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もし、夢がかなったとしたら。 人はまず何をするだろうか。 あなたは、感嘆の声をあげるだろうか。 あなたは、拳を握り締めてガッツポーズをするだろうか。 あなたは、他人に気づかれぬよう笑いをこらえるだろうか。 あなたは、体全身で思わずはしゃぐだろうか。 誰もが事の大小に関係なく『喜び』を得たとき、 幾千もの動作の中から人は『喜び』を表現する。 そしてそこには必ず『沈黙』が存在する。 『沈黙』は受け入れる時間をつくる為に存在する。 過程、状況、環境……それらを結果にまとめあげ、現実世界の自身の認識に受け入れさせる。 それは実に最高な気分であり、幸福の『瞬間』でもある。 喉の調子を確認し、腹から息を吐く。  今、まさに男はその『瞬間』を『沈黙』しながら噛み締めていた。 ―――――――――待ちに待った放送の時間である。  *  *  *  えー皆聞こえてるかな?それじゃあただいまから一回目の放送を行いま~す。    う~ん……どうしようかな。  最初の放送とはいえ実はそんなに話すことなんてないんだ。  そうだな、まず死んだ参加者から話そうか。  君たちだっていの一番に知りたいだろう?  ………誰の『運命』が潰れたのかを。    死亡者を発表するよ。死亡したのは――――   ジョナサン・ジョースター、ロバート・E・O・スピードワゴン、黒騎士ブラフォード   ジョセフ・ジョースター、ストレイツォ、カーズ   ペット・ショップ、ヴァニラ・アイス   山岸由花子、吉良吉影   プロシュート、ギアッチョ   スポーツ・マックス  ……13人。およそ四分の一か。  なかなかどうして頑張るねぇ。この分だと今日中に終るかもしれないな。  そして、もう一つの重要事項、禁止エリアについて話すよ。  一度しか言わないからよく聞いて欲しい。該当するエリアは―――    まず7時からI-3    次に9時にD-2    最後に…11時にD-6  とりあえずこの3箇所にしたよ。  もちろんその時間までに禁止エリアに留まっていたら、首輪の仕掛けが発動する。  自分自身のせいで『生命』を奪わないように注意してくれ。    予想以上の進行具合に私は非常に満足している。   これからもゲームを余すことなく楽しんで欲しい。  とはいえ……妙な考えはあまり関心しないな。例えばそう――――ゲーム台無しにしようとするなんて、ね。  言い忘れていたけど、このゲームを頑張った人には何かプレゼントを差し上げようと思う。    何とまでは言えないけど、とても『素晴らしいもの』であることは約束しよう。  巨万の富?最強の種族になれる処世術?あるいは……ブラフ?なんてね。  まあいいさ。どう解釈するかは君たち次第だから。         生き残っている38人の参加者のみんな、おめでとう。やっと夜が明けた。  最後になるかもしれない『朝日のあたたかさ』を充分に味わっておくといい。  次の放送は……正午かな。    じゃあ、おおむねそうゆうことでよろしくね―――  *  *  * 放送を終えた主催者は『沈黙』する。 今の自分は確かに幸福の『瞬間』であった。 あと何回この機会に出くわすのかを想像しながら、男は胸をおどらせる。 そして、視線の先にある一つの物。 無くとも戦えると吼えたDIOに見捨てられた支給品のバッグであり、吸血鬼の帝王の誇りの証明。 荒木はおもちゃを見つけた子供のように目を輝かせた。 「せっかく用意したんだし。これ、どこかに置くなりしたほうがいいのかもね」 【教会(?-?)/一日目/早朝】 【荒木飛呂彦】 [スタンド]:バトル・ロワイヤル? [時間軸]:??? [状態]: 健康、ちょっと嬉しい。 [装備]: ??? [道具]: ??? [思考・状況] 1:DIOくんの支給品か。ああ、こんなのあったね(笑) 。どうしようかな。 2:参加者を観察し、ゲームを楽しむ 3:優勝者に『プレゼント』の存在を示唆。 *投下順で読む [[前へ>承太郎と哀れな下僕]] [[戻る>1日目 第1回放送まで]] [[次へ>それはまるで乙女のように]] *時系列順で読む [[前へ>承太郎と哀れな下僕]] [[戻る>1日目 第1回放送まで(時系列順)]] [[次へ>それはまるで乙女のように]] *キャラを追って読む |00:[[OP]]|荒木飛呂彦|72:[[神への挑戦(前編)~早過ぎた対峙~]]|
