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旦那を担ぎ上げ、俺は病院へ向かう。
「…ハァ、ハァ」
何だかんだで、大の男一人担いで歩き続けるのは疲れる。
だから俺は途中で何度か休みながら旦那を担いでココまで歩いて来た。
そして今は、もう一度休みを取るため近くの家の塀に隠れた所だった。
「ふぅ」
旦那を下ろし、俺も一息吐く。
思えば、今まで色々な敵と戦ってきたよな。
神父、ジョンガリ・A、アヴドゥル…
どの戦いでも俺達は死んでいたかも知れなかった。
だが、仲間は居なくなり又二人に戻っちまったが、結局の所は生きている。
これって結構運の良いことなのかもな。
「…」
眠り続ける旦那の横顔を眺める。
旦那よぉ。俺にとってアンタは救いの神かな。それとも疫病神かな。
死線を共に生き抜いてきたアンタを、俺はどうすれば良いんだ。
旦那を護る?DIOに差し出す?
DIOには会いたい。会って、しかも旦那を差し出せば俺の株は一気にアップする。
だが…
「旦那を見殺しにするってのはなぁ」
つい呟き声が漏れてしまう。
自分が生き残るために旦那を利用するつもりだったんだが、
コイツを死なせちまって良いのか、どうしても疑問が頭から離れない。
なんか俺、自分でどうしたいのか解らなくなってきたぜ。
ま、取り敢えずは病院で傷の手当をするのが先決だな。
それからのことは後で考えりゃ良い。
「良し、行くか」
そして俺は旦那を担ぎ直す。
しかし、俺は重要なことを忘れていた。

暫く歩いていると、目当ての病院が見えてきた。
「フー」
思わず溜め息が漏れる。
もう少しだ。もう少しで目的の場所に辿り着く。
旦那、この貸しはきっちり返してもらうからな。
そして俺は旦那を担いだまま踏み出し、


Pipipipipipipipi……


「!!!」
いきなり首輪が鳴り始めた。


え!?
これってどういうことだ!?
何が起きたんだよ!?
俺はただ病院へ向かおうとしただけなのに…。
ちょっと待て。
病院は何処にあった?
確か、D-6…。そこは………………



………禁止エリアだ!!!



「やべえ!!!」
思わず後ろに下がるが、発信音は止まらない。
ウソだろ!オイ!!!
度重なる連戦で、ちょっと忘れてただけなのに!
死んじまうのかよ!俺は!!!
俺は完全にパニックになってしまった。
とにかく助かりたい、それしか頭に浮かばかなった。
そのはずなのに………俺はそれに気付いた。
気付いてしまった。
“鳴っているのは俺の首輪だけであることに”
担いで身を乗り出していた分俺が禁止区域に先に入り、旦那はギリギリ入らずに済んだらしい。
次の瞬間………
何で俺がそんなことしたのか、俺自身解らねぇ。
無意識に体が動いたとしかいえねぇ。
………俺は旦那を病院と逆側に突き飛ばした。

旦那。やっぱりアンタは疫病神だったぜ。
仕方ねぇから俺の分まで………
………………生きやがれ。



 * * *

ドォ~~ン!!!

「!!!」
地面に叩き付けられる衝撃と爆発音に、私は目を覚ました。
「ぐっ!」
しかし、体を起こそうとすると体に激痛がほとばしる。
何だ!?
一体何が起きたのだ?
花京院君は?
ポルナレフ君は?
F・F君は?
辺りを見回すと、北東の方角から爆炎が立ち上っていた。
私が目を覚ますきっかけとなった爆音は、恐らくあそこで発せられたものだ。
目を凝らしよく確認してみると、其処にはポルナレフ君が倒れていた。
しかも、その首が…
「ポルナレフ君!!!」
私はポルナレフ君の下へ駆け寄ろうとし、激痛に身を顰める。
「くっ」
先程身を起こそうとしたときもそうだったが、どうやら気付かない内に傷を負ったらしい。
だが、そんな事でポルナレフ君の下へ向かうのを諦める訳には行かない。
何とかして、彼を助けないと…
そして私は立ち上がり、ポルナレフ君の下へ歩み寄ろうとして…
「待ちな」
「!」
その肩を誰かに押さえられた。
初めて耳にする声。
誰だか知らないが、私はポルナレフ君の下へ行かなければならないんだ。
邪魔をしないでくれ。
そう思いながら振り返ると、其処には
「そっちは禁止エリアだ。死ぬ気か?」
帽子を被った長身の男が居た。




