非リレー型バトルロワイアル @ ウィキ内検索 / 「第1ラウンド」で検索した結果

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  • チラ裏ロワ本編SS目次・時系列順
    ...ン、秋山澪 007 第1ラウンド 鷹村守、戸愚呂兄、岸本恵 008 戦慄のバックファイヤー ミッキー、ふとし、まっつん 009 絶望 兵藤和也 010 復讐の決意 安藤守、ゴール
  • チラ裏ロワ本編SS目次・投下順
    ...ン、秋山澪 007 第1ラウンド 鷹村守、戸愚呂兄、岸本恵 008 戦慄のバックファイヤー ミッキー、ふとし、まっつん 009 絶望 兵藤和也 010 復讐の決意 安藤守、ゴール
  • 対峙スル死神と歩兵
    アパートの向かいのデパートの屋上、そこに人がいた。 覗いている場所は向かいのアパートの一室。そこには女性と男性が行為をしていた。 男はうつ伏せになりスナイパーライフルのスコープを使って、窓からその光景を見ていた。最初から。 別に彼にそんな趣味があるわけではない。たまたま目に入ったから、ただ面白そうだから、それを見ている。 二人が感じていた視線とはこの男のことである。 そしてこの男の名前は多良見進。死神、または闇と呼ばれる高校生。 □□□ 多良見進は長谷川やステブルスが街に入るまえにこの街に来ていた。 なぜここに来たのか。もちろん別の道具はないか探しにきた・・・のだが 「街に行けばなにかあるかなー…って思ったんだけど…」 街は廃墟とかしており、何かありそうな気配すらない。 多良見は少し不満だった。RPGだと何かしらはある。しかし、現実はそう甘...
  • 僕らが勘違いしたアイデンティティーは
    3:僕らが勘違いしたアイデンティティーは 平田洋明は自分が目の当たりにしている光景が信じられなかった。 自分が死んだ筈なのに生き返っている事にも、再び殺し合いに巻き込まれている事も信じられなかったが、 それ以上に彼は自分が今見ているものが信じられない。 「フーッ! フーッ!」 「アッ、アッ……グッ!」 (な、何て事だ……) 墓場で、男と白馬が交わっていた。 男の尻に白馬がいきり立ったモノを突っ込み激しく腰を振っている。 男は苦しそうな呻き声を発しているが、気持ち良さそうだ。白馬も然り。 (こんな世界もあるんだな……) 自分の未知なる世界に遭遇し思わず感心してしまう洋明。 支給されたM39卵型手榴弾で爆殺しようとも考えたが、 余りに濃密な絡みに「邪魔してはいけない」と心のどこかから声が聞こえたような気がして、思い留まった。 ...
  • 学校血戦
    37話 学校血戦 殺し合いゲームが始まり8時間足らずで30人いた参加者は6人にまで減った。 殺し合いに身を任せ他人を屠る者、宮崎賢也とパーヴェル。 殺し合いに抗いもがく者、ジークリード、由比ヶ浜智里、ローレンツ、粕谷結菜。 間も無くゲームの結果は決するであろう。 …… 学校。 グラウンドに出る少年と狼。 「あと6人か、俺達入れて」 「早いもんだな…たった8時間でよ」 「さてと……どうするパーヴェル?」 「そうだな……ここで待つか? しばらく」 「……へへっ」 互いに武器を装備し、余裕の構えで学校への訪問者を待つ。 「お前結構良い身体してるよなァ賢也」 「よせよ。そんな趣味は無いよ」 「残念」 「……おっと、誰か来たようだ」 最初の訪問者が正門から現れる。 濃灰と白色の毛皮を持った人狼、ローレンツと、...
  • 『さあ、言葉の千本ノックを始めよう』
    7話 『さあ、言葉の千本ノックを始めよう』 ◆ 心は折るためにある物でもあり、折られるためにあるものだ。 ◆ B-4のテレビ局に◆xzYb/YHTdIは居た。 右手には彼の支給品であるメガホンが持たれている。 「…◆VxAX.uhVsM氏…絶対に止めてやる」 彼の眼には闘志が宿っていた。 しかし、そんなところにこの男が来た。 『うーん、なかなか良い事いうねぇ』 「……お前は」 『んー?球磨川禊ちゃんだよーん☆』 「そうかい…」 ああ、最悪だ。 それが◆xzYb/YHTdIの考えだった。 目の前に立っているのは、自分が一番会ってはならない人物。 そして、その嫌な予感が的中する。 『まったくさ…そんな大口はたいて大丈夫なの?そういう奴って大体一話ズガンになるよ?』 「う…」グサッ 『まあ、君からはモ...
  • この出会いは偶然か、必然か
    昼がすぎ時刻は夜。D-4の街の廃屋とかしたアパートで、男性と女性が4ラウンド目に突入していた。 淫らな水音と喘ぎ声が部屋に響く。 女性は逆レイプ魔の長谷川燐。男性は元強姦魔のステブルス。 ステブルスは結婚している。ただし、結婚する前は現役バリバリの強姦魔である。 数多の女性を犯し、そして犯そうとした女性に一目ぼれ。そして結婚。 今では全く強姦はしないが、このバトルロワイアルは別だ。女性は少ない、しかし犯し放題ではないか。 そしてこのアパートに入ってきた、長谷川という女を犯した。 ただし彼にとっての計算外だったのは、彼女も逆レイプ魔だった…ということである。 そして話は数分前に遡る… □□□ 長谷川は街を歩いていた。手ぶらの状態で。 今襲われればひとたまりもない。…私が男性を襲ってたんだけどね。 そういうことではなく、武器を持ってないということが非常に...
