貴方のギルド脱退理由@ウィキ

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dattai

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358 :(○口○*)さん [sage]:04/04/28(水) 22:55 ID:2uUuP8rU
一度ギルドで酷い目にあって当分ギルドなんて入らないつもりだった。
3ヶ月経ったある日、臨時で出会った騎士からギルドに入らないかと誘われた。
当然断ったものの騎士は何を血迷っているのか「諦めませんよーw」と臨時で会うたびに誘われた。
しつこいやつは嫌いだ。
俺も彼もレベル帯が近く、ソロだと効率イマイチなのか幾度となく臨時で会った。
7度目に勧誘された時、ここはむしろギルドに入ってやってギルメンらを利用しまくった挙句美味い汁だけ吸い尽くし脱退してやるかとギルド加入を決意。
上っ面は「以前ギルドで嫌な目にあったが今度は良い人たちに会えて嬉しい」面をしつつ、適当に会話もこなし溶けこんでいった。
ギルマスが再三言っていた通り、ギルメンたちの仲が良くギルマス以外とは初めて会ったにも関わらず旧知の仲のように親しみ接してくれた。
毎週のようにギルドで狩りに行き、公平こそ組めないものの低レベルの人たちに壁もしつつバカ騒ぎ。死んでも誰も文句も言わない。
だが俺はデスペナはごめんだ。
死にそうになったら躊躇わずテレポした。だが彼らを放って逃げ出しても誰も咎めなかった。むしろ俺だけ先に逃げて生き残った時も「ナイス判断!w」「生き残ってる!?ッシャw」
と、声を掛けてくる。こいら本気でアホなのかとモニタの前で呆れ返った。
ギルドで祭りと言えば枝だった。Pvの人いないところで各自4~5本持ちよって順番に枝を折る。一度だけエンジェリング→天使のHBが出た時以外はまるで面白くなかった。テロならまだしも人いないOvで枝折って何が楽しいのかと。
あいにく俺はそんなくだらない祭りに金かけてらんないので「すいません、枝売ってる露店が見つからなくて;;」といつも手ぶらで行った。
でも必ずギルメンの一人が「俺買い溜めしてあるから○○さんの分も持ってくw」「金?祭りでゼニ要求したら醒めるってww」と毎回毎回無料で5本くれた。
売ったら小遣いにはなると思ったが上っ面はギルメンと仲良しこよしを演じてるので祭りには行かなくちゃならない。まぁタダなら構やしないと割りきってたが。
何度俺がレベルが20も上のプリにタダで支援してくれと頼んでも嫌な顔一つせず快く引き受けてくれた。
お陰でギルド入って1ヶ月で15もレベルが上がり、ギルド狩りでJKカード出してその分け前も頂いた。
そろそろトンズラするかなと思うも俺がログインしている時はいつも人がいた。イライラしてきてギルメンがいる時に「すいませんが、ギルド抜けようと思います」と言った。
その時いたギルメンは2人だが1人は「え!?なんで!?」もう1人は「ちょっと他のやつら呼ぶからちょっと待ってな。ちゃんと話聞きたい」とメッセ使って他の人らを呼んだ。
30分もするとギルメンの露店用BS以外の全員が溜まり場に集まった。こいつら突発的に入って美味い汁だけ吸ってきた俺1人が抜けるだけで大騒ぎしやがって一体なんのつもりなんだと辟易した。
やはり人がいようが黙って抜ければ良かった。こんな状態で抜けたら「今までしてやってきた分返せ」とかまたドロドロしちまうじゃねぇかと黙ってログアウトしようかと思ったその時ギルマスが、
「貴方が以前にギルドで嫌な目にあったと聞いてうちのギルドならきっと楽しんでくれると誘ってみたけどやっぱり余計な事だったかな?前に嫌な目にあったのなら今度は楽しい思いをさせてあげようと思ったけど、
 それがかえって以前の事思い出させたり馴染めなかったりしたんだとしたら無理に誘った僕の責任だ。貴方の気持ちを理解せずに色々でしゃばったりしてすまなかった。
 でも貴方が入ってくれてからうちのギルメンは貴方を楽しませようとしながら、同時に自分たちも凄い楽しい思いをさせてもらった。貴方に感謝してるのはこの場にいる全員の一致した意見だと思う。代表してお礼を言うよ。ありがとう。
 脱退する理由は聞きたいけど、これ以上貴方の思いを踏みにじるような事はしたくないから詮索したりはしない。でもまたいつか何処かで会えたら笑って話がしたいと思う。良いかな?」

このバカで無様で人の気持ちも判らず勝手にどんどん話を進めるギルマスにはほとほと呆れた。呆れかえって言葉もなかった。何も言えなかった。涙しか出なかった。

「脱退理由:貴方がたのような素敵な人たちに出会えて良かった。幸せなときをありがとう」

359 :(○口○*)さん [sage]:04/04/28(水) 22:59 ID:2uUuP8rU
すまね、不慣れな所為で誤字も改行も無茶苦茶だな。


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