 * * *

カフェをポルナレフたちに任せ、俺は町をバイクで調査する。
その予定で再び東へ向かおうとした途端、とんでもねぇ場面に出くわしやがった。
爆発音が聴こえたのでそっちに行ってみれば、そこにあったのは煙を噴き上げるホル・ホースの死体。
そしてホル・ホースを『ポルナレフ』と呼び、駆け寄ろうと禁止エリアに向かう中年の男だった。
よく解らない状態だが、取り敢えず俺のやることは、死者を出さない事だけだ。
男の下へ駆け寄り、その肩を抑える。
「そっちは禁止エリアだ。死ぬ気か?」
「離してくれ。ポルナレフ君が…!」
「奴はもう死んでいる。俺が出来るのはこれ以上の死者を出さないことだけだ」
そう言って、男の肩をより強く掴む。
「………っ」
男は再びホル・ホースの方を見る。
首の無いその死体は、禁止エリアに入った事で首輪が爆発したという事実を如実に表している。
死体のある場所は禁止エリア内。
俺達が手を出せる場所では無い。
漸くそれに気付いたらしいその男は、
「ポルナレフ………君」
そう呟き、膝をついた。

 * * *

「取り乱して済まなかった。君は命の恩人だ」
「見てみぬふりが、後味のよくねぇものを残すと思っただけだ。気にするな」
暫くして落ち着きを取り戻した私は、先ず目の前の少年に礼を言った。
返す少年の返事は不躾だが、その底には彼の優しさが垣間見える。
彼は危険人物では無い、そう結論した私は、少年に自分の名を名乗る事にした。
「私の名は、ジョージ・ジョースター。
少年。君の名前を窺っても宜しいかな?」
「…空条承太郎」
「!!!」
その名を聴き、私は驚いた。
空条承太郎。
花京院君とポルナレフ君の仲間ではないか!
「君が空条承太郎君か。花京院君より話は窺っているよ」
「!アンタは花京院と一緒に居たのか?」
「あぁ、今ははぐれてしまった様だが、先程まで一緒に居た」
「…どうやら、お互い情報交換をする必要がありそうだな」
承太郎君の言葉に私は肯き、二人して御互いの情報を交換し始めた。
………………
………



 * * *

目の前の男、ジョージから聴いた話は有益なものばかりだった。
ホル・ホースの正体を知り、尚ポルナレフと呼ぶ理由。
6人で荒木打倒のチームを立ち上げた経緯。
彼らにとって仲間と敵の名。等々。
色々と情報はあったが、中でも俺にとって重要なのは
『DIOがC-8に居る』『アヴドゥルに襲われた』
この2点だ。
「アヴドゥルも花京院も行方知れず、か…」
「うむ。私が気絶している間に何があったのか、済まないが私には解らない。ただ…」
「この場に居るのがホル・ホースだけだった事を考えても、花京院達があんたらを逃がしたと考えるべきだろうな」
「私もそう思う。
全く自分が不甲斐無い。せめて彼らがどうなったかだけでも解れば…」
「アヴドゥルなら北へ向かったぜ」
ジョージの言葉に突如割り込む聞きなれない声。
「!」
振り返るとそこには、顔に傷を負った少年と盲目の男が居た。



 * * *

「ナランチャ君!良かった!!!」
目の見えなくなった俺の手を握る感触は、紛れも無くジョージさんのだった。
「ジョージさんもな」
俺もジョージさんの手を強く握る。
ちなみにジョンガリ・Aの縄は解いている。
コイツのスタンドが脅威でないことは解ったし、今の俺じゃこいつを担ぐことは出来ないからだ。
そうして再会を喜んでいる所に、
「誰だ、こいつら」
俺達がココに辿り着く前からジョージさんと一緒に居た奴が、俺達のことを聴いて来た。
「あぁ、そうだね。紹介しよう」
そして俺達はお互いの紹介をした。

