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ハローキティのハッピーアクセサリー - (2023/02/21 (火) 10:44:10) のソース

このページでは『ハローキティのハッピーアクセサリー』と『ハローキティのパクパク & ロジック』の2ソフトに関する紹介をしています。
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*ハローキティのハッピーアクセサリー
【はろーきてぃのはっぴーあくせさりー】
|ジャンル|パズルゲーム|&amazon(B001TK324Q)|
|対応機種|プレイステーション・ポータブル|~|
|発売元|ドラス|~|
//|開発元||~|
|発売日|2009年5月28日|~|
|価格|3,990円(税込)|~|
|判定|なし|~|
|ポイント|ジグソーパズル・落ち物パズル・ロジックパズルの3つのゲームを収録&br()相当なボリューム不足だがイラストのクオリティは高い|~|
|>|>|CENTER:''[[ハローキティシリーズリンク>ハローキティシリーズ]]''|

**概要
-今となっては[[鬼帝>ハローキティといっしょ! ブロッククラッシュ123!!]]のせいで悪い意味で有名になってしまったドラスがリリースしたプレイステーション・ポータブルソフトにあたる。
--ハローキティを題材としたゲームの一角であり、ドラスが定期的にリリースしているキティゲーの1つでもある。
-ジグソーパズルゲーム「ハローキティジグソー」、落ち物パズルゲーム「パクパクハローキティ」、ロジックパズルゲーム「ハローキティロジック」の3ゲームが収録されたオムニパスパズル集となっている。
-完全一人プレイ専用。「パクパクハローキティ」に関してはPSP本体の縦持ちプレイとなる。

**主なモード、及びルール
***ハローキティジグソー
-いわゆる一般的なジグソーパズルゲームである。
--画面右にジグソーピースが表示されるので、方向キー上下でピースを選び○ボタンでそれを持ち上げる事ができる。
---持ち上げたピースは方向キーかアナログパッドで画面中央にある空白のイラストに置いていき、ピースを順々に配置する事によりイラストが出来上がっていくという流れ。
---空白イラストにはあらかじめピースの型が表示されており、どの位置にピースを置けばいいのかの目安がある程度分かる様になっている。
---間違えた場所にピースを置くとピース選択画面に戻されるが、それ以外での制限やペナルティは特にない。
---イラスト内のピースを完全に配置し尽くせばクリアとなる。

-ハローキティジグソーで選べるモードは以下の通り。
--「''かんたん''」と「''むずかしい''」の2つのモードに分けられており、それらを自由に選択してチャレンジしていく。
---「かんたん」は24ピースの全15問、「むずかしい」は48ピースの全20問、総計35問が用意されている。
---各モードの問題をクリアすれば問題選択の画面にリンゴマークが付く。

-ゲームに関してもチュートリアルを鑑賞できるモードも搭載されている(下記の2つのゲームも同様)。

***ハローキティロジック
-いわゆる「イラストロジック」とか「[[ピクロス>ピクロスシリーズ]]」とかの名称で呼ばれているパズルゲームである。
--ルールの詳細は[[Wikipedeia>https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8A%E7%B5%B5%E3%81%8B%E3%81%8D%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%83%83%E3%82%AF]]を参考にして欲しい。
--ロジックのタイプは白黒のみで、カラーなどの特殊なタイプのロジックは存在しない。
--十字キーで塗るマスの移動。○ボタンでマスを塗る。×ボタンでマスに×印を付ける。□ボタンで塗ったマスや×印を消す。
--これといった制限や明確なペナルティは特にない。

-ハローキティロジックで選べるモードは以下の通り。
--「''かんたん''」「''ふつう''」「''むずかしい''」の3つのモードに分けられており、それらを自由に選択してチャレンジしていく。
---「かんたん」は10 × 10マスの全10問、「ふつう」は15 × 10の全10問、「むずかしい」は20 × 15マスの全15問、総計35問が用意されている。
---各モードの問題をクリアすれば問題選択の画面にリンゴマークが付く。

