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Grand Theft Auto IV - (2024/03/03 (日) 10:42:06) のソース

*Grand Theft Auto IV
【ぐらんどせふとおーとふぉー】
※日本語版のみ記載。
|ジャンル|クライムアクション|CENTER:&amazon(B0018AV6VI)&amazon(B004XG10MO)|CENTER:&amazon(B0018AYJEY,image=https://cache.famitsu.com/img/catalog/item/0000/0000/0003/4651/medium/B0018AYJEY.webp)&amazon(B004XG10T2)&amazon(B001Q3LB2Q)|
|対応機種|プレイステーション3&br;Xbox 360&br;Windows XP/Vista|~|~|
|発売元|【PS3/360】カプコン&br;【Win】サイバーフロント&br;【完全版】Take-Two Interactive Japan|~|~|
|開発元|Rockstar North|~|~|
|発売日|【PS3/360】2008年10月30日&br;【Win】2009年3月20日&br;【完全版】2011年6月23日|~|~|
|定価|【PS3/360】8,390円&br;【Win】オープン価格&br;【完全版】7,990円|~|~|
|プレイ人数|オフライン: 1人&br;オンライン&br;【PS3/360】2~16人&br;【Win】2~32人|~|~|
|レーティング|BGCOLOR(crimson):''&font(#ffffff){CERO:Z(18才以上のみ対象)}''|~|~|
|廉価版|【PS3/360】2009年8月27日/3,990円|~|~|
|判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|~|
|ポイント|再構築されたリバティーシティが舞台&brアクション・アクティビティも進化&brバカゲー要素は少なめ|~|~|
|>|>|>|CENTER:''[[Grand Theft Autoシリーズ]]''|
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#contents(fromhere)
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#center(){{
 &big(){''現代のアメリカンドリームとは何か?''}
}}
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**概要
世界中で大ヒットしたオープンワールドゲームの金字塔である『Grand Theft Auto』シリーズの第11作。~
本作以降のシリーズは『III』系((『VC』『SA』『Advance』『LCS』『VCS』の5作品。))とは世界観が異なるパラレルワールドとなっている。~
一部のファンサービスを除いては『III』系以降の作品との繋がりは無い。

2010年に、Rockstar Gamesの親会社Take-Two Interactive (T2)の日本支社 [[Take-Two Interactive Japan>http://take2games.jp/]]が設立。~
それ以降はそこからパブリッシングとローカライズが行われている。

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**ストーリー
> 故郷でトラブルに巻き込まれたニコ・ベリック。彼は従兄弟のローマンを頼り、リバティーシティにやってきた。~
ローマンはアメリカで成功を収め、豪邸に住み、高級車を乗り回し、女に囲まれて暮らしているという。~
しかしいざ本人と会ってみると、ローマンはしがないタクシー会社の経営者に過ぎず、ボロアパートで借金まみれの生活を送っていた。~
ニコは従兄弟のホラ吹きに呆れながらも裏社会で働き始めるが、ニコにはこの町にやってきた理由が他にもあったのだった…。
 
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**評価点・システム
-次世代ハードの描画能力とゲームエンジンの一新、マップの改変によってシリーズお馴染みの街「リバティーシティ」が美しくかつリアルな街に生まれ変わった。
--感情豊かな住人たち、時刻によって刻々と変わる街の姿、さながら「生きている街」と形容されるリバティーシティを舞台に、主人公を操作してミッションをクリアしていく。
---人物の口は動くようになり、自動車には偏光カラーなども登場し、『[[FFX>ファイナルファンタジーX]]』が登場した時のグラフィックの進化の再来といえるほどに向上した。『V』が出た今でも、こちらの方が細かい造り込みを評価される面もある程。

''「生きている街」リバティーシティ''
-本作の舞台はニューヨークをモデルにしており、自由の女神やタイムズスクエアなどの名所がパロディとしてリアルに再現されている。

-街を歩く一般人も進化しており、外見や行動パターンが大幅に増え、表情や反応が豊かになり、飲み物やバッグ、書類、携帯や音楽プレイヤーなどを持ち歩くようになった。
--その行動は多岐に渡り、屋台などで食事をする者、ベンチで本を読む者、駅のホームで演奏する者など数え切れないほど存在する。中には焚き火で暖をとるホームレスや警察に連行される若者も。

-本作ではシリーズお馴染みのラジオのほかに、テレビが隠れ家で見ることができ、パソコンからは仮想のインターネットにアクセスすることまでできる。
--2つとも内容はラジオに引けをとらず、それぞれ現実そっくりにつくられており、本編では語られない裏設定やファンならニヤリと出来る小ネタなどを堪能できる。
---ただし、テレビ番組もインターネットも(メインミッションやサブミッションに関わるものを除けば)大半が日本語訳されておらず、英語が分からないと面白さが半減してしまう所が難点であろう。

