3人の休息+1名の受難

16話 3人の休息+1名の受難


「あー…くそ、銃が欲しい」

ブルースはサバイバルナイフを指で回しながら歩いていた。
そこで歩いていると走ってくる男を見つける。
ブルースはすぐさま戦闘態勢を整える。

「ぐおおおおおおおおおおおお!!!その武器よこsぶべらっ!」

ブルースは右腕を振りぬいて走ってきた男の顔に痕ができる。

「あ…癖でやってしまった」
「……」
「まあいいか」

ブルースは再び歩き出した。

【一日目/午前/E-4農場内】
【樋口卓造】
[状態]気絶中、後頭部に痛み、左頬に殴られた痕
[装備]なし
[所持品]なし
[思考・行動]
基本:優勝する。
0:……
1:さっきの女二人は殺す。
2:あの男も殺す。


○ ○ ○ ○ ○

「宿舎…か」

ブルースはナイフを構え部屋を調べる。
1部屋目…いない
2部屋目…いない
3部屋目…いない

「…もう面倒だ」

若干あきらめモードに入っていたブルース。
しかし、そんな所に

「あ、そこの人ーちょっといい?」
「……」
「あー…そーりー、ぷりーずてるみー…」
「いや、問題ない」
「…ごめん」
「なぜ謝るんだ」
「察して」

で、ブルースは彼女に連れられる間に部屋に連れ込まれる。
そこには疲れたようにぐったりしている少年がいた。

「大丈夫か?」
「大丈夫じゃない…問題だ」
「なによー…可愛かったのに」
「やめてくれ…その話は」

その会話にブルースはまったくついていけなかった。
まあ、当然なのだが。

「で…あんたらはどうするつもりなんだ?」
「そりゃあ当然、潰すわよ」
「僕も…殺したくないし、死にたくないです」
「なるほど、じゃあ俺と行動するか?」
「え?いいの?」
「ああ、仲間は多いほうがいいからな」

そういいブルースは行動を始める。
その行動とは、デイパックの中身を見ることだ。
しかし、それは自分のものではなく他人のものだ。
ブルースは勝手に大江のデイパックを探る。
探し始めてすぐにブルースはにやりと笑った。

「ベレッタM92F…こんな物でも上等だ…もらっていいか?少年」
「はい、いいですよ」
「感謝するよ」

その代わりと言わんばかりにブルースはサバイバルナイフを少年に与える。

「さて…とりあえず放送までここで待とうと思うが…問題はないな」
「へーい」
「分かりました」

三人は、残り一時間弱をここで過ごすことを決めた。

【一日目/午前/E-4農場近くの宿舎】
【大江太一】
[状態]健康
[装備]サバイバルナイフ
[所持品]基本支給品、メイド服
[思考・行動]
基本:死にたくない。
1:戸田さんとブルースさんと行動する。
【戸田愛】
[状態]健康
[装備]木の棒
[所持品]基本支給品×2、不明支給品(0~1)、金属バット
[思考・行動]
基本:主催者の打倒。
1:しばらくこの二人と行動。
【ブルース・ヤスパース】
[状態]左手に裂傷
[装備]ベレッタM92F(15/15)
[所持品]基本支給品、お徳用ストロー30本入り、不明支給品(0~1)(武器は入っていない)、ベレッタM92Fのマガジン(5)
[思考・行動]
基本:主催への反抗。
1:しばらく二人と行動。
2:もし攻撃してくる奴がいたら容赦しない。

剣に吸われし赤き液体 目次順 意外性しかない彼に救いを

なんか、こんな状況…何て言うんだろう 大江太一 希望は潰えぬ
なんか、こんな状況…何て言うんだろう 戸田愛 希望は潰えぬ
なんか、こんな状況…何て言うんだろう 樋口卓造 再、住宅街での戦闘
対主催の要ほどロクなアイテムをもらえない ブルース・ヤスパース 希望は潰えぬ

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最終更新:2011年06月05日 11:33
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