「で、先程アヴドゥルが北東へ向かっていると言っていたが」
紹介を終え、承太郎がそう訊ねてきた。
「うん、実は…」
その後に続く言葉を俺は言いよどむ。
伝えるのが辛かった。
ジョージさんに、この優しい人に仲間の死を告げるのが。
「ナランチャ。俺から説明する」
それを察したらしいジョンガリ・Aが俺の代わりに事を説明してくれる。
戦いの跡が見つかり、ジョンガリのスタンドでアヴドゥルの気配を感じ取ったこと。
アヴドゥルは探知機を携え暫く俺達との睨み合いになったが、突然北東へ向かい始めたこと。
それ以外、(ジョンガリが知る限り)地上で感知できた人間はココだけだったこと。
アヴドゥルよりもジョージさん達との合流を優先し、ココまで来たこと。
つまり…
「…そうか」
ジョージさんの呟き声が聞こえる。
多分、ジョージさんは深くうなだれているのだろう。
仲間のほとんどを失ってしまったのだから。
「…」
承太郎も暫くは無言だった。
気持ちは解る。
俺だってこんな事認めたくねぇ。
せっかく信頼出来る仲間が見つかったのに、次々と居なくなってしまうんだから。
でも、
「と、とりあえずどうするか決めねぇか?このままじっとしてるわけにもいかねぇだろ?」
俺はわざと明るい声を出す。
仲間を失って悲しんでいる所に明るい声を出されてもうざいだけかも知れねぇ。
けど、意気消沈している暇はないから。
死んだ奴らのためにも、俺達は進んでいかなきゃならないと思うから。

「…そうだな。ナランチャ君、有難う」
そして、ジョージさんは俺に礼を言ってくれた。
承太郎も顔を上げる。
二人とも、俺に当り散らすような真似はしなかった。
………凄いな。
ジョージさんは勿論、承太郎という奴も。
俺みたいに取り乱すことないんだから。
「で、アヴドゥルが北東へ向かったのは確かなのか?」
承太郎がジョンガリに訊ねる。
「あぁ、間違いない」
「別人の可能性は?」
「さっきも言ったが、北に行った男は炎を探知機のようにしていた。
実は、俺達はもう一人、北東へ駆け出す人間を感知していた。
そいつもそれに気付いていたのだろう」
「それが花京院君やF・F君である可能性は…」
「無い。見も知らぬ人間だ」
ジョージさんの質問をけんもほろろに否定するジョンガリ。
そしてそのまま続ける。
「そして奴は、俺達が攻撃を仕掛ける意思無しと判断するなり北東へ向かった。
アヴドゥル以外にそんなこと出来る奴がいるのなら、別人かも知れないがな」
「…そうか。誰を追ってるようだが、恐らくそいつはアヴドゥルで間違いないだろう」
そこまで言って、承太郎は黙り込んだ。
俺はジョージさんに訊ねる。
「で、どうしよう、ジョージさん」
「そうだな…」



 * * *

ナランチャ君の問いに、私はどうするべきかを考える。
ナランチャ君の傷も在る事だし、此処は北西の病院へ…。
そう考えている所に、承太郎君が提案してきた。
「俺に案がある」
「何だね?承太郎君」
私の質問に承太郎君は案を口にする。
「ジョージとナランチャは駅に向かい、俺の仲間に合流してくれ。
傷を治す方法があるかもし知れん」
「君は?」
「ジョンガリ・Aとアヴドゥルの下へ向かう」
「!!!」
どう云う事だ!?
先程、ジョンガリ・A君の事について説明したじゃないか。
彼は厳密に我々の仲間では無いのだ。
「何故ジョンガリ・A君を連れて行くんだね?」
だから私は、その疑問を口にする。
そして承太郎君は私の目を見据えながら返答した。
「理由はある。コイツのスタンドでアヴドゥルの居場所を素早く探し出せるからだ」
「…」
確かに、承太郎君の言う事には一理ある。
併し、私は釈然としなかった。
何かがおかしい。
承太郎君は本当にアヴドゥル君に会おうとしているのだろうか。
いや、恐らくそれは本当だろう。
が、何かそれ以外にもありそうに思える。
北東部にあったもの。それは…
「解った。ついて行こう」
その言葉に、私の思考は遮られる。
何か、重要な点に後一歩で辿り着く所だったのに、私の思考は拡散してしまった。
声の主は、ジョンガリ・A君だった。
「アヴドゥルをきちんと仕留めておかないと被害が拡大しそうだからな。構わないな?」
私にそう訊ねて来る彼に対し、半ば混乱気味になっていた私は
「あ、あぁ。了解した」
と返答していた。
私の返答を受け、ジョンガリ・A君は承太郎君のバイク後部座席に乗り込む。
「…じゃあ、又後でな」
そして承太郎君も乗り、バイクは走り去った。

