貴方のギルド脱退理由@ウィキ

65-893

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dattai

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65-893


893 :(○口○*)さん [sage]:08/09/01(月) 14:24 ID:dDnkVTRy0
オフ会と称した宗教の勧誘から逃亡してきた俺が来ました

894 :(○口○*)さん [sage]:08/09/01(月) 14:38 ID:dDnkVTRy0
まあ、それなりに活発で、それなりの規模だったうちのギルド。
この手の話としてはお約束と言えるでしょうが、ある日来たわけですよ。姫が。

しかし姫といっても、名無しで吸い取りをするわけでなし、高価なゲーム内資産を貢がせるわけでなし
ていうか、基本的に溜まり場にいるだけの人ではあったんですが
会話もマトモで、人の話もよく聞いてくれる、そうした態度を鼻にかけることなく、
G内の他の女性を立てることも忘れない、まことにもって「理想的」な姫でした。

今考えるとそれが罠でしたが。

897 :(○口○*)さん [sage]:08/09/01(月) 14:54 ID:dDnkVTRy0
わずか2週間でギルドの男どもの好意を勝ち取った姫。
ある日、ちょっとした会話の流れで「オフ会とかって、やらないんですか?」とおっしゃる姫。
「やりましょうよ」じゃないあたりに今考えると小技を感じます。

この発言にござるがマッハで反応。
後で知ったのですがこのござる、この時点ですでに姫とメアド交換などしてやがったようです。迂闊にも。
他の面子と比べてもこの男、恐ろしいほどの舞い上がりっぷりでした。

まあ、他の面子(僕含む)も姫を憎からず思っていた(あたり、バッチリ罠にかかってたわけですが)
ということもあり、トントン拍子にオフの日程などが決まっていったわけです。

901 :893 [sage]:08/09/01(月) 15:09 ID:dDnkVTRy0
名前欄がちょっぴり堅気じゃなくなった気がしますが続き。

オフ会には結局、20数名が参加することと相成りました。
溜まり場の知り合い連中(別のギルド)の連中も誘われたため、結構な大人数になったのですが
やっぱり今考えるとこれも姫の罠です。

いわく「大勢のほうが楽しいですよ」「なるべく社会人さんの都合に合わせましょうよ」
言ってること自体はまあ真っ当な意見ですし、姫に逆らう者もおりませんでした。

しかしオフ当日…明らかに人数が多い、というか女性が多い?
ここからが地獄の入り口だったかもしれません。

903 :893 [sage]:08/09/01(月) 15:22 ID:dDnkVTRy0
姫を除くリアル女性は3人だけだったはずですが、集まった女性は全部で9人。
ここで胡散臭さを感じ取るべきだったかもしれませんが、ともかく自己紹介タイム。

リアルで出会った姫は、正直言って美人でした。派手なタイプじゃないあたりもオタク好みのしそうな、
綺麗で清楚って感じの人でした。
そして、よく分からない5人の女性ですが…「姫のお友達」らしいです。
いわく「ROに興味があるというので連れてきた」とか。
皆、若くて美人の部類に入る人たちだったように思いますが、ぶっちゃけ罠なんだから当然ですね。

まあ幹事(ギルマス)も「姫が友達を連れてくるのは聞いていた」と言いますし、
何より…ござるの奴の興奮度が凄まじくて、僕が口を出す余地などありませんでした。

「ござるってのはリアルでもござるなんだなァ…」などと思いつつ、
一見合コンじみた雰囲気になってきた地獄オフが始まったわけです。

911 :893 [sage]:08/09/01(月) 15:39 ID:dDnkVTRy0
ぶっちゃけオチは>>893で書いたとおりのアレなんですが
まー、男3人に対して女性が1人つく位の、1次会というか撒き餌タイムが始まりました。

特にござる改め直結デブの興奮は凄まじく、逆に姫以外の女性3人のドン引きっぷりも相当なモンでしたが
チーム姫の6人は人当たりがとても良く、ござる改め直結デブに対してもまんざらでもない様子を見せていました。
ていうかカモを品定めしてたんでしょうが、僕も色々とリアル事情を聞かれました。

