テキサスではよくあること

「どうしてこうなった!どうしてこうなった!」

この狂気の殺し合いの会場、エリアA-1の森林の中にて、
この狂気の祭典に巻き込まれたことに対する八つ当たりなのだろうか、大声で騒ぎながら辺り一面の木を蹴って回る男が1人居た、
樹齢500年にも及ぶだろうか、太く長く硬く育った丈夫な大木は男に蹴られるたびにミシリと音を立てて折れ、そして周辺の樹木を巻き込みながら倒れていく。

「ハァ……ハァ……」

しばらく暴れていると落ち着いたのだろうか、息を荒くしながらその場に座り込む男、
男の名前はモブA特筆することもない、どこにでも居るようなテキサス在住の一般人である。

「クソッ……暴れたってどうにもならないか、とりあえずこの状況をどうにかしないとな」

そう言いながらモブAは両目を閉じ、
(皆さんもご存知のとおり、テキサス在住の人間は両目を閉じることにより脳を100%稼動する事が出来る)
この殺し合いへと思考を働かせる。

最大の問題はこのクソったれた首輪だな、
さっきは寺生まれのナイスガイが爆発を防いでくれたが……どうもこの首輪が俺達にこの殺し合いを強制させてやがる、
まっ……所詮は人工物、誰か解除できるヤツもいるだろう……いや、もしかしたら適当にいじってたら偶然に解除されちまうかもな、
よしモノは例だ、軽くいじったくらいで爆発はしないだろう、例にやってみっか!

そう楽観的に考え鼻歌を歌いながら、知恵の輪でも解くかのように首輪をカチャカチャといじっていく。

カチャ……カチャ……

   カチャ……カチャ……

数秒後、モブAの手には首輪が握られていた、
そう、テキサスではよくあることだが自分の首輪の解除に成功したのである。

解除出来ちまったな…………
いや、まだ問題は山積みだ、俺はただのサラリーマンに過ぎない男、銃を持った野郎に襲われちまったらぶち殺されちまう。
主催の道具に頼るのは癪だが、このデイパックの中のブツに期待するしかないな。
(OPで支給品については触れられていないが、テキサス在住の勘によって中に殺し合いのための道具が入っていることに気づいた)

そう思いながらデイパックを漁るモブA、
数秒後、モブAの目に飛び込んで来たものは……?

「なっ……主催の奴、頭いかれてるぜ!」

どうやら思わず声に出してしまう程トンデモないモノだった様だ、ではソレは何だったのだろうか?1つずつ順番に見ていこう。

まず1つ目は、原子爆弾『Cat's Cradle』 エリア1つを余裕で灰にしてしまう兵器である。

次に2つ目は、胸部に光球が付いた巨大人型ロボ 『グレートゼオライマー』 詳しい説明はしないが、とんでも無いロボである。

そして最後の3つ目は、前述の『グレートゼオライマー』の力を100%発揮させるための美少女アンドロイド 『ミク』である。

地面に置かれた原子爆弾、
目の前に立つ巨大ロボット、
そして眠る美少女を見ながら、モブAは叫んだ。

「……どうしてこうなった!どうしてこうなった!」

まあ、テキサスではよくあること。

【A-1/1日目・深夜】
【モブA@モブキャラの皆様方】
[状態]:健康、首輪解除
[装備]:無し
[道具]:『グレートゼオライマー』@スーパーロボット大戦J 原子爆弾『Cat's Cradle』@Elona 初音ミク@安価カオスバトルロワイアル 基本支給品一式
[思考]
1:殺し合いには乗らない
2:とりあえずこの緑髪の女の子はどうするかな

※初音ミクはまだ目を覚ましていません
※初音ミクが状況を把握しているかどうかは不明です
※何故か初音ミクが次元連結システムになっていますが、初音ミクがこの事実に気づいているかどうかは不明です

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最終更新:2009年09月16日 22:32
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