私は彼らの去って行く方角を眺めていた。
何か、胸騒ぎがする。
先程その答を掴みかけたのだが、それは何だったか…
「ジョージさん。行こう」
私の袖をナランチャ君が引っ張り、私は再び思考状態から我に返る。
「あ、ああ。そうだね」
又も重要な事が何かを捕らえ損ねた。
だが、そうだ。私にはやるべき事がある。
ナランチャ君を、私の所為で怪我を負ってしまった優しき少年を安全な所へ連れて行かねば。
今ナランチャ君を護れるのは私だけなのだから。
そして私達は歩き出し…
「?」
視界の隅に、と或る物が落ちているのに気付いた。
「あれは…」
「どうした?ジョージさん」
「ナランチャ君。少し待っていてくれ」
そう言い置いて、落し物を拾いに行く。
それはポルナレフ君の形見…
………彼が被っていた帽子だった。
「………」
無言で帽子を拾い上げる。
ポルナレフ君。申し訳ない。
ここまで共に来た君を、今は弔う事すら出来ない。
だが、一緒に行こう。
荒木を斃しに。
私は帽子を被り、ナランチャ君の下へ戻る。
「待たせたね。では、行こうか」
「あぁ」
二人して西へ向かった。



 * * *

「で、アヴドゥルは何処にいる!」
バイクを飛ばしながら俺達はE-6を東へ進む。
「そこの道を右に折れればすぐに見える!
…!奴もこっちに気付いたらしい。歩くのを止めてこっちを窺っているぞ!」
マンハッタン・トランスファーが確認する限り、アヴドゥルは壁に背を貼り付けたまま、こちらの様子を窺っているようだった。
本当なら、承太郎とアヴドゥルを会わせないようデタラメを言っても良かった。
しかし今、俺は承太郎にアヴドゥルの正確な居場所を教える。
何故、わざわざ承太郎とアヴドゥルを合流させるか。
“同士討ちをさせるため”
それが俺の狙いだった。
すでに俺は縄から解き放たれ、スタンドも自由に操れる。
だから承太郎とアヴドゥルを闘わせるよう仕向け、戦っている間に身を潜めるか逃げ出す。
だから俺は、不要な情報は承太郎に話さなかった。
アヴドゥルの先、地図でいうボヨヨン岬に一人の男が走っていってること。
アヴドゥルは恐らくそいつを追いかけていること。
それら全てを…。
しかし、事はそう上手く行かなかった。
「解った。ヨーヨーマッ!」
「承知してます。旦那様」
承太郎の呼び掛けに応じ、学ランの中から一匹の生き物が姿を出す。
そしてその姿を見て、俺は驚いた。
コイツは、DアンGのスタンド、ヨーヨーマッ!
ヨーヨーマッは蛙のように舌を伸ばしてマンハッタン・トランスファーを捕らえ…

パクリ

…食べてしまった。
「なっ!!!」
驚愕する俺に、承太郎は淡々と喋る。
「テメーがDIOの配下なのはジョージより聴いて知っている。
アヴドゥルと合流した後、DIOとの決着を着けるのにお前のスタンドで邪魔されちゃ敵わんからな」
!!!
その瞬間、ヨーヨーマッのことも、マンハッタン・トランスファーを食べられたことも頭の中から消し飛んだ。
今、この男何と言った!?
『DIOとの決着を着ける』
つまりコイツは、DIO様の居場所を知っている!
アヴドゥルとの決着をつけた後DIO様の下へ向かうというのか!
フ、と自然に俺の口がゆがむ。
…作戦変更。
マンハッタン・トランスファーの無い俺は、DIO様の居場所を探れない。
ならば、予定通り承太郎とアヴドゥルを戦わせ、“承太郎を勝たせる”。
そしてDIO様の下へ向かうのだ。

