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「……結構歩いたわね。」 橋は無事越えたし…一応、駅に向かっているのよね。 それにしても思っていたのより随分と『長い』橋だったわ。(地図に書いてある絵はあてにならないってことね。) 自分がいた場所と町をつなぐ大きな橋。 最初にいた場所から町に行くにはあそこを通らなければいけないのはわかっていた。 散々歩いたし…『橋』が『長い』のはギリギリ我慢できた。 今、優先すべき事項はディアボロやジョルノ達について考えることですもの。 だけど (マンマミア~素晴らしいデザインだと思わないかトリッシュ!   この橋の『つくり』……時代の先取りをしたような建築様式だ。  もっとも、オレ達の故郷の様式美に遥かに劣るのは明白だがね……) この男の存在が私の頭をかき回すのよ。 何よさっきのあの言い回し。 ああ忌々しい。嫌いじゃないけど忌々しい。 二言目には「楽しもう」だし、言葉は一々甘ったるいし(しかもセンスが古い。今時のイタリアの女には絶対通じないわね)、 オマケにさっき橋を渡り終えたとき、記念だとか言ってキスまで仕掛けようとしたのよッ!  あたしをオとしてどうしようっていうのよッ!! でも……流石にもう諦めたみたいね。さっきからずっと黙りっぱなし。 フフ、キスしようとした時にかましてやった心臓へのエルボーが効いたのかしら。 独り言を喋る以外はじっとコッチを見てるだけだわ。 ……それはそれで結構気になるわね。 「ねぇシーザー」 「……………」 「今度はじっと見つめる作戦のつもり?」 「……………」 「言いたいことがあるならハッキリ言って頂戴。ナンパ以外は特別に『許可』するわ」 「……………トリッシュ、君はどこでその地図を手に入れたんだ?」 ハ!? まさか、バッグの中身を見ていないの? …………呆れたわ。 まったく何を考えているのかしら。 『見ようと確認する前に君と出会ったからね。バッグの中身よりも君の中身(気持ち)のほうが気になって仕方がなかったんだよ』 まさかこんな事言うんじゃあないでしょうね。もうッ! あたしまで古臭いセンスが移っちゃったじゃあないの! とにかくバッグを開けるよう指示したわ。何か役に立つものが入ってるかもしれないし。 バッグには水と食料と地図しか入っていないのはわかっているんだけど。 なんかこう……『期待』しちゃうのよね。この男――――シーザーに。 時間にして2、3分かしら。彼が中身を確認し終わったみたい。 あたしは水と食料と地図以外の物の報告をさせることにしたわ。 すると彼はキザったらしい表情でアタシに”ソレ”を差し出した。 手の平サイズの小さな小さな『折りたたまれた紙』。 ………なんかもう一発エルボーを喰らわせてやりたくなったわ。あれ? アタシ妙にプッツンしやすくなってない?  *  *  * フフフ、既にバッグの中身は確認済みなんだぜトリッシュ。 バッグの中身を見ていないなんてのは嘘。全てリップサービスさ。悪く思わないでくれ。 中身は水と食料だろ? 他に役に立つような物なんて入っちゃいないさ。 しかし…しかしだ。このシーザー・アントニオ・ツェペリ、麗しのシニョリーナを退屈させるのは性に合わないんでね。 キミにちょっとした『サプライズ』をプレゼントする事にしたんだ。 バッグに入っていた何の変哲もないこの『折りたたまれた紙』を使ってね。 今まで退屈させてすまなかった。少々手間取ったよ。正直僕のナンパ術が女性に通じないなんてのはキミが初めてなんだから。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ (なぁトリッシュ! この紙を見てごらん!) (アラ!いったい何かしら?) (ごらんよトリッシュ……………ほら!) パァァァァァァァァァァァァァァァァ (こ…これは! な、なんて綺麗なシャボン玉なの…シャボン玉達が笑っているみたい!) (フッ、驚いたかい? (シャボンランチャーのアートってとこかな…)) (あたしとっても感激ィーーーーーッ!) (ギスギスしててもお肌に悪いだけさ。このシャボンで君の肌と心を綺麗にしてあげたかったんだよ) (どうやったの? この紙はアナタの物なの?) (ちょっとした手品だ。紙にタネはないよ。ただ…君の心のスキをつかせてもらったのさ) (まあ! シーザーったらいけない人ッ!) (トリッシュ……僕のニオイを嗅いでごらんよ) (いいわ。…あら、なんだか懐かしいニオイ。) (ウケケケケケケケケケ) (キャァァァァーーーーーーッ!) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ……てな感じで自分の波紋とシャボンを使ったイリュージョンをプレゼントしよう。 