  • 自意識をきりきり痛めつける
    1:自意識をきりきり痛めつける 木造校舎の古びた天井が、獣竜の青年、比良坂守治が意識を取り戻して最初に見た光景だった。 「……俺、どうしたんだっけ……」 ぼーっとした頭でぼーっと考える。 「……そうだ、俺、一回死んで……え……また殺し合い……うわ……」 自分の置かれている状況が理解出来た所で、酷く落ち込む守治。 彼は、彼に限った話では無いが、別の殺し合いに参加させられ、命を落とした。 再び命を与えられたは良いがやはり殺し合い。 落ち込むのは無理も無い。 取り敢えず前回と同じくデイパックを開けて中身を漁る。 参加者名簿には見知った名前が幾つかある。 「浅井きらら」「浅井政喜」の二人は以前の殺し合いで行動を共にした。 「この二人捜そうかな……支給品は、何だ」 ランダム支給品を確認する守治。 出てきた物は、薪割りに使う手斧だっ...
  • 学校に行こう(不登校的な意味では無く)
    24話 学校に行こう(不登校的な意味では無く) 木造校舎の学校はどこかノスタルジックな雰囲気を醸し出す。 古びてはいるが最近まで現役で使われていたらしいその学校の裏門に、 青髪少年、宮崎賢也は立つ。 「学校の怪談とかで出てきそうだな」 木造校舎を観察しつつ賢也は言う。 「誰かいるかねぇ」 それなりに規模の大きい建物故に既に先客がいる可能性は高い。 大型軍用自動拳銃コルト M1911を片手に賢也は校舎裏口に歩いて行く。 同時刻。 篠沢具子はグラウンドを横切り学校昇降口に向け歩いていた。 右手には自動拳銃ベレッタ M1934。 「木造校舎か…年季を感じるわねー」 鮮やかな花が咲く花檀と水道の横を通り昇降口を潜る。 下駄箱が幾つか設置されており、卒業制作と思われる、学校の切り絵が飾られていた。 廊下に出ると、保健...
  • 内藤泰弘キャラ・バトルロワイアルの参加者名簿
    【血界戦線】4/4 ○クラウス・V・ラインヘルツ/○レオナルド・ウォッチ/○ザップ・レンフロ/○チェイン・皇 【トライガン/トライガン・マキシマム】 14/14 ○ヴァッシュ・ザ・スタンピード/○ニコラス・D・ウルフウッド/○メリル・ストライフ/○ミリィ・トンプソン/○リヴィオ・ザ・ダブルファング/○ミリオンズ・ナイブズ/○レガート・ブルーサマーズ/○エレンディラ・ザ・グリムゾンネイル/○モネヴ・ザ・ゲイル/○マイン・ザ・EGマイン/○雷泥・ザ・ブレード/○ミッドバレイ・ザ・ホーンフリーク/○ホッパード・ザ・ガントレット/○レム・セイブレム 【ガングレイヴ】 12/12 ○ビヨンド・ザ・グレイヴ/○ブランドン・ヒート/○ハリー・マクドゥエル/○浅葱ミカ/○Dr.トキオカ/○九頭文治/○ベア・ウォーケン/○バラッド・バード・リー/○ボブ・パウンドマックス/○浅...
  • BATTLE OF MERRY GO ROUND
    第十二話≪BATTLE OF MERRY GO ROUND≫ エリアG-7に存在する遊園地。 ジェットコースター、コーヒーカップ、ゴーカート、 メリーゴーラウンド、お化け屋敷といった、 様々なアトラクションが用意された大規模な娯楽施設だが、 今遊園地内に響いているのは家族連れやカップルの楽しそうな声では無く、 乾いた二種類の銃声だった。 メリーゴーランドの柱の陰に隠れながら、 俺は自分の拳銃――九四式拳銃に予備のマガジンを装填していた。 この殺し合いが始まった直後、俺は赤い身体の竜人に銃撃された。 俺は銃撃をかわしながら自分のデイパックを漁り、 拳銃らしき物を見つけ応戦した。 しかし何だこの拳銃、妙な形だしやたらと引き金は重いし……。 まあとにかく、今俺はメリーゴーラウンドの柱の陰に隠れている。 相手の赤い竜人の男はどうやら十数メートル先にあるコーヒ...
  • さよならフラウ
    37話「さよならフラウ」 私こと伊賀榛名はこの殺し合いが始まった直後、とってもおいしそうな私と同じ狐獣人の女の子を見付けた訳。 それで、支給品の一つのスタンガン(もう一つはモスバーグM500というショットガンだった)で、 気絶させて近くのラブホへ連れ込んで、今、じっくり味わってるんだ♪ このフラウって子、私より大人びた外見してるけど、凄く可愛い声で鳴くねぇ。 最初はかなり抵抗して手こずったけど、そこは男も女も泣き叫ぶ私のテクであっさり陥落。 快感を覚えたら後はもうこっちのものよ。 もうそれはもうありとあらゆる事を、もちろんあっちの方のね。ウフフフフフフ。 途中から拘束を解いても逃げるどころか逆に私に抱き付いて求めてくる始末。 それにしても殺し合いかあ。何だってただのエロい女子高生であるこの私と、 普通の女子高生でありクラスメイトの千穂ちゃん、私のお気...
  • オープニング~正常~
       頭に鈍い痛みを感じ、紫原洋介は目を覚ました。 (……ここは?)  周りを見回してみると、そこは五十畳くらいの倉庫のような部屋であった。  部屋の中央には、巨大なモニターが取り付けられていて、周りを取り囲むように設置された照明は、これでもかというぐらいに部屋を照らしていて、それが余計に洋介の頭痛を激しくさせていた。  それだけならまだ普通の場景であるが、洋介の周りと取り囲むように倒れている人々がある種、犯罪的な雰囲気を演出していた。  そこで、洋介は首の辺りに違和感を覚える。首に手を当ててみると、金属製の首輪が巻かれていて、普段は滅多のことでは動じない洋介もこれには、かなりの衝撃を受けた。 (なんだ!? この状況は! 下手なB級映画だって今時こんな展開はありえねえぞ!!)  数分後、彼以外の人間も目を覚ましていた。  突然の状況にパニックを起こす者や、ただ呆然としている者をボンヤリと眺...
  • 高級車でGO!
