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344 名前: 料理評論家(栃木県) 投稿日: 2007/03/13(火) 00:19:18.39 ID:T0BHKld70

……振り返りたくない…もう何も見たくない

僕のせいじゃない…彼等が勝手にこれを探してここに来たんだ

あいつが居たのも、皆が傷ついたのも
僕が居たからじゃない、あいつもDATを求めてきただけだ

僕のせいじゃない、僕は悪くない、僕には…関係ない、だから…

想いを受け、淡く、DATが輝き始める


(主 ω )「…」

けど、何故だろう…その先の言葉が出てこない


別れの言葉が出てこない


「…DATを渡してもらおう」


そこへ


(主゚ω゚)「!!」

347 名前: 料理評論家(栃木県) 投稿日: 2007/03/13(火) 00:21:15.91 ID:T0BHKld70

( ・∀・)「さあ、死にたくなければそれと、もう一つ
      君の持つDATを渡せ」


黒い剣を握る、奴の姿があった


(主゚ω゚)「う、うわああああああああああ」

僕は背を向け、なりふり構わず逃げ出した

…どこまで情けないんだ…

そんな悔しさを抱えながらも、震える心は抑えられない


(;´・ω・`)「ホライゾン!?」

(主;´ω`)「ショボン!」

(;´・ω・`)「なんで…君…まだ」

(主;´ω`)「…え?」

(;´・ω・`)「…っ…早く逃げるんだ、それがあれば別の世界に行けるんだろ?」

(主;´ω`)「な、何でそれを…いや、何を言ってるんだお!?」



357 名前: 料理評論家(栃木県) 投稿日: 2007/03/13(火) 00:25:00.27 ID:T0BHKld70

(;´・ω・`)「いいから早く! みんな揃って死にたいの!?」

(主;´ω`)「ま…まさかショボン…さっき僕に取りに行かせたのは」

(´・ω・`) 「……」


僕を逃がす為? 僕が…逃げると思ったから?


( ・∀・)「逃がさないよー」

(;´・ω・`) 「やっぱり無事だったか…」


( ・∀・)「もう遊びは終りです…いい加減終りにしましょう」


(;´・ω・`)「…っ…ごめんホライゾン、最後に頼んでいいかな」

(主;´ω`)「なんだお?」

(;´・ω・`) 「みんな既に船に乗せてあるからさ…
        ちょっと発進させてきてくれない?」

(主;´ω`)「…は?」

(`・ω・´)「んじゃ、頼むよ!」


360 名前: 料理評論家(栃木県) 投稿日: 2007/03/13(火) 00:27:30.58 ID:T0BHKld70

そう告げ、足を踏み出す

(主;´ω`)「ま…!」


「ま…待てお…!」


けれど、その行動を淡いオレンジの光が制止した

( ・∀・)「…む」

(;`・ω・´)「…え?」


そこには…燃え盛る炎の剣を携えたドクオと
彼の肩を借り、どうにか立っているブーンの姿があった

(メ;´ω`)「駄目…だお…もう…誰も死んじゃ…」

(´・ω・`) 「二人とも…何で」

(メメ'A`)「モナーさん…もうこれ以上、あなたには何も奪わせない」



363 名前: 料理評論家(栃木県) 投稿日: 2007/03/13(火) 00:29:11.51 ID:T0BHKld70

( ・∀・)「やれやれ、まだ分からないの? 折角逃げるチャンスだったのに
      …また同じ事を繰り返すつもり?」


(メ♯'A`)「分かってないのはあなただ…! 俺はそれを止めたいから
     だから今俺達はここに居るんだ、その為なら!」

(メ;´ω`)「……僕等は…あ…あきらめたりなんか…しない…そして!」


(メ♯'A`)「何度だって繰り返してやる!!」

(メ♯`ω´)「…みんなを…救ってみせる!!」


(主 ω )(……そうだ…)

(主`ω´)(DAT、お願いだお!)

呼応するように、剣の柄に付けられた玉が輝き始める

(主`ω´)(僕は、僕はみんなを…みんなを助けたいんだお!!)