ちょっとネタに走り過ぎちまったが最後には笑いあえる仲に早変わりさッ! じゃあ行動開始だぜーッ! 「で……バッグには何が入っていたの? その『紙』は何?」 「この紙こそ僕たちの『奇跡』さ。1(ウーノ)、2(ドゥーエ)でこの『紙』を開く。準備はいいかい? トリッシュ」 「………………何を企んでいるのかは知らないけど呆れる準備ならとっくにできてる。あなたを馬鹿にする準備も必要かしら?」 「驚く準備も忘れちゃダメだぜ。行くよ…………1(ウーノ)! ……2(ドゥーエ)!」 バササッ! 「…………どうだい。な、中々イ…イカスだろッ!?」 「……………………」 オイちょっと待て。 何これ? なんじゃあコレはぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!? 落ち着け、COOLになるんだシーザー・アントニオ・ツェペリ。ありのまま起こったことを思い出せ。 「『折りたたまれた紙』を開けたらシャボン玉じゃあなく………『鳩』が出てきた」 なぜ? なぜ? なぜ? ……いや待て、そんなことはどうでもいいッ! そんなことより………『無くなっちまった』ことの方が重要だッ! ネェんだ……オレの……俺の衣服に仕込んだ『シャボン液』がどっかにイっちまったッ!!! 思わず呼吸も乱したせいか波紋も出損ねたッ! 「言い訳も……特別に『許可』するわ。『奇跡』を起こしてちょうだい」 ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ トリッシュから怒りのビートが伝わってくる。特にあの視線はまるでリサリサ先生のような……なんてこった。 『折りたたまれた紙』を開いたら二人の距離がますます開いちまった。 またオレは鳩のせいで一杯食わされちまった!(今回は自業自得? 知るかッ!) ごめんよトリッシュ。こんなハズはなかったんだ。言い訳させてくれ。 これはオレの鳩。れっきとしたオレの鳩。そうだこれでいこう。オレの鳩オレの鳩。 「フッ、驚いたかい? 手品さ! これはオレの鳩なんだ」 「………………《支給品、伝書鳩サヴェジ・ガーデン》」 「そう!伝書鳩サヴェジ・ガー………え?」 「《訓練された伝書鳩であり、非常に優秀。手紙を結びつければ手紙の宛名欄に書かれた人物に必ずキッチリ届ける。   また、手紙を届けた後、送り主の所に戻ってくるかも手紙に書くことによって指定可能。  【手紙を届けること】のみに関しては天候やどんな不測の事態でも影響を受けない。ただし手紙を送る事ができる人物は   このゲームの参加者のみであり、一度に手紙を送る事ができるのは一人のみ。郵送時間は場所による》   …………この『説明書』にそう書いてあるわ。『紙』の中に入っていたみたい。専用の『封筒』も一緒よ……」 「えっと…あの…その…トリッシュ?」 「良かったわね。『アナタの』鳩が支給されていて。こんな『奇跡』……あるのかしら」 「マ…マンマミア~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~(ダメだ…鳩に関わるとロクなことがねーぜ…)」  *  *  * やったッ! こんな幸運に巡りあえるなんて。まさに『奇跡』ってこーゆうことねッ! もう怒りなんて全部吹っ飛んじゃいそうッ! もしこれが本当なら・・・充分有り得るッ! アラキは間違いなくスタンド使いだろうし、『亀』のようなスタンドを所持していてもおかしくないわッ! ジョルノ、ブチャラティ、ナランチャ、ポルナレフさん……これでみんなと合流できる。 さっきからシーザーは暴れる鳩を抑えている。すっかりスネちゃって…ちょっぴり見直したわ(あくまで運の強さだけよ?)。 一刻も早く手紙を送ろう。みんなで力をあわせて、ディアボロもアラキも『打倒』するッ! でもジョルノ達のことを彼に紹介すべきだろうか。スカしたことしか言わないナンパ男…役に立つとは到底思えない。 唯の一般人が組織の抗争に巻き込まれたら…きっと昔のアタシのように恐怖に打ちひしがれるわ。 やっぱり、あくまで組織の事は組織に絡んでいる人間でどうにかすべきよね。 さてと……あの伝書鳩の手紙は誰におく………………………ッ!? 「ふぅ~ようやく大人しくなったぜ。尋常じゃあない鳩だからてっきり「吸血鬼」か「柱の男」に関係していると  思ったんだがなぁ。『波紋』を流して調べてみたがよくわからないな。一体どーゆう仕組みになっているんだ?」 な…今何をしたのあの男!電流のようなものが一瞬鳩に流れたわッ! まさかあの男…………スタンド使いだったの!? 『吸血鬼』?…『柱の…オトコ』?『ハ…モン』?シーザー…あなた一体何者なの!? な…なんて事。これじゃあ尚更ダメ。