It never permits It kills without fail.

69話 It never permits It kills without fail.


俺は湖で汚れた身体を洗っていた。
身体中、あのゴメスとか言う髭面野郎の出した白濁液まみれだ。
身体だけじゃない。俺の口の中、胃、直腸にまで同じ液が入り込んでいる。

まさか、男に犯される日が来るなんて思いも寄らなかった。
しかもドラゴンと人間、異種姦じゃん。竜姦じゃん。獣姦じゃん。
あの男そんな事考慮しちゃいないのか。男だったら種族関係なしかい。
まぁ俺も、人間であるご主人と結ばれたいと願っているけど。
いやそうじゃなくて。

未だに尻が痛い。激しく何度も突き上げられたからだ。
最初は痛くて泣き叫んでいたのに、次第に気持ちよくなって別の意味で泣き叫ぶようになった。
認めたくないけど、事実だった。俺は男に掘られてよがり狂い絶頂に達してしまった。何度も。

ご主人に童貞を捧げる前に見ず知らずの髭面男に後ろの童貞を奪われたのだ。

「うっ……うっ……」

自然と涙が込み上げてくる。
あんなもので逝ってしまった自分は何なのだろう。
変態だ。男にヤられてよがり狂って逝くなんて俺は変態竜なんだ。
畜生。畜生。あのゴメスのせいで俺の変な部分が目覚めてしまった。
こんなの一生眠っていて欲しかったのに。

「ゴメス……許さねぇ……!」

喪失感と悲しみは怒りと憎悪へと変貌する。
俺の後ろの童貞を奪ったゴメスは絶対に許すまじ。
武器は奪われてしまったが、俺には鋭い爪と牙もある。
これであいつをぐちゃぐちゃに引き裂いて、あいつの―――を食い千切ってやる!!

これは逆恨みだろうか。
元はと言えば俺がゴメスとその仲間二人に襲い掛かった事が原因だが。
しかしだからと言ってケツを掘られる言われはない。

身体を洗い終わった俺は前進を震わせ水しぶきを飛ばし、
日当たりの良い所で身体を乾かす。

乾かし終わったらゴメス達を追いに行こう。
あいつらが向かいそうな場所はどこだろうか。
そう言えば近場に男娼館があるっぽいけど、可能性は高そうだ。

「ゴメス……お前だけは……!」

ゴメスに復讐する事を誓い、俺は身体が乾くのを待った。



【一日目午前/C-5湖】

【大宮正悳@オリキャラ】
[状態]:精神的ダメージ(深刻)、ゴメスに対する憎悪、左脇腹、腹部に打撲、
身体が濡れている
[装備]:なし
[持物]:基本支給品一式(食糧半分消費)
[思考]:
0:元の世界に帰るために、優勝する。
1:ゴメス許すまじ。
2:他参加者を見付けたら容赦なく殺す。
※ゴメスの名前と容姿を記憶しました。また、
高野雅行、ムシャ(どちらも名前は知らない)のおおよその容姿を記憶しました。





もう言葉もない、言葉が出ない 時系列順 とある二人の殺人者の動向
もう言葉もない、言葉が出ない 投下順 とある二人の殺人者の動向

壊される汚される、そして失う 大宮正悳 出会い、別れ、男娼館にて

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最終更新:2010年08月19日 01:13
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