学生であると言った時、親の商売まで聞かれた時には、さすがに「なんで?」と思いましたが。



いや文章まとめてなくて申し訳ねえです。

916 :893 [sage]:08/09/01(月) 16:02 ID:dDnkVTRy0
1次会は計算づくの撒き餌タイムだったのでしょう。この時点でのアプローチはありません。
しかしまぁ、相手に好きなだけ喋らせることで思い切り上機嫌にさせたチーム姫、やり手です。

1次会が終わる頃には、ござる改め直結デブはチーム姫全員とアドレス交換してて、
もう射精しててもおかしくないんじゃないだろうかというほどのご満悦っぷり。
そして、潜在ござる改め顕在ござると化した男が僕の数えたところ5名、他の男性陣もなかなかの上機嫌です。

2次会のカラオケに移行する時点でチーム姫ではない女性3人は帰ることになりましたが、
男性は大半が残ることに。しかし帰ろうとした男性陣に「帰っちゃうんですかぁ…?」と迫って
結果、2人を引き止めたチーム姫。やはり、やり手です。

冷めた様子の女性3人のことは引き止めもしないチーム姫、割り切ってやがります。間違いなくやり手です。

その中の1人、ゲーム内でちょっと僕と仲の良かった人が別れ際にこっそりこう言ってきました。
「ねえ、チーム姫ってちょっと変じゃない?うまく言えないけど、何か探ってる感じがするんだけど」

彼女とはもう会うこともないかもしれませんが、今度会えたら心の底からお礼を言いたいですね。
おかげで真の地獄になった(らしい)3次会からは逃げ出せました。無断で。

まあお話のオチとしては弱いですが、僕が途中で逃げた2次会の話に続きます。

924 :893 [sage]:08/09/01(月) 16:16 ID:dDnkVTRy0
2次会です。男どもは皆、酒も入っていい感じに出来上がってますが、
僕はさっきの言葉と、1次会で親の年収まで聞かれたことが引っかかって
いくらかは冷静でいられたのだと思います。

あと姫が大技を発動しました。ござる改め直結デブ(長いので以下デブ)と腕を組んでます。
もうデブの興奮っぷりたるや、イデが発動するんじゃねーかってほどのレベルでした。
ま、ついに本番ですよ。チーム姫がおもむろに放ったジャブは…

「ところで皆さん、わたしたち6人が入ってるセミナーがあるんですけど…」

素面ならここで即座に逃げてたでしょうが、僕らは酔ってました。

926 :893 [sage]:08/09/01(月) 16:32 ID:dDnkVTRy0
チーム姫、「セミナー」の素晴らしさを懇々と説明しだします。
いや、「なんかそれって怪しくない?」という声は当然上がったんですが
「そんなことありませんよぅ、最後まで聞いてくださいよぅ!」と目をウルウルさせる姫に、
デブ&ござるズが速攻で同調。「姫の話を聞かねば殺すでござる」と言いかねない勢いでした。
しかしチーム姫も(繰り返しますが)やり手。強硬なデブ&ござるズをなだめつつ説明を再開。

この時点で少なくともこいつらの末路は決まってたんでしょうが、
最終的にどーなったかまでは知りません。
ただ、デブは即日50万キャッシングでアレしたらしいとは聞きました。

932 :893 [sage]:08/09/01(月) 16:43 ID:dDnkVTRy0
この時点での僕の思考回路は(やっぱヤバくねえか?)というのと
(でもギルマスとか置いて自分だけ逃げるわけには)という小心者そのもののアレでしたが…

とりあえずトイレと言って席を立ちます。知人のうちの一人(ござる化はしていない)も一緒にトイレに。
僕「なんか…一気に怪しい方向に話が行ってないか?」
知人「某宗教の手口がこんなんだとか聞いた気がすんだけど…」

今考えると、このまんま逃走するのがベストだったとしか思えませんが、
とりあえずここまでの自分らの分の払いはしてから帰らんとマズいか、という話に。

おかげで最後に、ちょっぴり怖い思いをしてしまいました。

935 :893 [sage]:08/09/01(月) 16:55 ID:dDnkVTRy0
なんか長くなっちまいまして、まとまりつかずに重ね重ね申し訳ない。

部屋に戻った時、チーム姫がなにやらパンフを取り出して話していたのは
「入会金がこれだけで、でも新規会員を何人集めるとキャッシュバックが…」
どう考えてもマルチです。本当にありがとうございました。