    第三十七話≪高級車でGO!≫ エリアB-8の豪邸。四宮勝憲と金ヶ崎陵華は何か使えそうな物は無いかと豪邸内を探索していた。 豪邸内には広いリビングを始め、映写室、運動室、寝室が三つ、 吹き抜けがあり天井に豪華な鉄細工の施された天窓がある玄関ホール、 大理石の浴室、書斎、パソコンルームなど、多くの部屋が存在していた。 想像以上に広大な面積を誇るため、二人は手分けして探索を行っていた。 しかし、護身用の武器などは置いておらず、調達出来たのは、 牛刀包丁、幾つかの食糧と飲料、ニンテンドーDS用ゲームソフト4本だった。 「こんな広い家なのによー、武器になりそうなモンは包丁だけかよ。しけてんなァ。 護身用に銃とか置いてあったら良かったのによ」 勝憲が不満そうに言った。 「いや、勝憲さん十分強力な銃持ってるじゃない……」 勝憲がスリングで背負っている...
  • Knight of Zero
    面倒な事に巻き込まれたと、事務所のような部屋で枢木スザクは思った。 ルルーシュと共にゼロレクイエム達成の準備を進めている最中、こんな所に拉致されるなど頭を抱えたくなる。 ヴァルトシュタイン卿他ラウンズは撃破したものの、シュナイゼルと黒の騎士団は健在。 そんな状況で自分という貴重な戦力を失えばどうなるか。 ルルーシュやジェレミアを信じていない訳では無いが、間違いなく苦戦は免れないだろう。 一刻も早く脱出し、ルルーシュの元に戻らねばならない。 主催者は優勝すればどんな願いでも叶えると言っていたが、そんな与太話信じられる訳がない。 大方殺し合いを円滑に進める為の甘言だろう。 主催者の戯言を無視し、スザクはデイバッグの中身を確認する。 中身を全て取り出し、その一つである名簿を開く 「味方になりそうな人は来ていない、か」 名簿にあった気になる名...
  • 『FB』
    ミスターブラウンこと天王寺裕吾は、慣れた手付きで手の中の銃に弾を込めた。 銃の銘柄はイサカM37。散弾を吐き出す一種のショットガンである。 SERN、という組織を知っているだろうか。世界的な超巨大研究機関にして、実験結果を求める為に人命さえ平気で使い捨てにする、非道の組織。 天王寺はその中の『ラウンダー』と呼ばれる部隊を統率する役目を担っている。 発砲経験どころか、人を殺したのも一度や二度ではない。 組織の人間達は天王寺をこう呼んだ。 FB、と。 「動くなっ!」 背後から突然声が掛けられたかと思えば、天王寺の首にナイフが当てられていた。 身のこなしは確かに早い。だが、やはり格闘の技術に難があったのだ。 天王寺は相手の手を払い、そのまま背負い投げの要領で地面に叩き伏せる。 「立場が逆転しちまったな。今度はこっちが聞く。てめえは殺す気があんのか...
  • フラウちゃんの受難
    13話「フラウちゃんの受難」 修学旅行に行ったはずなのに、クラス全員で「殺し合え」って言われて。 意義を申し立てたクラス委員のラトが、首輪を爆破されて殺された。 最初は何かの冗談だと思った。でも、私が脈を測り、死んでいる事が確認出来た。 そして殺し合いが始まって、会場中を歩き回って、 やっと見つけた、小学校以来の付き合いで、私の中学時代からのパートナー的存在、玉堤英人。 それと幼馴染のケトルも一緒だった。 でも、英人は私を置いていった。私を気絶させて。 目覚めた時、英人はもういなくて、私は傍にいたケトルを問い詰めた。 でも私が納得出来るような答えは返ってはこなかった。 その時の私は、どうかしていたのかもしれない。 ケトルが何か隠していると決め付けて、私は持っていたグレネードランチャーで脅しを掛けた。 ケトルは逃げ出した。私は追いかけた。そして、眼下に森が広がる...
  • プラグイン/ニュース
    ニュース @wikiのwikiモードでは #news(興味のある単語) と入力することで、あるキーワードに関連するニュース一覧を表示することができます 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_174_ja.html たとえば、#news(wiki)と入力すると以下のように表示されます。 ウィキペディアを作ったiMacが箱付きで競売に登場。予想落札価格は約96万円!(ギズモード・ジャパン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース メトロイド ドレッド攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) ツムツム攻略Wiki|ゲームエイト - Game8[ゲームエイト] 【グランサガ】リセマラ当たりランキング - グランサガ攻略wiki - Gamerch(ゲーマチ) アイプラ攻略Wiki|アイドリー...
  • オタクとカメラマン
    15話:オタクとカメラマン 海の近くに建てられたホテル。 ホテルの中の通路を歩く肥満体形に不細工顔、黒縁眼鏡と言ういでたちの青年、秋山隆生。 「良いホテルっぽいけど、こんな辺鄙な島に建てて儲かるのかなぁ…儲からないと思うけど」 そんな事を言いながら、隆生はラウンジと看板のある扉を開ける。 「! 誰だ?」 「あっ…人か…おいらの他にもいたんだ」 ラウンジ内には一人の青年がいた。 左耳が無くなっているように見える。いや、無い。 青年はテーブルの上にデイパックと支給品と思われる木製バットとトランジスタラジオを置き、 何やら考え事をしていたようだった。 「ああ、おいらは殺し合いなんてする気ないよ」 「そうなのか? ……僕もだ。僕は栗田雅博」 「おいらは秋山隆生、ええと、栗田さんはここで何をしていたんだい?」 「ああ…ちょっと、考え事を...
  • 陽が昇る
    第四十三話≪陽が昇る≫ 酒場のカウンター席に腰掛けながら、 シェパード種犬獣人の婦警・一色利香は、コップに入れたウーロン茶を口に注ぐ。 決して焼酎のウーロン茶割りなどでは無い。 喉が渇いたのだが基本支給品の水では少し味気無いため、 調理場の冷蔵庫の中に入っていたウーロン茶を飲んでいたのだ。 店主の許可など無いため窃盗に当たるかもしれないと、少し気が引けたが。 利香の隣では眼鏡を掛けたフリーカメラマン・富松憲秀が、見つけた週刊誌を読んでいる。 奥にある和室では、泥酔食道オヤジ・川田喜雄が未だに眠りこけていた。 随分イビキの音量は収まったようだが、起きる気配は無かった。 この酒場内に身を潜めてから、酒場内を探索したが、 武器になりそうな物は調理場にあった万能包丁ぐらいで、 役に立ちそうな物は見当たらなかった。 もっとも、酒場と民家が一体化したような建物にサ...