スタンド使いだったらますます組織の抗争に巻き込まれるわ! 確か…ジョルノが教えてくれたんだっけ。《スタンド使いはスタンド使いにひかれあう》とかいう法則。 ニホンの少年から聞いたと言ってたけど…。 「…リッシュ。なぁトリッシュ」 マズイわ。このままじゃ確実に彼は巻き込まれる。いや、アタシ達が出会うこと自体、既に互いを引き寄せ合っていた結果なのかも。 どんなにあしらてもついてくるだろうし。ブン殴って気絶させてトンズラする? いや待って…それじゃ完全に見殺しじゃない。 誰かに狙われるに決まっている。背負って運ぶのは……もっと嫌だわ。まっぴらゴメンよ。 頭がガンガンに痛くなってきた。アタシはそんなにバカじゃないけど沸騰しそう。 もう…ッ! 一般人でも危険ッ! スタンド使いならなお危険ッ! 一体どうしたらいいのよぉ~~~~~~~~~ッ!! 「トリッシュ!」 「えッ!?」 「どうしたんだい取り乱して……鳩も大人しくなったしこの手紙について考えないか?」 「え…ええ…そう…ね」 それからのアタシは何も考えられなかった。ただ彼の言葉に相槌を打つだけ。 自分の知り合いが名簿にのっていたとか、万が一死体に送ったら時間のロスだから放送後を狙って手紙を送るべきとか。 あと何を言ってたっけ。 思い出せない。 頭がぼーっとする。何か彼が言ってるわね。 あんまり寄らないでよ?心配してくれるのはありがたいけど。 とはいえあたしが迷惑をかけるハメになっちゃうなんて無様ね…… あれ………アタシ……抱かれてる……彼に…… 暖かいわ………吸い込まれそう…… ああ……アナタの……クチビルが……近付いてき……… ねぇちょっと待って 何これ? ひょっとしてまさか なにやってんのヨォーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!? ズギュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥンッ!  *  *  * 「ハァーッ……! ハァーッ……! ハァーッ……!」 「目が覚めたかい?さっきから変な調子だからさ」 「あ・・・アタシに何すんのよ! キ……キ、キス……!」 「おおげさだな。手の甲にされるのは嫌? 口に直接した方が良かったかい?  君の今の気持ちに答えたつもりだったんだけどウゴォッ!」 「今日2発目のエルボーよ……これが私の気持ち。今のアナタの気持ちは?」 「キューピッドの矢に射抜かれたせいか…少々胸が苦しいね。」 「今度ふざけた真似したらタダじゃおかないわよッ!」 「ふざけてなんかいないさ。『手の甲』に『キス』をするのは『忠誠』の証」 「ちゅ…『忠誠』ですってッ!?」 「何があろうとも…君を守る為なら…どんな困難もいとわない。その為の『誓い』だ。  君は何も気にしなくていい。何も話さなくてもいい。  ただ……つらい時にはオレのそばにいてほしい。これが今のオレにできる……君への精一杯のナンパだ」 「……………………………アタシ、意外と残酷よ?」 「構わないさ」 「アナタが前言撤回をするのにあたしの貯金全額賭けてもいい」 「ご勝手に」 「………………………そう」 これでいい。 少しは気を許してくれただろうか。 トリッシュはオレに隠しごとをしている。 今は……まだ話す勇気が無いとみえる。ならば落ち着かせるのが先決! よけいな気苦労は彼女に生命の浪費をもたらすからな。 オレ達が出会う前(少なくともトリッシュにとってはだが)に彼女が口走っていたあの一言。 ―――――・・・・・・暗殺チームに、セッコもいるわッ! 確か、ナランチャ、暗殺チーム、セッコは死んだはずじゃ・・・・・――――― ……暗殺じゃあなく暗殺『チーム』。こんな闇の世界のキーワードをすんなり口にしていたときは正直ビビッたぜ。 闇の気配……裏社会に関わっているピリピリした気配を醸してるんだからな。 かつてチンピラをやっていたオレも持っていたあの独特の雰囲気。 そしてオレと鳩を見たときのあの態度。 こんなイカれた状況の中じゃあ何が起こるかわからないっていうのになんの疑いもなく… いや、普通に受け入れてしまっていると言うべきか。 最初は随分無用心な印象を受けたが…… あれだけの常識外れな『支給品』を信じるあたり…前にそういった『動物』に会ったことがあるのか? そして………いまだ悲観せず泣き叫ぼうともしない。 何が言いたいかというと彼女は凄まじく”場慣れ”をしている、ということだ。 この”慣れ具合”は裏町でヤクザの出来損ないとイチャついてるような闇じゃあない。 おそらく、生死を賭けたやり取りをこなした闇だ。 つっぱねた態度もオレへの心配の裏返しだろう。とにかく関わりを持たせまいとしている。 いいぜ。その心意気…感動した。