「ちょっ、誰かいねえのか!このままだとマジでやばい。早くパートナーを見つけなきゃ」
俺はパートナーを求め奔走する。
俺は桜庭音操。つい昨日まで「死神のゲーム」をやっていたはずだ。
なのになぜこんなことをしているんだ。
俺はまだ生き返っていないはずだ。
なぜ俺は「死神のゲーム」をやっていないんだ。
シキを生き返らすためにも。
ヨシュアにあやまるためにも。
俺は「死神のゲーム」をやり続けなければいけないんだ。
なのになんでこんなことになっているんだよ…。
そして、まずなんでシキがここにいるんだ!!
しかもここはRGじゃないのに!殺し合いなんかやっているのに…。
でもやっぱり何をするにしてもパートナーがいなきゃ話にならないぞ。
クソッ。誰かいないのか!
◇
やばい。
死にそうだ。
目に映るはモンスター。
結局探し探しきれなかった。
俺はここで終わるのか。
ヨシュアは。
シキは。
どうすんだ。
俺は死んでしまうのか。
俺はここで終われないのに。
ロクな抵抗もできずに。
あっさりと。
俺は…。
「おいおい少年。諦めるには少々早すぎるんじゃあねえのかい」
と。
人が。
赤い人。
赤い人が。
俺の眼前に。
颯爽と現れた。
何者なんだ。
この人は。
どこに。
いた。
あ。
「あんた、俺と誓約してくれないか」
口調は普段と変わらないが、内心はドキドキしっぱなしだ。
これだけで伝わったかな?
「あ?まぁちょっと待ってろ。こいつ瞬殺してくるから」
そう言うと。
彼女は本当に一瞬で片づけた。
「んで。何?誓約って。何すりゃいいんだ」
「別に俺とパートナー組んでいいと思えばいいです」
「一応聞くけど、殺し合いする気は?」
「ない」
「そうか。ならばその依頼、この哀川潤が請け負うよ」
◇
「俺はネクだ。助かったよ。哀川さん」
「あたしの事は名字で呼ぶな。名字で呼ぶのは敵だけだ。ってこのやり取りはどこにいってもやるんだな」
「何のことだ」
「ほぅ。さっきまで死にかけだった奴があたしにため口とは。なかなか」
「あ…。いえ。すいませんでした」
この人を怒らせるとはっきり言って後が…やめよう。気分が悪くなるだけだ。
「それでネク?たんはいーたんだし、ちゃんは姉ちゃんになるし、りん…駄目だなぁ」
「い、いえ、ネクでいいですよ」
「じゃあネク。まぁあたしもこだわりがあるわけじゃねぇしな」
なら始めからやるなよ。とは死んでも言えない。…殺されたけど。
「それで、さっきパァァって回復してたのは何?」
「あれは、バッチを使ったサイキックですよ。この缶柄の奴を使いました」
おかげで大分SP減ったけどな。
「ふぅん。まだなんかあんの?」
「バッチのほとんど盗られたので、あと5個ぐらい使えますね」
「へぇ。まぁじゃあ頼りにしてるぜ」
「俺の方こそ。それで今までどこにいたんですか。一周はしたんですけど」
「あたしは下の方で雑魚どもを蹴散らしてたぜ」
そういえば、最下層まではいってなかったかな。
流石にいないだろうと思ったんだけど。クソッ。行けばよかった。
「全くあたしを無能力者なんぞにするから悪ぃんだ。
ったく。ここの敵はもう楽勝だな。よし次行くか」
「え!?あ、ああはい。行きましょう」
運がいいことに頼りになる人がパートナーになってくれた。
待ってろよ。シキにヨシュア。さっさと、生き返らせてやる!!
【1日目/深夜/隠されし 渦越しの 虚無】
【桜庭音操@すばらしきこの世界】
[状態]健康
[ステータス]
LV:1 HP:70/70 SP:50/100
ATK:3 DEF:3 SPD:5
[装備]初心者用バッチセット(炎、剣、弾、缶、念、雷)
[道具]支給品一式
[所持金]0
[思考]
基本:生き残り、シキたちを救う
1:潤さんと行動
[備考]
※ヨシュア編七日目後~ビイト編1日目の前からの参加です
※缶はその時のSPの半分を払えば使える
※哀川潤がパートナーです。
※能力者扱いです
【哀川潤@戯言シリーズ】
[状態]健康
[ステータス]
LV:25 HP:589/602 SP:40/40
ATK:50 DEF:41 SPD:32
[装備]スタンガン
[道具]支給品一式
[所持金]2798
[思考]
基本:主催者を倒す。
1:ネクと行動
2:次に行こう
[備考]
※ネコソギラジカルで想影真心と戦った少し後からの参加です
※無能力者扱いです
※隠されし 渦越しの 虚無
推奨LV:20 地属性
最終更新:2011年04月29日 10:56