38話 エピローグⅡ(御坂美琴編)
私は生還した。
大きな犠牲を払って。
「……」
いつもと街並みは変わらない。
でも、いつも隣にいるはずの相方も、自分の想い人もいない。
「何やってるんだろ…」
上条当麻の自宅前を通りかかると、白い修道服の女、インデックスに会った。
「アンタ……」
「ねぇ、短髪…………」
インデックスはこう言った――――――――――――――
「とうまは、どこ?」
その声とともに、御坂の目から透明な液体が流れた。
【御坂美琴編 NOMAL END】
最終更新:2011年04月29日 23:21