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429 : 果汁(鹿児島県) :2007/03/21(水) 00:30:21.96 ID:NUUPfFL/0 鋼の肉体を持つ筋に君は、瞬きをする間にその肉体を失っていく。 少しずつ、少しずつ、その姿は幼少期へと戻っていき……。 (;^ω^)「受精卵になっちゃったお……」 そして、受精卵と共に僕の手の上に落ちるDAT。 それは、僕のペニスぐらいの大きさの結晶だった。 □「でも、これで一件落着だお!」 ( ^ω^)「お前何にもしてないお」 川 ゚ -゚)「……」 ──その時だった。 川o・д・)「ついに見つけたでち!」 ハラサ……そうだ、まだ悪の元凶は消えてはいないんだった。 431 : 果汁(鹿児島県) :2007/03/21(水) 00:31:22.29 ID:NUUPfFL/0 川o・д・)「ふふふふ……。わざわざDATを見つけてくれたこと、感謝するでち!」 川o・д・)「あたちに取られるとも知らずに……。バカな野郎どもでち。       大体、DAT見つけてはい終わりー、な訳なくなくないでち!       あたちが既にお前たちに罠を仕掛けているとも知らずに……」 (;'A`) (何か一人舞台始まってる……) 川o・д・)「にやり! さぁ、あたちの下部よ! そいつらを裏切るんでち!」 ハラサが僕たちの方向を指差す。 その先にいた人物は─── 1、クー 2、ドクオ 3、ブーン ≫440 432 : 高校生(茨城県) :2007/03/21(水) 00:32:00.63 ID:gDY6DtWc0 1 433 : 動物愛護団体(神奈川県) :2007/03/21(水) 00:32:04.24 ID:8ozFlbOy0 2 434 : ぬこ(長屋) :2007/03/21(水) 00:32:18.27 ID:Md43YaFU0 ksk 435 : 保母(関西・北陸) :2007/03/21(水) 00:32:21.47 ID:gnyw+13MO 3 436 : 講師(長屋) :2007/03/21(水) 00:32:33.29 ID:F+0MYIfF0 2 437 : ご意見番(アラバマ州) :2007/03/21(水) 00:32:36.98 ID:PBxM8jpm0 1 438 : 検非違使(アラビア) :2007/03/21(水) 00:32:41.31 ID:bBxIS1Mg0 3 439 : 動物愛護団体(神奈川県) :2007/03/21(水) 00:32:42.02 ID:8ozFlbOy0 2 440 : ぬこ(長屋) :2007/03/21(水) 00:32:44.13 ID:Md43YaFU0 1 441 : 外来種(アラバマ州) :2007/03/21(水) 00:32:45.96 ID:lGpXaRsz0 3 442 : のびた(大阪府) :2007/03/21(水) 00:32:46.71 ID:8Vw2hd3l0 ≫431 日本語でおk 安価なら2 443 : 医師(東京都) :2007/03/21(水) 00:32:47.02 ID:tyxCXIlD0 2 444 : 名人(東京都) :2007/03/21(水) 00:32:47.20 ID:A7BS6UP00 3 445 : 洋菓子のプロ(北海道) :2007/03/21(水) 00:32:52.53 ID:jZ+vfjsR0 あえての3 446 : 銭湯経営(富山県) :2007/03/21(水) 00:33:51.80 ID:lLXNMw4p0 一番厄介な・・・デカパイが・・・ 447 : 不動産鑑定士(コネチカット州) :2007/03/21(水) 00:34:02.93 ID:c3FoOaJ0O ( ゚Д゚ ) 448 : ゴーストライター(東京都) :2007/03/21(水) 00:34:07.27 ID:tEOZaJi00 BOoooooooooooooooooooon!!!!!!!!! 449 : 医師(東京都) :2007/03/21(水) 00:34:11.88 ID:tyxCXIlD0 頼む……嘘だと言ってくれ… 452 : 果汁(鹿児島県) :2007/03/21(水) 00:36:31.60 ID:NUUPfFL/0 川 ゚ -゚)「はい、ハラサ様」 突然クーさんが声を出したかと思うと、いきなり僕の手に持つDATを取った。 そして、DATを手にしたままハラサの元に歩いていく。 川o・д・)「ふふ。