女に秘密はつきものだからな。 いずれ君が全てを話してくれるのをオレは待っているよ。 『待つ』のもまた『恋愛』さ。 オレの精神テンションは今!貧民時代にもどっているッ! 冷酷!残忍!そのオレが君に付き纏う『闇の住人』を倒すぜッ。特製の波紋のシャボ…… ……シャボン液のこと、すっかり忘れてたぜ。  *  *  * 人と闇は身近な関係である。闇は人に光への興味をもたらし……生活、建築、芸術、思想を進化させた。 闇と人は決して縁を断ち切る事はできない。人の足元に影があるように。 今、二人には闇が渦巻いている。 女は自身の闇を恐れるあまり、男の為に心の中に闇を留め…… 男は女の闇を払いのける為に、かつて自分の中にあった闇を取り戻す…… 絡み纏わりつく闇はゆっくりと二人の心を蝕んでゆく。 人は闇を恐れ…また闇にも惹かれる。 『闇と共存すること』は『闇』ではない。『闇に飲み込まれること』が『闇』なのだ。 『闇』を拒絶する方法はこの世には存在しない。 『光』は『闇』を『包み込む』が『拒絶』はしない。その逆もまた然り。 朝日が顔を出す時も……二人の中で『闇』は生き続ける。 余談だが……シーザーの支給品である『エニグマの紙』が包んでいた物は大きくわけて3つあった。 一つは現在シーザー・アントニオ・ツェペリの肩に乗っている《伝書鳩サヴェジ・ガーデン》 もう一つはサヴェジ・ガーデン専用の《封筒》 そして最後の一つは 《オリーブの葉》である。 旧約聖書の登場人物ノアが方舟でアララト山に非難したとき、彼が放った鳩が持ち帰ってきたもの。 そして鳩と揃った時、初めて『平和』の『象徴』と称されるもの。 全てが元通りになり、静寂に帰し、『平和』になる暗示。 トリッシュは《封筒》には気づいたが、風に飛ばされる葉っぱには無頓着であった。 『象徴』の”かたわれ”はそのままごみ屑のように闇夜に消えていった。 つまり、『平和』の『象徴』は成立しないことになる。 アラキの真意はわかりかねるが、別段重要な話ではないことを強調しておきたい。 葉っぱは参加者じゃあないのだし、『平和』が実現不可能になったわけでもないのだから。 そう……《オリーブの葉》も《鳩》もしょせん物の例えに過ぎない。 ゲームはまだ始まったばかりなのだ。 『ゲームの終わり』がやって来ない内に……二人の前に《オリーブの葉》のような『希望』が現れればきっと大丈夫だろう。 ―――――――――現れればの話だが。 【エッレ・イタリアーノ シニョーラ エ シニョリーナ】 【杜王町南【H-5】/一日目/黎明~早朝】 【トリッシュ・ウナ】 [スタンド]:『スパイスガール』 [時間軸]:ディアボロ撃破時 [状態]:軽度の疲労、心に不安。 [装備]:なし [道具]: 支給品一式、トニオのプリン [思考・状況]  1)シーザーをちょっぴり信頼。  2)サヴェジ・ガーデンの使用について考える。  3)ジョルノ達と合流(ディアボロの一件についても知りたい)してゲームから脱出したい。  4)できればシーザーを自分の組織の抗争に巻き込みたくない 。 【シーザー・アントニオ・ツェペリ】 [能力]: 波紋法 [時間軸]:ゲスラーのホテルへ突入直後 [状態]:健康、トリッシュへの忠誠と決意。 [装備]:なし [道具]: 支給品一式、伝書鳩サヴェジ・ガーデン、専用の封筒10枚(使い捨て)。 [思考・状況] 1)トリッシュを『闇』から解放させたい。いつかトリッシュから全てが語られるのを待つ。 2)サヴェジ・ガーデンの使用について考える。ゲームからの脱出も考慮。 3)『ワムウ』及びトリッシュに関わる『闇の住人』を全員始末する。 4)ジョセフ、リサリサと合流する  (でも、ホテルに突入したことについての口論が再発しそうなのであんまり会いたくない)  ※サヴェジ・ガーデンは専用の封筒の宛名欄に書かれた人物に手紙を届けます。   手紙を届けた後、送り主の所に戻ってくるかも封筒に書くことによって指定可能。   【手紙を届けること】のみに関しては天候やどんな不測の事態でも影響を受けません。   手紙を送る事ができる人物はこのゲームの参加者のみであり、同時に複数の人物に手紙を送る事はできません。   郵送時間は場所によりますが、封筒には小物程度ならなんでも入ります。 *投下順で読む [[前へ>帝王の『引力』]] [[戻る>1日目 第1回放送まで]] [[次へ>真の《殺戮のエリート》]] *時系列順で読む [[前へ>恋人たちへ究極の問いを]] [[戻る>1日目(時系列順)]] [[次へ>それぞれの決意]] *キャラを追って読む |23:[[その女の闇]]||シーザー・アントニオ・ツェペリ|74:[[一期一会]]| |23:[[その女の闇]]||トリッシュ・ウナ|74:[[一期一会]]|