DIO様、お待たせしました。
もうすぐ貴方の下へ向かいます。



 * * *

俺はポルナレフ達と別れてから、ずっとヨーヨーマッを服の下に隠していた。
コイツが表に飛び出すと何が起こるか解らねぇからだ。
だが、ウザイとばかり思っていたこいつも、要は使い方次第だと解ってきた。
兎に角、俺のする事は2つ。
1つ目はアヴドゥルに会う。
アヴドゥルが何故花京院を殺したのか真意をたださねば。
そして、何者かに操られたり目を曇らしているようなら、俺が喝を入れてやる。
ツェペリがダイアーの目を覚ましたように。
そしてもう1つ。
荒木打倒と同じくらい重要な俺の目的、DIOとの決着。
ようやくお前の居場所がわれたぜ。
アブドゥルの件でケリをつけた後、日が沈む前にテメーを倒す!

必ずだ!!!!!!

 * * *

私、モハメド・アヴドゥルは噴上裕也を追い掛けていた。
E-6に居るのは安全ではなかったからだ。
ジョンガリ・A、ナランチャは依然しぶとく生き残っており、
暫くそれぞれの探知機を用いて相手の出方を窺っていた。
だが、どうやら相手は私を攻撃する気は無いらしい。
ならば、この場は去った方が無難。
そして去る先は…
『私は承太郎の支給品ヨーヨーマッです…』
!!!
成程。そういえば荒木は、次の行き先を示していたな。
私を此処に居る事が出来ない状態を作り、西へ向かわせる。
それが荒木の狙いだ。
だが俺は、そんな手に引っ掛かるほどマヌケじゃない。
一触即発のこの場に留まれないから、俺はこの場を離れよう。
但し、“荒木の狙いとは逆方向に”だ。
「そういえば、あの男は北東へ逃げて行ったな…」
血にまみれた男、噴上裕也を思い出す。
ついでだ。あの男を処分するのは容易いし、追い掛けるか。
そう考え、噴上裕也を追い掛ける私は今D-7に居た。
そして、後ろからバイクの音が聞こえて来る。
どうやらこちらに向かって来るらしい。
やれやれ。
荒木は次に誰の偽者を私の下へ出現させる気だ?
「マジシャンズ・レッド」
壁にもたれ掛かりながらスタンドを出現させ、バイクに乗った人間が姿を現すのを待つ。
そして私の前に現れたのは…
「!」
承太郎…だと!?
西に居るんじゃなかったのか!?
何故…
「…そうか」
私は全てを理解した。
荒木の予定では、本来なら私は西へ向かう筈だった。
しかし、私の採った行動は荒木の予想と真逆。
予定外の事態に慌てた荒木は、承太郎を此処へ動かしたと云う訳だ。
まったく、荒木も狡い手を使う。
御丁寧に、面識の無いジョンガリ・Aまでくっつけるとは。
「アヴドゥル、ようやく会えたな」
3mほど手前でバイクを降りた承太郎が、私にそう声を掛けた。
だが、私はこう答える。
「お前と再会の挨拶をするつもりは無い。
承太郎の…
………偽者め」




【D-7/1日目/午後~夕方】

【モハメド・アヴドゥル】
[スタンド]:『魔術師の赤』
[時間軸]:
[状態]:両肩にダメージ。両腕が辛うじて動かせる程度
[装備]:背中に『チープ・トリック』
[道具]:支給品一式(食糧のみ2人分)
[思考・状況]:
1)承太郎の偽者、ジョンガリ・Aを斃す
2)打倒荒木。荒木の思い通りには動かない
3)チープ・トリックをどうにかしたい
4)近付く者は敵と見做す
5)噴上裕也を斃す(余り重要ではない)
6)花京院の言った言葉が少し気になっている

[補足1]:アヴドゥルはチープ・トリックの存在に気付いています。
[補足2]:アヴドゥルはマンハッタン・トランスファーを『気流を読んで情報収集する能力』と思っています。




