体験版はPS4とXbox Oneにて配信されている。以前はPS3とPSVでも体験版も配信されていた。
-PS限定盤には、ヒロインの一人・久野里澪の過去を描いたドラマCDと、作中に登場するあるものを再現したペーパークラフトが付属する。
-小説版である『とある情弱の記録』は、本編を補完する形で、拓留以外の第三者から見た事件を描いている。
-ファンディスクである『CHAOS;CHILD らぶchu☆chu!!』が2017年3月30日に発売された。科学ADVシリーズのファンディスクの例に漏れず、本編のシリアス成分を吹っ飛ばす雰囲気となっている。
-後日談小説である『Chaos;Child -Children’s Revive-』は、''トゥルーエンドの「その後」''が描かれる。''原作メインシナリオライター「梅原英司」書き下ろし''による''完全新作。''
-アニメ化されており、2017年1月から放送された。~
ただ、様々なやむを得ない事情により原作が『STEINS;GATE』以上のボリュームの作品にもかかわらず1クールアニメとなったため、日常回も重要な設定もそのほとんどをカットしつつ、特に重要な設定と(OVAで描かれた)トゥルーエンドにつなげるためのアニメオリジナル展開を詰め込んだ作品となった。~
そのため「原作未プレイにはオススメできない」などの感想が出る賛否両論と言えるものとなった。~
ただ、例に漏れずオープニング、エンディング曲は良質であるため評価されている。
-本作の制作にニトロプラスはほとんど関わっていない。共同タイトルである科学ADVシリーズの作品なので、クレジットだけされている状態である。

//ネタバレを避けて書いたのでかなりフワッとしてしまったかもしれません。
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*CHAOS;CHILD らぶChu☆Chu!!
【かおす・ちゃいるど らぶちゅっちゅっ】
|ジャンル|妄想科学ADV|&amazon(B01N0NOM8B)|
|対応機種|プレイステーション4&br;プレイステーション・ヴィータ|~|
|発売・開発元|5pb.|~|
|発売日|2017年3月30日|~|
|定価|【PS4】7,800円/限定版:9,800円&br;【PSV】6,800円/限定版:8,800円|~|
|レーティング|CERO:D(17才以上対象)|~|
|コンテンツアイコン|恋愛・セクシャル|~|
|配信|【PS4】7,000円&br;【PSV】6,000円|~|
|判定|なし|~|
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#center(){{
 &big(){''そして。&br僕は、このくそったれなゲームを…リタイアします♡''}
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**概要(らぶChu☆Chu!!)
『CHAOS;CHILD』(以下、前作という)トゥルーエンド後の後日談と、前作において連続猟奇的事件が起きなかった((似たような事件は発生するが殺人事件ではなく、ネットニュースで話題になる程度の内容に変わっている))場合のif展開を書いたファンディスク。~
後日談は久野里澪の視点で進行し、前作から数ヶ月後に起きたある事件について物語が展開される。~
if展開のシナリオでは、前作のシリアスな雰囲気から一転して、ヒロイン達との恋愛模様が宮代拓留の視点から描かれる。~

新たな分岐システムとして「YES/NOトリガー」が追加されており、雑誌に掲載されている相性診断にYESかNOで答えることで、攻略するヒロインを決めることになる。~
前作の妄想トリガーやマッピングトリガーについても、引き続き採用されている。~

**ストーリー(らぶChu☆Chu!!)
2016年3月~
「ニュージェネレーションの狂気の再来」から4ヶ月が経ったある日、久野里澪は刑事の神成岳史から連絡を受け、病院へと向かっていた。~
辿り着いた病室に居たのは、病床で眠るカオスチャイルド症候群患者の見知らぬ少女と、澪の知る男が一人。~
男の話では、この少女は因果律を改変する能力を持っており、その力で宮代拓留の運命を変えられるという。~
そして唐突に、少女の目が見開かれ、そこで澪の意識は途切れた。~

