オープニング 鬼の宴


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「…さん…兄さん…兄さん起きてください!」
「ん…仲根か」
聞き覚えのある声に起こされ、俺の目に最初に入ってきたのは、火星人みてえな仲根の顔だった。
「なあ、仲根…ここどこだ?」
「さあ…俺にも何がなんだか…」
俺と仲根がいたのは窓の無い、蛍光灯がいくつかあるだけの広く薄暗い部屋だった。
いや、俺と仲根だけじゃない。そこには俺たち以外にも多くの人間が集められていた。ざっと30人。
蛇柄のジャケットを着た目付きの悪い男、スーツのサラリーマン、顔だけヒーローのヘルメットを被ったTシャツのコスプレ野郎、
まだ高校生と思われる数人の女子、さらには、子供の頃見たジャイアントロボみてえな顔の大男までいた。
そこにいる全員が、なぜ自分がここに居るのか理解していないようだった。
そしてあいつらにも、俺たちにも共通している事がもうひとつあった。それは…
全員が金属製の首輪を嵌めている事。
「フフフ…どうやら全員お目覚めのようだな」
俺の混乱が頂点に達しようとした時、頑丈そうな扉が開き、一人の男が現れた。
「な…なんだアイツ?」
腰に申し訳程度に布を巻いた、ほとんど全裸の男の格好に、俺もほかの連中も困惑する。
だが、それ以上に目を惹いたのは、男の頭に生えていた二本の角だった。

鬼。

俺の頭に真っ先に浮かんだのはその言葉だった。
「さて、早速だがおめー達にはこれから…うっ!?」
突然、鬼の様子が一変した。さっきまでの威圧感が消え去り、いきなり膝をついたかと思うと…
「オゲゲーーーーーーッ!!」

嘔吐した。

「閣下!しっかりして下さい閣下!!」
さっきの扉から、今度は医者の格好をした鬼と、二人の大きな鬼が現れた。
そいつらは閣下と呼ばれた鬼を担架に乗せて、扉の向こうに消えてしまった。


あの鬼は一体何しに出てきたんだ?
俺が…いや、恐らくその場の全員が同じ疑問を抱いていると、再び扉が開かれ
さっきの医者の格好をした鬼が出てきた。
「えー…ちょっとしたアクシデントがあったが、黙ってこれからする話を聞いてほしい。
 お前たちにはこれから殺し合いをしてもらう。」


ざわ…ざわ…

さっきまでギャグ漫画みてえな展開が繰り広げられていたと思ったら、今度は殺し合いだって?
あまりに理解不能な展開に、俺が抗議しようとした時、後ろからやかましい声が響いた。
「うるせー!何が殺し合いだ!ふざけんじゃねー鬼野郎!鬼のボスを出しやがれ!今ここで俺がぶっ殺してやる!」
そう叫んだのは、団子みてえな髪型の全裸のガキだった。恐らく10歳かそこらだろう。
そのガキに影響されてか、またひとつ抗議の声があがった。
「いや、人間のガキの出る幕じゃねー!ワシはな、前々からおめーらエリート鬼族が気に食わなかったんだよ!
 キジ捜索の次は人間と殺し合えだと!?田舎モンだと思ってワシらを甘く見やがって!」
今度の抗議の主は、2mはゆうに超えているであろう、鎧兜の大男だった。
ガキを「人間」と呼んだ事や、話の内容から考えるとコイツも鬼なのかも知れない。

「…ちょうどいい。身の程知らずの田舎モンには見せしめになってもらおう。」
突然、医者が訳のわからない事を言い出した。
「?おめー何を言って…」
「いいか、間違っても首輪は外さないように!無理に力を入れたり、我々に逆らったりすると爆発するからな…こんな風に!」
医者が手に持ったボタンを押すと、大男の首輪が機械音を発しながら光り始めた。
そして数秒後…大男の首で小さく爆発が起こり、首が胴体から転がり落ちた。
それが意味するのは…いや、考えるまでもないだろう。

「うわあああああ!?」
「何なんだよ一体!?」
その場の人間たちからざわめきが起こるが、医者は構わず続ける。

「見ての通り。逆らう者はこうなる。ただし、無事最後まで生き残れば、どんな願いも叶えてやろう…では諸君らの健闘を祈る!」
そう言うと、医者は部屋の隅に設置してある変な機械のレバーを引いた。
次の瞬間、部屋全体が光に包まれた。
そして光が収まると、「参加者」たちは一人残らず部屋から消えていた。

【昆虫鬼ファーブル@つっぱり桃太郎】 死亡確認

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