戯言遣いの退屈

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君は何もしなくていい。

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ぼくは、目の前の鬱陶しいモンスターを殴った。
消えた。お金が落ちた。どうやら倒せたようだ。
別にだからどうということはない。ただの結果報告。
はぁ。それにしてもメンドいことになったなぁ。つーかここはほんとにゲームの中なのか?
やけにリアルだったなぁ。さっきの2人の死。
まぁ戯言だけどね。
さてどうしようかな。一旦マク・アヌとかいう場所に行ってみてもいいけど、
お金が全然ない僕が行ったって、どうすることもできないだろう。1時間の安全は確保できるらしいけど。
それに、一回あの地下に行ってみようかな。と思ってる。暇だし。
よし。行ってみるか。


あれやこれやと結構な数のモンスターを倒しながら進んで今は多分最下層ぐらい。
というよりこれ以上下に行きたくなかったのでそういうことにしよう。

まぁなんだ。結論から言うと、女の子がいた。
白い少女、銀だったかもしれないけどそんなことはどっちでもいい。
その少女は変な物体から逃げていた。あきらかに分かる。逃げてるって。
なんか白い石みたいで赤い十字架のような物を持った人型人形から。
う~ん。どうしようかな。あの2人?達は別に参加者じゃなさそうだしな。
追わなくてもよさそうだけど。やっぱり気にはなるし追ってみるか。


追ってみた。
どこにもいなかった。
………………………。
まぁいいか。別にこれが生死にかかわる訳でもないだろう。
結果的にはまだ下があったのでそこも降りてみたが、そこにもいなかったのでこれ以上は無駄だろう。
そういうわけで、今来た道を戻ろう。…めんどいな。
しっかし何だったんだろうな?これもぼくの知ったこっちゃないけど。
一度正義の味方にこそなったが、さすがにゲームの中でまでそんなことをするつもりはない。
やりたい人が勝手にやっておけばいい。
つーかぶっちゃけ哀川さんがいるから何とかなる。と無責任な責任を哀川さんには預けているから、
よっぽどのことが無い限りこの物語で出番はそうないだろう。
というより、別に友もいないわけだし、そこまでやる気は出ない。
あー。でも真心がいるか。でもまぁあいつは…大丈夫だろう。
これもまた無責任な言い分だけどね。
あと人間失格くんは知らない。まぁ上手くやるんじゃない。あいつの事だし。

そういうことで、ぼくはでしゃばるつもりはさらさらない。流石にこれはぼくのせいじゃなさそうだしね。
つーわけでぶらぶらでもしておくか。
それに退屈は嫌いじゃないしね。
――さてと、この鬱陶しいのでも倒しておくか。



【1日目/深夜/萌え立つ 渦越しの 碧野】
【戯言遣い@戯言シリーズ】
[状態]健康
[ステータス]
LV:3 HP:94/111 SP:30/30
ATK:18 DEF:30 SPD:7
[装備]
[道具]支給品一式
[所持金]309
[思考]
基本:何もしない
1:ぶらぶらするか
2:何だったんだろうな。あれは
[備考]
※ネコソギラジカルで西東天と決着をつけた後から
※無能力者扱いです



※萌え立つ 渦越しの 碧野
推奨LV 1 草属性

剣帝VS魔法教師 投下順 うえきの最後の法則
GAME START 戯言遣い サムデイ

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最終更新:2011年04月29日 10:56
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