2015年10月~
「ニュージェネレーションの狂気の再来」と呼ばれる事件が発生している渋谷。~
しかし、どの事件も取るに足らないくだらない内容であり、宮代拓留の興味はリア充活動に向けられていた…。~



**評価点(らぶChu☆Chu!!)
''ヒロイン達とのらぶチュッチュッな展開''
-前作ではどの個別ルートも死と隣り合わせのシリアスな展開となっていたが、本作では彼女達の様々な苦悩が描かれつつも、最後にはハッピーエンドが用意されている。
-本作の新たなエンディング分岐としては、橘結衣と結人の姉弟ルートと、バッドエンド扱いだが伊藤ルートが追加された。
-妄想トリガーもはっちゃけており、前作よりアブノーマルなプレイも多め。
--妄想に耽る拓留の声が唐突に裏返ったり、生唾を飲む様子が声優の松岡禎丞氏の熱演で表現されており、コメディとして笑いを誘うものとなっている。

''前作の雰囲気を引き継いだ後日談''
-澪を主人公とした後日談のシナリオでは、前作のような推理モノとしての展開も用意されている。

**賛否両論点(らぶChu☆Chu!!)
''久野里澪の声優交代''
-前作で澪の声を担当していた種田梨沙氏が病気療養で休業していたため、本作では真田アサミ氏に声優が交代となった。
--交代前の声に寄せようとする努力は感じられるものの、前作をプレイしているとどうしても違和感は拭えないものとなってしまっている。
--前作のアニメ版では既に真田アサミ氏に交代していたため、前作のゲーム版をプレイしたことがなければ特に問題となることはない。

''一部の妄想トリガーのホラー展開''
-ほとんどのネガティブ妄想はギャグ展開で笑えるものになっているが、一部に前作の「箱」をネタにした過激なものや、「ニュージェネの狂気」に負けず劣らずの猟奇的な妄想も含まれている。


**問題点(らぶChu☆Chu!!)
''ヒロイン毎の扱いの格差''
-前作では山添うきの個別ルートが用意されていたが、本作では個別ルートがなくなってしまった。
--限定版のパッケージイラストなどでは前作から引き続き他のヒロインと並んで描かれているにもかかわらず、作中での扱いはパッケージにいない結衣に完全に負けてしまっている。
--前作のうきルートはハッピーエンドとは言い難い展開だったため、本作での救済を期待していたファンを裏切るような形となってしまった。
-尾上世莉架、香月華の個別ルートの扱いが悪い。
--他のヒロインはエンディングが2種類あるのに対して、世莉架ルートおよび華ルートはエンディングが固定で、妄想トリガーの回数も少なくなっている。
-澪はあくまで後日談の主人公として活躍するだけで、前作と同様に個別ルートは存在せず、拓留と恋愛関係になることはない。

''細かいシステム上の問題点''
-拓留以外のキャラクター視点では画面全体に情景描写のテキストが表示される((他のADVで例えると、かまいたちの夜のような形)) ため、一部のシーンで画面右下の自動送りの表示が文章に重なってしまう。
-妄想トリガーの配色が何故か前作と逆になっており、よく確認せずに色だけでトリガーを選択すると、ポジティブ妄想を見るつもりがネガティブ妄想を見せつけられることになってしまう。
-過去のシーンがフラッシュバックする際の効果音が前作から使い回されており、本作のギャルゲー調の雰囲気に合っていない。

**総評(らぶChu☆Chu!!)
一部のヒロインの扱いが悪く、特にうきルートが削除されてしまったのは大きな問題だが、前作のハードな展開を乗り越えたプレイヤーへのご褒美として楽しめる内容となっている。&br;
後日談としてのボリュームは少ないため、本作の更に後の時系列を描いた小説『Chaos;Child -Children’s Revive-』と合わせてプレイすることが勧められる。