36話 NEXT:終わりは始まりなのか
「後はこのボタンを押せば…!」
青木百合はその後作業に入っていた。
全員の魂、絶望の心を集め、ボタンを押した。
ウィーン…
機械的な音がする。
どんどん肉体が形成される。
そして、その時は来た。
前面の窓ガラスが割れる。
そして、そこにいたのは。
◆VxAX.uhVsM本人だった。
「んー?あれ…なんで?」
「貴方でしたか…願いを叶えてくれる人とは」
「ん?っていうか生き返らせたのはお前か」
「ええ、そうなりますね」
「ふーん」
と、どうでもいい様に返す◆VxAX.uhVsM。
そんな彼に対して、青木百合が話を切り出す。
「私の兄を、生き返らせてください」
「ああ、それが願い?」
「はい」
「えー…面倒だな……よし、分かった」
「良いんですか?」
「ああ、その代わりさ」
「その代わり?」
「お前に死んでもらう」
手を刀に変えて、青木百合の首を刈った。
◆VxAX.uhVsMは彼女を見てこういった。
「俺が素直に聞くと思った?甘い甘い」
彼は笑いながら、その部屋を後にしていった。
【青木百合】【死亡確認】
【DOLオリジナルキャラバトルロワイアル BADEND】
最終更新:2011年06月05日 12:53