''主人公が利用出来る施設と店''
-本作は多彩な施設や店が登場し、武器や服を購入したり食事をして体力を回復できたりとプレイヤーにとって便利な存在になっている。
--特に食事ができる店は屋台や自販機を含めバリエーションが豊富で、食べ歩きで全店制覇などの遊び方もできてしまう。

-またショーやダンスクラブにネットカフェ、ヘリに乗ってのツアーなど見て楽しむ施設も充実しておりプレイヤーを飽きさせない。
--その他にもミニゲームとしてダーツ、ボウリング、ビリヤードがプレイできる店や、パズルゲームがプレイできる筐体などがあちこちに設置されていていつでも気軽に遊べる。

-前作まではこれらの店に入る場合ロードする必要があったが、今作ではロード無しで入れるようになっており、ほぼ完全なシームレス環境を実現している。

''犯罪''
-人を撃ち殺す、ひき殺す、車両窃盗などの犯罪を犯すと警察に追跡される。犯罪の重さは手配度で表現され、1から最大6まで変動する。
--1や2程度ならばさほど労せず追っ手をまけるが、4以上ともなるとリバティシティーの警察の総力で追跡される羽目になる。警察官に密着されると逮捕される。

-逮捕されると最寄りの警察署に連行され、武器を全て失った状態で再開する。「賄賂として金と武器を渡した」という設定のため、懲役刑等は一切ない。たとえ''病院の人間を皆殺し''にしようと''100人轢き殺そう''と武器の没収で済む。
--ただ、手配度が上がると撃たれて病院送りになる方が多い。
---ちなみに、病院送り(死亡時)になった場合は従来作と異なり武器が没収されないように変更されており、リトライの手間が格段に改善された。その代わりか治療費はこれまでと比べて高くなっている((1回につき所持金の1割取られる。ただし1万ドルが上限額として設定されていてそれ以上は取られない。))。

''豊富なアクティビティ''
-重要なNPCとのコンタクトは携帯電話を使って行う。ミッションの開始はもちろん、フレンドを誘ってどこかへ飲みに行ったり遊びに行ったりできる。
--フレンドごとに友好度とリスペクト度があり、友好度を上げる事によってタクシーの手配やカーレースの参加などが利用可能になる。
--ガールフレンドとのデートもできる。ガールフレンドは特に服装や車にうるさく、友好度を上げるためには常に新しい服装で望み、彼女を飽きさせないよう苦心しなければならない。仲良くなれば彼女の家へ上がりこんで''大人の関係''になることも。
---このときの会話では「コーヒーを飲んでいっていいか?」「お互い火傷しないようにしましょう」といったものもある。さらにこれで得られるトロフィー/実績の名称が「ウェルカムコーヒー」(Warm Coffee)。まるっきり『SA』の「HotCoffee」問題をネタにしている。''Rockstarは恐れを知らないのか。''
--すべてのフレンドには好みがあり、それらを把握して行く先を考える必要がある。

-携帯電話からは警察・救急・消防に通話することもでき、あっという間にかけつけてくれる。救急車両を強盗することも。もちろん、その場で犯罪になるが。

''よりリアルになった乗り物達''
-今作は車の動きが高度なものになってブレーキの使い勝手が良くなり、衝突などでの破損の表現がリアルに描写されるようになった。
--例を挙げると、銃撃されたガラスは蜘蛛の巣状のヒビが入り、車体の場合は穴が空くようになっている。タイヤがパンクしたまま走らせると剥げてホイールだけになるといった描写もある。アクセルとブレーキの同時押しで、ホイールスピンもできるようになった。
--さすがに現実とは違うところもある((キャビンはさほど変形しない。))とはいえ、自動車もしっかり変形するようになり、場合によっては直進できなくなったり、タイヤが固着したりするようになった。

-乗り物の重量に関しては『GTA』シリーズの中でも屈指のリアルさを誇り、セダンやスポーツカーのような一般的な車でもある程度の勢いをつければ他の車を跳ね飛ばし、あるいは押しながら走ることができる。
--これが大型車ともなれば普通車を軽々と押しのけ、引きずってしまうほど。

-前作までは乗り物の耐久値は1種類のみで、銃弾や衝突ですらダメージを受けすぎるとあっさりと炎上したが、今作ではすべての乗り物がボディ・エンジン・ガソリンタンクの3種類の耐久値を持つようになり、銃弾ではすぐには炎上しなくなった。
--ガソリンタンクの耐久値が0を下回るとガソリンタンクから炎上して10秒経過後に爆発する。
--エンジンの耐久値が0を下回るとエンジンから黒煙を吹き、時間経過でガソリンタンクの耐久値も減っていくようになる。また、エンジンの耐久値が少ない状態だと運転している状態で何かに衝突したときに動かなくなる可能性がある。
--ボディの耐久値が少なすぎるとエンジンを切った車に乗車したあとにエンジンをかけるのに時間がかかるようになり、さらにボディにダメージを受けると降車時にエンジンを切ることができなくなる。