  • 第一回放送 ~主催者達の明日はどっちだ!?~
     第12話 第一回放送 ~主催者達の明日はどっちだ!?~   ピーンポーンパーンポポポポポーン♪  ゲーム開始から4時間が経過した。  そんな最中会場中に妙なサウンドエフェクトが鳴り響いた。 『朝四時だけど、放送を開始する。  僕の名前は野比セワシ。未来から来ました。  まぁ、そんなことは今はどうだっていい。気にしなくてね。  早速だけど、死者の発表をさせてもらう。  一度しか言わないから聞き逃さないように。  ――骨川スネ夫。  ――スネ夫の父。  ――スネ夫の母。  ――金将軍。  ――ブロリー。  ――ノイ・ドヴァイ。  ――マグニスさま。  ――パルマコスタの市民A。  ――橘右京。  ――松岡勝治。  ――基山ヒロト。  ――タクアン和尚。  ――天野河大輝。  ―...
  • カウントダウンBR
    48話:カウントダウンBR 稲苗代儀重はショッピングセンターを出た後、C-4の橋を伝い、 市街地を南下しようとしていた。 辺りを警戒しつつコンクリート造りの端を渡る。 この橋を越えた先には公民館や病院があるので、そこには人が集まっている可能性が高い。 「……ん?」 ふと、儀重は上空を見上げた。何かが飛んでいたような気がしたが。 「気のせいかな」 特に気にする事も無く、儀重は先へ進もうとした。 建物の屋上から、自動小銃にて狙いを定める翼を持った人狼がいる事になど気付かない。 ドォン! 銃声と同時に、儀重の頭部が破裂した。 肉片と頭蓋骨の破片がアスファルトの上に飛び散り、銀狐はその場に崩れ落ちた。 恐らく本人は自分の身に何が起きたのか分からぬままだったであろう。 「命中…ってね」 翼を羽ばたかせて道路に...
  • 「悲壮」
    岡崎朋也は、殺し合いに怒っていた。 馬鹿げている。人の命を犠牲にしてまで叶えたい願いなどあるものか。 それも、友人である藤林杏や春原陽平を殺害してまで、叶えたい願いなどあるものか。 余談だが、岡崎は妻を失っている。 元々病弱だった『妻』。何故妻―――――古河渚だけがいつもこんな目に遭わなければいけないのか分からなかった。腸が煮えくり返る思いだった。 もしも。死人を蘇らせる願いさえ叶えられるのなら。もしも、あの幸せな日々を、渚と娘の汐ともう一度やり直せるチャンスがあるのなら。 ―――――俺は、本当にチャンスを捨てられるのか? 致命的な矛盾、矛盾、矛盾、矛盾。 杏や春原を殺したくはない。でも、渚を生き返らせたい。 片方しか選べない。友か、妻か。 「分からない。俺は――――――」 ダァン。渇いた破裂音がした。 下手糞なサスペンスドラマなんかで...
  • 頭上注意!
    6:頭上注意! 窓ガラスが割れ瓦礫が散乱する、廃墟の商店街跡の道路を歩くのは、 濃淡の紫色の人狼シュワルツ。手には旧式の短機関銃ベルグマンMP18を持っている。 「殺し合いねー…それはともかく…可愛い女の子、いないかな」 シュワルツにとって当面の基本行動方針は、可愛い女の子を見付け出し、 性的な遊びをさせて貰う事である。殺し合いに乗るかどうかはまだ明瞭では無い。 「…廃墟ばっかだな…」 錆びた廃車を横目で見ながらシュワルツが言う。 「ん…」 書店の跡と思しき廃屋の方に視線を向けた時、 入口付近に瓦礫や扉の残骸に混じり朽ちた本の山がある事にシュワルツが気付いた。 何気無く近付いてその本の残骸を調べると、成人向けの漫画のなれの果てだった。 色褪せ、水分を吸って滅茶苦茶だがまだ読める状態の物も多い。 「……お、良いなこれ」...
  • OP(俺得ロワ4th)
    0話:OP(俺得ロワ4th) 暗い、冷たい空気が漂う小部屋。 なぜか、身体が全く動かない。立っている事は分かるが、まるで金縛りにあっているように、 手も足も首も動かす事が出来ない。 目の前には砂嵐が映されている古びたブラウン管テレビが置いてある。 部屋の明かりはそのテレビの画面の光のみだった。 ブツッ……。 突如、砂嵐が止んだが、画面には真っ白な何も無い場面が映されるのみ。 しかししばらくすると、画面に文字が映し出され始めた。 白い画面によく映えるよう、血のように赤い文字で。 『ようこそ、選ばれた四十三人の皆さん』 『皆さんには今からゲームをして貰います』 『最後の一人になるまで、殺し合って下さい』 『どんな手を使っても良いので、最後の一人になって下さい』 『最後の一人になった人が、優勝となって』 ...
  • 狂気の果てに行き着く先は
    自分にとって奴はどのような存在だったのだろうか。 そんな事決まっている。 私からあの御方を永遠に奪い去り、我ら豊臣を裏切った大罪人。 決して許すことなどできない、この手で斬滅しなくてはならない憎悪の対象。 その筈だ。 ではこの感情はなんだ? 奴をこの手で斬ったというのに何故こんなものが湧いて出る? 奴を殺すことが私の本懐ではなかったのか? 何故だ 何故こんなことになった 何故あの御方を殺した 何故私の元から去っていった 何故だ、家康―――――― ◇ 突然拉致され殺し合いを命じられた。 爆弾付きの首輪を嵌められ、奴隷のような様となっている。 その全てがどうでもよかった。 この場で重要な事は只一つ。 「…………いた」 自分と同じく拉致された大勢...
