頭上注意!


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6:頭上注意!

窓ガラスが割れ瓦礫が散乱する、廃墟の商店街跡の道路を歩くのは、
濃淡の紫色の人狼シュワルツ。手には旧式の短機関銃ベルグマンMP18を持っている。

「殺し合いねー…それはともかく…可愛い女の子、いないかな」

シュワルツにとって当面の基本行動方針は、可愛い女の子を見付け出し、
性的な遊びをさせて貰う事である。殺し合いに乗るかどうかはまだ明瞭では無い。

「…廃墟ばっかだな…」

錆びた廃車を横目で見ながらシュワルツが言う。

「ん…」

書店の跡と思しき廃屋の方に視線を向けた時、
入口付近に瓦礫や扉の残骸に混じり朽ちた本の山がある事にシュワルツが気付いた。
何気無く近付いてその本の残骸を調べると、成人向けの漫画のなれの果てだった。
色褪せ、水分を吸って滅茶苦茶だがまだ読める状態の物も多い。

「……お、良いなこれ」

好みの絵柄の漫画を見付け拾い上げようとした。

ガンッ

シュワルツは脳天に何か重たい物がぶつかるのを感じ、その意識は消失した。

書店跡の奥から一人の狐獣人の少年が現れる。少年と言うより青年といった風貌だが。
木目調の古いブラウン管テレビに頭を潰された紫色の人狼の死体を見て、吐き気を催す。
書店の二階部分から人狼の脳天目掛け落としたのは、この青年だった。

「…やっちゃったよ…俺…殺しちゃったよ……でも……」

これは仕方無いのだと狐青年、宮村学は自分に言い聞かせる。
生きて帰るにはこの殺し合いで優勝するしかないと学は考えていた。
しかし自分の支給品は鍋の蓋と馬のペ○スを模したデ○ルドの二つ。どう考えても殺し合いで役立つ物では無い。
――馬のペ○ス型デ○ルドは少し試してみたいという気持ちはあったが。

「…銃…」

人狼の右手付近に落ちている木製ストックの短機関銃に学は目をやる。
自分の支給品と比較するまでも無い上等な武器。

「……」

恐る恐る、短機関銃ベルグマンMP18に手を伸ばす。
そして、後数センチ、の所まで手が届いた時。

「……おイ、何だヨてめぇは」
「――――!!」

テレビの下、人狼の頭部の辺りから声が聞こえた。怒りが籠っている。
周りに人などいない。今の声は紛れも無く――――。

「死んじマえ!!」

ダダダダダダダッ!!

銃声が轟き、学の身体に数個の穴が空き鮮血が噴き出しアスファルトに飛び散った。
地面へと倒れゆく中、激痛と共に学が最期に見た光景は頭上の綺麗な青空であった。
狐青年が路上に倒れしばらく痙攣した後静止する。そしてブラウン管テレビをどけ、
濃淡の紫色の人狼、シュワルツが出血する頭部を押さえながらフラフラと立ち上がった。

「いってぇ……この野郎ォ……俺を殺そうとするなんざ甘いんだよ。
痛っ……どっかで止血できる奴探した方が良いなこれは……女の子捜しはその後だ…」

応急手当出来る物を探すため、シュワルツはベルグマンMP18と自分のデイパックを携えその場を後にした。


【♂15番:宮村学  死亡】
【残り28人】


【早朝/C-4廃商店街】
【♂09番:シュワルツ】
[状態]頭部打撲及び出血
[装備]ベルグマンMP18(13/20)
[持物]基本支給品一式、ベルグマンMP18予備マガジン(3)
[思考・行動]
0:女の子を捜してセクロス。殺し合い? どうしようかね。襲われたら戦うつもりだが。
1:頭の傷の手当。
[備考]
※特に無し。


※C-4廃商店街路上に宮村学の死体及び所持品が放置されています。



【ベルグマンMP18】
第一次世界大戦末期に帝政ドイツ軍が採用した世界初の短機関銃。
9㎜×19パラベラム弾を使用。

【鍋の蓋】
アルミ製鍋の蓋。盾の代わりに使えるかもしれないが材質が強くないので頼り無い。

【馬のペ○ス型デ○ルド】
読んで字の如く。上級者向け。

【名前】シュワルツ
【性別】♂
【年齢】25歳
【職業】不明
【身体的特徴】濃淡の紫色の毛皮を持つ人狼
【性格】快楽主義
【備考】人間の女の子好きのエロワーウルフ

【名前】宮村学(みやむら まなぶ)
【性別】男
【年齢】18歳
【職業】高校三年生
【身体的特徴】黄色い狐の獣人。そこそこ引き締まった身体
【性格】内気
【備考】エロゲオタク。だが彼女はおり、交わりもきちんと行っている。が、色んな女と肉体関係を持ちたい願望がある不届き者


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