「……結構歩いたわね。」 橋は無事越えたし…一応、駅に向かっているのよね。 それにしても思っていたのより随分と『長い』橋だったわ。(地図に書いてある絵はあてにならないってことね。) 自分がいた場所と町をつなぐ大きな橋。 最初にいた場所から町に行くにはあそこを通らなければいけないのはわかっていた。 散々歩いたし…『橋』が『長い』のはギリギリ我慢できた。 今、優先すべき事項はディアボロやジョルノ達について考えることですもの。 だけど (マンマミア~素晴らしいデザインだと思わないかトリッシュ!   この橋の『つくり』……時代の先取りをしたような建築様式だ。  もっとも、オレ達の故郷の様式美に遥かに劣るのは明白だがね……) この男の存在が私の頭をかき回すのよ。 何よさっきのあの言い回し。 ああ忌々しい。嫌いじゃないけど忌々しい。 二言目には「楽しもう」だし、言葉は一々甘ったるいし(しかもセンスが古い。今時のイタリアの女には絶対通じないわね)、 オマケにさっき橋を渡り終えたとき、記念だとか言ってキスまで仕掛けようとしたのよッ!  あたしをオとしてどうしようっていうのよッ!! でも……流石にもう諦めたみたいね。さっきからずっと黙りっぱなし。 フフ、キスしようとした時にかましてやった心臓へのエルボーが効いたのかしら。 独り言を喋る以外はじっとコッチを見てるだけだわ。 ……それはそれで結構気になるわね。 「ねぇシーザー」 「……………」 「今度はじっと見つめる作戦のつもり?」 「……………」 「言いたいことがあるならハッキリ言って頂戴。ナンパ以外は特別に『許可』するわ」 「……………トリッシュ、君はどこでその地図を手に入れたんだ?」 ハ!? まさか、バッグの中身を見ていないの? …………呆れたわ。 まったく何を考えているのかしら。 『見ようと確認する前に君と出会ったからね。バッグの中身よりも君の中身(気持ち)のほうが気になって仕方がなかったんだよ』 まさかこんな事言うんじゃあないでしょうね。もうッ! あたしまで古臭いセンスが移っちゃったじゃあないの! とにかくバッグを開けるよう指示したわ。何か役に立つものが入ってるかもしれないし。 バッグには水と食料と地図しか入っていないのはわかっているんだけど。 なんかこう……『期待』しちゃうのよね。この男――――シーザーに。 時間にして2、3分かしら。彼が中身を確認し終わったみたい。 あたしは水と食料と地図以外の物の報告をさせることにしたわ。 すると彼はキザったらしい表情でアタシに”ソレ”を差し出した。 手の平サイズの小さな小さな『折りたたまれた紙』。 ………なんかもう一発エルボーを喰らわせてやりたくなったわ。あれ? アタシ妙にプッツンしやすくなってない?  *  *  * フフフ、既にバッグの中身は確認済みなんだぜトリッシュ。 バッグの中身を見ていないなんてのは嘘。全てリップサービスさ。悪く思わないでくれ。 中身は水と食料だろ? 他に役に立つような物なんて入っちゃいないさ。 しかし…しかしだ。このシーザー・アントニオ・ツェペリ、麗しのシニョリーナを退屈させるのは性に合わないんでね。 キミにちょっとした『サプライズ』をプレゼントする事にしたんだ。 バッグに入っていた何の変哲もないこの『折りたたまれた紙』を使ってね。 今まで退屈させてすまなかった。少々手間取ったよ。正直僕のナンパ術が女性に通じないなんてのはキミが初めてなんだから。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ (なぁトリッシュ! この紙を見てごらん!) (アラ!いったい何かしら?) (ごらんよトリッシュ……………ほら!) パァァァァァァァァァァァァァァァァ (こ…これは! な、なんて綺麗なシャボン玉なの…シャボン玉達が笑っているみたい!) (フッ、驚いたかい? (シャボンランチャーのアートってとこかな…)) (あたしとっても感激ィーーーーーッ!) (ギスギスしててもお肌に悪いだけさ。このシャボンで君の肌と心を綺麗にしてあげたかったんだよ) (どうやったの? この紙はアナタの物なの?) (ちょっとした手品だ。紙にタネはないよ。ただ…君の心のスキをつかせてもらったのさ) (まあ! シーザーったらいけない人ッ!) (トリッシュ……僕のニオイを嗅いでごらんよ) (いいわ。…あら、なんだか懐かしいニオイ。) (ウケケケケケケケケケ) (キャァァァァーーーーーーッ!) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ……てな感じで自分の波紋とシャボンを使ったイリュージョンをプレゼントしよう。 ちょっとネタに走り過ぎちまったが最後には笑いあえる仲に早変わりさッ! じゃあ行動開始だぜーッ! 