366 名前: 料理評論家(栃木県) 投稿日: 2007/03/13(火) 00:31:16.72 ID:T0BHKld70

( ・∀・)「意気込みは良い…がな
      自分じゃろくに戦えない人間と…ただの死にぞこないに…」


( ・∀・)「何一つ、出切る事も救える物も無い…それを教えてやろう」

黒いオーラを纏う姿が大きく一歩を踏み出す

(´-ω-`)「させないよ…」

それを、再びショボンが止める

( ・∀・)「貴様…」

(´-ω-`) 「彼等が…守るべき物の為に戦う事を決めたように、僕にも決意がある
      僕は、そんな二人を助けたい…だから」


(`・ω・´)「僕が守る…!」


(主;`ω´)「う…うわっ!?…ま、まぶしっ…」


374 名前: 料理評論家(栃木県) 投稿日: 2007/03/13(火) 00:36:36.53 ID:T0BHKld70

宝玉が輝き凄まじい光を放つ、暖かく、優しい光が辺り一体を照らし
その場所を淡く染め上げる


4つの想い


それが今、一つになった


(;・∀・)「馬鹿な…発動!? 逃げるつもりか! 名無しの子!!」


(;´ω`)「あ………あ…あったか…い…」

(;'A`)「…ブーン?」

( ´ω`)「……」

その光に誘われる様に借りていた肩から離れ、一人立ち上がるブーン
見れば身体のあちこちにあった痛々しい火傷跡が消えていく

まるでそんな物は無かったように


(;'A`)「お前、怪我が…」


379 名前: 料理評論家(栃木県) 投稿日: 2007/03/13(火) 00:38:39.90 ID:T0BHKld70

(;^ω^)「お? って…そういうドクオも火傷が消えてるお!?」

(;'A`)「あ…れ?」

(;^ω^)「何なんだお? この光…」


(;´・ω・`)(アゾット…柄に填められた水晶は賢者の石だとか見た事あるけど…)


(;´・ω・`) 「ホライゾン…君は…君が虚零の管理者…」


(主;`ω´)(DATが彼等の意思に…想いに、応えたのかお?)


(;・∀・)「これが…これもDATの力か!?」


(;^ω^)「…これなら…これなら行けるっ、ドクオ!!」

(♯'A`)「ああっ!! 行くぞブーン、接続、開始…!」


周囲の音が変わった、ずっと聞こえていた水音が途絶え…


382 名前: 料理評論家(栃木県) 投稿日: 2007/03/13(火) 00:40:47.46 ID:T0BHKld70

(主;^ω^)「み、水!? 水が…!」

海の様に、波音

どこからか立ち昇った水が彼等に集まっていく


(♯・∀・)「く…おのれ、おのれええ!!
      何をするつもりか知らんが…もう容赦はせんぞ!!」


呆然とその様子を眺めていた奴が、急に目つきを変え
感情をそのまま表に出すような声と共にこちらを睨みつけた


(;´ω`)「うわ、ショ…ショボ! 頼むおっ…少しだけ、少しだけ耐えててくれお!!」


(`・ω・´)「…おっけぇ…」


(♯・∀・)「ガキども…ガキの癖して、私の邪魔をするなぁ!」

(;`・ω・´)「…!!」

黒剣を手に疾駆、激しく地を鳴らしながらショボンとの距離を一気に縮める


385 名前: 料理評論家(栃木県) 投稿日: 2007/03/13(火) 00:43:53.66 ID:T0BHKld70

振り上げられる剣、数多の血を吸い続けた凶刃が新たな血を求め

激しく打ち鳴らされる金属の衝突音


(♯・∀・)「何故だ! 何故お前等如きが……!」

(;`・ω・´)「く…ようやく、頭が回ってきたよ、何をそんなに慌ててるの?」

(♯・∀・)「…何ぃ?」


(;`・ω・´)『あんたが誰なのかは知らないけどさ…
         モララーの知識で分かってるんだろ?』


その言葉に動揺したのか、奴が一瞬体を震わせる
押し合う剣を自ら弾き、大きく後ろに跳躍し距離を取った


(;・∀・)「……ぐ、貴様、私の事を」


(;`・ω・´)「当然さ、その口調に…ホライゾンを知っている事
         そして何よりも夜に僕等を狙い、彼女を連れ出し
         仲間を大勢連れて来て僕等を殺す? …浅はかだね」


