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距離表示基準 - (2010/08/01 (日) 20:18:09) のソース

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*距離表示基準の変更(2010年)
**【重要!!】走行距離の表示基準の変更について
・1回の充電で走行可能な距離について、&bold(){実際の使用での走行可能距離とメーカー公称の航続距離がかけ離れている}場合を考慮し、より&bold(){厳しい測定条件}での表示に変更された。
http://2588.jp/20100105.jpg
 【1】測定条件の登り坂の傾斜が2度(3.5%)から4度(7%)に変更
 【2】測定条件に一時停止を追加
 【3】最も航続距離が短くなるパワーモード時距離の表示義務
 ●従来基準より、航続距離の表示数値が【約半分】に減少●
例:
&bold(){【1】旧表示基準}でのビビDXの航続距離
 オートモード約42km、エコモード約72km

&bold(){【2】新表示基準}でのビビDXの航続距離
 オートモード約22km、エコモード約30km

上記の【1】【2】はどちらも&size(24){同じ車種}についての表記である。
別に電動アシスト自転車&size(24){本体の性能が変わった訳ではない}。
測定の基準が変わった事により、同じ車種について表記する場合に、&bold(){新表示だと旧表示の約50%位}になる。

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**店頭での表示に注意
・2010年モデル以降は随時新表示に移行しているが、まだ2010年モデルに交替していない2009年モデルの機種は、&bold(){ネットや店頭で旧表示}のままで、しばらくの間は新表示と混在する可能性がある。
 A車(2009年モデル)…60km走行可能
 A車(2010年モデル)…30km走行可能
 B車(2010年モデル)…35km走行可能
例えば上記の様に、A車は&bold(){新表示基準だと旧表示基準の半分の航続距離}になる場合、「A車(2009年モデル)は、A車(2010年モデル)の2倍近くも走れる」と勘違いしない様に注意。実際には一番長い距離を走れるのはB車(2010年モデル)となる。
・この様に、購入時に&bold(){性能を勘違い}して間違って買ってしまわない様に、新表示か旧表示かよく確かめる事。
・また、2010年モデルが既に発売された車種に関しても、『移行期間として&bold(){完全に移行が終わるまではしばらく旧表示と新表示を併記の形で表示}としているメーカーが殆ど』なので注意。
・名称が各社で微妙に異なる場合があるのでややこしいが、おおむね『&bold(){標準パターン}』等と書かれてるのが新表示基準であり、『&bold(){一般走行パターン}』等と書かれているのが旧表示基準である。

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*坂道や体重での距離減少
**◆坂道が多いと、航続距離は激減◆
・&bold(){メーカー公称の航続距離はあくまで目安}であり、&bold(){坂道では電池消費が激増}する点に注意。
例:リチウムビビ・DXの取扱い説明書より(体重65kgの場合)
|条件|航続距離&br()オートモード時|~減少率|
|メーカー公称値|BGCOLOR(#99FF99):約42km|~100%|
|勾配4度の登り坂|BGCOLOR(#FFCC99):約8km|~19%|
|勾配2度の登り坂|BGCOLOR(#FFFF99):約16km|~38%|
|ずっと平地走行|BGCOLOR(#66CCFF):約50km|~120%|
・上記表の様に、メーカー公称値で&bold(){約42km}走れる筈の車種でも、勾配4度の坂をずっと登る場合は&bold(){僅か8kmしか走れなくなる}。逆に坂道が無くてずっと平地を走行すれば&bold(){約50km以上走行できる}場合もある。
・勾配4度の坂を登り続ける場合、&bold(){メーカー公称値の約5倍の航続距離が必要}となる。この様に、坂道を登っている最中は電池の消費が凄まじいので、もし&bold(){坂道の多い地域}で使用予定の場合、航続距離はメーカー公称値を鵜呑みにせず、&bold(){航続距離には十分すぎる位の余裕を持って}購入する事が重要である。

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**◆体重荷物が重いと、航続距離は激減◆
・同様に、&bold(){メーカー公称の航続距離は乗員体重65kg}を想定した値であり、&bold(){体重や荷物が重いと電池消費が激増}する点に注意。
・&bold(){積載重量が10kg増えると、走行距離は約10%短く}なる。もし&bold(){体重荷物合計が115kgなら約2倍の航続距離が必要}となる場合もあり得る。
・上述の坂道との複合が一番電池消費が激化するので、&bold(){体重120kgで勾配4度の坂を登る}と言った複数のハードな条件が重なると、&bold(){メーカー公称値の10%}位しか走れなかったと言う場合もあり得る。
・よって、購入時の電池容量選定には、普段使う環境を考慮して、電池消費が増す「急坂」や「重量物積載」がある場合には、十分な余裕を持って検討しておきたい。

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