コイツには特別な命令を出したんでち! 定規を持つ少年の後を追い、DATを       獲得後、あたちの元に戻れとな!」 (;^ω^)「クーさんっ──!」 僕はクーさんを追いかけようと、全速力で走り出す。 ……走り出そうとした。 (;^ω^)「っ!?」 体が動かないのだ。全く、まるで力が入らない。 川o・д・)「これぞDATの力! レディーの邪魔をする奴は動けなくなるのだ!」 DATは持つものの意思に反映する。 操られているクーさんの心が悪としたら、確かにそれは力を発動させると言うことだ。 彼女の足は止まらない。 もうハラサまで2,3歩のところまでやってきていた。 454 : 果汁(鹿児島県) :2007/03/21(水) 00:39:17.59 ID:NUUPfFL/0 ('A`) 「クー」 静かな声だった。 だが、その声は空気を伝わり、クーさんの耳へと届く。 一瞬、クーの足が止まった。 ('A`) 「やっぱ……今日のお前は、お前じゃなかったんだな」 しかし、止まった足は一瞬だけで、彼女はまた歩き出した。 ('A`) 「なーんかおかしいと思ったんだよ。力強いし、俺の扱い酷いし」 川 ゚ -゚)「……」 彼女とハラサの距離は、もう既に10歩程度。 これ以上近づかれると、本当に危険だ。 ('A`) 「俺は、いつものクーが大好きだ」 彼女の足が、完全に停止した。 460 : 果汁(鹿児島県) :2007/03/21(水) 00:43:30.91 ID:NUUPfFL/0 ('A`) 「ちょっとセンスおかしいけど……弁当作ってくれて」 ('A`) 「リアクション薄いけど……俺の話いっつも聞いてくれて」 ('A`) 「俺が学校やめるって言ったときも止めてくれて……半分強引だったけど」 ('A`) 「俺がお前を裏切ったときも……お前は俺を裏切らなかった」 クーさんの足はもう動いていない。 代わりに、ドクオの口だけが全体で動いていた。 ('A`) 「俺は、クーが大好きだ。クーそのものが」 そして、言葉も止まった──。 川 ゚ -゚)「……」 誰一人としてその場を動かない。 ……その沈黙が、破られた。 467 : 果汁(鹿児島県) :2007/03/21(水) 00:46:30.97 ID:NUUPfFL/0 川o・д・)「くっ……早くこっちに来るでち!」 ハラサがクーさんに向けて叫んだのだ。 動けない僕とドクオは、ただその姿を眺めるばかり。 川 ゚ -゚)「……」 川o・д・)「おい!どうしたんでち!!」 ハラサの叫び……それはクーの耳に届いていない。 彼女は言葉を発しないまま、その場に凍り付いていた。 川o・д・)「くそっ!こうなったら──!」 ハラサが走り出そうとする。 ハラサ自身が、クーさんからDATを奪うつもりなのだ。 川;o・д・)「!?」 だが、その動きは止まった。いや、止められた。 まるで見えない壁があるかのように、ハラサの動きが止まった。 469 : 果汁(鹿児島県) :2007/03/21(水) 00:48:52.15 ID:NUUPfFL/0 川 ゚ -゚)「……」 ('A`) 「……」 ハラサの方を向き続けていたクーさん。 だが、その彼女が足を動かし、ドクオの方を振り向いた。 川 ゚ ー゚)「私も大好きだ、ドクオ」 その瞬間、彼女が持つDATの結晶が、僕たちを包み込むように光を発した。 474 : 果汁(鹿児島県) :2007/03/21(水) 00:52:34.38 ID:NUUPfFL/0 その光はクーを中心として、僕、ハラサ、そしてドクオを包んでいく。 視界を奪われ、目を瞑る僕。 ─────・・・・・・…… ……光が収まったと感じ、僕はもう一度目を開いた。 川 ゚ ー゚)「遅い、全く危なかったじゃないか」 僕の隣のドクオ。 さらにその隣に、クーさんの姿があった。 (;'A`) 「う、うっせ!めっちゃ恥ずかしいかったんだぞ!」 川 ゚ ー゚)「その割には、ペラペラと言葉が出たもんだ」 (;'A`) 「うぐ……」 川 ゚ ー゚)「礼を言う。ありがとう」 478 : 果汁(鹿児島県) :2007/03/21(水) 00:55:11.89 ID:NUUPfFL/0 ( ^ω^)□「あーしにてー」 僕と定規がそんな事を呟いているとき。 光の中からもうひとつの影を発見した。 そう、ハラサだ。 だが、その姿は先ほどまでの園児服ではない。 いや、園児服に代わりは無いのだが、それがボロボロに裂けているのだ。 川メo・д・)「うぅ……」 顔にも傷が付いている。 どうやら、あの光がハラサにダメージを与えたらしい。 