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ぐっすんぱらだいす - (2022/11/07 (月) 10:53:04) のソース

*ぐっすんぱらだいす 
【ぐっすんぱらだいす】 
|ジャンル|アクション|&amazon(B000069SZJ,image);|
|対応機種|プレイステーション|~|
|発売・開発元|アイレム|~|
|発売日|1996年11月22日|~|
|定価|5,800円(税別)|~|
|配信|ゲームアーカイブス&br()2007年6月28日/600円&br()''[[2011年8月11日配信終了>https://dengekionline.com/elem/000/000/386/386543/]]''|~|
|判定|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~|

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#contents(fromhere)
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**概要
-アーケードに登場し、様々な家庭用ゲームでも発売された落ち物アクションパズル『ぐっすんおよよ』シリーズの番外編的位置づけ作。ぐっすんおよよシリーズとはゲーム性が大幅に変わっているので、本家とは全く別のゲームといっていいだろう。

**ストーリー
 誰もが自由に楽しめるテーマパーク「ぐっすんぱらだいす」が突如現れた「よよ」に占領されてしまう。
 ぐっすんとおよよ(以下ぐっすん)はそれを阻止するために各アトラクションを攻略していく。

**ステージ構造
-ぐっすんぱらだいすは全6アトラクション60ステージで構成されており、メインステージを全部クリアすると、2つのボス戦に突入、それもクリアするとエンディングとなる。
--難易度は3段階から設定可能。ゲーム中の途中経過をセーブする事ができ、一度クリアした場所限定で、そのアトラクションのステージセレクト、および途中でステージを止めてアトラクションセレクトに戻る事もできる。
--ゲームをクリアすると、対人戦専用のアトラクションである「なのだドーム」が出現。ゲーム本編とは関係ないが、思う存分対戦が楽しめる内容になっている。(ただしPSPのアーカイブ版は仕様の関係上、およよ側が操作できない)
-ボス戦を除く各ステージには「子ぐっすん」というキャラがどこかに隠れている。隠れている場所を爆発させると子ぐっすんが出現、触れた後にクリアすると救出した事になる。ただし、子ぐっすんが出現した状態で爆風に巻き込んだり、ぐっすん自体がミスすると、子ぐっすんは死んでしまう。(再ステージ時にはちゃんと復活している)
-すべてのエリア及びステージの子ぐっすんを救出すると、裏ワールドである「へんたいぱらだいす」に進む事ができる。へんたい~は敵の配置が大幅に変わっているほか、イベントシーンの会話やゲーム中のボイスに変化が現れる。
--表ぐっすんとへんたいを合わせると、最終的に全12アトラクション120(+ボス戦)ステージがプレイできる。

**ゲームのルール
-いわゆる敵全滅が目的の面クリア方式。
--ぐっすんは通常攻撃としてクラッカーが撃てるが、敵を気絶させるか怯ませるしか効果はなく、これ自体ではダメージをあたえる事はできない。
--敵を倒すには、その辺に生えてくる(降ってくる)「ばくはつくん」を踏みつけや持ち上げ、投げつけを行う事で点火、その爆風で敵を巻き込む必要がある。クラッカーや地形効果などを利用し、いかに効率よく爆発させるかが、このゲームの最大の攻略方である。
--爆風は敵だけではなく、ぐっすん側にも被害を及ぼすので、何も考えずに爆発させると自爆する危険性がある。また、制限タイムが0になると、回避不能な巨大なばくはつくんが降ってきて、強制ミスとなるので、あまりちんたら行動しても危険である。
--気絶した敵や、ばくはつくんを投げる事ができる。それを利用して、投げた敵、及びばくはつくんを他の敵にぶつけ気絶、または怯ませさせる事が可能。画面端っこにいる敵に対して、ばくはつくんを投げると、敵を気絶させられると同時に爆発させる事ができ、非常に効率良い倒し方ができる。
--ときおり登場する乗り物アイテムを取る事により、特殊操作ができる他、一回だけダメージを無効化できる(巨大ばくはつくんは例外)。

**評価点
-適度にやり応えのある難易度。
--ジャンプとアクションの2ボタンしか使わないが、シンプルで楽しみやすい。
--ギミックは難しすぎず、それでいて飽きさせない、良いバランスとなっている。
--コンティニュー制限はゆるいので初心者にも対応できている。
--ステージはバラエティに富んでいる。

-子ぐっすんを収集するというやり込み要素がある。

**問題点
-イベントシーンでのCGぐっすんは可愛いのだが、ヒロインキャラである「えみり」が異様に可愛くない容姿なのが残念である。
--本家時代のえみりはかなりの萌え容姿だったのだが……

**総評
-ややボリューム不足ながらも、適度なゲームバランスと、子ぐっすん収集のやり込み要素を持ち、ゲームとしての出来は良い。
--参考までに比較すると、面クリアアクションの名作『バブルボブル』は100ステージ構成、本作は約60ステージである(両者とも表ステージのみの比較)。
-ぐっすん達ほか、登場キャラの細かい仕草の数々や、ポリゴンを有効に使った、非常に凝ってるステージのギミックなど、地味だが見所はとても多い。

**余談
-へんたいぱらだいすの変態具合は微妙に狂ってて素敵。えみりが天然の痴女キャラに豹変する様は必見だ!
-1997年にアイレムからアイレムソフトウェアエンジニアリングにゲーム事業を移行しているため、旧アイレムから発売された最後のソフトとなった。
-ぐっすんおよよシリーズは、本作の後にセガサターン版「続ぐっすんおよよ」が登場したっきり、関連作がリリースされていない。(携帯電話ゲームを除く)
-あまり存在を知ってる人は少ないであろうマイナー作だが、かつてはPS3・PSPのゲームアーカイブスにおいて配信がされていた(今は配信停止)。