33話 再、住宅街での戦闘
「う…ん」
「あ、起きた?」
「……貴方は誰ですか?」
「ん?ああ、中島明彦っていうんだ」
「中島さんですか」
「で?君の名前は?」
「小林友子です、よろしくお願いします」
「うん、よろしく」
そんな会話が一通り、二人は家を出ていった。
周りには誰もいなく、あるものに気付く。
「う……これって…」
「…?何かあるんですか?」
「いや、見ちゃだめだ…君は見るべきではない」
「……死体ですか?」
「…………ああ」
「そう、ですか」
二人は急いでそこを離れようとした時。
「おい、そこの奴……」
そこには、二人の男女が居た。
支給品を持ってない所を見ると、誰かに奪われたと見える。
俺は念のためにデイパックからペリネM4を取り出す。
「良い武器持ってるんじゃねえか…!俺によこせええええええええええ」
「ふざけんな!なんでお前らは乗ろうとするんだよ!」
「知るか!良いからそれをよこせ!」
「畜生、があああああああああああああ!」
バン
「…あ」
「て、俺…撃っちゃった?」
「てめぇ…よくも樋口を!」
「……」
次は青島が近づいてくる。
「ふ、ははははははははははは!!!」
バン、バン、バン
撃つ、撃つ、撃つ。
青島の体が宙に飛んだ。
そして血の海を作り死んでいった。
「な、中島さん?」
「ははははは!!!」
その散弾銃は小林にも向けられた。
引金をひいて、彼女の胸に散弾銃の弾丸が貫通した。
「ひ、はは……」
中島は、最後に自分の顔に向け散弾銃を放った。
住宅街に、新しく4つの死体が残った。
【中島明彦】【樋口卓造】【青島結子】【小林友子】【死亡確認】
【人数状況 6/38】
最終更新:2011年06月05日 11:32