483 : 果汁(鹿児島県) :2007/03/21(水) 00:57:02.60 ID:NUUPfFL/0 川メo・д・)「う……うぅ……」 地面に転がり、丸く体を埋める。 そして次の瞬間には、大粒の涙を流し始めた。 川o;д;)「痛ぃ……ヒグッ……ぅぇ……」 (;^ω^)(;'A`)「……」 自然と 体が 動いた ( ^ω^)「よーしよし、ハラサはいい子だから、泣いちゃダメだお」 ('∀`)「そうだよ。もう、悪いことしないって約束しようね」 川o;д;)「ごめ……グジュ……なさい……」 (*^ω^)「うんうん、いい子いい子」 (*'∀`) 「お兄ちゃんが守ってあげるね」 486 : 果汁(鹿児島県) :2007/03/21(水) 00:57:53.54 ID:NUUPfFL/0 川o;д;)「ヒッ……」 突然、おびえるように震えだすハラサ。 ( ^ω^)「怖くないよー。お兄ちゃんは優しいからねー」 ('∀`)「そうだよー。優しいよー」 川o;д;)「す、すいま……お許し…」 指先まで、細かに震えている。 何におびえているんだ? ('∀`)「お兄ちゃんとお医者さんごっこしよーかー」 川o;д;)「え……、それだけは……どうか……お許しお」 ( ^ω^)「怖がらなくていいよー。えへへへー」 川o;д;)「も、もう一度だけ……チャンスを!」 ('∀`)「あれ?もう一度なでなでしてほしい?」 492 : 果汁(鹿児島県) :2007/03/21(水) 00:59:25.64 ID:NUUPfFL/0 川o;д;)「う、うわああああああああああああ!!!」 突然、今までに聞いたことも無いような音が聞こえる。 音源はハラサだ。後に、それがハラサの叫び声だと気づく。 川o д )「……」 音が、止まった。 (;^ω^)「ハラサ……ちゃん?」 ('∀`)「あ、病気の人の役?上手だなー。えへwえへへへへwwww」 川o д.... (;^ω^)「……お?」 ハラサの体が、黒い灰のように、崩れていった。 494 : 果汁(鹿児島県) :2007/03/21(水) 01:00:27.34 ID:NUUPfFL/0 川o ...... ('∀`)「えへへへww ハラサちゃんはかくれんぼが好きなのかなーw」 川..... ('∀`)「えへへ………」 ....... (;'A`) 「えへへへへへ!!!????」 完全に灰となって、風に飛ばされていく。 (;^ω^)「……」 そして、僕の胸ポケットの定規が声を出した。 □「ハラサは元々、悪の化身。役に立たない奴は、消されてしまうんだお……」 497 : 果汁(鹿児島県) :2007/03/21(水) 01:01:57.02 ID:NUUPfFL/0 ( ^ω^)「ハラサ……」 僕は空を見上げる。 先ほどまでの黒い雲はなくなり、ただただ青い空が広がっているだけだった。 ( ^ω^)「定規、ひとつお願いがあるお」 □「お?」 ( ^ω^)「絶対に……絶対に、悪の元凶を倒してくれお」 □「もちろんだお」 ( ^ω^)「この世界のため、君の世界のため。そして、ハラサのために」 □「……ブーン」 ( ^ω^)「僕はひょっとしたら、催眠術なんか関係なく……」 ( ^ω^)「ハラサのことが……好きだったのかもしれないお」 502 : 果汁(鹿児島県) :2007/03/21(水) 01:02:31.90 ID:NUUPfFL/0 ─┼─┐─┼─  /  ,.           `゙''‐、_\ | / /   │  │─┼─/| _,.イ,,.ィ'    ─────‐‐‐  *  ←>>ブーン   │  |ツ │    |  |  | イン /´⌒`ヽ    // | \                      {,    リ)  / ./ |  \                __ /}从、 リ( /  /  |       ,. ,. -‐===‐- `つ/ ,.イ ’^ソハノリ   / ∵|:・.     〃〃〃〃      //ミノ__  /´   /∴・|∵’  _____      ノ_/ /    ヽミ、、   .∵.;|∵’:; (        二二二ニ) ノΘ(__   )  ゙ 、∵.;|∵’,   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄     .^^^'   \ !  ̄フ    ゙ 、 |∴                    ソ  /      `                   ノ⌒ヽ')                 / ノ/ /       ツン→     /\/ ∧/   /       ',               / /  ノ./   ./        ',              ノ/   ヘ__、  ./ / ̄ ̄ ̄ヽ .',             ヘ_'_,       /  \   /  ',                      /    \/    ',             ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙             ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙ ξ#゚⊿゚)ξ 「死ね!氏ねじゃなくて死ね!!!」 505 : 動物愛護団体(神奈川県) :2007/03/21(水) 01:03:22.28 ID:8ozFlbOy0 ええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇwwwwwwwwwwwツンwwwww 506 : 名人(東京都) :2007/03/21(水) 01:03:23.68 ID:A7BS6UP00 ちょwwwww 508 : 保母(関西・北陸) :2007/03/21(水) 01:03:38.64 ID:gnyw+13MO ここでツンwwwwwwwww 509 : 美容師見習い(東海) :2007/03/21(水) 01:04:05.71 ID:5kfS8odWO そういや忘れてた 510 : コレクター(コネチカット州) :2007/03/21(水) 01:04:36.08 ID:Z/qSCCkZO ちょWWWツンWWW 512 : 元祖広告荒らし(東京都) :2007/03/21(水) 01:05:17.60 ID:k63tbJHq0 そりゃそうだwwwwwwwwwwwwww 514 : 留学生(群馬県) :2007/03/21(水) 01:05:56.06 ID:Bd2acp4i0 あれ、このバットってもしかして… 515 : 元祖広告荒らし(東京都) :2007/03/21(水) 01:06:28.66 ID:k63tbJHq0 ≫514 ・・・・アッーーーー!!! 516 : 美容師見習い(北海道) :2007/03/21(水) 01:06:44.38 ID:tg8adEta0 ≫514 !!!!!! 517 : ぬこ(長屋) :2007/03/21(水) 01:06:44.43 ID:Md43YaFU0 ≫514 アッー!!!11wwwwwwwwwwwwww 518 : のびた(大阪府) :2007/03/21(水) 01:07:10.87 ID:8Vw2hd3l0 ≫514 あーッ!!! 519 : 通訳(東日本) :2007/03/21(水) 01:07:21.57 ID:Tz4DfZwt0 ≫514 !!!!!!!!! 520 : 動物愛護団体(神奈川県) :2007/03/21(水) 01:07:32.36 ID:8ozFlbOy0 ≫514 アッー! 522 : 巫女(アラビア) :2007/03/21(水) 01:08:02.68 ID:M1qZTWd20 ≫514 おまwwwwいうなよwwwwwww 523 : ピッチャー(佐賀県) :2007/03/21(水) 01:08:10.75 ID:EtePeypT0 ≫514 なんという鬼才… 524 : 講師(長屋) :2007/03/21(水) 01:08:43.06 ID:F+0MYIfF0 ≫514 忘れてたのにwww 513 : 果汁(鹿児島県) :2007/03/21(水) 01:05:40.86 ID:NUUPfFL/0 (*^ω^)「ツン!」 僕は急いで起き上がり、ツンの元へ駆け寄る。 しかし、彼女の顔はそれはもう恐ろしいものだった。 ξ#゚⊿゚)ξ 「なんか急に目が覚めたと思ったら何よこれ!」 (;^ω^)「お……」 ξ#゚⊿゚)ξ 「誰!?ハラサって!どこの女の子?」 何を言っているんだ?ハラサが転入したときは、ツンはまだ意識があったじゃないか。 □「催眠術が無理矢理解けたから、たぶん記憶があいまいなんだお……」 定規が小さく呟いた。 ξ#゚⊿゚)ξ 「あー!クー!何か言ってよ!」 521 : 果汁(鹿児島県) :2007/03/21(水) 01:07:47.50 ID:NUUPfFL/0 川*゚ -゚)「全く……君はもう少し私を安心させれないのか?」 ('A`) 「悪い悪い。