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町全体が振動するかのように音を発する。あまりにも場にそぐわない軽さで荒木が話し始める
放送が始まる。リゾットはデイパックから地図、名簿、筆記用具を取り出し注意深く禁止エリアなどを記入していく。

結論から言うと、リゾットは放送を聴いても全く動じなかった。彼は元々、命を奪う職についている。
人の死程度の事で慌てるはずが無い。この異常事態の中でもそれは同じだった。
たとえ自分の部下達がゲーム開始早々脱落しようとも彼は慌てない。部下の死を知らされても、迷う事なき意志を眼光に秘め、ただ真っ直ぐに歩く。
しかし、悲しかった。ただただ悲しかった。
荒木の能力によって生き返ったプロシュートとギアッチョ。もう二度と会えないと思っていた二人に会えるかもしれない。
そんな期待も放送にぶち壊されてしまった。

彼は『もしかしたらボスの名も放送で呼ばれたのかもしれない』とは考えなかった。あの悪魔がこんなに早く死ぬはずが無いという奇妙な確信があった。

(プロシュート、ギアッチョ、おまえらはボスに殺られたのか?それともブチャラティ達?
 もしかしてどこぞの他人に喧嘩を売って逆に犬コロのように殺されたのではあるまいな?)

「プロシュート、ギアッチョ。お前達の最後が、『ボスの正体を掴み、奴に一矢報いた上での死』であることをただ祈ろう」

やはり俺達チームの目的はこのゲームの中でも変わらない。ボスを追い詰める。俺達が受けた『屈辱』を奴に倍返ししてやるのだ。
一度はボスなんぞどうでもいいなどと思ってしまったがそんなことはない。二人の死を知り俺は再度決意した。
ボスを追い詰める。貪欲に、執拗に、どこまでもどこまでも。

(そのためには、やはりトリッシュだ。奴はどこにでもいるようなただの女。さっさと見つけなければな。ブチャラティ達と合流されたら厄介だ)

太陽がさんさんと照りつける。相変わらず体の状態は酷い。しかし弱音を吐いている暇はない。
ボスというゴールに向けて、リゾットは熱した鉄のような熱い意志を持ち、痛む体にむちを打ち、ただ真っ直ぐに、真っ直ぐに突き進む。


【(H-7)・1日目・朝~午前】
【リゾット・ネエロ】
[スタンド]:『メタリカ』
[時間軸]:ドッピオ戦前
[状態]:重傷
[装備]:なし
[道具]:食料類が無い支給品
[思考・状況]
 1)ボス(ディアボロ)を追い詰める。そのためにトリッシュを探す。
 2)傷を少しでも癒さなくては……
 3)花京院に会ったら復讐する

【備考】リゾットは荒木の能力の一部(時空や空間を超える)に気付いてます。

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33:戦慄のリゾット リゾット・ネエロ 75:策士策に絡めとる