「で……バッグには何が入っていたの? その『紙』は何?」 「この紙こそ僕たちの『奇跡』さ。1(ウーノ)、2(ドゥーエ)でこの『紙』を開く。準備はいいかい? トリッシュ」 「………………何を企んでいるのかは知らないけど呆れる準備ならとっくにできてる。あなたを馬鹿にする準備も必要かしら?」 「驚く準備も忘れちゃダメだぜ。行くよ…………1(ウーノ)! ……2(ドゥーエ)!」 バササッ! 「…………どうだい。な、中々イ…イカスだろッ!?」 「……………………」 オイちょっと待て。 何これ? なんじゃあコレはぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!? 落ち着け、COOLになるんだシーザー・アントニオ・ツェペリ。ありのまま起こったことを思い出せ。 「『折りたたまれた紙』を開けたらシャボン玉じゃあなく………『鳩』が出てきた」 なぜ? なぜ? なぜ? ……いや待て、そんなことはどうでもいいッ! そんなことより………『無くなっちまった』ことの方が重要だッ! ネェんだ……オレの……俺の衣服に仕込んだ『シャボン液』がどっかにイっちまったッ!!! 思わず呼吸も乱したせいか波紋も出損ねたッ! 「言い訳も……特別に『許可』するわ。『奇跡』を起こしてちょうだい」 ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ トリッシュから怒りのビートが伝わってくる。特にあの視線はまるでリサリサ先生のような……なんてこった。 『折りたたまれた紙』を開いたら二人の距離がますます開いちまった。 またオレは鳩のせいで一杯食わされちまった!(今回は自業自得? 知るかッ!) ごめんよトリッシュ。こんなハズはなかったんだ。言い訳させてくれ。 これはオレの鳩。れっきとしたオレの鳩。そうだこれでいこう。オレの鳩オレの鳩。 「フッ、驚いたかい? 手品さ! これはオレの鳩なんだ」 「………………《支給品、伝書鳩サヴェジ・ガーデン》」 「そう!伝書鳩サヴェジ・ガー………え?」 「《訓練された伝書鳩であり、非常に優秀。手紙を結びつければ手紙の宛名欄に書かれた人物に必ずキッチリ届ける。   また、手紙を届けた後、送り主の所に戻ってくるかも手紙に書くことによって指定可能。  【手紙を届けること】のみに関しては天候やどんな不測の事態でも影響を受けない。ただし手紙を送る事ができる人物は   このゲームの参加者のみであり、一度に手紙を送る事ができるのは一人のみ。郵送時間は場所による》   …………この『説明書』にそう書いてあるわ。『紙』の中に入っていたみたい。専用の『封筒』も一緒よ……」 「えっと…あの…その…トリッシュ?」 「良かったわね。『アナタの』鳩が支給されていて。こんな『奇跡』……あるのかしら」 「マ…マンマミア~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~(ダメだ…鳩に関わるとロクなことがねーぜ…)」  *  *  * やったッ! こんな幸運に巡りあえるなんて。まさに『奇跡』ってこーゆうことねッ! もう怒りなんて全部吹っ飛んじゃいそうッ! もしこれが本当なら・・・充分有り得るッ! アラキは間違いなくスタンド使いだろうし、『亀』のようなスタンドを所持していてもおかしくないわッ! ジョルノ、ブチャラティ、ナランチャ、ポルナレフさん……これでみんなと合流できる。 さっきからシーザーは暴れる鳩を抑えている。すっかりスネちゃって…ちょっぴり見直したわ(あくまで運の強さだけよ?)。 一刻も早く手紙を送ろう。みんなで力をあわせて、ディアボロもアラキも『打倒』するッ! でもジョルノ達のことを彼に紹介すべきだろうか。スカしたことしか言わないナンパ男…役に立つとは到底思えない。 唯の一般人が組織の抗争に巻き込まれたら…きっと昔のアタシのように恐怖に打ちひしがれるわ。 やっぱり、あくまで組織の事は組織に絡んでいる人間でどうにかすべきよね。 さてと……あの伝書鳩の手紙は誰におく………………………ッ!? 「ふぅ~ようやく大人しくなったぜ。尋常じゃあない鳩だからてっきり「吸血鬼」か「柱の男」に関係していると  思ったんだがなぁ。『波紋』を流して調べてみたがよくわからないな。一体どーゆう仕組みになっているんだ?」 な…今何をしたのあの男!電流のようなものが一瞬鳩に流れたわッ! まさかあの男…………スタンド使いだったの!? 『吸血鬼』?…『柱の…オトコ』?『ハ…モン』?シーザー…あなた一体何者なの!? な…なんて事。これじゃあ尚更ダメ。スタンド使いだったらますます組織の抗争に巻き込まれるわ! 確か…ジョルノが教えてくれたんだっけ。