-グラフィックに関しても、今まではなかった偏光カラーなども登場し、当時の最新世代機の力をこれでもかと見せつけたといえるほどの向上をした。

-厳密に言えばサスペンションなどはオーバーなくらい沈み込んでいるのだが、その違和感を感じさせないほどに自然な仕上がり。
--そのため、発売から10年以上たっても、『V』ではなくこちらで遊ぶという人も多い。

-車種が非常に豊富。レトロなアメ車・モダンなスポーツカー・バンやワゴン・バイク・トラックやフォークリフト・霊柩車・ゴミ収集車・現金輸送車などもある。
--乗り物にはバッジなどが細かく貼られており、車種名や自動車メーカーのロゴなども貼られている((今作では明示はされないが、次作『V』では乗車時にメーカー名が表示されるようになっている。))。
--種類が豊富なだけでなく、実在する車に上手い具合に似せて作られている。いわゆる「ハチロク((新型ではなくAE86型カローラレビン。))」にそっくり(と言うよりほぼそのまま)な「FUTO」などが代表例。
---一方で自転車と、プレイヤーが飛ばせる飛行機は1機もなくなってしまった。立派な空港はあるのだが…。その代わり、ヘリコプターとヘリによる遊覧飛行ツアーもある。

-タクシーには乗客として乗り込む事ができ、道路沿いであればどの地点でも自由に移動できる。最も多用する移動手段となる。また、電車もある。
--電車に関しては手配度がついていても普通に乗れる上、乗車中は無敵になるので非常にシュール。また、シリーズおなじみの轢く救急車のごとく線路に人がいても走るのでいろいろと遊べる。
---実は手配度3以上で「警察が列車を止めた」と表示され乗っている列車が最寄りの駅停車後動かなくなったり、そもそも新しい列車は駅を無視するようになったりするという細かい要素もある。また所持金がない状態で乗ると手配度が付くなどの要素も。

''より進化したオブジェクトの破壊表現''
-今作では街灯や信号機などといったオブジェクトが衝突や爆発などでダメージを受けると複数のオブジェクトに分離するようになった。また、破壊時のスパークなどのエフェクトも実際のオブジェクトから出るように。
--例として、信号機に根元からぶつかって破壊されると信号機が地面から分離して倒れるが、アームも''実際の衝突によって''分離するところは今までの『GTA』をプレイしたことがあるなら感動するかもしれない。
--今作のベースとなった『SA』ではオブジェクトを破壊しても最初の動き方は固定で、しかも全部の部位が一気にばらばらになる演出のものが多かった。
---地形に対しての衝突判定は有効だし銃弾や爆発によって動き方も変わるが、他の動くもの(人・車・オブジェクト)に対してはすり抜けてしまう。

''豊富になったアクション''
-今作では主人公のアクションも進化しており、戦闘などでの戦略性が大幅に向上した。
--本作では拾う、しがみつく、飛びこえるなどの動作が追加され、素手での格闘ではカウンター、武装解除などの実践的な技が使えるようになった。
--各所に設置されたハシゴや清掃用ゴンドラを使えるようになった。次世代機に移行して描画距離が向上したことも相まって、敵陣に突っ込む前の偵察や高所からのスナイプなどのプレイも可能に。

-銃撃戦では物影に隠れられるカバーアクションが追加され、銃撃戦が高度なものへと進化した。

-前作までは乗車中に使用できる武器はサブマシンガン系のみ、方向も真横のみと限られていたが((『SA』ではミッションスクリプトやチートによる操作のみ全方位ドライブバイができた。))、今作では新たにピストルや投擲武器が使用可能になり、エイムも全方位にできるようになった。

''その他''
-今作では一部の登場人物の生死をプレイヤーが決定できる。
--旧作ではミッションであればたとえどんな人物だろうと殺害対象は必ず殺さなければならなかったが、今作では場合によっては「敢えて生かす」と言う選択肢を選べるのである。
--それによって後の展開に若干の変化が現れることもある。生かした人物から別のサイドミッションを受けたり、フレンドになったり、結局また襲って来るというケースも。

-また、殺害対象を選択することもある。2人の人物から互いの殺害を依頼されれば、どちらを殺してどちらを生かすかの判断はプレイヤーに委ねられるのである。

-カプコンがローカライズした最後の『GTA』でありながら、『SA』以降のようなひどい規制が無いのも1つの評価点。

-「武器を買わずに武器屋を出た」といったよく発生する((かつ、何かの目的で意識的にやっているわけではないどうでもいい。))状態でさえ、セリフが複数用意されている。もちろん買った場合にも複数存在。