  • 運という不確定なものも時には必要
    55話 運という不確定なものも時には必要 第一回目の放送を聞き終え、永倉萌は複雑な表情を浮かべる。 自分を含めて全47人いた参加者の内、最初の6時間で14人も死亡した。 その6時間の間、自分は一度も襲われる事は愚か他参加者に遭遇する事もなく過ごした。 これは幸運と言って良いのだろうか。 そう言えば数時間前にどこかから放送で呼び掛けを行っていた人物がいたが、 どうなったのだろう。もしかしたら先程呼ばれた14人の死者の中に入っているかもしれない。 現在位置と思われるエリアE-3は禁止エリアには指定されなかった。 一番近い所で廃精神病院があるエリアが指定されたが、 廃精神病院には行くつもりはないので気にする必要はないだろう。 「……」 この森の中に放置されていた廃車体に隠れて随分経つ。 このままずっとこうして隠れていれば安全だろうが……正直な所、...
  • 確定申告(中)
    29◆確定申告(中)  ――最初から俺はそれについて、どこか頭に引っ掛かっていた。  だけど俺は紆余ほど機転も効かないし、頭も良くないから、それについて深く考えようとはしなかった。  それは勝ち負けについての相手の発言だ。  俺たちが戦っている二人、とくに銀髪の男のほうは、妙に勝ち負けにこだわっている。  最初には「殺し合いに”勝つ”」と言っていたし、今だって、「僕たちは”負けて”いますが」なんて言って。  ある種、殺し合いに参加していない俺が言うのも変だが、殺し合いは勝ち負けじゃないはずだ。  生きるか死ぬか、そのはずだ。  それに一見こっちが流れを握ってるように見えるが、まだ勝ち負けを判断するには早すぎる。  紆余のルール能力が攻撃を逸らす方向はあくまでランダム。  あの銃弾はたまたま左に飛んで車に当たってくれたから良かったが、  仮に空に向かって《迂回》し...
  • エンカウンター
    8話:エンカウンター 久木山忠則は不安で仕方が無かった。 一人息子の凌河がこの殺し合いにおいて生き残れるのかどうか。 多少身体が丈夫ではあるが決して不死身では無い。 「凌河、お父さんが見付けるまで死ぬんじゃないぞ」 どうか自分が見付けるまで生きていて欲しいと忠則は願う。 支給された3本のクナイの内一本を右手に装備し、いざと言う時の武器とする。 「酒場か……入ってみるか」 酒場らしい建物を見付け扉を開ける。 「はぁ……はぁ……」 「オウ……ウ」 「oh……」 カウンターの上でハイエナの男と人間の少女がまぐわっていた。 予想していなかった光景に忠則は硬直し、呆然と二人の行為を見ていた。 ハイエナ獣人の男は少女の顔を舐めたり乳房を揉みしだき顔を埋めたりしながら、激しく腰を振る。 少女はとても気持ち良さそうな表情でハイエナ男の...
  • EDL――――Advance・11
    静かに時は過ぎた。 どれだけ経ったんだろうか。校舎に設置されている大きな時計が指していた時間は、この悪夢が始まってからどうしようもなく進んでいた。 それでも一日にも満たない時間で、もう既に二人死んでいる。 楓之風香。 樫山堅司。 ……。 二人は、隣にいる柳沼の、親友であった。 樫山が楓之を殺し。柳沼が、樫山を殺した。連鎖的に死んでいった二人。 理不尽に。不条理に。きっとわけもわからなく、二人は混沌のままに死んでいったんでしょう。 思い出す。思い返す。 やったところで、表れる景色は真っ黒、もしくは真っ赤に染まったものではあったけれど、あたしは思う。 色々あった。 この二年間、そしてこの一日。 本当にいろいろあった。この身を以て痛感する。 生きるって素晴らしい、なんて今のあたしに言う権利なんて無いけれど、それでも充実な二年間であり、その分辛き...
  • ボウソウ、ジメツ
    27話 ボウソウ、ジメツ 右手に自動拳銃スタームルガーP85を握り締め、 狐の獣人の少女フラウは森の中を歩いていた。 「あら……」 前方に何かを発見する。 咄嗟に近くの木の陰に隠れ様子を窺う。 (何あれ……ドラゴン?) 機関銃らしき物を持ちぎらついた目で周囲を見回している、 青い身体をした、ファンタジー世界に出てくるようなドラゴンが、 フラウの前方数十メートルの所にいた。 ドラゴンの方はフラウには気付いていないようだった。 (何だろ、涎垂らしてるし、目がギラギラして……え?) 「……」 ドラゴンとフラウの目がバッチリ合った。 イコール、ドラゴン、狐の少女を補足。 イコール、狐の少女、ピンチ決定。 イコール。 「逃げよう」 命の危機を感じたフラウは一気に駆け出した。 直後、ドラゴン――ライコー...
  • 悲愴なる決意
    「ダルくん……こんなのって、酷いよ……」 A-3エリア、海岸沿いの砂浜にへたり込んで少女、椎名まゆりは悲しそうに顔を歪めた。 今まで、そしてこれからも仲良くやっていく筈だった大切な仲間が死んだのだ。 言ってしまえば見せしめなどという、下らない事情であっさりと生命を終わらせられた橋田至という青年の死を椎名まゆりは、心の底から悲しんでいた。 仲間たち――ラボメンの中で一番優しい、そしてある意味一番強いとも称される少女が彼女だ。 だからこそ、仲間の死を悲しまずに居られる筈がなかった。 それは彼女だけに限らず他のラボメンも同じだろう、誰もが怒りを燃やし、嘆き悲しむ。 ラボメンナンバー001の肩書きを持つ、《未来ガジェット研究所》の所長である岡部倫太郎ならばきっと、普段とは比べ物にならない程に怒り、主催者打倒を掲げるだろう。 だがまゆりとてそれは何も変わらない。...