《スタンド使いはスタンド使いにひかれあう》とかいう法則。 ニホンの少年から聞いたと言ってたけど…。 「…リッシュ。なぁトリッシュ」 マズイわ。このままじゃ確実に彼は巻き込まれる。いや、アタシ達が出会うこと自体、既に互いを引き寄せ合っていた結果なのかも。 どんなにあしらてもついてくるだろうし。ブン殴って気絶させてトンズラする? いや待って…それじゃ完全に見殺しじゃない。 誰かに狙われるに決まっている。背負って運ぶのは……もっと嫌だわ。まっぴらゴメンよ。 頭がガンガンに痛くなってきた。アタシはそんなにバカじゃないけど沸騰しそう。 もう…ッ! 一般人でも危険ッ! スタンド使いならなお危険ッ! 一体どうしたらいいのよぉ~~~~~~~~~ッ!! 「トリッシュ!」 「えッ!?」 「どうしたんだい取り乱して……鳩も大人しくなったしこの手紙について考えないか?」 「え…ええ…そう…ね」 それからのアタシは何も考えられなかった。ただ彼の言葉に相槌を打つだけ。 自分の知り合いが名簿にのっていたとか、万が一死体に送ったら時間のロスだから放送後を狙って手紙を送るべきとか。 あと何を言ってたっけ。 思い出せない。 頭がぼーっとする。何か彼が言ってるわね。 あんまり寄らないでよ?心配してくれるのはありがたいけど。 とはいえあたしが迷惑をかけるハメになっちゃうなんて無様ね…… あれ………アタシ……抱かれてる……彼に…… 暖かいわ………吸い込まれそう…… ああ……アナタの……クチビルが……近付いてき……… ねぇちょっと待って 何これ? ひょっとしてまさか なにやってんのヨォーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!? ズギュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥンッ!  *  *  * 「ハァーッ……! ハァーッ……! ハァーッ……!」 「目が覚めたかい?さっきから変な調子だからさ」 「あ・・・アタシに何すんのよ! キ……キ、キス……!」 「おおげさだな。手の甲にされるのは嫌? 口に直接した方が良かったかい?  君の今の気持ちに答えたつもりだったんだけどウゴォッ!」 「今日2発目のエルボーよ……これが私の気持ち。今のアナタの気持ちは?」 「キューピッドの矢に射抜かれたせいか…少々胸が苦しいね。」 「今度ふざけた真似したらタダじゃおかないわよッ!」 「ふざけてなんかいないさ。『手の甲』に『キス』をするのは『忠誠』の証」 「ちゅ…『忠誠』ですってッ!?」 「何があろうとも…君を守る為なら…どんな困難もいとわない。その為の『誓い』だ。  君は何も気にしなくていい。何も話さなくてもいい。  ただ……つらい時にはオレのそばにいてほしい。これが今のオレにできる……君への精一杯のナンパだ」 「……………………………アタシ、意外と残酷よ?」 「構わないさ」 「アナタが前言撤回をするのにあたしの貯金全額賭けてもいい」 「ご勝手に」 「………………………そう」 これでいい。 少しは気を許してくれただろうか。 トリッシュはオレに隠しごとをしている。 今は……まだ話す勇気が無いとみえる。ならば落ち着かせるのが先決! よけいな気苦労は彼女に生命の浪費をもたらすからな。 オレ達が出会う前(少なくともトリッシュにとってはだが)に彼女が口走っていたあの一言。 ―――――・・・・・・暗殺チームに、セッコもいるわッ! 確か、ナランチャ、暗殺チーム、セッコは死んだはずじゃ・・・・・――――― ……暗殺じゃあなく暗殺『チーム』。こんな闇の世界のキーワードをすんなり口にしていたときは正直ビビッたぜ。 闇の気配……裏社会に関わっているピリピリした気配を醸してるんだからな。 かつてチンピラをやっていたオレも持っていたあの独特の雰囲気。 そしてオレと鳩を見たときのあの態度。 こんなイカれた状況の中じゃあ何が起こるかわからないっていうのになんの疑いもなく… いや、普通に受け入れてしまっていると言うべきか。 最初は随分無用心な印象を受けたが…… あれだけの常識外れな『支給品』を信じるあたり…前にそういった『動物』に会ったことがあるのか? そして………いまだ悲観せず泣き叫ぼうともしない。 何が言いたいかというと彼女は凄まじく”場慣れ”をしている、ということだ。 この”慣れ具合”は裏町でヤクザの出来損ないとイチャついてるような闇じゃあない。 おそらく、生死を賭けたやり取りをこなした闇だ。 つっぱねた態度もオレへの心配の裏返しだろう。とにかく関わりを持たせまいとしている。 いいぜ。その心意気…感動した。女に秘密はつきものだからな。 いずれ君が全てを話してくれるのをオレは待っているよ。 『待つ』のもまた『恋愛』さ。 