386 名前: 料理評論家(栃木県) 投稿日: 2007/03/13(火) 00:45:40.64 ID:T0BHKld70

(;・∀・)「黙れ!!」

再び駆ける奴の影

見るなりショボンは構える剣を手放した

…それはいかなる魔法か、手放した剣は地に触れる事無く宙を漂う


(;・∀・)「ちぃぃ…!!」

甲高い音が響く

誰が触れたわけでも無く動きだしたその剣が、敵に向き直し飛翔
それを察知した奴は急停止、自らの腹部を狙う剣を寸前で弾いた


(`・ω・´)「…あの最低な奴が、そんなストレートに僕等を狙う訳がないだろ?」

掌を眼前、正面に向け言い放つ


(♯・∀・)「言ってくれる…だがいいのか、その状態で
      私はその剣が飛来するよりも速く貴様を殺せるのだぞ?」


(`-ω-´)「うん、時間稼ぎも済んだし、僕の役目はもう終りさ」

(;・∀・)「な、に?」

388 名前: 料理評論家(栃木県) 投稿日: 2007/03/13(火) 00:47:46.69 ID:T0BHKld70

(´・ω・`) 「後は、よろしくね」


穏やかな表情で、静かに言葉を綴る

瞬間、そんなショボンの背中で光が溢れる


月が輝く夜の闇を今、地上の太陽が世界全てを照らし出す


ここは…空には月、地上には太陽が輝く存在し得ない海底の様に


全てを包み 揺らめくは光の線


(♯'A`)「輝け、もっとだ… も っ と か が や け え え え え !!」


彼が掲げるのは太陽、直視する事を許さぬ究極の炎の光


( `ω´)「…行くお!!」


太陽を背に、何かを呟き、剣を構える

391 名前: 料理評論家(栃木県) 投稿日: 2007/03/13(火) 00:49:07.53 ID:T0BHKld70

眩い光を受けた鈍い銀の剣が…まるで研ぎ澄まされるように白銀に煌く

ざらつきその身に何も映すことの無かった刀身
それが今、世界の全てを映す鏡のように輝いた


(主*゚ω゚)「き…綺麗だ…」

思わず言葉が漏れた

遠く山の彼方まで照らす光

その輝きは空に残る夜と地上にある昼間を描き、不自然な芸術を作り出した


(;・∀・)「く…」


(´・ω・`) 「ほーら…もたもたしてるから君の『天敵』が目覚めちゃったよ?」


(♯・∀・)「貴様ぁ…その見下すような真似をやめろ!!」

(´・ω・`) 「見下してなんかいないさ、ただ客観的に批評してるだけだよ」

(♯・∀・)「ふっ…ふふ…あははは!!! そうか、そんなに欲しくない命なら」

395 名前: 料理評論家(栃木県) 投稿日: 2007/03/13(火) 00:50:56.72 ID:T0BHKld70

(♯・∀・)「今すぐに吸い尽くしてくれる!」


(´-ω-`)「……」



(主;´ω`)「んなっ!? あぶ――」


地を蹴る音が聞こえたとほぼ同時に、奴の姿が消える

その奴の標的であろうショボンはあろうことか目を閉じ
ただ静かにその場で立ち尽くしている


(主;´ω`)「――ないっ…ぁえ?」


そこへ向かう一陣の風を僕の目が捕らえた
瞬間的に目に映る影だけを残し、風影は立ちすくむ彼へ向かった


次いで、鋭い金切音が鳴り響く


(;・∀・)「…………!!」
396 名前: 料理評論家(栃木県) 投稿日: 2007/03/13(火) 00:52:20.17 ID:T0BHKld70

黒き刃を受け止めるは 白銀の剣


(  ω )「……」


反射する光が輝く、黒と白…相対する二つの剣が重なり合う


(;・∀・)「た…太陽っ!!」


幾瞬の停止、そして動き始める時間

二つの影が踊り狂う


(;・∀・)「くっ…ぬ、ぅ!!」