  • 時と場合によっては誤解されるのは致命的
    4話 時と場合によっては誤解されるのは致命的 ジェットコースター、コーヒーカップ、メリーゴーラウンド、ゴーカート、プール……。 様々な遊具が設置されたエリアH-3の遊園地。 従業員も客もいないと言うのに、機械だけが勝手に動き営業していた。 野比のび太はコーヒーカップの前に設置されたベンチに座っている状態で目を覚ます。 「ここは…遊園地?」 周囲を見渡し、自分が今どこにいるのかを把握する。 「そうだ、僕は確か……」 殺し合い。最後の一人が決まるまで終わる事の無い狂気のゲーム。 自分は今、数人の友達と共にその状況に身を置いている。 首にはめられた冷たい金属製の首輪。 「……」 この首輪によって引き起こされた惨劇も思い出した。 「うっ…」 吐き気が込み上げたが、何とか耐える。 そして、傍に置かれているデイ...
  • 大往生ってこんなに凄絶だったっけ
    34:大往生ってこんなに凄絶だったっけ ホテル裏の近くの民家にて、倉持房は放送を聞く。 22人と、思いの外死者が出ている事には驚いた。 自分が最初に襲撃したシェパード種犬獣人の青年赤川隆顕も死亡したらしい。 禁止エリアを地図に記録し、先刻殺害した猫耳少女から奪った、 自動拳銃Cz75を装備し、房は荷物を纏め始める。 支給品の食糧であるコンビニおにぎりを一つ頬張り、房は民家を後にした。 同時刻、ホテル一階ラウンジにて放送を聞いた外見は10代の少女、 中身は95歳のいわゆるロリババァの女性、藤島正子。 「結構死んでるのね…」 たった4時間の内に全参加者の半数以上が絶命している事に驚く。 呼ばれた名前の中には自分が殺した二人も含まれていた。 「…さてと…そろそろ行こうかしら」 調達品の車の鍵を持ち、自分のデイパックを肩から引っ提げ、 ...
  • 封印がとけた
    走る。 とにかく走る。 薄暗い街をただ走る。 そして…街を抜けた先は…ビルだった。 「…電気が点いてる…」 火掻き棒を握る手に一層力が入る… 「さて…どうしようか…」 カウンター内の椅子に腰かけ、考えるスネーク。 (ダンボールは…大事だ。だが…これはいったい…) スネークが不思議そうに眺めているのは…何か良く分からない機械と卵だった。 「この形から見ると…ここに卵を置いて…レバーを下ろす。すると…」 綺麗に卵が割れ、下の皿に落ちる。 「…卵を割る機械か?こんなものを使うより手で割った方が早い気もするが。」 そう呟く内に、また一つ卵が割れる。 「料理するにも台所は…無いようだし、困ったな…」 そう呟き、卵を機械から外す。 その時、入り口の扉が開く音が響く。 咄嗟にスネークはカウンターに身を隠し、相手の気配を探る。 「隠れたって駄目だぞ?電気が点いてる...
  • お気に入りキャラ・バトルロワイアル本編SS目次・時系列順
    【オープニング】 No. タイトル 登場人物 000 時報(オープニング) 伊藤カイジ、兵藤和尊、富竹ジロウ、前原圭一 【深夜】 No. タイトル 登場人物 001 海賊狩りと人造人間、そして少年 キング・ブラッドレイ、ロロノア・ゾロ、前原圭一 002 答えはどこに デュフォー、ニコラス・D・ウルフウッド 003 「雷帝」 ゼオン・ベル 004 未来を紡ぐための戦い エドワード・エルリック、レヴィ、ジョセフ・ジョースター 005 会【まじんとこたえをだすもののであい】 脳噛ネウロ、高嶺清麿 006 ふんだりけったり 坂田銀時、グレーテル、DIO 007 ヒカリノソトヘ ニコ・ロビン、アーカード 008 それは強烈な出会いなの? 高町なのは、モンキー・D・ルフィ 009 野良犬の牙はいまだ抜けず 伊藤カイジ、園崎魅音 010 敗者の刑 ガッシュ・ベル、ポートガス・D・エース、ロック ...
  • お気に入りキャラ・バトルロワイアル本編SS目次・投下順
    No. タイトル 登場人物 000 時報(オープニング) 伊藤カイジ、兵藤和尊、富竹ジロウ、前原圭一 No. タイトル 登場人物 001 海賊狩りと人造人間、そして少年 キング・ブラッドレイ、ロロノア・ゾロ、前原圭一 002 答えはどこに デュフォー、ニコラス・D・ウルフウッド 003 「雷帝」 ゼオン・ベル 004 未来を紡ぐための戦い エドワード・エルリック、レヴィ、ジョセフ・ジョースター 005 会【まじんとこたえをだすもののであい】 脳噛ネウロ、高嶺清麿 006 ふんだりけったり 坂田銀時、グレーテル、DIO 007 ヒカリノソトヘ ニコ・ロビン、アーカード 008 それは強烈な出会いなの? 高町なのは、モンキー・D・ルフィ 009 野良犬の牙はいまだ抜けず 伊藤カイジ、園崎魅音 010 敗者の刑 ガッシュ・ベル、ポートガス・D・エース、シックス、ロック 011 それが彼女の...
  • 時空乖離のキリング
    瑠璃之坂つぐみという少女が居る。職業はアイドル、売れてこそいないが確かな歌唱力と物事をすぐに覚えてしまう吸収力は、俗に言う《期待の新星》というやつだった。 清楚さを感じさせる黒髪に華奢な体つき、男受けもかなりいいだろうスタイル。 弱冠15歳にして有名アイドル事務所にスカウトされるあたり、その才能が窺えるというものだ。 しかしその彼女の夢――アイドルとして大成すること――はもう、叶わないかもしれない。 突如始まった殺し合いという悪趣味極まりないゲームに参加させられ、更にロクな武器も支給されず優勝を目指すことさえ出来ない。 まあどちらにしろ臆病な彼女では、人を殺めることなど出来なかったろうが。 だが、今の彼女はそれどころではなかった。 まさに生命を脅かす存在が、背後からつぐみを殺めんと迫ってきているのだから。 「……ぁ、何なの……なんで、私なの……!!」 ...