***パクパクハローキティ
-いわゆるスタンダードな落ち物パズルゲームである。
--横6列 × 縦12列で構造されたフィールドにて、2つのブロック((公式では「パク」という名称だが、このページでは便宜上ブロック表記とする。))が落ちてくる。
--このゲームのみPSPを方向キーを下にした縦持ちでのプレイとなる。
--方向キー右かRボタンでブロックの左右回転((他にも○×□△ボタンでもブロック回転ができるがこのページでは割愛する。))。キー上下でブロックの移動。キー左でブロックの高速落下。
--ブロックがフィールドの最上部に達してしまえばゲームオーバー。
--ブロックの種類、及び消し方は以下の通り。

--ノーマルブロック(COLOR(red){''★''}・COLOR(blue){''★''}・COLOR(green){''★''}・COLOR(orange){''★''}・COLOR(pink){''★''})
---赤・青・緑・オレンジ・ピンクの5色が存在するキティの形をしたブロック。
---これ自体はどんな色の並べ方をしようが消える事はない。消滅させるには下記のおやつブロックかリンゴブロックを接触させる必要がある。

--おやつブロック((COLOR(red){''◎''}・COLOR(blue){''◎''}・COLOR(green){''◎''}・COLOR(orange){''◎''}・COLOR(pink){''◎''})
---赤・青・緑・オレンジ・ピンクの5色が存在するおやつの形をしたブロック。ブロックによっておやつの形が違う((赤はイチゴ、青はブドウ、緑は抹茶、オレンジはバナナ、ピンクは桜の花びらとなっている。))
---おやつブロックを含めた同じ色のブロックを縦横に4つ以上接触させると、そのブロック達は消滅する。

--リンゴブロック(COLOR(gold){''◎''})((ゲーム画面でのリンゴブロックはエナメルの色をしているが、それに該当するhtlmの色がないので代用として金色表記にしている。))
---エナメル色のリンゴの形をしたブロック。
---おやつブロックと同様、リンゴブロックを含めた同じ色のブロックを縦横に4つ以上接触させるとそのブロック達は消滅する。&br()すべての色に対応している万能ブロックであり、接触するブロックは赤・青・緑・オレンジ・ピンクのどの色でもかまわない。

--消えないブロックの並べ方一例。
---COLOR(red){''★★★★''} ⇒ すべて同じ色同士でもノーマルブロックだけでは消えない。
---COLOR(red){''★★''}COLOR(green){''★''}COLOR(red){''◎''} ⇒ 同じ色同士でないとおやつブロックが含まれていても消えない。
---COLOR(red){''★★''}COLOR(green){''★''}COLOR(gold){''◎''} ⇒ リンゴブロックも同様に、他のブロックが同じ色同士でないと消えない。

--消えるブロックの並べ方一例。
---COLOR(red){''★★★◎''} ⇒ すべて同じ色同士でおやつブロックが1つでも含まれていると消滅。
---COLOR(red){''◎◎◎◎''} ⇒ すべて同じ色同士で全部がおやつブロックであっても消滅。
---COLOR(red){''★★◎''}COLOR(gold){''◎''} ⇒ リンゴブロックが含まれ、他のブロックがすべて同色ならば消滅。

--その他の情報。
---ブロックを消すとその上にあったブロックは下方向に落下する。これを利用すれば、落ちたブロック達を連鎖で消滅させる事が可能となる。いわゆる落ち物パズルの定番「連鎖消し」である。
---ノーマルブロックはいくら同じ色を接触させても消えない事を利用し、フィールドいっぱいに同色ノーマルブロックを並べ、そこから同色のおやつブロックなどを置いて大量消滅させる攻略も成り立つ。
---ブロックを複数回消滅させるとレベル数値が上がっていき、落ちてくるブロックのスピードが段々と速くなる。レベルは最大99まで上がる。