-洗車のムービーが初回以外は少しカットされているなど、快適に遊ばせるためのプレイヤーがなかなか気づかないような細かい仕様もたくさんある。

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**賛否両論点
-お遊び要素が前作より幅が無くなっている((戦車が無い、ヘアースタイルを変えることができない、体脂肪、筋肉量の管理など。))という意見もある。よって賛否両論なゲームでもある。
--バカゲー要素の減少はシナリオにも反映されており、基本的に復讐の手がかりを探すために裏社会で戦う主人公のニコという構図は徹底されている。ほぼ完全なギャグキャラであるブルーシーのクエスト以外で、笑える要素は極めて乏しい。
--反面、ニコのどこまでもシリアスなキャラクター性に魅力を感じるというプレイヤーもまた少なくない。復讐という目的を抱えながらも、裏社会に身を染める行為を嫌悪している姿も度々描かれる。
--復讐という行為の無意味さもどこかで理解しており、事実シナリオ終盤では復讐を遂げるチャンスが訪れるが、それを実行するかどうかには葛藤を見せ、その選択はプレイヤーに委ねられる。
--総評するなら『GTA』主人公には珍しい「根っからの悪人ではない主人公((前作のCJもギャングながら家族想いで心優しい一面はあったが、元々裏社会の人間であり、目的のための犯罪行為には躊躇いは無かった。『VCS』のヴィックも元は真人間に近い人物だったものの、『VC』の頃には(すぐに死ぬが)すっかり裏社会に染まっていた模様。))」であり、その人間臭さに魅力があるという声は多い。
--『GTA』シリーズはその多くが「ギャングとして頂点に立つ」ことがストーリーの主軸となっているが、3D化初作品であり、同じくリバティーシティが舞台であった『[[III>Grand Theft Auto III]]』は本作のように「復讐」がストーリーの目的となっている。同じリバティーシティが舞台の本作が『III』に近いシナリオ展開となっているのは意図的なものであろう。
--なお、数少ないお笑い要素と言われるブルーシーのギャグっぷりも突き抜けており、イベントシーンはもちろんだが、ゲーム内ですら凄まじい。
--ミッション依頼人が同行する場合依頼人が死亡してミッションが失敗になる場合があるのだが、彼に限り''死亡ではなく「怪我をした」''という理由に置き換えられる。

-本編で足りないといわれたお遊び要素はDLC2作、特に『TBoGT』で大幅に補強された。

#region(終盤の展開(ネタバレ注意))
-本作のエンディングはラストミッション前の選択によって2種類に分かれる。その選択とは、宿敵に復讐を果たすか、今までの恨みを水に流し宿敵と取引して大金を得るかである。
--だが、どちらを選んでもその選択肢を勧めたキャラクターが殺害され、どちらもそのラストミッションにて犯人をとある小島へ追い詰めるという、よく言えば「たとえ信念を貫こうが曲げようが、復讐のため犯罪に手を染める人間は理不尽な報いから逃れられない」と運命的、悪く言えば代わり映えしない展開になる。

-なお、当然だが死亡したキャラクターはエンディング後には登場しなくなってしまう。
--メタ的に言えば無料タクシーを出してくれるローマンの死亡が回避できる復讐ルートの方が得。
--また、復讐ルートで生存するローマンは最後まで味方でいてくれるが、取引ルートだとそちらで生存するキャラクターにはストーリー上で愛想を尽かされてしまう。心情的にもこちらの方がまだマシと言える。
#endregion

-リアル化による弊害
--旧作に比べると動きが全体的にもっさりしている。
---アクションの多くに予備動作や慣性がついているため、前作までの軽快な動きと好みが分かれてしまう。
--また、ラグドールによりリアルにキャラクターが転倒したりするが、これにより操作可能に復帰するまでが長く、またダメージも頻繁に受ける問題がある。
---特に乗り物から飛び降りたり、衝突によりバイクから転落した際にこれは顕著。特に後者は空高く弾き飛ばされ、復帰する頃には体力が半分ほど削られている事さえある((衝突によるダメージは防弾チョッキではカバーされず、体力に直接影響する。これは前作以前から共通。))。
---これらの点は次作『V』にて改善され、飛び降りたり転落したりした際も少々転がる程度に軽減された。

-武器の種類が大幅に減少した上、弾薬所持数に制限ができた。
--ただ、減ったなりにそれぞれの個性付けはしっかり行われているため、存在価値が乏しい武器というのはかなり少なくなっている。
--他作品では万能武器の印象が強いアサルトライフル系は、弾薬制限が600発と厳しめになっており、中~遠距離戦特化という性格が強くなった。
--それに伴い、ドライブバイ以外では存在感が薄くなりがちだったサブマシンガンなどの近距離向け武器と使い分ける必要性が強くなっている。
--手榴弾を準備すると効果音が鳴るようになり、投げるタイミングを測りやすくなった。本作は閉所での戦闘が多いこととカバーアクションとの相性が良いことから、かなり強力になっている。
---余談だが、手榴弾はなぜか建設現場にやたら落ちている。

