4話 走る走る、約一名
「ちょ、落ち着け…まず落ち着け…」
「落ち着くのはあんたよ…」
「観念してください」
「く、くそおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
なぜこうなったのか…少し時間を戻してみてみよう。
○ ○ ○ ○ ○
「くそ…こんなふざけたもん、俺がぶち壊してやる!」
急に知らない場所に運び込まれ、その上殺し合いまで強要…丹下 真司(たんげ しんじ)は怒っていた。
彼の属性はいわゆる正義の人と言う奴だ。
「まずは、武器…か」
バックを探ると中から銃とカードゲームのデッキが出てきた。
銃はH&KPSG1…しかし彼が扱うのは難しいだろう。
もう一個のカードゲームは、デュエルマスターズのデッキだった…が。
「やり方知らないし…いいやこれ、捨てよう」
カードはすべて海に捨てられた。
ちなみにここはA-5である。
「よし、行こう…ってうお!」
バンという音で、驚いた。
その元凶となったのは……。
金谷 若葉(かねや わかば)と山崎 良美(やまざき よしみ)の二人だ。
H&KUSPを持った金谷がにやりと笑う。
そして、最初に戻る…。
○ ○ ○ ○ ○
「こうなったら…」
「やる気になりましたか…?」
「逃げるっ!」
ダッと丹下は走り出した。
金谷は当てようと撃つが、銃の経験もなく当たるはずがなかった。
「悪いわね…良美さん」
「いえ…」
「追いますか?」
「そうね……」
二人は急いで丹下を追いかけ始めた。
【一日目/朝/A-5海前】
【金谷若葉】
[状態]健康
[装備]H&KUSP9mmモデル(0/15)
[所持品]基本支給品、H&KUSP9mmモデルのマガジン(3)
[思考・行動]
基本:山崎良美と協力して優勝する。
1:先ほどの少年を追いかける。
【山崎良美】
[状態]健康
[装備]なし
[所持品]基本支給品、不明支給品(1~2)
[思考・行動]
基本:金谷若葉と協力して優勝する。
1:先ほどの少年の追尾、及び殺害。
【一日目/朝/A-5】
【丹下真司】
[状態]肉体的疲労(小)
[装備]H&KPSG1(5/5)
[所持品]基本支給品、H&KPSG1のマガジン(2)
[思考・行動]
基本:この殺し合いを止める。
1:あの二人から逃げる。
2:首輪をどうにかしたい…な。
【オリキャラ紹介】
【丹下真司】
16歳:男:スポーツマン系の体格
いわゆる「正義の人」。
しかし、熱血のあまり頭はよくない。
自分の正義のためならどんな無理な事でもやる。
【金谷若葉】
23歳:女:スタイルがいい、肌が白い
普通のOLだが、上司から嫌がらせを受けている。
そのため卑屈な考えをするようになるが、基本は明るい人。
【山崎良美】
17歳(仮):女:ロボット、実際は生産されて2年目。
実際のコードネームはα-443。
名字は作った博士から引用された。
戦闘能力は、一般人男性より少し強い程度。
最終更新:2011年05月28日 20:15