(♯`ω´)「…ぉ…おおおおお!!!」


連続して起こる金属音、切り合う一合音は聴覚が確認できる範囲を超え
交わる複数の音が一つの個として鳴り響く

時折、その音に混じり聞こえる彼等の声

早送り再生の戦いは既に常人の入り込める域を凌駕し、二人だけの世界を作る


398 名前: 料理評論家(栃木県) 投稿日: 2007/03/13(火) 00:54:28.43 ID:T0BHKld70

(主;´ω`)「は、速すぎて、何が何やら」

(´・ω・`)「大丈夫、勝てるよ……でも」

(主;´ω`)「…え?」

(;´・ω・`)「早く…早く決めてくれ、時間が無いんだ」


一際大きな金属音が場に弾け、二人が距離を取った

(;・∀・)「はあ…っ…はあっ…!」

(♯`ω´)「……ふー…っ」

一時の静寂、お互いが息を整える様に動きを止め睨み合う


(;´・ω・`)「っ…ブーン!!」

(♯`ω´)「分かってる!!!」

(;・∀・)「ぜえ…ぜえ……はっ、はは…どうした、焦ってるじゃないか…」

(;`ω´)「……こうなったら…」

(;`ω´ω)「一気に『ケリをつげろ!』てやるお!」

404 名前: 料理評論家(栃木県) 投稿日: 2007/03/13(火) 00:56:08.08 ID:T0BHKld70
( `ω´)「エアロバリア…!」


(主;´ω`)「うっ、わわわ!」

その声と共に、強烈な風が吹き荒れた

荒れ狂う風は唸る様な音と高音が合わさり、激しさを増す


(;・∀・)「むっ…」


( `ω´ω)『…オン!!』

更に声、今度は逆に風が急激に収まっていく…いや…

彼の、ブーンの周りに集約され、色々な破片が風に呑まれ暴れ回る


(♯・∀・)「させんぞ!!」

(♯`ω´)「…っ…チャージ!!」

暴れ狂っていた破片やらが一斉に前方へ向かう
集約された突風が一本の道を形作るように伸び

409 名前: 料理評論家(栃木県) 投稿日: 2007/03/13(火) 00:57:57.09 ID:T0BHKld70

(;・∀・)「…ぐっ! ううぅ……っ!!!」


風の空間が、向かい来る敵を飲み込んだ

突風の吹き荒れる中へ引きずりこまれた奴は、剣を地に刺し
足を踏ん張りどうにか堪えている

少しでも下手な身動きをとれば、遥か彼方まで吹き飛ばされるであろう風

まともな呼吸さえ許さない捕縛結界


( `ω´)「捕らえたっ」

( `ω´ω)『マックス…!!』

412 名前: 料理評論家(栃木県) 投稿日: 2007/03/13(火) 00:59:10.20 ID:T0BHKld70

風の中


一歩


二歩


体制を整えるように地を蹴り、それと同時に彼の姿が消失
次の瞬間には奴の目の前まで移動し


(♯`ω´)「『ストオオオオオム!!!!』」


その神速の一撃を横殴りに叩き付けた

(;・∀・)「く…!」


衝撃に次ぐ圧撃、奴の体が浮き上がる


(;`ω´)「う…っ…おおおおおおお!!!」

ブーンがその場に踏み止まろうと踏ん張る
地面が抉れ、足が軽く埋もれる程の衝撃を堪え、腕を突き出す






確認するや否や、地を蹴り、跳躍


(;・∀・)「ぐ…ぅ……ま…待て…よ…せ…ぇ!」


自分を吹き荒れる嵐に放り込み

418 名前: 料理評論家(栃木県) 投稿日: 2007/03/13(火) 01:07:00.66 ID:T0BHKld70

留まる事を知らぬ風は前方の地面を削りながら、あらゆる物を巻き込み吹き飛ばす

「ぐ…あああああああああっっっ」


( `ω´)「これで…終り、だお」


後方の太陽が消えていく

周囲は夜を取り戻し、暗く染まっていく