ここにきて(遅いですが)決断がついた僕と知人その1、
「ええと、ここの勘定って幾らかな」と発言。

黙って金置いてこっそり帰ってりゃ良かったのにと思いますマジで。
姫がいきなり、ギッとこっちを睨んできました。
「あ…僕らここで帰るんで」

そう言いつつ、それぞれ5000円札を置く僕ら。隣のデブ&ござるに何やら耳打ちする姫。
ちょっと不穏な空気。姫が、気のせいか今までになく冷酷な声で言います。
「ちょっと待ってくれないかしら?」

同時にガタっと席を立つデブ&ござるズ総勢6名。怖いよお前ら。

940 :893 [sage]:08/09/01(月) 17:12 ID:dDnkVTRy0
まあ、実際には大して修羅場らずに済みましたがw

カラオケ屋の大部屋の構造上、両隣に人がいると出るのはちょっぴり大変です。
デブ&ござるズはチーム姫に挟まれ、さらに(一応)否ござるのメンバーも数名いるため、
僕らが逃げる余裕はありました。

「いやぁ終電の時間あるんでーw」と逃げを打つ僕ら2人。チキンですが正解だったと思います。
「ちょっと待てって言ってんだろうがァ!」といきり立つデブ。怖いよお前。
オドオドする他のメンバー。彼らを気にする余裕は無かったですが、僕は悪くないと思います。

「それじゃ!」とそそくさと脱出する僕ら。
追ってこようとするも手間取っている様子のデブ&ござるズ。

店の外まで出ればさすがに追ってこないだろう…と思ったら、デブだけは追ってきてました。
走って逃げました。果てしなく。デブの罵声が後ろから聞こえましたが、何言ってるかさっぱり分かりません。
まあ振り切るのは難しくありませんでしたが。

後の話は、憔悴しきったギルマス(幹事の義務感からまだ残ってた。要領悪いけど憎めない人だ)
から聞きましたが、なんか生々しくて泣けてきました。デブがキャッシングで50万とか。

次でたぶん終わります。

951 :893 [sage]:08/09/01(月) 17:49 ID:dDnkVTRy0
最後です。変な文章になってすまんです。

逃走した翌日、ギルマスから電話が(幹事のギルマスほか、何人かには連絡先を教えてました)。
いわく「もう少しましな逃げ方があるだろ」と疲れ半分の苦笑ぎみ。
「デブの奴、2次会の後で50万キャッシングしやがったぜ。あとござる達もなんか書類にサインしてた」
という有難くないお話もその場にて。

そう言うギルマスも3次会は辞退したそうですが、その辞退は思ったより楽だったとの事。
何でも…チーム姫の中のひとりの部屋でやるんだとか…

がぜん色めきたったというデブ&ござるズ6名、
そして残りメンバーの中から隠れ直結約1名が音速で反応。

辞退したギルマスその他に対し、デブはあからさまに
「いいんじゃない、来たくない奴は来なければ」と分かりやすすぎる態度だったと。
不覚にも吹きました。

「おれだってサバトと分かってて参加するほどアホじゃない」とはギルマスの弁。

ギルドは…少なくともしばらく休止とのこと。
「まあ奴ら、ああなったらROどころじゃねえ気もするけど一応な。休止告知は出しとく」
「おれのアドレスは割れてるから、携帯は念のために変えとく。それじゃ元気でな」
一番ワリ食ったのは彼でしょう。押しは弱いけどいい人でした。

引っ張ってナンですが、3次会についてはホントによー知りません。
ギルマスの話から、3次会前哨戦の時点で最低50万のゼニが動いたのは確かですがw

お盆のちょっとした悪夢でした。

960 :893 [sage]:08/09/01(月) 18:04 ID:dDnkVTRy0
あ、最後といいましたが残りを

チーム姫がどうもホントに宗教団体のメンバーらしいというのはギルマスから聞きました。
そんなメジャーな団体じゃなさげですが、分家っぽいモノかもしれんし分からん、とのこと、
「オフ会ってのは狙い目なのかもな。助平根性が全く無い男もそうそうおらんだろうし」
とはギルマスの分析。ごもっともかもしれません。

以上でございました。


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