-パクパクハローキティで選べるモードは以下の通り。
--「''かんたん''」と「''むずかしい''」の2つのモードに分けられており、それらを自由に選択してチャレンジしていく。
---「かんたん」はレベル1から、「むずかしい」はレベル11からの状態でゲームが開始される。
--両者の難易度共にクリアの概念なしのエンドレスゲームとなっている。
--ゲームオーバーになると、そのプレイのベストスコアが記録される(ランキング表示やネームエントリーはなし)。

***アクセサリー・アクセサリーアレンジ
-ハローキティ関連の生誕35年分のイラストが拝める他、それをバックにした時計表示のアクセサリーがカスタマイズできる。
--ゲーム開始時ではアクセサリー素材の欄がほとんど空白だが、上記3モードのゲームをクリアしていくと解禁していく。
--モードの「アクセサリー」を選ぶと集めたアクセサリー素材を組み合わせた時計表示がされる。
--モードの「アクセサリーアレンジ」を選ぶと「ギャラリー・カレンダーフォント・時計フォント」の各素材を自由に選んでカスタマイズできる。
--ギャラリーは全72枚、カレンダーフォントは全5種類、時計フォントは全10種類が用意されている。

***オプション
-オートセーブ機能のON/OFF切り替えができる。それだけ。
--まさかの充実の(ry

**問題点
-絶対的なボリューム不足。
--「~ジグソー」「~ロジック」の問題数は総計各35問ずつしかなく、「パクパク~」はエンドレスゲームしかできない。
--「~ジグソー」はどの問題でも似たような形のピースをひたすらに配置するだけでのっけからマンネリ化してくる。
---しかも明確なペナルティもなければゲームが盛り上げる様な演出すらもないので、やっていくうちに虚しさを覚えるのは必至だと思われる。
--「~ロジック」は最大でも15 × 20マスの問題しかなく、ロジックゲームとしては致命的なまでにボリューム不足である。
---しかもどの問題もやる気が感じられない程に簡単で、ロジックパズル雑誌でいうところの練習問題クラスばかりという有様。
--本作は一人プレイ専用なので、「パクパク~」にて従来の落ち物パズルに搭載されていて当たり前なはずの対戦プレイはない。CPUとの対戦もできない。

-充実のオプション。
--これは上記の「オプション」を見れば一目瞭然だと思われるので省略。
--デス様や鬼帝ですら音量関係のオプションはあるのに…。

**賛否両論点
-キャラゲー的な意味での演出がかなり地味。
--極端な話、別にハローキティのゲームである必然性がない位にキャラゲー演出が少なく、そういう意味では残念な部分がある。
---しかし、逆にいえばゲームの邪魔になる様な過剰演出もなく、PSPのゲームにしてはロードが短く快適なテンポ感を持っているという利点もある。
---演出の地味さ加減は「アクセサリー」を埋める楽しみで補うしかないかもしれない。

**評価点
-ゲームそのものの出来は悪くない。
--「~ジグソー」と「~ロジック」は元が完成されたゲームなので、もちろんこっちでも同様の楽しみ方ができる。
---それだけに「問題数と盛り上がり様を増強してくれれば…」という悩みが生まれる訳だが…。
--「パクパク~」は一見すると『ぷよぷよ』の模倣的なルールだが、「おやつブロックやリンゴブロックをどう置いていくか」という独特のスパイスが効いている。
---「ぷよぷよみたく連鎖消しを狙うか」「同色のノーマルブロックを限界まで溜め込んで消すか」といった戦略味を持ち、地味に中毒性は高いゲームとなっている。

-「アクセサリー」のイラストは上質。
--そのイラストバリエーションは豊富で、「正当派系」「ハイセンス系」「異色系」など様々なイラストが用意されている。
---とはいえ72枚しかないのが寂しいところ。サンリオキャラクターの代表格だからもっとイラストが用意できた気もするのだが…。