(主´ω`)「…か…勝ったのかお?」


( `ω´)「………」

(; ω )「…つ、つか…れ…た……」


しばらく正面を睨んでいたブーンが
搾り出すような声を上げ、倒れこむ


420 名前: 料理評論家(栃木県) 投稿日: 2007/03/13(火) 01:08:02.43 ID:T0BHKld70

そこへ

『お…おのれええええええ!!』

黒い影がブーンに向かうのが見えた

(主;^ω^)「ブーン!!」


『ならば今度は貴様に…!』


声が、まるで直接頭に響いてくる


(主`ω´)「ふ、ふざけるなああああ!!」


胸の中が熱く燃え上がる

倒れたブーンの前に立ち、剣を構える

『貴様!?』

(主`ω´)「消えろ…この世界から、消えてなくなれええ!!」

僕の持つ剣の光が強まり、一筋の閃光が影を貫いた

422 名前: 料理評論家(栃木県) 投稿日: 2007/03/13(火) 01:10:10.09 ID:T0BHKld70

『お…おのれええええええぇぇ……』


影が、まるで夜闇に溶けるように消えていく

(主`ω´)「…」

(主^ω^)「や…やった…」


(;'A`)「なあ…今、最後変なの見えなかったか?」

(;´・ω・`)「…」

…………。


あれから僕等は気を失ったブーンを連れ、大急ぎでその場を離脱

どうにか無事逃げ切る事ができた

気付けば空はすっかり青に染まり、東の空が少しずつ赤みを帯びていく


夜明けは…もうすぐそこまで来ていた


427 名前: 料理評論家(栃木県) 投稿日: 2007/03/13(火) 01:12:15.42 ID:T0BHKld70

(´・ω・`) 「さて、ホライゾン…今度こそお別れかな?」

(主^ω^)「うん…DATは手に入れたし…そろそろ行かないと」


('A`)「…もう、さよならなのか」

( ´ω`)「………」


( ゚∀゚)「おいおい…辛気くせえ顔してんじゃねえよ、」

ずっと気を失っていたジョルジュさんだったけど
つい先程目を覚ました、ぐちゃぐちゃだった腕もすっかり元通りに治り

今はさっき死にかけていた人間とは思えないほど元気そのものだ

( ゚∀゚)「ありがとうな、ホライゾン、本当は俺が守ってやるつもりが
     逆に助けられるとはなぁ…流石に思ってなかった、ははっ」

( ^ω^)「…僕も、おかげで助かったお」


(主;^ω^)「そんな、僕は別に…」

どうにも彼等は僕があの剣を使い、みんなの傷を癒し、助けたと思っている

今更これがDATの力だどうこうとは言い出し辛くて…あえて訂正はしていない


430 名前: 料理評論家(栃木県) 投稿日: 2007/03/13(火) 01:14:12.08 ID:T0BHKld70

まあ、何より悪い気はしないから…いいよね、それくらい

( ´ω`)「でも…もう行っちゃうんだお? 何かお礼がしたかったお」

(;'A`)「俺もだよ…なんかめちゃくちゃ格好悪いとこ見せちゃったしさ
     だいたいあれは俺の失p」

( ^ω^)「…それは言わないお約束だお?」

('∀`)「ああ…でもさ、やっぱもうちょっとくらい居ても」


(主^ω^)「…ごめんお、でも僕にもやらなきゃいけない事があるんだお」

それに正直…これ以上ここに彼等と居たら
今よりもっともっと別れが名残惜しくなってしまう、だから…

(´・ω・`) 「あらら、随分かっこいい事言っちゃって」

(主;^ω^)「う、いつの間に…」


気付けば横に立っていたショボン、彼は僕に近づき
囁くようにそっと僕に告げた

(´・ω・`) (君があの時逃げなかったから僕等が助かった、これは事実だよ)


