魔法少女リリカルまどか


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「この会場……転移魔法が使いにくいのかな? ちょっと集中してみただけなのに負担が大きいし、そんなに遠くに飛ばせないみたいだ。
この分だとトランスポーター・ハイも使えるか怪しいな。これが主催者の言ってた『能力の不調』なのか……?」
ユーノ・スクライアは突然の出来事に動揺していた。
しかし、「何とかしなきゃ」とも強く思っていた。
彼は魔法攻撃を防ぎ、敵を拘束し、対象を転移させることに長けた結界魔導師である。
何らかの魔法技術が悪用されてこの事件が起こったのならば、自分こそが解決に手を尽くさねばならない。
時空管理局の民間協力者として、一魔導師として、ユーノは即座に決意していた。
「“魔女の口づけ”なんていう魔法技術は僕も聞いたことがない……僕の知らないレアスキルなのか?
でも僕らの命を握りたいだけなら、それこそ爆弾付きの首輪や、特殊なバインドを用いるだけで足りるはず
……いや、それなら、僕が人間の姿に戻った時点で首輪が破損するか爆発する危険性があるな。そういう意味じゃ“刻印”だったのは幸いだったのか」
高町家にいた時から連れて来られたために、ユーノの姿はフェレットのままだ。
ジュエルシードの回収が終わった今となってはいつでも人間の姿に戻れるけれど、変身前後で“魔女の口づけ”がどうなるのかも確認したかった。
できれば鏡のある場所か、誰かと交渉する際に変身したい。
「ひとまず、どこか鏡のある場所で、“魔女の口づけ”とやらを確認しておきたいな。もしくは、早く誰かと合流しないと……なのはかフェイトと会えるのが理想なんだけど」
フェレットの姿のまま考え込んでいた時、ユーノのヒゲがぴくりと動いた。

ぞわり

殺気のこもった寒気が、ユーノの体にのしかかった。
地面に身体を伏せ、他者からの攻撃に備える。
びきびきと何かが凍りつくような音がして、ユーノは戦慄する。
魔力反応も何も無しに、目の前から人形が出現したのだ。
氷の人形だった。大きさは人間の大人ほど。
何もない空間から生まれるように、足が生え、足から胴体が生まれ、胴体から腕が生えて、3体ほどがユーノを囲む。
(傀儡兵……? いや、傀儡兵を無から生みだすことはできないし、転移魔法で飛んできた様子でもない!)
氷人形が、ユーノを叩きつぶそうと腕を振りかざす。

「チェーンバインド!」

ユーノの足元に、魔法陣が輪を描く。
翠色の鎖が何本も、人形全てに巻き付いて固く拘束。
腕に、首に、足元に巻き付いた鎖は、人形をぎりぎりと絞め上げ、ぱきんと音を立てて破壊した。
(氷にしては強度が強い……ということは、遠隔操作の魔法? どこかに操ってる敵がいる?)
しかし、周囲は深い木々で囲まれている。即座には居場所が特定できない。
ひとまず撤退しようかとも考える。
しかし、決断する間もなく人形の“再生”が始まった。
再びバインドを発動。しかし人形は拘束されながらも、今度はバインドをその手のひらでつかんだ。
「なっ……!?」
人形の腕につかまれた箇所から、バインドが凍りつき始めている。
さらに後方から、新たな氷人形が2体出現した。
退路を封鎖され、ユーノは歯噛みした。
前方からはチェーンの氷が浸食し、ユーノごと凍らせようとせまってくる。
サークルプロテクションで全面を防ぐことはできるが、ユーノ自身がその場から動けなくなる。なにより、バリアの上から氷漬けにされる危険性もあった。
攻撃用の支給品はいくつかあるが、術者の居場所が分からなければ使いようがない。
人形を破壊するだけでは、すぐ再生されてしまう。
おそらく人形と少しでも接触すれば、氷が浸食して動きを止められる。

(僕を転移させて逃げるしかないか……でも、バインドを何本も使ってる上、転移魔法の負担が大きくなってるから間に合うか分からない……)
イチかバチか。
人形に潰される方が早いか。転移が完了する方が早いか。
ユーノはバインドを解除して、魔力を集中させる。
人形の剛腕が唸る音。
間に合え。

桜色の光が、人形を貫いた。

(な……)
ユーノはその光を、奇跡のように見上げる。
まばゆい光の矢が、ユーノの後方にいた人形を貫き、そのまま貫通。
前方の人形も続けて破壊する。
(なのは……?)
桜色の光に、おなじ魔力光を持つ友達の姿が重なる。
しかし、弓矢が放たれた先にいたのは、白い服の少女ではなく、桃色のドレスを着た少女。
頭の左右でまとめられた、桃色の髪。
魔法のステッキを湾曲させたような、ファンシーなデザインの洋弓。
少女は人形の破壊を確認すると、少しだけ笑って、続け様に矢をつがえた。