-『VCS』までと違い、NPCが死亡しても全てでなく死亡時に選択している武器しか落とさなくなった。
--たとえば、平時で何も装備していない状態の警官を、乗り物から飛び降りて殺したりしても何も落とさない。
--ただ、本作や『[[RDR>RED DEAD REDEMPTION]]』ではNPCの手を攻撃して武器を落とさせることができるため、装備している武器を武器を落とさせて得られる武器を増やすとということもできる。
---『V』ではNPCの手を撃っても武器を落とせなくなったので、実質デメリットだけになってしまっている。

-本作では乗り物を保管するガレージが無くなり、代わりに隠れ家や拠点の前の道路上にある駐車スペース内に乗り物を停めると保存されるいう方式となった。
--この駐車スペース、乗用車2台を余裕で停められるほど大きく、旧作ではある程度ストーリーを進め、大きなガレージを入手しないと叶わなかった大型車両やヘリといった乗り物を最序盤から保存できる。
--一方で、犯罪行為を目撃した警察官が追跡に使うために保存した乗り物を盗んでいったり、暴走したNPC車両が駐車スペースに突っ込んで、乗り物をスペース外に押し出してしまい消えてしまうといった弊害も起きるようになってしまった。

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**問題点
-マップは『III』や『VC』と同様に洋上の都市へと回帰し、『SA』のような多種多様な地域は見られなくなった。面積もサンアンドレアス州より狭い。ただし、密度はこちらの方が上である。

-上記にもあるが、運転の精度が極めて上がり、前作と同じ感覚で操作すると間違いなく''滑る。''滑らかに動かせるのだが、とにかく滑りまくるため、まともに運転するには練習が必須。
--これまで以上にコーナーや交差点で曲がる前にきっちりと減速してタイヤを滑らせないようにする必要性が大幅に増している。
---ドリフト走行もできなくはないが、上記の通り全体的に滑りやすくなった影響で、難易度が跳ね上がっている。
--今作では路面の凹凸まで緻密に作り込まれているのだが、これが上述の挙動と合わさって運転難易度の上昇に拍車を掛けている。
--これに関連して、敵の車を追いながらのドライブ・バイ(運転しながらの発砲)が恐ろしく難しくなっている。常に速度を出しつつ、車や建物をかわしながら敵車に命中させなければならない。
--しかも''こちらはロックオンできない''ので照準がぶれまくる。それなのに敵車はかなりのドライブテクニックで逃げる。
--タイヤさえパンクさせれば楽になるが、1つパンクさせるだけでもかなりの難易度。しかも、前輪を1つパンクさせた程度ではそこまで性能が落ちず、割と普通に走って逃げる。
--そのくせ敵の車は強度・運転制度共にハンパではなく、撃っても撃っても死なない壊れない。やっとの思いで炎上させても、炎に包まれながら車から出てきて、そのまま逃げようとまでする。
--敵を車で追いかけるミッションはかなりの苦戦を強いられること必死。特に後半では異常な難易度のカーチェイスミッションが終わったと思えば、再び超高難易度カーチェイスをやらされるという場面。
---ゲームとしても、(シナリオ、追いかける理由が違うとしても)似た様な内容のミッションばかりをやらされるのは飽きる。
--車で追いかけるミッションに限らず、ミッション全体の難易度もかなり高い。理不尽なミッションも多いうえに、ほぼ全てのミッションに運が絡むのが問題。
--自分がミッション中に戦っている最中も、周りの人たちは普通に生活しているため、戦闘中に自分が敵を射撃しているところを運悪く近くに警察がいて見られてしまうと、本来のタイミングよりも早く手配度が付いてしまい、ミッションの難易度が大幅に上がる。
--カーチェイスミッションも、もうすぐ追いつける様な場面でミッションと関係ない一般車両が自分に突っ込んできたり、ハンドル操作を誤ってぶつかった相手がパトカーだったりするとミッションクリアはほぼ不可能。
---これらの要素が原因となり、結果的にミッションを何度もやりなおすことになってしまう。流石にミッション中くらいはギャラリーの動きは固定すべきなのではないだろうか?
--この難易度にもかかわらず、ミッションのやり直しに時間がかかる。「戦闘の直前」からではなく「イベントが起こる場所に移動するところ」から再スタートであり、ミッションをミスした場合は防弾チョッキなどを失うため、セーブデータをロードした方が早い。
--高難易度ゲームにおいて、リトライ性の高さの重要度は言うまでもなく、ここまで難しいミッション、地形や敵の数などを把握してなければクリアは難しいミッション、ほとんどのプレイヤーが初見クリアはできないであろう難易度であるにもかかわらず、このリトライ性の悪さはいただけない。

-タクシーに乗りづらい。
--車の運転が上記の有様のため、多くのプレイヤーが移動手段にタクシーを使うと思われるが…。
--L1ボタンでタクシーを呼んでも停まってくれるのは空のタクシーだけであり、客が乗っているタクシーは停まってくれない。
--しかし、街を走るほとんどのタクシーには既に客が乗っている。そこまでリアルにしなくても…。
---タクシーに乗るのにもたつくのも、ミッションのリトライ性の悪さを助長している。
---ちなみに、空車のタクシーを呼んでも止まってくれない時も非常に多い。理由は不明。