【波紋の達人と幽波紋の達人 B班】
【D-7/1日目/午後~夕方】

【空条承太郎】
[スタンド]:『スタープラチナ』
[時間軸]:ロードローラーが出て来る直前
[状態]:ほぼ無傷(左腕は動かす事に支障は無い)
[装備]:無し
[道具]:支給品一式
[思考・状況]:
1)打倒DIO。
2)DIOの前にアヴドゥルの真意を確かめ、ケリをつける。
3)DIOを斃した後、カフェ・ドゥ・マゴに戻る。(第四放送になりそうな時は病院へ)
4)打倒荒木。

[補足1]:承太郎はマンハッタン・トランスファーを『気流を読んで情報収集する能力』と思っています。


【ヨーヨーマッ(支給品)】
[現在の主人]:空条承太郎
[装備]:マスク
[持ち物]:拡声器、マンハッタン・トランスファー(腹の中)
[任務]:
1)承太郎を“助ける”
[補足]
1)ヨーヨーマッは攻撃出来ない。能力も完全に封じられている(主人がヨーヨーマッ自体を利用して攻撃というのは可能かも知れない)。
2)主人の命令には絶対服従、しかし命令を曲解して受け取る事もあるかも知れない(ヨーヨーマッを殺すような命令には従えない)。
3)ヨーヨーマッは常に主人の半径20m以内に居なければならない。
4)ヨーヨーマッの主人が死んだ時、又はヨーヨーマッが規則を破ったならヨーヨーマッは消滅。
5)主人変更の命令があれば主人は変わる。但し変更対称人物の同意が必要。
6)主人変更の命令をされた時、次の主人がヨーヨーマッの視界に入っていなければ命令は無効化される。

【ジョンガリ・A】
[スタンド]:マンハッタン・トランスファー
[時間軸]:徐倫にオラオラされた直後
[状態]:胴にF・F弾の傷
[装備]:無し
[道具]:『ライク・ア・ヴァージン』子機(右手首装着)
[思考・状況]:
1)承太郎とアヴドゥルを戦わせ、承太郎を勝たせる。
2)アヴドゥルを斃した後、承太郎と共にDIO様の下へ。
3)DIO様と共に承太郎を殺す。
4)マンハッタン・トランスファーをどうしよう。



【お人好し過ぎる司令塔をフォローする会(会員1名・非会員ジョージ)】
【E-5を西へ/1日目/午後~夕方】

【ジョージ・ジョースター1世】
[スタンド]:なし
[時間軸]:ジョナサン少年編終了時
[状態]:腹部に弾傷
[装備]:狙撃銃、予備弾、ホル・ホースの帽子(ミスマッチは承知の上)
[道具]:レミントン2連装デリンジャー(予備弾あり)、トニオさんの包丁
[思考・状況]:
1)ナランチャと共に駅前へ向かい、承太郎の仲間と合流
2)傷の処置
3)承太郎の事が何か気になる(補足参照)
4)危険人物相手には実力行使もやむを得ないが、出来る限り争いを阻止
5)荒木の打倒

[補足1]:ジョージの懸念。それは『承太郎がDIOと闘う事』ですが、其処まで考えが行き着いていません。

【ナランチャ・ギルガ】
[スタンド]:『エアロスミス』
[時間軸]:ヴェネチア入り後
[状態]:失明
[装備]:ヌンチャク、ハート型の飾り(@DIO)
[道具]:支給品一式 ・拾ったガラスの破片
[思考・状況]:
1)ジョージと共に駅前へ向かい、承太郎の仲間と合流
2)傷の処置
3)ジョージさんを護る
4)ブチャラティに会いたい



【ホル・ホース 死亡】


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時系列順で読む


キャラを追って読む

94:《UNLUCKY COMMUNICATIONS》 その③ ナランチャ・ギルガ 104:捜索隊、結成
94:《UNLUCKY COMMUNICATIONS》 その③ ホル・ホース
94:《UNLUCKY COMMUNICATIONS》 その③ ジョージ・ジョースター1世 104:捜索隊、結成
94:《UNLUCKY COMMUNICATIONS》 その③ ジョンガリ・A 102:『誤解』と『信頼』
94:《UNLUCKY COMMUNICATIONS》 その③ モハメド・アヴドゥル 102:『誤解』と『信頼』
96:4(フォー)プラス1(ワン) 空条承太郎 102:『誤解』と『信頼』