紅麗の望むもの


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紅麗。
彼は今、火竜を従わせるべく試験を行っていた。
だがしかしなかなか難しい話ではあった。
崩。彼女は心優しい火竜。残虐な性格である紅麗とは馬があわないのは無理もない。
砕羽。彼もまた優しき竜であるが故に従えないのであろう。
焔群。彼のやり方を気に入らない彼には紅麗に従うなんて論外であろう。
刹那。彼と紅麗は似た者通しであるが、元より孤独を生きる彼を従わせるのは難しい。
円。元々尊大な性格の彼を肯かせるのもまた難しい。
塁。少なからず烈火を気にいっていた彼女。その烈火を殺した紅麗を許せるとは思えない。
虚空。何をするのかわからない紅麗に自身の強大なる力を与えるのを彼は恐れていた。
裂神。その姿を紅麗はまだ見ていない。
そして。

「なんつーかあれだよな。変な感じだな。
自分を殺した奴とこんな堂々と対面するっていうのも」

烈火。かれは今紅麗と対面していた。

「烈火。正直貴様の力はいらないから下がっていろ」
「ぶっ殺すぞ!テメェ!」

まぁ紅麗の言うことには一理ある。
なぜなら烈火には普通炎術士には誰でももっている炎の「型」が存在していない。
それが意味するは、能力の全くもたないはっきりいって役立たずの竜になってしまうということ。

「まぁなんつーか、別に俺はお前の事を恨んでいるわけじゃあないんだ。
あれはただ単純に俺が油断していた訳だし。紅にはびっくりしたがな」

烈火は話し始める。

「でも力を与えるのは駄目だと思う。
俺が凄いとかそういうわけじゃない。お前は危険なんだよ。
はっきりいって怖いんだ。お前が何をしでかすか。
お前はこのゲームで何を望んでいるんだ?
お前はこれから先何をしてくんだ?
お前は今何を考えているんだ?
俺にはわかんねぇんだよ。紅麗という人物が」
「……」
「俺には目的があった。
姫を守る。
お前は認めなかったが俺はこれを貫きとおした。
ホントはこんな説教くせぇのやりたくもねぇが
ここで判断を誤ったら、意味もなく多くの人が死んでいくし、
そんなことになったら俺は一生後悔する。…まぁ一生つっても俺は生きていねぇけどな。
そんなことはどうでもいいか。
さぁ答えてくれ。紅麗。
お前は何がしたいのか。俺を満足できる答えを」
「……」
「答えがでないんだったら、一回出なおしてもいい。
でないんだったら、一生お前はどの火竜の力も手に入らない。
お前は元からつえーから無くてもやっていけそうな気もしなくもねぇがな」
「……」
「さぁどうすんだ。紅麗」
「……」

烈火の話が終わり沈黙が訪れる。
そしてその沈黙を破ったのは紅麗だった。

「…まず聞きたいのだがなぜ俺が貴様にそれを伝えなければいけないんだ」
「そっからかよ!」

烈火がずっこけた。

「ああそれは俺がこいつらの今の長、リーダーだからだ」

ぼやくように言う。
その答えに紅麗は、

「……………………」

黙ってしまった。

「お、おい紅麗」
「…まぁいい。では俺の思いとやらを言ってやろう」
「あ、ああ」
「俺の思いは、ただ一つだ。平穏に過ごしたい。それだけだ」
「……」
「そのためであるなら俺は何でもするつもりだ。
この殺し合いに乗って願いを叶えるでも、
逆に何もしないのでも、俺はしてやる」
「…そっか」

烈火は頷く。

「ただ一つ言わせてもらうと、俺は皆殺しは反対だぜ。
しかし、俺の炎は貸してやる。好きなように暴れてこいよ」
「言われなくても好きなようにするさ」

烈火の姿が消えていく。

「じゃあ、頑張れよ」

烈火が消えた。
代わりに、紅麗の腕に、「烈」の字が刻まれた。

「さて、次はどいつだ」




【1日目/早朝/紅麗の心の中】
【紅麗@烈火の炎】
[状態]全身に打撲。ところどころに火傷
[ステータス]
LV:1 HP:69/69 SP:1/91
ATK:5 DEF:3 SPD:5
[装備]腕当て
[道具]支給品一式
[所持金]0
[思考]
基本:皆殺し?
1:次の竜を従わせる
[備考]
※「烈火」が使えます(どんなものかは不明)
※心の中に入る鏡は、エリアにおいてあります(隠されし 渦越しの 聖域)
※鏡を壊されると死亡します


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