-30時間以内にメインストーリーを終えることでもらえるトロフィーの存在。
--「何でもできるし、何をしても良い」が売りの『GTA』と致命的に合わないトロフィー。無視しても気にならない人は良いが、できれば取りたい人は焦らせられる。
--ストーリーやミッションをクリアした2周目で取れば良いが、2周目限定の特典などは特になく、クリア後の世界を楽しむタイプのゲームであるため、「本当にこのトロフィーを取るためだけの2周目」でしかない。
--一応、「この男を殺すかどうかがプレイヤーの判断に委ねられている」ミッションはそれなりにあり、ストーリー分岐はある。
---これは実際に不評だったのか、『V』にはこの手のトロフィーは無い。

-支出が増えた一方で、収入が大幅に減った。
--(病院搬送時に武器を押収されなくなったとはいえ)治療費が高騰した他にも、新規に武器を買う、または違う武器と交換したか(所持弾数の上限が大幅に減ったせいでの)弾切れで破棄した武器を買い直す際に銃本体の値段もかかるようになった。
--大金がもらえるミッションもストーリー後半の銀行強盗ミッションと数えられる程度となり、他のミッションは報酬額が伸び悩む。
---手榴弾やRPG-7といった弾薬コストが高い武器を多用していると赤字になりかねないくらいであり、ミッションで得た収入が失敗の繰り返しで尽きると厳しい展開になる。
--いわゆる「職業ミッション」もタクシーミッションと処刑ミッションだけになったが、前者は期間限定かつ10回(件)きりで、後者も下記の通りもはや有用な収入源ではなくなった。
---まず制限時間内に現場に急行しなければならないのだが、道のりに対して短すぎるタイムリミットが設定される事がよくあり、どう急いでも間に合わずミッション失敗になる場合も多い。
---やっと辿り着いても、車両盗難タイプは上述の通り。ミッション中でも犯人に向けて発砲すると''自分だけが手配され警察に追跡される''時がある。こうなると警察官の攻撃に耐えながら犯人を倒さなければならない。
---その上報酬は発生せず、犯人が落とす金の額もただの路上強盗と変わらず、1ドルも落とさないこともある。弾代を考えると確実に大赤字である。

-警察が役に立たない。
--たまに警察が犯人を追っている場面に出くわすが、この犯人に危害を加えたりすると''こちらが罪を犯した扱いになる。''見て見ぬフリをするのがこのリバティシティーを生きる秘訣らしい。世知辛い世の中である…。『VC』などでは報奨金が貰えたのだが…。
---実は、字幕などが出ないため分かりにくいが逃走犯にぶつかって転ばせるとお礼を言ってくれ、そのセリフも結構バリエーションがある。
---また、NPCが両手を上げさせられている状態で警察官にぶつかると逃走させることもでき、この時もNPCは一言お礼を言って逃げる。やりすぎは良くないということか。
--ギャングとの銃撃戦で警察を呼んでもまったく役に立たない。20人ほど警察官を呼んでも全滅したりする。こちらが罪を犯すと地の果てまでも追ってくるクセに。

-ロックオンの仕様がボタン押しで固定照準(キャラにロックされる)、''半押し''で自由照準になっており、自由照準にしつつ狙って撃つのが難しい。また遠距離の敵は輪郭がぼやけて見辛い。
--一応、HS(ヘッドショット)を決めれば敵は一撃で死ぬが、ゲーム的には重要視されていないのか、HSに関する進行度の上昇やトロフィー/実績解除は一切ないのが救い。

-小さな犯罪を時間をかけて何回も犯しても通報なしで手配されるようになった。
--『VCS』までと違い、人目が付く場所でなければ犯罪を犯しても手配度を決める内部数値が増えないようになったが、現在の手配度に関係なく内部数値が時間経過では一切減少しなくなった。
--いったん手配されて追跡を振り切るなどで消すか、ミッションなどのスクリプトによる手配度設定でゼロになるか、死亡か逮捕でリスポーンすれば内部数値が完全にゼロになる仕様。
---時間経過で減少しなくなったあおりを受けたわかりやすい例が駐車されている車の車両窃盗。数分時間を空け、場所も変えて窃盗を続けても人目が付くところで4回すれば4回目の10秒後に手配される。
--駐車されている車のガラスを割っても通行人はいちいち通報しないので、英語がわかれば切迫した様子で電話している声が聞こえず違和感を感じるかもしれない((もっとも、ガラスを割る必要がない車を奪っても内部数値はたまっていくが。))。
---Win版でMODを使う必要があるが、人を2人撃って2回目の10秒以内に遠くにワープしても手配されるのもわかりやすい例。
--人目が付くところで犯した犯罪は10秒遅れて内部数値に反映される仕組みなので、注意深く実験しないとこの問題点に気づきにくいのが地味に厄介なところ。
---次回作『V』では犯罪を犯すとすぐに手配度用の内部数値に反映されるようになった。