まっすぐ、放つ。

閃光と共に放たれた矢は、空中で拡散した。
何十本もの矢に枝分かれし、桜色の軌跡を描く。
全ての矢が、人形に必中。
氷の体に何本も桜色の矢を突き立てられた矢は、再生にも時間を要する細かさでバラバラに破壊された。
(これは……魔法?)
氷の破片が舞い落ちた場所に、次の瞬間少女も降り立った。
その速さも、普通の人間のものとは思えない。
ユーノとディパックを、ふわりと抱え上げる。
「危なかったね。色々説明したいけど、今は逃げるよ」
少女は飛ぶように身軽に、その場から駈け去った。

「もう大丈夫だよ」
しばらく逃げると、寒気も感じられなくなった。
(あの襲撃者も、諦めたのかな?)
ともかく、ユーノは少女に命を助けられた。
あのまま少女が来なければ人形に倒されるか、転移に成功しても、この殺し合いの会場で安全な場所にとばされていた保障はない。
そう言えば、なのはとの出会いも、こんな風に命を助けてもらったことから始まったのだ。
「ありがとう……僕はユーノ・スクライア。君は?」


少女は明るい笑顔で名乗った。
「わたし、まどか。鹿目まどかっていうの。魔法少女なんだよ」


【D-8/エリア東部/深夜】

【鹿目まどか@魔法少女まどか☆マギカ】
[状態]健康、変身後
[装備]弓矢(魔法少女としての武器)、ソウルジェム(魔力微消費)
[道具]基本支給品、不明支給品1~2(未確認)
[思考]基本:魔法少女として、殺し合いを止める。
1:ユーノ君って、しゃべるし魔法を使うし、キュウベェの仲間?
2:ユーノ君を守る。
3:マミさんと合流。さやかちゃん、ほむらちゃんを保護。
※「まどかマギカ」10話、『一週目の世界』からの参戦です。
(ほむらと出会ってから、マミ死亡までの間)

【ユーノ・スクライア@魔法少女リリカルなのは】
[状態]健康、魔力を少し消費
[装備]なし
[道具]基本支給品、不明支給品1~3(確認済み、武器として使えるものはあるらしい)
[思考]基本:魔導師としてこの事件を解決する
1:君も魔導師なのか…?
2:まどかとの情報交換
3:なのは、フェイトとの合流
※無印12話、PT事件解決後からの参戦です。
※転移魔法の制限に気づきました。(魔力を大きく消費する上に、ある程度の時間がかかります。
また、移動範囲も半径百メートル以内。別の場所にいる複数人を移動させることはできません)

「何だ、あの弓矢と鎖は……?」
“仮面”をかぶった男は、仮面ごしの人工音声で疑問を口にした。
顔全体を覆う仮面の上からでも、微かに狼狽の色が読み取れる。
「ネズミ型のポケモンの技は見たことがない上に……あの矢はあの子ども固有の能力か? “呪い”の件といい、どうも未知のことが多いな。深追いをしなかったのは正解だったか」
放置されたディパック目当てで接近したものの、そばにいたオオタチ似のポケモンが、人の言葉を話していたことに驚かされた。しかし、ポケモンの口ぶりから、どうやら対主催側の者らしいと判断して始末を決断した。
そのマントの下に潜むのは、彼のポケモンであるウリムー。
それが初めから支給されていたのは、“仮面の男”の正体を隠す上で必要になるそのポケモンが、『仮面の男の(体の)一部』として見なされたからではないかと推測された。
(“仮面の男”としての力があれば力づくでの優勝は容易いと思っていたが……私の知らない能力者もいるようだし、ここは慎重に確実に始末していくのが得策だな。
何度も邪魔をしてきたブルーやシルバー、金色の瞳の小僧も来ているようだし)
そう、彼は何の迷いもなく殺し合いに乗った。
何故なら、彼はとっくの昔から、覚悟を決めていたのだから。
愛するたった一匹のポケモンの為なら、どんな悪にでもなってみせる。どんな犠牲も払ってみせる。
他のあらゆるポケモンも、人間も、その為の道具にしてみせると。
「ヒョウガ、必ず、『願い』を叶えてお前の元に帰ろう。……そしてお前の両親を救ってみせる」

【D-8/エリア西部/深夜】

【仮面の男@ポケットモンスターSPECIAL】
[状態]健康
[装備]仮面とマント、ウリムー@ポケットモンスターSPECIAL
[道具]基本支給品一式、不明支給品1~2(確認済み)
[思考]基本:優勝して『願い』を叶える。
1:あの力は何だ……?
2:参加者を狩る側に回るが、危険を冒さず確実に勝利する
※参戦時期は、少なくとも“いかりの湖”事件以降。
※ユーノ(フェレット姿)をポケモンだと思っています。

【仮面の男のウリムー@ポケットモンスターSPECIAL】
仮面の男が常にマントの下にしのばせているポケモン。
遠隔操作可能で、自動再生機能も持った氷人形を無数に生み06せる。(空気中の水分を原料にしているとのこと)。
最終戦では、氷人形を使って歴代主人公の一斉攻撃(リザードン、フシギバナ、カメックス、バクフーン、メガニウム、
オーダイル、スイクン、エンテイ、ライコウ+ピカチュウ2匹)を1匹でしのぎ、逆に圧倒した。
某掲示板の強さ議論スレで仮面の男が“チート”“神”呼ばわりされる原因をつくったポケモン。

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