なんか、こんな状況…何て言うんだろう

2話 なんか、こんな状況…何て言うんだろう


「な、なんでこんな事になってるの…?」

E-4農園内に大江太一(おおえ たいち)はいた。
女のような顔立ちに、ボーイソプラノの声、俗に言う男の娘という奴だ。
部活が終わり家に帰ってきて疲れ眠っていたら、こんな事になっていたのだ。

「こ、怖い…誰か助けて……」

仕方なくそこら辺を歩き回ると一人見つけた。
彼は少し希望を持ち走っていく。
しかし、現実はそう甘くはなかった。

「すみません!あの、少しいいですか?」
「…………」
「あの……?」

その男は持っていた金属バットを振り上げ、振り下ろす。

「う、わあああああああああああああ!!!!」

ガン!

…………
しかし、痛みは来なかった。
目をあけると、自分の前に女の人が立っていた。
そして、意識が消えて行った。

○ ○ ○ ○ ○

「う、ん……」
「あ、起きた?」

少し時間は経ち、目が覚めた。
重い体を起こすと女の人が見えた。
その傍らにはバックが三つあった。

「私、戸田 愛(とだ あい)っていうの」
「僕は、大江太一って言います…で、あの……」
「なに?」

「なんでぼく、メイド服着てるんですか?」

「……テヘッ」
「とぼけないでください」
「………」
「……」
「…もう少し休んでた方がいいわよ」
「話聞けよ」

【一日目/朝/E-4農場近くの宿舎】
【大江太一】
[状態]健康
[装備]メイド服
[所持品]基本支給品、不明支給品(1~2)
[思考・行動]
基本:死にたくない。
1:話聞けよ
【戸田愛】
[状態]健康
[装備]木の棒
[所持品]基本支給品×2、大江太一の私服、不明支給品(0~1)、金属バット
[思考・行動]
基本:主催者の打倒。
1:♪♪♪

○ ○ ○ ○ ○

「く、そ…あの女……」

先ほど戸田愛に撃退された男、樋口 卓造(ひぐち たくぞう)。
彼は気絶して少し経ち目が覚めた。

「絶対殺す…覚えてろよ……」

【一日目/朝/E-4農場内】
【樋口卓造】
[状態]後頭部に痛み
[装備]なし
[所持品]なし
[思考・行動]
基本:優勝する。
1:さっきの女二人は殺す

【大江太一】
12歳:男:女のような外見
中学一年生、このロワでは二番目の若さ。
得に能力もない普通の人間である。

【戸田愛】
23歳:女:オレンジっぽい髪
普通の会社でOLをやっている。
しかし、彼女自体棒術を習っているので強い。

【樋口卓造】
17歳:男:黒い髪をオールバックにしている。
不良ぶっている高校生。
いまだ中二病がとれていない残念な人。

テレビ局って入ったことないんだけど 目次順 崖から落ちるってなんかロマン

START 大江太一 3人の休息+1名の受難
START 戸田愛 3人の休息+1名の受難
START 樋口卓造 3人の休息+1名の受難

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最終更新:2011年05月28日 17:35
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