ブーンの言葉に悪ノリしちまってさw」 川*゚ -゚)「むぅ……これからはしっかり頼むぞ」 (*'A`) 「おうよ」 ξ゚⊿゚)ξ 「……」 ξ#゚⊿゚)ξ 「何!?何が起こったの!?」 (;^ω^)「それはもう色々と……覚えてないのかお?」 ξ#゚⊿゚)ξ 「何を私に隠しているの!?もーーーーー!!」 526 : 果汁(鹿児島県) :2007/03/21(水) 01:10:56.97 ID:NUUPfFL/0 (;^ω^)「落ち着くお!ツン!」 ξ#゚⊿゚)ξ 「みんなで私に隠し事して……」 ξ゚⊿゚)ξ 「酷いよ……」 ツンの顔が見る見る落ち着いていく。 さすがに疲れてきたのだろう。 ( ^ω^)「後でゆっくり話すお。とりあえず落ち着くお」 ξ゚⊿゚)ξ 「……そうする」 僕はツンを近くのベンチに座らせ、もう一度クーさんとドクオのところにやってきた。 二人のラブラブぶりを壊すのは楽しくて、ブーンしながらつっこんだのだ。 ( ^ω^)「さて……定規。DATは取り戻したお」 528 : 果汁(鹿児島県) :2007/03/21(水) 01:11:31.00 ID:NUUPfFL/0 ( ^ω^)「そういえば、どうやってDATを持って帰るんだお?」 僕は定規に向かって話しかける。 いくらなんでも、この状態のまま世界を救うのは無理だろう。 □「そのDATに、『僕を元の姿に戻す』よう想いをこめてくれお!」 ( ^ω^)「把握だお!」 僕は結晶となったDATを握り締める。 ──この世界を救いたい ──全ての世界を救いたい ──彼を、元の姿に戻してあげたい 心の中で声を出す、その瞬間、僕の視界は白に包まれた。 529 : 果汁(鹿児島県) :2007/03/21(水) 01:12:22.86 ID:NUUPfFL/0 ……そして、閉ざされる光。 先ほどまで僕の胸にあった定規はなく、代わりに一人の人物が目の前に現れていた。 (主^ω^)「……戻ったお……」 (;^ω^)「僕……?」 目の前に現れた人物は、僕自身。 顔のつくりから身長まで、全てが重なっていた。 川 ゚ -゚)「むぅ……見分けが付かないな」 (;'A`) 「本当だぜ……おい、ブーン。どっちだ?」 (;^ω^)「こっちだお」 昔から親友でさえ、見分けが付かないほどだ。 僕は、もう一度『定規』の方を振り向いた。 535 : 果汁(鹿児島県) :2007/03/21(水) 01:13:50.96 ID:NUUPfFL/0 (主^ω^)「みんな、ありがとうだお……!」 彼が一歩僕に近づく。僕も引かれるように、一歩進んだ。 交わされる言葉は無い。 変わりに、僕はDATを掴んだ右手を差し出した。 ( ^ω^)「……」 (主^ω^)「……」 彼はそれを受け取り、空いた手で僕の手を掴んだ。 お互いの顔を見つめる。まるで、鏡を見るかのように。 (主^ω^)「それじゃ、僕はいくお」 ( ^ω^)「……頑張ってくれお」 (主^ω^)「お」 その瞬間だった──。 彼の周りを光が包み、次に彼の姿を確認したときには、もうその姿はなかった。 537 : 果汁(鹿児島県) :2007/03/21(水) 01:15:09.27 ID:NUUPfFL/0 ( ^ω^)「……いっちゃったお」 (;'A`)「なんか……夢見てたみたいだな」 川 ゚ -゚)「学校をサボってしまった」 ξ゚⊿゚)ξ 「私は何が何だか全然分からないんだけど」 ( ^ω^)「僕たちも、帰るかお?」 ('A`) 「だな」 川 ゚ -゚)「ギコ可愛そうに」 ξ゚⊿゚)ξ 「ねえねえ、さっきブーンが二人いなかった?」 蒼井そら、僕はそれを見上げて大きく背伸びをした。 もう数学の授業は終わっている時間だ、と呟いた。 ξ゚⊿゚)ξ 「ねえ!何で私たち授業受けてないの!?」 ~終わり~ 555 : 果汁(鹿児島県) :2007/03/21(水) 01:17:57.30 ID:NUUPfFL/0   (^o^)   ̄( (7 私オワタが   <⌒ヽ   (^o^)   <( (7 お送りします   <⌒ヽ   ノ   (^o^)   ( (7 次回予告!   <⌒ヽ 566 : 果汁(鹿児島県) :2007/03/21(水) 01:19:32.36 ID:NUUPfFL/0            ┌            >           /      (^o^)/   <( ^ω^)ブーンはギアスを手に入れたようです     /\ ̄\    /   \  \   <      |   |    \   / ̄ ̄\     ゝ /       \      /          >     /        /      ̄        ̄ \(^o^)/「ヘイ!