4:ヤって殺られて
崖。断崖絶壁の崖がある。下は海だが浅瀬のようでごつごつとした岩が波間から幾つも見える。
落ちれば死は免れないだろう。そんな危険な場所の上で、身体を交えている獣人の青年と明るい茶色セミロングの少女がいた。
四つん這いになった全裸の少女の腰を掴み、白い毛皮の細身の虎獣人青年が舌と涎を垂らしながら腰を激しく打ち付ける。
少女は草を両手で掴みながら、目を閉じ喘ぎ声を発する。豊満な乳房が腰を打ち付けられる度、
淫らに揺れ動いていた。そして、白虎獣人が一際強く腰を押し付け、二人は昇天した。
「はぁ…はぁ…はぁ…ああ…気持ち良い~」
「ふぅ、ふぅ、ふぅ…こんなに出したのは、久し振りだ…」
全裸の少女、セレーナ・ライプニッツは汗ばんだ身体を雑草の上に横たえる。
白虎青年、伊達伸也も女座りになりいわゆる賢者タイムになっていた。
(…相手は消耗してる…今ならヤれ、いや、殺れる?)
セレーナの表情が一瞬で鋭いものに変わる。伸也からは見えていない。
近くに脱ぎ捨てた自分の衣服の所に置いてある、回転式拳銃タウルスジャッジM4510を手に取る。
(ふふふ、ごめんなさいね伊達伸也さん、でも死ぬ前に気持ち良くさせてあげたんだから、感謝してね――――!)
振り向きざまに、ジャッジを発砲しようとセレーナが行動を起こした。
「残念」
「うぐっ! …う゛」
腹の辺りに激痛を感じるセレーナ。下を見ると、白い毛皮の手に握られた物が、
セレーナの腹を深く突き刺していた。千枚通し。刺された部分から赤い血が溢れ、
セレーナの透き通る美しい肌を赤く染める。
「ゴフッ……」
「賢者タイムを狙って俺を殺そうとしたんだろ? だが残念だったな。
そういう考えは君だけじゃ無いのさ……甘い、甘いな、君の愛液よりも甘い」
「現実は、苦いね…伸也君の精液より苦いね…何言ってるんだろ私…痛い…ゲフッ……。
…寒い…ああ、死ぬのね、私……ぎゃう゛っ!!」
伸也が千枚通しを一度引き抜き別の場所に思い切り突き刺した。
「いだ、い゛っ…! お、に…! あ、あ゛ア、ァ……ガハッ……」
「君が死ぬ前に、もう一度ヤらせて貰う…俺がイく時、君は逝く」
「上手くない、から……好きに、しなよ…どうせなら、気持ち良いまま……死にたい、から」
吐血し、刺された腹から血が溢れ出す有様のセレーナを、伸也は正常位で味わい始めた。
そして、伸也がセレーナの中で二回目の絶頂を迎えた時、セレーナは二つの意味で昇天した。
「ふぃ~……気持ち良かったよセレーナちゃん……君とはこんな殺し合いじゃなくて、
別の場所で会いたかったな」
セレーナの持っていたタウルスジャッジM4510回転式拳銃と予備弾、双眼鏡を回収する伸也。
伸也自身の支給品は先程セレーナに致命傷を与えるのに使用した千枚通しのみ。
銃はともかく、双眼鏡は安物のようで余り精度が良く無く役に立つかどうか不明瞭だが、持っていれば何かの役には立つかもしれない。
セレーナの服で己の息子の後始末をし、脱ぎ捨ててあった自分の衣服を着ると、伸也はその場を後にした。
【♀09番:セレーナ・ライプニッツ 死亡】
【残り29人】
【早朝/A-4崖上】
【♂10番:伊達伸也】
[状態]健康
[装備]タウルスジャッジM4510(5/5)
[持物]基本支給品一式、.410boreショットシェル(10)、千枚通し、双眼鏡
[思考・行動]
0:殺し合いに乗る。優勝を目指す。セックスもするぞ出来ればな。
[備考]
※特に無し。
※A-4崖の上にセレーナ・ライプニッツの死体及びデイパック(基本支給品一式)が放置されています。
【タウルスジャッジM4510】
ブラジルのタウルス社製の散弾を使用する回転式拳銃。
【千枚通し】
手を使って小さな穴をあけるための文房具。
【双眼鏡】
望遠鏡の一種で、二つのレンズから遠方の物を両目で拡大して見るための光学器械。
本ロワの物は安物らしく余り精度が良く無い。
【名前】伊達伸也(だて しんや)
【性別】男
【年齢】21歳
【職業】スポーツ用品店店員
【身体的特徴】細身の白虎獣人。美形
【性格】物腰は柔らかいが自分の安全のためなら冷徹になれる
【備考】行為の際は攻め手に回る事がほとんど。受けになる事はまず無い
【名前】セレーナ・ライプニッツ
【性別】女
【年齢】17歳
【職業】花屋の娘
【身体的特徴】明るい茶髪セミロング美乳少女
【性格】明るい、そしてビッチ
【備考】花言葉を良く知っているビッチ町娘。盗賊のアジトに全裸で赴き進んで輪姦されると言う猛者
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伊達伸也 |
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セレーナ・ライプニッツ |
死亡 |
最終更新:2011年04月24日 02:25