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SIMPLE1500シリーズ Vol.11 THE ピンボール -3D- - (2023/06/23 (金) 19:55:26) のソース

*SIMPLE1500シリーズ Vol.11 ピンボール -3D-
【しんぷるせんごひゃくしりーず ぼりゅーむじゅういち ぴんぼーる すりーでぃ】
|ジャンル|ピンボール|&amazon(B00005OUW2)|
|対応機種|プレイステーション|~|
|発売元|D3パブリッシャー|~|
|開発元|ねこぐみ|~|
|発売日|1999年7月22日|~|
|定価|1,500円(税別)|~|
|プレイ人数|1人|~|
|セーブデータ|1ブロックの空きが必要|~|
|判定|なし|~|
|ポイント|リアル路線ピンボール2台収録&br()ボールがやたらと震える|~|
|>|>|CENTER:''[[SIMPLE1500シリーズ]]''|
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#contents(fromhere)
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**概要
ピンボールとしてはリアル趣向な作品となっており、ゲーム的な演出は特に搭載されていない。~
収録ピンボールは全部で2台。
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**主な収録台
-''エキサイティング''
--背景に軍人の絵が描かれており、爆弾をモチーフにしている台。難易度は低い。

-''スピーダー''
--プロペラ機の女性パイロットが描かれており、曲芸飛行をモチーフにしている台。難易度は高い。

**主なルール
-ピンボールとしてはありがちな操作系統、及びルールである。&br()なお、本作ではコントローラーの操作変更はできない。
--各台はすべて一画面に表示される構造となっており、スクロールは一切しない。
--○ボタンでボール発射、L1/R1ボタンで左右フリッパーとなっている。
--方向キーの左/右/上のどちらかを入れる事により、その方向の台揺らしができる。
--あまりにも連続で台揺らしをしすぎると、プレイ中のボールが操作不能の強制ロスになるペナルティ「ティルト」が発生してしまう。
--ゲーム終了後に高スコアを記録すれば、ネームエントリーが可能でスコアランキングに登録される。

-各台は「かんたん」「ふつう」からの選択が可能。
--「かんたん」はボールを特定のギミックに当てると、一時的にゲームが停止し、そのギミックに関する解説が入るチュートリアル的な内容となっている。
--「かんたん」「ふつう」共に難易度そのものの変化は一切しない。よって、あくまでもチュートリアルがあるかないか程度の差でしかない。

-オプション項目で所持ボールを1~10、ボールスピードを1~5のいずれかから選ぶ事が可能。
-本作はセーブ機能に対応しており、スコアランキングなどの保存ができる。
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**問題点
-ボールが不自然に震え跳ねる傾向が強い。
--やたらとぷるぷるとボールが震える事が多い。特定ギミックにボールを通過させたり、フリッパーでボールをホールドして間など、何かある毎に震えている。
--妙にボールの動きがおかしく、例えるならば「''スーパーボールでピンボールをプレイしてる''」というべき状況になりがちである。

//-使用しないボタンが多すぎる。
//--PSのメインボタン配置である「×△□」は何故か使用できない。おそらく、使用できて当たり前なこのボタン配置を使わないPS系のピンボールゲームは本作と下記のPS2版位だろう。
//--現状でも操作性が悪い訳ではないが、コントローラーの操作変更ができないのは何かおかしい気がしてならない。
//操作性が悪くない問題ないんじゃないか?

-オプション項目のボールスピードがどれも大して変化しない。
--1(最低速)だろうが5(最高速)だろうが、「気持ち程度にスピードが違う」程度にしか感じられず、調整の意味合いが薄い。


**評価点
-台のクオリティはまずまずといったところ。
--格別出来がいいのかといわれると疑問だが、SIMPLEシリーズにしては台のデザインやギミックなどはしっかりと作られている。
--少々台の作りがシンプルで味気ない面もあるが、各台共にテンポよく軽快にボールが動かせる。
--視覚的にボールがどこにあるのかが見やすく、プレイ環境はまともな方に入る。
--何気にゲーム中のBGMは渋くてかっこいい良曲となっている。曲数が少なく、サウンドテストができないのは残念だが…。

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**総評
ボールの動きが変だったり、収録台が少ない問題点もあるが、SIMPLEシリーズ故に贅沢はいえないところはある。値段を考えると「十分に遊べる類」のピンボールといえるだろう。~
残念ながらゲームアーカイブスには本作の配信は今現在されていない。もっとも、中古市場では捨て値で売られている事が多いソフトなので入手そのものは容易ではある。
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**その後
-同じSIMPLEピンボールゲームとして『[[SIMPLE2000シリーズ Vol.26 THE ピンボール×3]]』が発売された。
--発売元は本作と同じD3パブリッシャーだが、開発元がヒューネックスとなっている。