ヘイ!DJオワタだZE!以後よろしくターミネーター!」 \(^o^)/「本編に『予定外』で出てしまった!友情出演と言うことで参加だZE!」 \(^o^)/「さぁ、次回のギアスなんだが……そもそもギアスってなんなんDA!」 ξ゚⊿゚)ξ 「耳につけるアレじゃないの?」 \(^o^)/「それはピアス!オワタ!」 ( ´∀`)「僕の大好きな千葉ロッテマリーンズに、前いた選手のことモナ?」 \(^o^)/「それは『ギャオス』!一般人には分からないネタだから気をつけNA!」 川 ゚ -゚)「とりあえずググッってみた。ttp://www.geass.jp/」 \(^o^)/「全く関係NE-!オワオワオワタ!!!」 \(^o^)/「さて、本当のギアスとは何か……気になる方は……」 573 : 果汁(鹿児島県) :2007/03/21(水) 01:22:00.10 ID:NUUPfFL/0            . //\\ .\          \             /. \/\.\ .\         . \           . //\ \/  \  \         .. ____________ アーレー           /. \/\  /\ \  \         | (^o^)ノ | < 次回、( ^ω^)ブーンはギアスを手に入れたようですを見ろYO!          . //\ \/  \/\ \  \       |\⌒⌒⌒ \          / .\/\  /\  \/  .\  \      \|⌒⌒⌒⌒|         .//\ .\/  \/\   /\ \ .\       ̄ ̄ ̄ ̄           / .\/\  /\ \/   \/\ \ \        //       .//\ .\/  \/\  /\  \/  \ \     /:::/      ../ .\/\  /\ .\/  \/\    /\ .\ \ /:::::::/      //\ .\/ . \/\   /\ \/    \/\ .\/::::::::::::/     ./ \/\  /\ \/   \/\   /\ .\/ /::::::::::::::::/     //\ .\/  \/\  /\  \/   \/\  /::::::::::::::::/   . / \/\   /\. \/  \/\   /\  \/ /::::::::::::::::/   //\ \/   \/\  /\ \/   \/\  /:::::::::::::::::/   / \/\   /\. \/  \/\  /\  \/ /:::::::::::::::::/ . //\ .\/   \/\  /\ \/  \/\   /:::::::::::::::::/ / \/\   /\ .\/  \/\  /\ \/  /:::::::::::::::::/    (⌒ヽ、_,ノ⌒Y´ ⌒) ノ''"⌒ヽ,_ノ⌒ゝ'⌒ヘノ⌒)  / :::(⌒::::::::::::(⌒ヽー゙ ....::(  ..::....... __人.....::::::::::::::::::::.⌒)、 :::_ノ⌒ヽ::::`Y⌒ヽ;;:::::"':::::::::::::::::::::::::::::(::⌒::⌒::)::::::::::::::::::`⌒)⌒つ (´   ....:::.....:::::::::::::Y"´⌒ゝ、ノ⌒)::::::::::::::::,ノ⌒:::ヘ:::::::::::く::⌒´:::`)::::::`) ::::::::::::::::::::::::::::::ヽ....  γ⌒ヽ::::::::::::::::::::::(⌒)::::::::彡⌒::::ミ::`)::::::::`):::::::::`つ、 ,,,,, :::::::::::::人::::::::::::::::`Y´::::::::::::::::::::r'⌒⌒Y´::::⌒::`ヽ、:::::人:::::::(´`)::::::ィ´:::::⌒:::::`゙:::::`) ---- [[戻る>( ^ω^)ブーンが世界を巡るようです]]

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