  • ハムスターランドバトルロワイアルOP
    吐き気がする……頭が痛い……ひどく、ひどく気分が悪い。 また飲み過ぎてしまったのだろうか。いや、違う。今まで何度も経験してきた二日酔いの苦痛とは異質な感覚。 固いアスファルトの地面にうつ伏せに倒れていた男は、やおら体を起こし、重い瞼を持ち上げて辺りを見渡す。 無機質で巨大な建造物めいた物が見えたが、それが何なのかは皆目見当がつかない。 真っ暗闇に加え、古臭いサングラスをかけた状態では、それも仕方がないのだろう。 やむを得ず愛用しているサングラスを外し、生気のない瞳で再び周りを見通す。こんな場所、知りもしないが、今度は見当がついた。 疑問符を浮かべながら立ち上がる。 「遊園地……だな」 巨大な建造物はジェットコースターだった。老朽化が進んでおり、見るからに危なっかしい。 「なんで俺こんなところにいるんだよぉ」 情けない声を上げつつ懐をまさぐ...
  • 死者に死亡フラグは適用されない
    音無結弦。 死人。 死因は事故による怪我と過労。 最期にドナーカードを遺し、多くの人命を事実上救った。 死後の世界におけるイレギュラー。 長らく続いてきた生ける死者たちの集団を終わらせた。 様々な者を救って、最後に彼が消えた。 ―――――目を開けたら、悪夢(コロシアイ)だった。 □ 「畜生………!!一体どうなってんだよ………!?」 苛立たしげに地面を蹴りつけた。靴が泥で汚れたが、気にしていられない。 有り得ない。こんなこと、有り得る筈がない――――!! 音無は死後の世界に来てから暫く記憶が戻らなかった。………もしかすると、催眠術による援助が無かったら記憶はずっと戻らなかったのかもしれない。 だが、今は記憶がある。生前どころか『死後』のものさえ。 これが意味するのは、自分たちは成仏しきれていなかったということ。 ...
  • 糸切り(意図霧)≪前編≫
    曲絃糸、曲絃師。 糸を用いた暗殺・戦闘技術を持つ、糸使いの最高峰。 その気になればビニールテープでさえ人を輪切りに出来る。 恐るべき力を持った彼ら≪曲絃師≫の中で、熟練といえるまでの腕前を持つのは、一人の女子高生。本来普通に生きられた筈の、女子高生。 ――――――否。彼女は、最初から壊れ物だったのかもしれない。 ――――――重ねて否? 最初は、普通だったのかもしれない。 人類最強の請負人や、≪人喰い(マンイーター)≫の殺し屋にさえ匹敵する戦闘能力を持った少女は、過程として多くの血を浴びてきた。 ≪策士≫と呼ばれる少女も、≪闇突≫と呼ばれる期待のホープも。 ひとえに死の前には等しく無力だった。 そんな彼女がほんの僅かな間でも人並みの幸せを味わうことが出来たのは、彼女―――――紫木一姫にとって大きな救いだったろう。 戯言遣いの師匠に、骨董アパ...
  • 伝統の2人
    読売巨人軍と阪神タイガースの戦いを伝統の1戦と言う。 だがしかし、今回の戦いでは共闘をするそうだ。 「秋山さんと合流できて良かったですよ、戦いも打破できそうですし。」 「俺も岡本がいて助かるよ、仲間が多い方が良さそうだし。」 阪神のエース級ピッチャー秋山拓巳と、巨人の若き4番岡本和真、本来ならばマウンドとバッターボックスで対決する2人、ここでは武器で戦うわけでもなく話していた。 (こんなことになってしまうなんて、僕は村田さんの分も頑張るって決めてたのに、死んだら元も子もない、絶対に生き残ってやる。) 昨年まで巨人の4番として活躍していた男、村田修一はもう巨人にはいない、今は彼の弟子である岡本和真の時代。恐らくこのままいけば村田よりも良い選手になるかもしれない。そんな彼にとってはなんとしても生き残りチームのために野球をしたいという思いが強かった。 ...
  • 誰にだってトラウマはできる
    14話 誰にだってトラウマはできる 「なんで、なの?」 小さい、まるで小動物のようなと言えるような、緑色の制服を着た子供、不二崎千尋。 実際は高校生だが、どう見てもそういうふうには見えないのだが、それは置いておく。 状況をまとめると、殺し合いに参加させられた、だ。 理由もないはずだ、しかし、この殺し合いを企画した奴を見て理解した。 自分たちを閉じ込めて同じことをさせようとした奴だからだ。 しかし、既に殺された自分にとってはあり得ない状況なのである。 まずおかしいこと、一つ目は生き返ったことだ。 人が生き返るなんてことは絶対にない。 二つ目は他の仲間がいる事、苗木誠や自分を殺した張本人、大和田紋土もいた。 つまり、学級裁判が行われてどちらかは必ず死んだのだ。 大和田紋土が死んだのか、他が死んだのかは分からないが。 「怖いな……大和田君、ど...
  • 迫る、事実を知る刻
    43話 迫る、事実を知る刻 教会を目指し市街地を歩いていた小野妹子、女遊び人ことミルカ、 フラウの三人は、路上で射殺された和風鎧武者の男と、 緑色の髪を持った若い女性の死体を発見していた。 「ここにも死体が……」 妹子が沈痛な面持ちで路面に横たわる死体に手を合わせる。 ミルカもフラウも同じように祈りを捧げた。 「気が引けるけど……このままにしておくしか無いわ……」 埋葬などする方法が無い。おまけに隠すために掛けられる布も無いため、 死体はそのままにしておくしか無かった。 「……もうすぐ放送がありますね。フラウさん、一旦どこかで休みませんか? 放送のメモを取る必要がありそうですし、教会へ向かうのは放送を聞いてからでも……」 「……確かにそうね……適当な家に隠れて放送を待つとしましょう」 妹子の提案により、迫り来る定時放送...
