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Theガッツ2! ~海でガッツ!~ - (2021/06/20 (日) 17:40:28) のソース

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*Theガッツ2! ~海でガッツ!~
【ざがっつつー うみでがっつ】
|ジャンル|マッシブ系エロコメディAVG|&image(http://www.suruga-ya.jp/database/pics/game/145003924.jpg,height=160)|
|対応機種|Windows 95/98|~|
|メディア|CD-ROM|~|
|発売・開発元|オーサリングヘヴン|~|
|発売日|2000年8月25日|~|
|定価|5,800円(税別)|~|
|レーティング|BGCOLOR(black):''&font(#FF69B4){アダルトゲーム}''|~|
|配信|2007年11月4日/2,500円(税別)|~|
|判定|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~|
|~|BGCOLOR(MistyRose):''バカゲー''|~|
|ポイント|まさかの続編&br;雑な作り|~|
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#contents(fromhere)
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**概要
ヒロインがマッチョという異例の設定の処女作『THEガッツ!』の続編。~
今回は工事現場と海が舞台。

**ストーリー
//改行なしの長文で文頭下げると横スクロールさせなきゃならなくなるんで、できるだけ普通に書いてほしい。
主人公は、猫柳建設に現場監督見習いとして入社した若者。~
物語は、ひょんなことからヤ●ザの地上げから健気に浜茶屋を守る少年・健太郎と出会うところから始まる。~
少年に肩入れするタカ御一行。しかし工事が遅れ、現場監督の主人公が尻ぬぐいを・・・と言うわけで、相変わらず連打&エッチ&ドタバタの日々。~
ところが、やがてヤ●ザの妨害が猫建にまで及び、主人公の前にヤ●ザの女幹部、タカの実姉(?!)・麻紀子が現れたのだった・・・。~
地上げ問題から、にわかに姉妹ゲンカに発展する騒動。浜茶屋の客引き、~
工事の連打、誘拐される主人公、ブラジル(!)から来た就労娘、等々・・・・このお話の顛末はいかに? ~
【公式より抜粋】

**特徴
-毎日いくつかの行先から選択する。選択肢によりイベントが起きる。

-ミニゲーム
--現場に行くとクリック連打ミニゲームが始まることがある。
--ノルマが設定されており、時間制限以内に何度クリックできるかを競う。
--左クリック連打、左右交互の連打が要求される。
--作中ではマウスを使うように言われるが、タッチパッドを使うことも可能。
--スキップも可能だが、ズルとして扱われる。

-どんな選択をしてもストーリーは一本道でエンディングは1つ。

-このブランドでは初のボイスが付いた。女性はフルボイス。

**問題点
-読み込みが多い。
--選択肢やミニゲームのたびに数秒硬直する。テンポが悪い。

-面倒でしかない選択肢
--1日に数回、行先を選ぶが、これによりエンディングは変わらない。
--場所に応じてCG回収できるが、どこに誰がいるのかはノーヒント。
--CGコンプを面倒にしているうえ、テンポを悪くしている。
--効率良く回ると数日余り、イベントを消化する羽目に。

-テキストが読みにくい
--上記のように頻繁に硬直するうえ、ウインドウに対して文字のサイズが合っていない。
--文芸面でも、『2点リーダと3点リーダの両方が使われている』『誤字脱字』等の問題あり。

-これといった盛り上がりがない。
--基本的に主人公が現場や海でHするだけ。
--ラストには主人公達はヤ●ザと海で決着を付けることになる。

#region(……のだが)
このテのイベントではありがちな乱闘騒ぎになるかと思いきや、ヤ●ザの幹部が現れあっさりと和解してしまう。~
これにより主人公はほとんど見せ場がない。
#endregion

-CG
--全体的に粗いうえ、以下のようなミスがある。
--ヒロインの『アキラ』は通常立ち絵の眉毛が変。塗りつぶしを怠ったと思われる。
--また会話中にいきなり裸の立ち絵になる。そこそこシリアスなシーンなのに台無し。
---問題のシーンでウインドウに表示されているのは、健太郎なのにアキラが発言する。テキストもCGも誤っている。
--エロシーンは性器のアップCGに、雑にモザイクがかけられている。状況が判りにくい。

-手抜きシステム
--オプションは『フルスクリーン/ウインドウ』『文章速度 高速/通常』『音源選択 MIDI/WAVE』『書体 MSゴシック/MS明朝』''以上である。''
---起動時は常にフルスクリーン、『文章速度 高速』は既読関係なしにスキップするためあまり意味がない。
--バックログや既読スキップはない。
--BGMに対して明らかにボイスが小さいが、設定できないので諦めるしかない。

**バカゲーポイント
-男気溢れるヒロイン
--タイトル画面からして、全身ムキムキのタカさんがお出迎え。なおタカさんの顔は映っていない。鍛えられた肉体と大雑把な性格を併せ持つ、エロゲ界でも屈指に珍しいヒロインである。
--「筋肉娘」というジャンルは存在するが、その域を軽く凌駕しており、珍獣や怖いもの見たさのノリで手を出したプレイヤーもいる。
--サブヒロインは元気っ娘・外国人と割と普通の属性で、ガタイがいいくらいの見た目であるが、性格はやっぱり大雑把で序盤から裸のサンバを披露してくれる。また、サブが比較的まともなだけに、筋肉隆々で荒々しいタカさんがより際立って見える。

-独特の味
--荒々しく、日焼け跡がまぶしい肌や汗だくなど、CGは濃ゆい仕上がり。
--画面のど真ん中にでかでかと出てくる選択肢や、雑なコンフィグも漢気と取れなくもない。

**評価点
-シナリオは雑だが、威勢のある彼女らのアクティブな振る舞いは決して悪いものではなく、(合致した)プレイヤーにガッツを与えてくれるだろう。

-エロシチュエーションは良い。
--ボディーペイント、現場・海辺でこっそり、3P等、シチュエーション自体は良い。CGのせいで総合的には残念な出来なのが惜しまれるが…。

**総評
コンセプトそのものは悪くはなかったが、ゲーム全体を通して点在する粗やおろそかな面がそれを台無しにして余りある程に覆ってしまった典型的なタイプのクソゲー。~
バカゲーだからといって、手を抜いて疎かにして良いという訳ではない事を如実に示している。~
「不具合に目をつぶってでも、マッチョなヒロインを見たい!」という人以外にはお勧めしかねる。

**その後の展開
''人気はあったのかシリーズは続いた。''
-2001年7月に続編『Theガッツ3 ~山でガッツ~』が発売。
-2001年10月に『1』のリメイク『Theガッツ! Remix』が発売。
--本作及び『3』のパワーアップキットが同梱されている。
-2002年に『4』、2003年に『5』と続く。
-2012年9月『The ガッツ! マキシマム・マタニティ!』が発売。
--発売元はコンプリーツに代わっている。''約9年ぶりの復活である。''
-2016年2月25日に『2』と『3』のHDリマスター版『Theガッツ 2&3 DOUBLE』が発売。

-『Theガッツ! マージャン』は2004年発売予定から延期し、長年発売未定である。

-過去のエロゲーを付録に付ける雑誌、月刊メガストア2008年7月号に『Theガッツ!』が収録。
--翌月の付録には''大反響を受けて''『Theガッツ2 ~海でガッツ!~』が収録された。

-さらにアダルトアニメ化やDVDプレイヤーズゲームとしても発売されている。