-フレンドとアクティビティができるのは新たなお楽しみ要素ではあるが、一度フレンドになったら程よく付き合い続けなければならない。結果的に自由度をさらに落としている感が否めない。
--長い間連絡を取らなかったり、誘いを断ったりすると友好度が減少する。下がり過ぎると恩恵を受けられなくなったり連絡が取れなくなったりと言ったデメリットがある。
--友人関係を上手く表現してはいるが、ゲーム中の時間などリアルタイムではすぐに経過するため、友好度維持のためには少し進める度にフレンドと遊びに行かなければならない。これがフレンドが増えて交友関係が広がると大変である。
--いざミッションに向かう最中に「ビリヤードに行かねえか?」などと電話が入ったり「連絡くれよ」とメールが来る事などザラ。ただストーリーを進めたい時にはかなり面倒。
---一度承諾してからドタキャンすると友好度が下がらないと言ったテクもあったりするが、それって良いのか…。
--しかも、いざ遊びに行くとなると相手がどこに居ようが1時間以内に迎えに行くことになる((現実の時間では2分程度だが。))。1秒でも遅れると友好度が下がる。
---一応、タクシーを使えば瞬時に移動できる。…が、現地で乗り物を調達する羽目に。
--携帯をスリープモードにしておけば着信を防ぐ事が出来る。街の探索時などには便利だが、これも長時間使うとやっぱり友好度が下がる。
--さすがにミッション中であれば友好度を下げることなく断ることができる。%%そもそもミッション中ぐらい掛けてこないで欲しいものだが。%%
---ちなみにミッションによってニコの断りのセリフは個別に用意されているという小ネタも。
//---ミッションによっては「ある人物を徒歩で追跡する」ものがあるが、この時にも電話が掛かってくる。対象と近すぎると着信音を聞かれてしまい警戒されるので厄介。(ミッション失敗にはならないが、対象人物が走って移動する+目的地の隠れ家で敵が襲撃に備え始めるため難易度が上昇する)
//冗長なのでC.O.

-『III』系の隠しアイテムに相当する、駆除対象のハトなどのマップ中に散らばる収集物に対するご褒美要素が無い。強力な武器が使えるようになったりする過去作と比べ収集を行う意義はほとんどない。
--上記の収集を含め様々な条件を達成した先にある100%クリアも同様で、ご褒美要素は「武器の弾薬の所持制限の解除((武器にかかわらず弾薬を9999発まで所持できるようになる。あくまで制限を解除するのみで弾は購入or拾得しなければならない。))」という''『III』系では最初からできたこと。''ちなみに過去作での100%クリア特典の一部「弾薬無限((文字通り弾が無限になる。厳密には、銃を撃つと撃った分だけ所持弾数が自動で増える。))」単体にも大きく見劣りする。
---さらに、元々の所持制限以上の弾薬を持った状態でセーブ&ロードすると、超過分は消滅する(元々の制限まで減らされる)というバグもある。

-ゲーム自体の動作などについても悪評が多い(主にPC版)。
--「(Win版のみだが)インストーラー自体が文字化けしている」「前作で出来たMODが大幅に制限された」「必要スペックと実際に動くスペックがかけ離れている(当時はデュアルコア全盛期だったが実質クアッドコアクラスのCPUが必須に近い)」「そもそも最高設定が当時のPCではどうやっても快適に動作しない」「海賊版対策のSecuROMが誤作動しずっと画面が揺れ続ける」などというものも。
--現代のゲーミングPCでは性能不足で動作しない、ということはほとんど起こらなくなったが、今度はグラフィックボードの性能が高すぎると設定が誤作動を起こしまともにプレイできなくなってしまっていた。また、Gamers for Windows Liveのサービス終了に伴い動作の異常が頻繁に発生する事態に陥っていたこともある。
---後に6年ぶりの最新パッチ(ver1.0.8.0)が配信されこれらの問題は改善されている((しかしVRAM容量の表示が異常になるのは直っていない。))。MODもほとんど動作しなくなってしまったが、更新が久しぶりすぎたこともあり新バージョン対応が進んでいないのが現状である。
---また、音楽のライセンス切れにより一部ラジオ曲が削除されてしまっている。これは仕方ないが((なお、前作以前の作品も同様にライセンス切れでSteam版やリマスター版では一部ラジオ曲が削除されている。))。

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**総評
ボリュームと収入が減った、かまって君なお友達等で遊びの幅が減ったのは賛否両論。~
だが、より美しく一新されたリバティーシティと、ダークでシリアスなストーリーが繰り広げられる本作は充分良作に値する。~
DLCまたは『EFLC』単体ではボリューム不足だが、一応『IV』単体の自由度不足を補うという役割も担っている。

