残-ZAN-


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42:残-ZAN-

生き残りは今ここにいる三人だけ。
放送で知らされた事実に、浅井政喜、額賀甲子太郎、浅井きららの三人は愕然とした。
首輪を解除するべく機械知識のある者を捜していたがそれはもう不可能となった。
つまり、この殺し合いから脱出する道は完全に絶たれた。

「……」
「……」
「……」

三人の間に沈黙ばかりが流れる。
無理も無い、ここで誰かが二人を殺せば、その者は優勝となるのだ。

「……額賀さん」
「…!」
「き、きらら!?」

そして動いたのはきらら。持っていたCz75拳銃を甲子太郎に向けて構えた。

「…それが君の選んだ道かね、きらら君」
「…ごめんなさい」
「待っ……!」

ダァン! ダァン!!

きららが引き金を二回引くと、二発の9㎜パラベラム弾が甲子太郎の胸と頭に命中し、
甲子太郎は仰向けに倒れ呆気無く事切れた。

「きららっ…そんな、嘘だろ!?」

自分達を殺して自分が優勝する気なのか――濃淡の灰色の毛皮の狼、政喜はきららに絶望の眼差しを向ける。
そしてきららが政喜の方に向き直る。政喜は涙を流しながら覚悟を決めた。だが。

「政喜…もっと、いっぱいあなたとエッチしたかったけど…無理っぽいね」
「……」
「……じゃあね」
「!!」

政喜が固く目を閉じる。


ダァン!!


一発の銃声が響いた。

だが、政喜は何とも無かった。政喜は恐る恐る目を開いた。

「……あ」

金髪の美女が、首の辺りから血を流して地面に倒れていた。

「……え? きらら? え? あ?」

狼は金髪の美女の死体に近付く。首に穴が空いており僅かに周囲の皮膚が焦げ、頭頂部にも穴が空き、
血と脳漿が溢れ出していた。しかし死に顔は穏やかに見えた。

「……アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」

全てを理解した魔狼の、絶叫が木霊する。

「ああああああぁぁぁあああぁああああぁあーーーーーー!!!!」

大粒の涙を流し、前脚で頭を抱え、ただひたすらに、狼は悲鳴を上げ続けた。


「ああぁぁあぁぁああ………!! ああぁああああぁあああああああああ………!!」



【額賀甲子太郎  死亡】
【浅井きらら  死亡】
【残り1人】



【浅井政喜  優勝  以上本部選手確認モニタより】



第二回放送(俺オリロワ2nd) 時系列順 生きた意味刻んでも虚しき華と知る
第二回放送(俺オリロワ2nd) 投下順 生きた意味刻んでも虚しき華と知る
終列車 浅井政喜 生きた意味刻んでも虚しき華と知る
終列車 額賀甲子太郎 死亡
終列車 浅井きらら 死亡
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