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爬虫類

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現生グループの系統関係

爬虫類 (Reptilia) = 竜弓類 / 蜥形類 (Sauropsida)
  1. 鱗竜類 (Lepidosauria) →トカゲ・ヘビ
  2. 主竜類+カメ類
    1. カメ類 (Testudine = Testudinata)
    2. 主竜類 (Archosauria)
      1. ワニ目 (Crocodylia)
      2. 鳥類 (Aves)

カメ類の系統的位置づけには諸説ありましたが、Iwabe et al, 2005によると、現生では主竜類と姉妹群をなすようです。


絶滅グループを含めた系統

爬虫類 (Reptilia) / 竜弓類 / 蜥形類 (Sauropsida)
  1. †側爬虫類 / 擬爬虫類 / 準爬虫類 / パラレプチリア (Parareptilia) = 杯竜類 (Cotylosauria)
    1. †ミレロサウルス上科 (Millerosauroidea) = ミレレッタ科 (Millerettidae)
    2. ニクティフルレティア (Nyctiphruretia)
    3. †プロコロフォン形類 (Procolophonomorpha) = プロコロフォン類 (Procolophonia)
      1. †プロコロフォン上科 (Procolophonoidea)
      2. 幻頭類 (Hallucicrania)
        1. †ランタニスクス科 (Lanthanosuchidae)
        2. †パレイアサウルス上科 (Pareiasauroidea)
          1. †スクレロサウルス (Sclerosaurus)
          2. †パレイアサウルス類 (Pareiasauria)
  2. 真爬虫類 / 真正爬虫類 (Eureptilia)
    1. †カプトリヌス科 (Captorhinidae)
    2. ロメリイダ (Romeriida)
      1. †プロトロティリス科 (Protorothylididae)
      2. 双弓類 (Diapsida) →広弓類・鱗竜類カメ類主竜類

側爬虫類はJalil & Janvire, 2005より。カメ類の位置はIwabe et al., 2005より。

双弓類以外は無弓類 (Anapsida) と呼ばれますが、側系統です。かつてはカメ類も含められていました。かつては爬虫類は側頭窓の数と位置で
  1. 無弓類
  2. 単弓類
  3. 双弓類
  4. 広弓類
のように分けられていましたが、単弓類は爬虫類から外され、無弓類はすでに述べたように側系統となり、広弓類は双弓類に含められました。カメ類と広弓類は、双弓類から2次的に側頭窓が閉じたと考えられています。

カメ類の系統的位置は、
  1. 他の全ての有羊膜類と姉妹群をなす
  2. 側爬虫類に属す
  3. カプトリヌス形類に近縁
  4. 広弓類に近縁
  5. 鱗竜形類に近縁
  6. 主竜形類に近縁 (Merck, 1997 など)
などの説がありました。

無弓類の一部は、杯竜類と呼ばれていました。どの範囲をそう呼ぶかは研究者により一定しませんでしたが、この系統での側爬虫類と同じグループを指すこともありました。

側爬虫類は側系統という説もありますが、系統解析からは単系統性が支持されつつあります。なおかつては、パレイアサウルス上科はプロコロフォン類に含めませんでした。

「カプトリヌス科+プロトロティリス科」をカプトリヌス形類 (Captorhinomorpha) と言いますが、側系統のようです。

参考文献

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