  • トラウマモノが多いよWRONG END
    26話:トラウマモノが多いよWRONG END そうしなければ自分の命が危なかったからとは言え、 幼い少女を惨い方法で殺してしまった事を引き摺りつつ、 いろはは森の中を歩き続けていた。 露出の高い格好はお世辞にも森の中を歩くのに適しているとは言えず、 枝や草で、いろはの綺麗な肌には細かい傷が出来てしまっていた。 「あれは…?」 いろはは木造の廃墟を発見する。 崩れた壁から中に入れそうだった。 「……っ」 いろははその廃墟――分校跡に足を踏み入れた。 「!」 まず目に入った物は、血塗れになって死んでいる男の死体。 全身に穴が空きそこから床に血が流れ出て広がっていた。 「う、うう…もう嫌…もう嫌…」 死体から目を背け、いろはは奥の教室を探索しに向かう。 だが。 「きゃああああああ!!?」 そ...
  • ◆YcpPY.pZNg氏の参加者名簿
    【ONE PIECE】 10/10 ○モンキー・D・ルフィ/○ロロノア・ゾロ/○ナミ/○ウソップ/○サンジ/○トニートニー・チョッパー/○ニコ・ロビン/○フランキー/○ブルック/○ポートガス・D・エース 【とある魔術の禁書目録】 9/9 ○上条当麻/○一方通行/○浜面仕上/○御坂美琴/○打ち止め(ラストオーダー)/○滝壺理后/○麦野沈利/○土御門元春/○垣根帝督 【魔法少女リリカルなのはStrikerS】 7/7 ○高町なのは/○フェイト・T・ハラオウン/○八神はやて/○シグナム/○ヴィータ/○スバル・ナカジマ/○ティアナ・ランスター 【仮面ライダー剣】 5/5 ○剣崎一真/○橘朔也/○上城睦月/○相川始/○天王路博史 【魔法少女まどか☆マギカ】 5/5 ○鹿目まどか/○暁美ほむら/○巴マミ/○美樹さやか/○佐倉杏子 【金色のガッシュ!!】 4/4 ○ガッシュ・ベ...
  • 観察開始★
    A-7エリア。頭を吹き飛ばされた女の死体を、『彼』は見下ろしていた。 その顔色は死体を直視しているとは思えないほど平坦だ。 眉を顰めることさえなく、ただ黙って無惨な死体を見下ろしている。 この女を殺したのは彼ではない。彼は先ほどとある男と戦い、まあ全く以て『いつもの通り』に事実上敗北した。それから意気消沈することなく、バトルロワイアルの会場を探索していたのだ。『過負荷』の彼にとって、負け続けてきた彼にとっては敗北など些末なことだ。 そんなこんなで彷徨いていると、この死体を発見した。 過負荷の彼といえどバトルロワイアルの犠牲者の死体は珍しい。 深い考えなどは特にないまま、彼は死体を見下ろしている。 『なるほど。このバトルロワイアルに乗り気なのは僕だけじゃないのか』 彼―――球磨川禊は、笑顔を見せてそう呟いた。 皆殺し。それが彼の掲げたバトルロワ...
  • ◆YcpPY.pZNg氏のネタバレ名簿
    ネタバレ名簿 死亡状況の詳細は死亡者リストでどうぞ ●のついたキャラクターの名前をクリックするとそのキャラクターが退場してしまった話にジャンプします 【ONE PIECE】 9/10 ○モンキー・D・ルフィ/○ロロノア・ゾロ/○ナミ/○ウソップ/○サンジ/○トニートニー・チョッパー/○ニコ・ロビン/●フランキー/○ブルック/○ポートガス・D・エース 【とある魔術の禁書目録】 9/9 ○上条当麻/○一方通行/○浜面仕上/○御坂美琴/○打ち止め(ラストオーダー)/○滝壺理后/○麦野沈利/○土御門元春/○垣根帝督 【魔法少女リリカルなのはStrikerS】 6/7 ○高町なのは/○フェイト・T・ハラオウン/○八神はやて/○シグナム/●ヴィータ/○スバル・ナカジマ/○ティアナ・ランスター 【仮面ライダー剣】 4/5 ○剣崎一真/○橘朔也/●上城睦月/...
  • そして黒に染まる
    (なんなんだよこれ……) 会場東部の森林エリア、そこで参加者の少年が困惑していた。 少年――八坂真尋はどうしてこうなったと、先程の惨劇を思い出す。 つい最近恋人になった居候の邪神との相変わらずな一日を過ごし、自室で眠りに就いたと思ったら、 いきなりあのホールで目を覚ました。 当初はまたどっかの宇宙人の珍騒動に巻き込まれたかとため息を吐きつつも、どうせニャル子達が解決するだろうと楽観していた。 だが見せしめと称し二人の人間が無残に殺された時、そんな考えは吹き飛んでしまった。 (よく分からないけど、これは今までのアホな騒ぎとは違う…。) これまでも、アホらしい動機で発生した地球規模の事件に度々遭遇して来ている。 一ヶ月程前にニャル子が地球に来て以来、心休まる日など無いドタバタの連続。 続けてクー子やハス太までが八坂家に住むようになってか...
  • Individuality is rich
    52話「Individuality is rich」 「もう、夜明けか…」 すっかり明るくなった空を見上げ、トレンチコートを羽織り狩猟用狙撃銃を持った男、聖徳太子は呟く。 殺し合いが始まってから随分経ったと言う事だが、今現在何人の犠牲者が出ているのだろうか。 未だに捜索している妹子を見付けられておらず、太子の心配はますます大きくなっていく。 「だが、思って見ればこの広い会場を宛ても無く探してもなあ…。 市街地をうろついていれば見付かるかもしれないという考えは流石に甘かったか……。 まあ、あの毒妹子ならそう簡単に死ぬ事は無いだろうが…。」 はあ、と溜息を漏らす太子。 実際の所、簡単には死なないというのも、彼の希望的観測に過ぎない。 太子も妹子も普通の人間に過ぎない。死ぬ時は死んでしまうのだが。 それは太子本人も重々理解はしていたが、生きている、と...
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