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任務は終わりのはずだった…トリッシュをボスのところへ連れてくだけで終わりのはずだったんだ…しかし何で今オレはこんなわけのわからない事に巻き込まれているのか?
共に任務に当たっていたジョルノ、ブチャラティ、それに護衛対象のトリッシュはこの参加者名簿に名前が載っている。
だがアバッキオとミスタ、フーゴの名がなかった。荒木という男に殺されてしまったのだろうか?
けど三人共仲間も実力を認めるスタンド使いであった。簡単に殺られるはずはないだろう…しかしあの荒木という奴はかなり圧倒的な…オレの理解を超える能力を持っている様だ。歯が立たなかったとしても不思議はない。
ナランチャの心を不安と恐怖が覆う。ブチャラティ達とならどんな恐怖も乗り越えられると彼は思っていた。しかし今は一人だ…
(この家に身を隠そう…明るくなったらブチャラティ達を探すんだ)

二階のタンスの中に身を隠してどれ程経っただろうか…ナランチャは何者かが階段を昇る音で目が覚めた。用心しながらタンスから抜け出し、ドアの隙間から様子を伺うと拳銃が見えた。
(拳銃…ミスタか?)
仲間に想いをはせていたのだろうか…ナランチャはミスタが参加していない事も忘れて戸を開けようとした。が、冷静に考えてみるとミスタは名前がなかったはず…という事は外にいるのは敵なのか?そして外にいる男の声を聞きナランチャに一気に緊張が走る。
「ジョースターさんかツェペリのおっさん。居ないか?オレだ。スピードワゴンだ」
(な…マズい!ここにいてはすぐに見つかる…)
その場で後退りをするが音を立ててしまった。
「あ…」
「そこに誰かいるのか!?」
二発の銃声。左肩に焼け付く様な痛みが走る。扉越しに撃たれた様だ。ナランチャは一気に頭の中が真っ白になった。
「テメェェェェッ!『エアロ・スミス!』」
「な…待て!戦うつもりはこっちにはな…」
「喰らえぇぇぇぇ!」
『エアロスミス』から発された弾丸が男を貫いた。致命傷を与えた様だ。
「グッ…ジョ……さん…す…ない」
何か呟いた様だがどうやら事切れた様である。

ナランチャは即座にその場を離れた。家の中は危なすぎる。
(戦う気がないなんて一人しか生き残れないこのゲームでは有り得ない…そうだ。殺らなければ自分が殺られるんだ。今後は誰であろうと容赦はしない。そう、例えそれがブチャラティであったとしても…)
ナランチャは気付いていなかった。
戦う気がない者がいるなんてウソだという考えと、戦うつもりはないと言いかけた者を殺してしまった事への罪悪感。
矛盾する2つの思いがナランチャを部屋から即座に離れさせたという事に。
そしてブチャラティだろうと殺ると決心した時、彼の目からは涙がこぼれていたという事に…

【ロバート・E・O・スピードワゴン 死亡】


【別荘地帯・一日目 深夜~黎明】
【ナランチャ・ギルガ】
[スタンド]:『エアロスミス』
[時間軸]:ヴェネチア入り後

[状態]:左肩負傷/かなり混乱している
[装備]:ヌンチャク
[道具]:支給品一式・拾ったガラスの破片
[思考・状況]
1)ブチャラティ達だろうと誰だろうと会ったらブッ殺す!
2)絶対に生き延びてやる!
3)しかしそんな思いの裏では無抵抗の者を殺した罪悪感と自分のヒーローであるブチャラティをも殺そうとしている自分への悲しみが渦巻いている
4)アバッキオとミスタ、フーゴは荒木にあっさりと殺されたと思っているために荒木を倒そうとは今は思っていない

【ロバート・E・O・スピードワゴン】
[スタンド]:無し
[時間軸]:ジョナサンと別れた頃
[状態]:死亡
[装備]:ベレッタ
[道具]:支給品(弾薬等も)
[思考・状況]
1)ジョナサンかツェペリを探していたと思われる
2)自分の命の用心のために発砲こそしたが(結果的には当たってしまったが)戦意はほとんどなかった
3)結果的にそれが命取りになってしまった


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ナランチャ・ギルガ 28:それぞれの決意
ロバート・E・O・スピードワゴン