成長過程(戯言遣い編)

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恩を恩で返されることは希少である

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「カイトくんならブラックローズちゃんを探しに行ったよ」
「……そう、なの?」
「うんそう」

ぼくの目の前にいるのはアウラちゃん。
どこからともなく現れて、今の感じに至る。
…しかし戯言だな。
この子この世界の女神であるんだって。
ええぇ。
うん。何でカイトくんとかブラックローズちゃんとかヘルバさんとかもだけど、
何でもっと派手に動かないの?
もしかして何か主催者から、迫害受けてる?
もしそうなら何で呼んだんだよ。

「……まぁ、何はともあれぼくから教えることは何もない」
「……?」
「そうだね。強いて言うのであれば、『悪』が何であるか決めておいた方がいいよ」
「『悪』?」
「そう。『悪』。いざというとき動けなくなるから」

ぼくもそうだったように。
『愛』『恋』『考える』『悪』。
いくつのピース、フラグメントが揃った。
ここからアウラちゃんがどう動くのかぼくの知る話ではないが……。
戯言だけど。
さて、

「ところでさ。ヘルバさんと会ってからぼくの中で嫌な予感しかしないから
聞いておくけど、主催者って誰か分かる?あのワイスマンなんて人じゃないだろう?」
「主催者は…パスワード『DEAD‐BLUE』。それ以外分かんなかった」
「……ありがとう」

そのままかい。
なんていう標準語崩れのツッコミをいれてと。
友、か。
理由は何だろうか………。
分からないな。
まぁ考えておくか。

「アウラちゃんはこれからどうするの?」
「謎のエリアが出現した。だから調査に行く」
「……今はぼくらしかいないのに?」
「うん。私の仕事」
「ならいいんだ。頑張ってね」
「そう。さようなら」
「うん、またね」

そしてアウラちゃんは宙に消えていった。
どうしたもんか。
しかし友はまだ蒼いのか。
もうそろそろ、抜ける頃あいのだけど。
戯言か。


【1日目/昼/選ばれし 禁断の 聖域】
【戯言遣い@戯言シリーズ】
[状態]健康
[ステータス]
LV:20  HP:315/358 SP:57/57
ATK:42 DEF:46 SPD:27
[装備] グロック17(残り14発)、スタンガン、対ロングレンジ用エプロンドレス@戯言シリーズ
[道具]支給品一式、いやしの水×4
[所持金]126
[思考]
基本:何もしない
1:友?

【アウラ@.hack】
スタンス:対主催


人識に葬式は起こらない 投下順 悪魔と聖者
黒き薔薇を裂かせましょう 戯言遣い [[]]
成長過程(ヨシュア編) アウラ 究極、そしてサヴァン

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最終更新:2011年05月29日 22:14
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