432 名前: 料理評論家(栃木県) 投稿日: 2007/03/13(火) 01:14:56.88 ID:T0BHKld70

(主;^ω^)「お!?」

(´・ω・`) 「ふふっ…」


そうして、笑いながら僕の側を離れる

……彼は全部気付いているのかもしれない、そう思わせる笑顔だった


(主^ω^)「…それじゃあ」

( ゚∀゚)「ああ」


懐に入れておいた、もう一つのDATを取り出す


(´・ω・`) 「それがDAT?」

(主^ω^)「…そうだお」

それを…虚零と呼ばれた剣に近づける

(;'A`)「あ…」


淡い輝きが、その剣アゾットを包み、光の塊が出来上がる

434 名前: 料理評論家(栃木県) 投稿日: 2007/03/13(火) 01:16:20.03 ID:T0BHKld70

やがて二つの光は混じり合い、広がっていく

僕の手を、肘を、肩を……光がゆっくりと包み始めた


(;゚∀゚)「こいつは…」

(;'A`)「そっくりだ、俺達が来た時と」


(主^ω^ 「そういえば…ねえブーン、最後に聞いていい?」


一つ気になる事があった…


( ^ω^)「…何でもどうぞ、だお」

(主^ω^ 「君、時折口調とか声が変わったりしてたけど…あれは何だお?」


(;^ω^)「ああ、あれは…その、何て説明したらいいのか…うーん…
       …とにかくこの剣のせいだお」

(主^ω^ 「そういえば、あの時は確か…」


437 名前: 料理評論家(栃木県) 投稿日: 2007/03/13(火) 01:17:59.17 ID:T0BHKld70

彼が腰に下がる剣を引き抜く

やはりあの時とは全然違う、ざらざらとした表面が浮き上がる何の変哲も無い剣だ


( ^ω^)「…これは太陽がある時のみ、力を発揮する剣なんだお」


(主^ω^ 「太陽が?」

( ^ω^)「だから太陽の剣…なんて言われてるお」


(主^ω^ 「へえ…じゃあその剣のせいで人が変わったようになっちゃう感じ?」

(;´ω`)「ま…まあ、そんなところだお」

(主^ω^ 「よくわかんないけど…いいやwじゃあ、行くね」

( ゚∀゚)「…がんばれよ」

('∀`)「さよなら」

(´・ω・`) 「じゃあね」


(主^ω^ 「うん、みんなも…本当にありがとう」


440 名前: 料理評論家(栃木県) 投稿日: 2007/03/13(火) 01:19:02.19 ID:T0BHKld70

( ^ω^)「……それじゃあ僕も最後に一つ、いいかお?」

 主^ω^ 「うん、何?」


( ^ω^)「君は言ったお? どんな事があってもDATを手に入れるって」

 主^ω^ 「え…うん、一応そのつもりだけど」


( ^ω^)「…ジョルジュさんがあの時…
       死にかけてまで僕等を守ろうとした時…どう思ったかお?」

 主;^ω^ 「え…ええ?」

突然何を言い出すんだろう…言いたい事がよくわからない

 主^ω^ 「うーん…」

( ^ω^)「…それを、今思ってる事を…その気持ちを、忘れないで欲しいんだお」


 主^ω^ 「どういう…こと?」


( ´ω`)「…自分を犠牲にして何かを守るんじゃ駄目なんだお…
       その考えじゃ…いつか自分を失い、周りさえも傷つける」

442 名前: 料理評論家(栃木県) 投稿日: 2007/03/13(火) 01:20:46.59 ID:T0BHKld70

('A`)「…」

(;゚∀゚)「…」

( ^ω^)「例え自分を犠牲にしても、大切な何かの為に戦い『続ける』
       …そんな意思こそが、一番大事なんだお」


 主^ω  「戦い、続ける?」


段々と景色がぼやけ始めた


(  ω ) 矛盾するその意味が、違いが、今は理解できないかもしれないけど

       …忘れちゃいけないお 


視界が ゆっくりと白に染まっていく

447 名前: 料理評論家(栃木県) 投稿日: 2007/03/13(火) 01:23:02.16 ID:T0BHKld70

 主^   …君はいったい、誰なんだ?


(  ω )「僕は」


自分でも 何故そんな事を聞いたのか分からない

けれど 聞くべきだと そう思った



「内藤ホライゾン…だお」



もう 何も見えない 彼の姿は見えない けれど最後に 




間違いなく 聞こえた


僕と同じ口調 同じ癖


内藤 ホライゾン ああ そうか そうだ 君は…



453 名前: 料理評論家(栃木県) 投稿日: 2007/03/13(火) 01:24:58.41 ID:T0BHKld70


目の前が白くなると同様に 思考も白く染まり 浮かんだ何かは消えていく





そうして



妙に心に引っかかる その名を思いながら






再び僕は  世界を巡る旅に出たんだ








460 名前: 料理評論家(栃木県) 投稿日: 2007/03/13(火) 01:27:50.82 ID:T0BHKld70








       【次回予告】アフレダスー エナジー イカレルー エニシンー








463 名前: 料理評論家(栃木県) 投稿日: 2007/03/13(火) 01:31:03.30 ID:T0BHKld70

ミ,,゚Д゚彡『さーて!次回の巡るようですは~!?』

从*゚∀从『次は◆NscXkUt6VEさんの('A`)のペンは進まないようです
     の世界だ、んー明日が待てねえぜ!』

川 ゚ -゚)『受験の失敗、挫折、出会いと変化に恋心…彼の筆は停滞する』

( ^ω^)『様々な重圧に悩むドクオの青春物語だお』

('A`)『と、今回はあの受験よりも過去のお話』

(´・ω・`)『中学時代…恋も知らず、勉強の日々、青い春は未だ見えぬ遠い先
       そこへ現れるのはDAT、その存在は彼の日々に何を起こすのかな?』


ζ(゚ー゚*ζ『次回 世界を巡る 第4界 「ペンが進まない編」 』


ミ,;゚Д゚彡『あれ? 俺の台詞は』

( ゚∀゚)o彡゜『合作は最初から最後までクライマックスだ!次回もお楽しみにな!!』

川 ゚ -゚)『読んでくれなきゃ…泣いちゃうぞ?』

ミ,;゚Д゚彡『ちょ、あの…あれ?』

to be continue…