最強?最凶?最狂?最恐?最杏?


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「なんなのよ。もう…」
「大丈夫。ユコがいざとなれば守るから」

二人の少女は藤林杏と片木右子。
二人はある人を探してうろうろしていた。
一方は自身が恋する男。一方は大好きな姉。
しかし二人ともあまり精神状態は良好ではなかった。
杏は朋也が死んだら?とかあたしが死んだら椋達はどうするのよ。とかを考え出し、
ユコは、始めに先生が死んだ。そしてあんな風にサコがなったら?という具合だ。
一応ユコは金髪ツインテールの少女とは異なり自我崩壊とまではいっていない様子だが。
それも時間の問題かもしれない。

 ◇

「見~つけた」

そんな二人の前に男が現れた。
手には禍々しい三つ又の矛を持っている。
男の名前は不明。強いて言うならジョーカーという呼び名がある。

「ふふん。お譲ちゃん達。悪いけど紅麗さんのために死んでもらうで
そんじゃ、プレゼント。フォーユーや。」

そんな物騒なことをいうと、彼女らに近づき、矛を構える。

「重力結界+。」
「―――!身体がっ!」

杏がそう叫ぶが身体が自由に動かない。
その理由は、技名通りだが重力が異様に重くなった。
彼の武器「帝釈廻天」の特性である。

よって彼女たちの身体が動かない。

「じゃあな」

ジョーカーのは発した言葉は、普段の性格とは似合わない冷たい言葉だった。
しかし彼女らも黙って殺されることはしない。
反撃を開始する。

「光よ!堕ちろっ!」

ユコが叫ぶ。
ジョーカーの周りに光の球ができ、ジョーカーに迫っていく。
そしてジョーカーはモロにくらってしまった

「うおおお!譲ちゃん危ないやっちゃなぁ」

ジョーカーは彼女たちから離れた。
よって重力結界の範囲から出ることになる。
しかし、ユコは攻撃の手を緩めない。

「柔らかくしちゃえ!」「弱くしちゃおう!」
「うぐぐぅ」

相手弱体化の魔法をどんどん使っていく。
ジョーカーは目に見えてどんどん弱くなっていった。
一方杏は蚊帳の外といった感じになってしまった。
彼女は別に魔法の類は使えない。

というよりたった今初めて見たばかりだった。
杏はただ呆然と見守るしかできなかった。
そんな杏を見て、ユコは

「杏さん!ここから離れて!
こいつはユコがなんとかするから」

それは本来、怠惰をモットーとした彼女には似つかわしくない言葉だった。
―――しかしそれは少し前の話。
今のユコは克服…というよりは成長していた。
地獄にそびえる塔により。とある先生によって。変わっていた。
そのユコの言葉に杏は異論を唱えることはできなかった。
ここにいても杏は何もできないのだから。
逃げるしか、選択肢はなかった。

「……ごめん。ユコ」

そういって彼女は走った。

何もできない自分の無力さを噛みしめながら。

 ◇

杏が見えなくなったころ、ジョーカーが口を開く。

「…はぁ~。なんや自分、随分と悪もんやなぁ」
「当たり前だよ。殺そうとしたんだから」
「まぁ。そのとおりやな」

今や瀕死のジョーカー。なのに暢気な口調で言う。

「もういい?杏さんを追いかけなきゃいけないんだけど」
「それは無理や。今からワレは自分と一緒に死ぬんやから」
「……はい?」

この状況でどうやって殺すのだろうとユコは本気で疑問そうだった。
しかしジョーカーはそれを無視して話を続けた。

「なぁ。ワレはブラックホールの作り方を知っとるか?まず重力に重力を加える」

言葉と同時に重力操作を始める。
ユコは今まで以上の重力に身動きが取れなかった。

「そしてメチャメチャな重力場によって空間を歪ませる」

言葉通りどんどん空間が歪んでいく。

「ここで時空間が発生したら成功や」

空間が割れた。そこから黒く、時折文字が流れる空間が現れた。

「――――まさか!」
「そう。そのまさかや」

そのまさかとは。2人もろともブラックホールに取り込むということだった。

「―――いやっ!サコ!先生!」
「悪いけどワレと自分はゲームオーバーや」

そして2人は飲み込まれていった。

そこには、ブラックホールを閉じた、帝釈廻天が遺された。

 ◇

『―――いやっ!サコ!先生!』

そんな声が聞こえた。
幻聴だと思いたかった。
だけど違った。
しばらくして幻聴が気になったので
さっきの場所に戻ってみると、
さっきの男が持っていた三つ又の矛があるだけだった。

「―――うそよ!そんなっ…。ユコが…………死んだ?」

嘘だと思いたい。
だけどこの光景は何を表わしているのよ。
じゃあそれ以外何があるのよ。
ユコとさっきの男が死んだ以外にどんな事実があるのよ!
――――やめた。そう、ユコたちは死んでしまった。
それは変わらない事実になってしまった。
だけど乗り越えなきゃ。
そうでなければ、このゲームはやっていられないのよ。
よく分かった。
それは今回のことを通じてよく分かった。
殺し合いには乗るつもりはない。
だけど襲ってくるやつには容赦しない。

あと主催者も倒す。
あたしは別に聖人でもなきゃ、君子でもない。
自分の気持ちを押し殺すなんていつも日常的にやっていたこと。
………そうだ。朋也に会ったら告白しよう。
これ以上気持ちを殺したところで意味なんか無いんだから。
椋や渚たちには悪いけど、あたしも心残しはしたくない。
どうせ死ぬならきれいに死にたい。
もちろん死なないことにこしたことはないけど
あたしは、三つ又の矛を持つ。

「―――なるほど。操作は意外と簡単そうね」

なんか今のあたし、壊れてるな。
よく分かる。
だけど止められない。
ああ。そうだ。最後にお別れを言わなきゃ。

「ユコ、守ってくれてありがとう。そしてさようなら」

あたしはマク・アヌを目指す。



【ユコ@クリミナルガールズ:ログアウト(死亡)】
【ジョーカー@烈火の炎:ログアウト(死亡)】
【残り35人】


【1日目/深夜/選ばれし 渦越しの 碧野】
【藤林杏@CLANNAD】
[状態]健康、精神疲労(中)
[ステータス]
LV:1 HP:72/72 SP:30/32
ATK:15 DEF:12 SPD:6
[装備]辞書色々、帝釈廻天
[道具]支給品一式、
[所持金]0
[思考]
基本:主催者を倒す
1:朋也と合流。陽平と智代もついでに探す。
[備考]
※草野球編(ゲーム版)の後からの参戦です
※帝釈廻天の使い方はなんとなく分かってます
※無能力者扱いです


※選ばれし 渦越しの 碧野
推奨LV:31 水属性

※選ばれし 絶望の 碧野
推奨LV:48 水属性


数字の世界 投下順 劣火の炎
GAME START ユコ GAME OVER
GAME START ジョーカー GAME OVER
GAME START 藤林杏 堕ちていくのは…
ツールボックス

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