死者の眠りは妨げない事


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11:死者の眠りは妨げない事

ダァン! ダァン!

墓石の陰から、ピンク髪のポニーテールの少女、西田孝世は、
10㎜オート弾を使用する自動拳銃グロック20を目標に向けて発砲する。
しかし反動が強く、更に孝世自身が銃を上手く扱えないため目標には当たらない。

ドンッ! ドンッ!

それは孝世の目標――別の墓石に隠れながら孝世に向け、
手にした回転式拳銃コルトパイソンを孝世に向けて発砲する兎獣人の少女、
月宮奈緒子にとってもそうだったが。

かれこれ撃ち合いが十数分続き膠着状態に陥っていた。

(これ以上撃ち合い続けてたら弾無くなっちゃう……)
(ここで全弾使い切ったら馬鹿過ぎるよね、何とかしないと)

孝世も奈緒子も、心配するのは手持ちの銃の残弾。
ここで浪費するとこれから先苦戦してしまう事になるのは明白だった。
しかし逃走しようにも、そうすれば相手が追撃してくる可能性は大きい。逃げるに逃げられない。

「…あ、そう言えば私、他にも何か支給されていたような……」

奈緒子が自分のデイパックを奥の奥まで探る。

「……」

そしてある物が出てきた。
説明書を軽く読み、それが何なのかを理解すると、奈緒子はそれの安全ピンを引き抜き、
孝世が隠れている墓石付近に思い切り投げ付けた。

「? 何――――」

孝世が何を投擲されたのか思考しようとしたその瞬間。
小さな爆発と共に火炎が周囲に広がり、灼熱が孝世を襲った。

「ひっ、きゃああぁああぁ!? あ、熱い! 熱っ、ああああ!!」

服や髪に火が燃え移り、必死に消そうとする孝世だったがもがけばもがくほど火は身体に広がり、
容赦無く孝世の美しい肌を焦がし、形容し難い苦痛を彼女に与える。

「あ゛あぁアア゛ッ、アア、熱い! 熱いよ、助けデ!! やだ! タスケ、テ」

ドンッ!!

一発の銃弾が、孝世の心臓を貫き、彼女を業火の苦しみから救うと同時に、彼女を永遠の眠りにつかせた。
奈緒子が投擲した焼夷手榴弾は、孝世の身体、武装、所持品、隠れていた墓石周辺を焼く。

「ゼェゼェ……勝った……でも、相手の銃も燃えちゃったな…これじゃ……」

出来ればこれから先のために相手の拳銃を奪っておきたかった所だが、
火の勢いが激しくとても無理だった。恐らく拳銃も燃えて使えなくなっているだろう。
しかし、どうにか膠着状態から脱し危機から逃れられたのは良かった。

「…離れよう…」

煙が上がり、他の参加者が集まってくるかもしれない。
早々にここから移動した方が良いと、奈緒子は墓場の出口に向かった。


【西田孝世  死亡】
【残り37人】


【早朝/B-7墓場】
【月宮奈緒子】
[状態]良好
[服装]高校制服
[装備]コルトパイソン(0/6)
[持物]基本支給品一式、.357マグナム弾(18)、焼夷手榴弾(2)
[思考]
1:殺し合いに乗る。優勝を目指す。
2:墓場から離れる。
[備考]
※特に無し。


※西田孝世の死体及び所持品は炎上しています。


≪オリキャラ紹介≫
【西田孝世(にしだ たかよ)】
18歳の人間の少女。ピンク色ポニーテール巨乳。特に何の変哲も無い、至って普通の少女。
強いて上げるとすれば普段明るく振舞っているが神経質な面があり、異常状況下では、
心のバランスを失いがちになる事。裁縫、サイクリングが趣味。

【月宮奈緒子(つきみや なおこ)】
17歳の兎獣人の少女。やや紫がかった白の毛皮で爆乳。運動神経抜群で陸上部所属。
音楽鑑賞が趣味で登下校中や休み時間、家や休日ではもっぱら音楽を聴いている。
最近性に目覚め、セルフク○ニにチャレンジしているとかいないとか。


老いてなお 時系列順 叶うならば
老いてなお 投下順 叶うならば
GAME START 西田孝世 死亡
GAME START 月宮奈緒子 かる~くバトルinドラゴンと兎
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