オレの精神テンションは今!貧民時代にもどっているッ! 冷酷!残忍!そのオレが君に付き纏う『闇の住人』を倒すぜッ。特製の波紋のシャボ…… ……シャボン液のこと、すっかり忘れてたぜ。  *  *  * 人と闇は身近な関係である。闇は人に光への興味をもたらし……生活、建築、芸術、思想を進化させた。 闇と人は決して縁を断ち切る事はできない。人の足元に影があるように。 今、二人には闇が渦巻いている。 女は自身の闇を恐れるあまり、男の為に心の中に闇を留め…… 男は女の闇を払いのける為に、かつて自分の中にあった闇を取り戻す…… 絡み纏わりつく闇はゆっくりと二人の心を蝕んでゆく。 人は闇を恐れ…また闇にも惹かれる。 『闇と共存すること』は『闇』ではない。『闇に飲み込まれること』が『闇』なのだ。 『闇』を拒絶する方法はこの世には存在しない。 『光』は『闇』を『包み込む』が『拒絶』はしない。その逆もまた然り。 朝日が顔を出す時も……二人の中で『闇』は生き続ける。 余談だが……シーザーの支給品である『エニグマの紙』が包んでいた物は大きくわけて3つあった。 一つは現在シーザー・アントニオ・ツェペリの肩に乗っている《伝書鳩サヴェジ・ガーデン》 もう一つはサヴェジ・ガーデン専用の《封筒》 そして最後の一つは 《オリーブの葉》である。 旧約聖書の登場人物ノアが方舟でアララト山に非難したとき、彼が放った鳩が持ち帰ってきたもの。 そして鳩と揃った時、初めて『平和』の『象徴』と称されるもの。 全てが元通りになり、静寂に帰し、『平和』になる暗示。 トリッシュは《封筒》には気づいたが、風に飛ばされる葉っぱには無頓着であった。 『象徴』の”かたわれ”はそのままごみ屑のように闇夜に消えていった。 つまり、『平和』の『象徴』は成立しないことになる。 アラキの真意はわかりかねるが、別段重要な話ではないことを強調しておきたい。 葉っぱは参加者じゃあないのだし、『平和』が実現不可能になったわけでもないのだから。 そう……《オリーブの葉》も《鳩》もしょせん物の例えに過ぎない。 ゲームはまだ始まったばかりなのだ。 『ゲームの終わり』がやって来ない内に……二人の前に《オリーブの葉》のような『希望』が現れればきっと大丈夫だろう。 ―――――――――現れればの話だが。 【エッレ・イタリアーノ シニョーラ エ シニョリーナ】 【杜王町南【H-5】/一日目/黎明~早朝】 【トリッシュ・ウナ】 [スタンド]:『スパイスガール』 [時間軸]:ディアボロ撃破時 [状態]:軽度の疲労、心に不安。 [装備]:なし [道具]: 支給品一式、トニオのプリン [思考・状況]  1)シーザーをちょっぴり信頼。  2)サヴェジ・ガーデンの使用について考える。  3)ジョルノ達と合流(ディアボロの一件についても知りたい)してゲームから脱出したい。  4)できればシーザーを自分の組織の抗争に巻き込みたくない 。 【シーザー・アントニオ・ツェペリ】 [能力]: 波紋法 [時間軸]:ゲスラーのホテルへ突入直後 [状態]:健康、トリッシュへの忠誠と決意。 [装備]:なし [道具]: 支給品一式、伝書鳩サヴェジ・ガーデン、専用の封筒10枚(使い捨て)。 [思考・状況] 1)トリッシュを『闇』から解放させたい。いつかトリッシュから全てが語られるのを待つ。 2)サヴェジ・ガーデンの使用について考える。ゲームからの脱出も考慮。 3)『ワムウ』及びトリッシュに関わる『闇の住人』を全員始末する。 4)ジョセフ、リサリサと合流する  (でも、ホテルに突入したことについての口論が再発しそうなのであんまり会いたくない)  ※サヴェジ・ガーデンは専用の封筒の宛名欄に書かれた人物に手紙を届けます。   手紙を届けた後、送り主の所に戻ってくるかも封筒に書くことによって指定可能。   【手紙を届けること】のみに関しては天候やどんな不測の事態でも影響を受けません。   手紙を送る事ができる人物はこのゲームの参加者のみであり、同時に複数の人物に手紙を送る事はできません。   郵送時間は場所によりますが、封筒には小物程度ならなんでも入ります。 *投下順で読む [[前へ>帝王の『引力』]] [[戻る>1日目 第1回放送まで]] [[次へ>真の《殺戮のエリート》]] *時系列順で読む [[前へ>恋人たちへ究極の問いを]] [[戻る>1日目 第1回放送まで(時系列順)]] [[次へ>それぞれの決意]] *キャラを追って読む |23:[[その女の闇]]|シーザー・アントニオ・ツェペリ|74:[[一期一会]]| |23:[[その女の闇]]|トリッシュ・ウナ|74:[[一期一会]]|

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