もし、夢がかなったとしたら。 人はまず何をするだろうか。 あなたは、感嘆の声をあげるだろうか。 あなたは、拳を握り締めてガッツポーズをするだろうか。 あなたは、他人に気づかれぬよう笑いをこらえるだろうか。 あなたは、体全身で思わずはしゃぐだろうか。 誰もが事の大小に関係なく『喜び』を得たとき、 幾千もの動作の中から人は『喜び』を表現する。 そしてそこには必ず『沈黙』が存在する。 『沈黙』は受け入れる時間をつくる為に存在する。 過程、状況、環境……それらを結果にまとめあげ、現実世界の自身の認識に受け入れさせる。 それは実に最高な気分であり、幸福の『瞬間』でもある。 喉の調子を確認し、腹から息を吐く。  今、まさに男はその『瞬間』を『沈黙』しながら噛み締めていた。 ―――――――――待ちに待った放送の時間である。  *  *  *  えー皆聞こえてるかな?それじゃあただいまから一回目の放送を行いま~す。    う~ん……どうしようかな。  最初の放送とはいえ実はそんなに話すことなんてないんだ。  そうだな、まず死んだ参加者から話そうか。  君たちだっていの一番に知りたいだろう?  ………誰の『運命』が潰れたのかを。    死亡者を発表するよ。死亡したのは――――   ジョナサン・ジョースター、ロバート・E・O・スピードワゴン、黒騎士ブラフォード   ジョセフ・ジョースター、ストレイツォ、カーズ   ペット・ショップ、ヴァニラ・アイス   山岸由花子、吉良吉影   プロシュート、ギアッチョ   スポーツ・マックス  ……13人。およそ四分の一か。  なかなかどうして頑張るねぇ。この分だと今日中に終るかもしれないな。  そして、もう一つの重要事項、禁止エリアについて話すよ。  一度しか言わないからよく聞いて欲しい。該当するエリアは―――    まず7時からI-3    次に9時にD-2    最後に…11時にD-6  とりあえずこの3箇所にしたよ。  もちろんその時間までに禁止エリアに留まっていたら、首輪の仕掛けが発動する。  自分自身のせいで『生命』を奪わないように注意してくれ。    予想以上の進行具合に私は非常に満足している。   これからもゲームを余すことなく楽しんで欲しい。  とはいえ……妙な考えはあまり関心しないな。例えばそう――――ゲーム台無しにしようとするなんて、ね。  言い忘れていたけど、このゲームを頑張った人には何かプレゼントを差し上げようと思う。    何とまでは言えないけど、とても『素晴らしいもの』であることは約束しよう。  巨万の富?最強の種族になれる処世術?あるいは……ブラフ?なんてね。  まあいいさ。どう解釈するかは君たち次第だから。         生き残っている38人の参加者のみんな、おめでとう。やっと夜が明けた。  最後になるかもしれない『朝日のあたたかさ』を充分に味わっておくといい。  次の放送は……正午かな。    じゃあ、おおむねそうゆうことでよろしくね―――  *  *  * 放送を終えた主催者は『沈黙』する。 今の自分は確かに幸福の『瞬間』であった。 あと何回この機会に出くわすのかを想像しながら、男は胸をおどらせる。 そして、視線の先にある一つの物。 無くとも戦えると吼えたDIOに見捨てられた支給品のバッグであり、吸血鬼の帝王の誇りの証明。 荒木はおもちゃを見つけた子供のように目を輝かせた。 「せっかく用意したんだし。これ、どこかに置くなりしたほうがいいのかもね」 【教会(?-?)/一日目/早朝】 【荒木飛呂彦】 [スタンド]:バトル・ロワイヤル? [時間軸]:??? [状態]: 健康、ちょっと嬉しい。 [装備]: ??? [道具]: ??? [思考・状況] 1:DIOくんの支給品か。ああ、こんなのあったね(笑) 。どうしようかな。 2:参加者を観察し、ゲームを楽しむ 3:優勝者に『プレゼント』の存在を示唆。 &color(red){【残り 38人】} *投下順で読む [[前へ>承太郎と哀れな下僕]] [[戻る>1日目 第1回放送まで]] [[次へ>それはまるで乙女のように]] *時系列順で読む [[前へ>承太郎と哀れな下僕]] [[戻る>1日目 第1回放送まで(時系列順)]] [[次へ>それはまるで乙女のように]] *キャラを追って読む |00:[[OP]]|荒木飛呂彦|72:[[神への挑戦(前編)~早過ぎた対峙~]]|

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