**総評
''とにかくボリューム不足''。せめてもうちょっと納得のできる範囲でのボリュームUPを図って欲しかった。~
とはいえ、ゲーム的な意味ではクソゲーという程ではなく、ボリューム不足でも最低限の楽しみは持っているのは間違いない。~

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*ハローキティのパクパク&ロジック
【はろーきてぃのぱくぱくあんどろじっく】
|ジャンル|パズルゲーム|&amazon(B00280N4OY)|
|対応機種|ニンテンドーDS|~|
|発売元|ドラス|~|
//|開発元||~|
|発売日|2009年7月30日|~|
|定価|3,150円(税5%込)|~|
|プレイ人数|1人|~|
|判定|なし|~|
|ポイント|PSP版から幾つかの追加要素が導入された&br()しかし、残念な削除要素もあり&br;若干定価が安めなのが僅かながら良心的|~|

**概要(パクパク&ロジック)
-上記の『ハローキティのハッピーアクセサリー』の内容から様々な変更点を加えたニンテンドーDSソフト。
-一人プレイ専用。操作系統はすべて十字キーとボタンのみで行い、タッチペン関連は一切使用しない。

**PSP版からの主な変更点
-「ハローキティジグソー」は削除され、「パクパクハローキティ」と「ハローキティロジック」のみのゲーム収録となった。

-「パクパクハローキティ」の変更点。
--PSP版の縦持ち操作はなくなり、従来のDS横持ち操作に変更された。
--新モード「ミッション」が追加された。
---このモードでは「○○○しよう」とミッションの指示がされた複数の問題が用意され、それを選択してプレイしていくもの。
---無事ミッション指示を達成すれば問題クリアとなり、逆に条件を満たせなかった場合はゲームオーバー(再挑戦)となる。
---全部で50の問題が用意されている。
--PSP版でいうところのエンドレスプレイは「とことん」という名称のルールとしてプレイ可能。
---ゲームオーバー後はプレイの最大レベルやプレイ時間などによってベスト3のランキングがされる様になった(ネームエントリーは不可)。

-「ハローキティロジック」の変更点。
--問題数と問題のマス目が変更された。
---「かんたん」は5 × 5マスの全10問、「ふつう」は10 × 10マスの全40問、「むずかしい」は15 × 15マスの全50問。総計で全100問構成。
--各問題に制限時間が設けられ、タイマーが0になるとその問題はゲームオーバー(再挑戦)になってしまうルールが追加された。
---稀に正しいマスを塗りつぶすと制限時間が延長されるボーナスがある。逆に間違ったマスを塗りつぶすと制限時間ロスのペナルティもある。
--各モードにて「おまかせ」という選択があり、これを選ぶとそのモード内の問題がランダムで決定される。
--クリアした問題は最短でクリアした残り時間が表示される様になった。

-「アクセサリー関係」は「ギャラリー」というモードに変更されている。
--PSP版でいうところの時計表示がなくなり、純粋にイラストを拝むだけのモードとなっている。
--イラスト総数は全部で72枚とPSP版と同じである。

-その他の変更点。
--DSのハードの性能上、PSP版よりも画質、音質が若干低下している。同じくカートリッジソフトの関係上、ロード時間がなくなっている。
--「オプション」の項目が「データ消去」に変更され、オートセーブは完全仕様となった。
---他のオプションの追加はない。すなわち充実の(ry
--PSP版よりちょっとだけ定価が安め。もっとも、ボリューム不足なのは同じなのであまり大差ないが。

**総評(パクパク&ロジック)
PSP版に比べると各モードのプレイボリュームが増した面はあるものの、「ハローキティジグソー」と「アクセサリー関係」の消失といった痛い削除もあり、結局はどっちもどっちな出来になっている。~
PSP版とDS版のどっちを購入しようがボリューム不足な点では同じなので、購入の際にはその辺を考慮するべきと思われる。