本作で得られる感動も今となっては、圧倒的な知名度と売上高を誇る後作の『V』に殺されがちとなっている。~
本作『IV』に触っていないのであれば、いきなり『V』に手を出す前に本作をプレイしてみてはどうだろうか。

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**余談
-後に発売された『V』とは世界観を共有しており、一部の登場人物が再登場している。
--また、今作の主人公ニコ・ベリックのその後については当初不明となっていたが、後に『V』の時代でも生存しており、裏社会から足を洗いタクシー運転手として平和な日常を送っていることが判明している。
--『V』発売当初は不明とされていたが、後に発売された次世代機版『V』でグラフィック向上により、ゲーム内のPCにおいてニコのゲーム内SNSのWebページが発見されたという経緯になっている。

-本作のダウンロードコンテンツとして「The Lost and Damned (ザ・ロスト・アンド・ダムド)」と「The Ballad of Gay Tony (バラッド・オブ・ゲイ・トニー)」が配信されたが、当初は''360独占配信''であったため多くのPS3ユーザーから不評を買った。
--現在はPS3でも配信されており、「TLaD」「TBoGT」だけが収録されたパッケージ『Episodes From Liberty City (エピソード・フロム・リバティーシティ)』と本編+外伝が入った完全版『Grand Theft Auto IV Complete Edition』がどちらとも発売している。
--「TLaD」は本編の別視点といった趣が強く、武器の追加くらいでゲームシステム面にはそこまで手は入れられていない。
--「TBoGT」についてはストーリーは同様に本編の別視点だが、車の挙動の調整のほか、武装ヘリや装甲車の復活、ミニゲームの追加、『[[CW>Grand Theft Auto: Chinatown Wars]]』から逆輸入されたミッションリプレイなど追加要素が多数取り入れられている。
---DLC2作でもフレンドシステムは健在だが、''各フレンドの特殊技能は友好度に関係なく使用出来るように改善された''ため、無視してもさして問題なくなった。
--日本ではカプコンがDLCを出す予定だったが突如配信中止となりその後日に海外で上記の『EFLC』の発売が発表され、日本でのプレイはそれまで待たなくてはいけなくなり、一部ユーザーからは不評が出ていた。
---『EFLC』以降日本での販売は本国の制作会社の日本法人であるテイクツー・インタラクティブ・ジャパンに移管されており、上記のDLC配信中止はこれに伴うものと思われる。同じ『IV』に連なる作品でありながら途中でローカライズ元が変更されるという事例となった。
--また日本の家庭用版『EFLC』では原語版にあった過激なイベントシーンが一部規制されてしまっている((ただし、性器露出や性行為そのもののシーンであり、CEROの基準ではどう足掻いても出せないためやむを得ない規制ではある。))。ゲーム部分には規制はない。

-後に『IV』のSteam版も発売されたが、当初は、本編は日本からの購入も可能(日本語化は有志によるパッチが必要)なのに対し、上記DLC『EFLC』はいわゆる「おま国」となっており、日本国内から単品を購入することはできなくなってしまっていた。
--2020年3月25日以降は『Grand Theft Auto IV: The Compete Edition』のみの販売となり、それ以前に本編のみ購入していたユーザは自動的にこちらのバージョンに置き換えられた。
--本編のみ公式日本語訳対応だが、''『TLAD』及び『TBoGT』は日本語訳未収録。''そのため引き続き非公式の日本語訳MODに頼るしかない。
--幸い''ver1.2.0対応の有志の日本語訳MODも出ている''ため、日本語で遊ぶことも可能である。ただし家庭用版とは異なる有志訳となるため、公式訳とはニュアンスが異なる部分もある((特に『TBoGT』のゲイ・トニーは公式訳で大きく脚色されているため、有志訳と比べるとかなり印象が異なる。))。
--Steam版は当然無規制であるため、家庭用版『EFLC』で規制されたシーンもそのままとなっている。

//--後に『IV』のSteam版も発売されたが、本編は日本からの購入も可能(日本語化は有志によるパッチが必要)なのに対し、上記DLC『EFLC』はいわゆる「おま国」となっており、日本国内から単品を購入することはできなくなってしまっている。これについてもこの当たりの事情が関わっているものとみられる。~
//Steam版『EFLC』を日本から入手するためにはバンドル商品としての『Complete Edition』を購入する必要がある。本編を事前に購入していたり、『SA』とのバンドルで購入した場合、『Complete Edition』を別途購入(重複購入)する必要がある。非常にややこしい。
////ゲーム外の問題点のため移転
//現在はSteam版がComplete Editionのみ販売になったのでC.O.

-『GTA』シリーズは世界的にヒットしているがその人気ぶりは本作も例外ではなく、発売初日で3億1000万ドル、1週間で5億ドル以上という前人未到の売り上げ記録を叩き出した。
--この記録は「''発売初日及び発売1週間での売り上げ世界一のゲーム及びエンターテイメント作品''」としてギネスに登録されている。

//余談的内容なので移転